2008年10月05日
【J1】首位戦線異状有り!
群雄割拠・混迷の続く2008Jリーグも残すところ6試合。名門の苦戦、主役に躍り出た地方クラブ、ACLとの並行に苦しむも底力を見せ続ける王者達、そんな中つい数週間前まで5つのクラブが抜け出した感があった。 工業都市。変わらない不変のブラジルスタイル・鹿島アントラーズ。 衛星都市。ドイツ路線と盾の紋と共にビッククラブへ・浦和レッズ。 衛星都市。J2発。大きな可能性で飛躍し続ける・川崎フロンターレ。 大都市部。妖精の帰還と続欧州スタイル・名古屋グランパス。 地方都市。J2発。若手の力が溢れるJ1の南端・大分トリニータ。 しかし、ここに来て2つの勢力が首位戦線に追い付いたようだ。 首都。J2発。全てがあり全てが無い…添えれる彩を紡ぐ・FC東京。 大都市部。J随一の中盤と鋭い攻撃性を誇る・ガンバ大阪。 である。 (※ガンバ大阪の本拠地の機能を考えると衛星都市とも言える。蹴導の感覚では、衛星都市(住宅都市・ベッドタウン)>首都・大都市部>地方の都・工業都市>地方都市・環境都市の順でビッグクラブになりやすくまた上位に行きやすいと感じている。)
Jリーグ28節は、大量得点と譲らずのドローの試合が多くを占めた。ただ基本的に大量得点・大量失点のクラブに大きな差は無いと思っている。すべてにおいて先制点の占めるウェイトが大きかったと読んでいる。先に決壊したほうは優勝や残留へのカバーをする為にバランスを大きく崩し簡単にカウンターを受ける、そういう試合が増えているという事だ。 そんな上位と下位の実力に差が出ない2008Jリーグにおいて、7つのクラブが今後どういう結末を迎えるのか。神のみぞ知るところだが綴ってみたいと思う。 今回は4クラブ。 【鹿島アントラーズ】 もっとも敗戦数が少なく安定した戦い方を見せる。日程的には若干厳しい。アウェーの3戦の相手は大分、東京、札幌。長距離移動とライバルが2クラブ。ただ過去の遺産(十分すぎる優勝経験値)と今季のACLへの重圧から逃れている点がプラスに働くか。選手は司令塔の小笠原を欠いているが、クラブの中心は前線から攻守に駆け回れるマルキーニョスにあり。小笠原不在をカバーするだけの選手層もある為影響は少ないだろう。やや視界良好な感がある。 【浦和レッズ】 なかなか魅力的な試合を見せきれないが、選手の能力、選手層の厚さで乗り切っている感がある。(特に阿部と闘莉王の存在が大きい。)日程的にはアウェーの試合がどれも近郊で無いこととACLが気になるが、層の厚さでカバーできる範囲であり、ライバルとの試合はアウェーのガンバ大阪を残しているだけでかなり有利だ。選手はクラブが不調時でも得点で貢献してくれる闘莉王の状態が気になるが、高原とエジミウソンが復調気味、司令塔ポンテも戻ってきており、確実な得点力を感じさせる。大本命と言いたい所だが、クラブの基礎にある守備面の層に問題があり、また綻びも感じさせており視界良好とは言いきれないかもしれない。 【川崎フロンターレ】 …ここが本命なのかもしれない。日程的にはホームでガンバ大阪を迎えるのみ。アウェーもすべて近場。スタメンの選手には穴が無い。前線中盤後方とJ屈指の旬の選手がそろう。特に得点に絡む役割のジュニーニョとその裏の広範囲をカバーしきってしまう山岸、移動しながらゲームの作れる司令塔の中村憲剛の能力は大きい。気になる点は、中盤と守備陣の選手層だろうか。次節出場停止の選手、リーチの掛かった選手が多い。控えの出る試合で勝ち点を積み上げれるかが勝敗を分けるだろう。 【名古屋グランパス】 元々、相手に関係なく前半戦停滞で終盤に破竹の連勝をしたり、その逆も然りと不安定な勝敗を見せるクラブである。指揮官の存在と続けてきた欧州スタイルで2008のJを魅せているが、過去を昇華するには、栄光を掴むにはもう一踏ん張りが必要だろう。残り日程は、ホーム2試合、アウェー4試合。アウェーの中には大分もおりかなり厳しい。選手はマギヌンの離脱が痛い。暫くの間中盤でのタメ役が不在になる。代役の選手達(藤田や玉田など)が何処まで奮闘できるか。またここまで頑張ってきた感はあるが十分な層があるとは言えず、サイドの選手を中心に疲れが溜まっていると感じる。サイドバックの層の薄さをどうカバーするのか。とある中盤の選手の進化(得点源や中盤の底でのキープ力)に期待したい。 【J1】首位戦線異状有り!(2)に続く。
posted by syuwdow |19:14 |
J1戦国志 |
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