2008年08月02日

【U-23】vsアメリカ戦展望(順風満帆!)

Jリーグが開幕する。

12年前。アトランタの空。日本は城のプレスと伊東テルの素晴らしい走り、なによりも川口のスーパーセーブででブラジルから金星を挙げるもサッカーの質には阻まれグループリーグ敗退。

8年前、シドニーの空。十分な力を見せ付けグループリーグを突破したたゴールデンエイジだったが、運に阻まれアメリカの前に散った。

4年前、アテネの空。チームの心臓を外し、OAを加えたチームは一部選手の個人技が光るものの守備が崩壊し、早々とグループリーグ敗退となった。



2008・8・7。
ベイジン。ティエンチンの空で、若きニュージェネレーション達(※語弊がありそう…23は決して若くないし。)の戦いが幕を開ける。


12年前のチームは既に多くがレジェンド(各クラブの主将、もしくは字のまま)となっている。
8年前のチーム、黄金世代の多くは海外という舞台に挑戦することを可能にしている。
4年前のチームの多くは、現在のJの主役として確かな地位を築いている。


今回臨む選手達は、彼らに比べると個々は「まだまだ」小粒だ。良くてクラブの3~5番手であろう。だが、過去の3大会より優れていると感じる部分がある。それはサッカーの質である。



現在のU-23には型が存在する。

オシム型がもちろんベースなのだが、反町継承オシム型と言うべきだろうか。タレントの少なさからとある一人が核になっているのだが、その4-2-3-1には確固たる型が生まれているのだ。

U-23代表は、現在1つの戦術と2つの方法を持っている。

・左SB長友or安田+左SH本田圭+右SB森重or長友

・左SB長友+右SB内田+右SH本田圭

この2つだ。共に戦術は同じである。

・CB2枚とDH2枚は守備とSBのカバー重視でゴールに鍵をかける。
・「本田圭」を経由して、同サイドのSBがフリーになり攻撃。
・(とても負担がかかるが)逆サイドのSBは広範囲をしっかり守る。
・CFとOH、「本田圭」の逆サイドは、フィニッシャーとしてゴール前に飛び込む。

サイド攻撃のしやすい4-2-3-1での左サイドアタック、右サイドアタック。シンプルでまた本田圭次第でもあるのだが、個々の理解度の高さも相まってしっかりした型を見せれていると思う。

トゥーロンでもvsオーストラリアでもvsアルゼンチンでもこの型はしっかりと見られた。ギリギリだったが確固たる型が見つかったのは良い事だと思う。



しかし疑問にも思う。左サイドアタックだけで良かったのではないか?ということだ。自身調べていくうちに1つのソースにぶつかった。

そう、右サイドからの方法を作ったのは北京五輪初戦で相対するvsアメリカを見越してのことだと感じるのだ。

アメリカ代表を調べていくうちに、ビジャレアルでプレーする「アルティドール」とスピードタイプのドリブラー「アドゥー」が流れてくる左サイドがとても攻撃的なことが分かる。

そして4-1-3-2、もしくは4-2-2-2のそのスタイルの右2枚の守備力がかなり低いことに気付く。OAの右CB「パークハースト」はフィジカル自体がかなり弱いし、右SB「マルベル」は身体能力こそ高いがボールウォッチャーなりやすい情報。


反町監督は、アメリカの左サイドアタックに日本の右サイドアタックをぶつけようと考えているのではないだろうか?

鉾と鉾のぶつけ合いで内田(+本田圭+両SBのカバーの出来る本田拓)なら勝てると考えているのかもしれない。

また、内田はニアに合わせるのが得意だが、あえて越えれば李らCFを囮に使った後、弱めの守備陣相手に香川&谷口での勝負が出来ると。(※谷口は守備時は大型DHの「ブラッドリー」とのマッチアップだろうがそこもしっかりとこなしてくれそう。)

そう思うとなんだか気力が湧いてくる。下馬評では日本がダントツのビリなのだが、アメリカに勝てる。そういう気がしてくる。

初戦はまだ先だが、06W杯の時は初戦が来ないでくれと言う思いもあったが、今回は早く観たい。(勿論、本当は李と細貝が復調してからが良いのだが^^;)そう感じている。

因みに、「マクブライト」はどうなんでしょ…常夏の中国では恐れるに足らない気がするけど…ね^^;

オーバー。

posted by syuwdow |16:08 | 北京U-23 | コメント(5) |
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この記事に対するコメント一覧
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【U-23】vsアメリカ戦展望(順風満帆!)

以前に少し寄らせていただいた事があります。
ご無沙汰です。
コメントの書き込みはしてませんが、陰からエントリー記事は定期的に読んでおりました。

今回の記事の中でいくつか私には異論があるのです。
まず反町サッカーとオシムサッカーは継承された部分はなく、全くの別物だと思う事です。
私がそれを書けば、その長さだけでコメント欄から弾かれる恐れがあるので、簡単に少しだけ書きます。
オシムは2CBで高いSB、攻撃的SHとボールを配れるDHの組み合わせでビルドアップはサイドから、また攻撃を受ける時も、FWやOHが相手攻撃がサイドに流れるよう高い位置からチェックし誘導、DHやSB、OHが取り囲むようにサイドでからめて奪取し、中央経由で密集のないスペース、特に逆サイドを使う事多く、
もちろん密集をさけながら数的優位を作り、鶴翼のごとく両SBが上がるビルドアップという形だと思います。

ところが反町ジャパンはトゥーロンを見る限り、
まずSBは守備的な人選、あるいは攻撃的選手を守備的に使い、
低い位置でサイドからのビルドアップを殆どしない、
中央を固めた守備重視で2DHは守備力で選ばれてきました。2人のSHにトップ下の1OH,実に5人もの重厚な密集で中盤にゾーンを作り、
SBは相手のサイド攻撃をサイドで取り囲み奪取するのではなく、
低い位置に構え、縦への突進を切り、相手の攻撃を中央へ導き、分厚い中盤が数的優位にてボールを奪い、
中央からビルドアップしていく、
SHの本田や香川の位置まで運ばれた後、2人のSHのぢちらかがタメを作り、その間に初めてSBが駆け上がって来て、
バイタル手前から枝分かれしてのサイド攻撃、
及びOHからの裏への球出し、
トップに当てての1,2での抜け出し等が特徴になっていると感じておりました。
すなわちSBが攻撃に絡みだすのはある程度高い位置まで運んでからという事で、
ここではサイドで守り、サイドから組み立てるオシム、
中央で守り、中央から組み立てる反町、
またトップの選手やトップ下もしくはOHの選手がセンターライン付近までフォアチェックしサイドに相手攻撃を限定させたオシムに対し、
反町采配ではFWは張ったままで、あまり前からのチェックに力は注がれておりません。
MFの5人にCBがバックアップという中央要塞型かと、
オシムの戦い方はバルサに近く、守った後の反転では選手が次々スペースへ飛び出すアーセナルのやり方に近く、中心部分の守備はマンツーマンとブロックの併用ながら、ブロックのラインの作り方はリバプールに似ていた、
そう私は感じるわけで、
中央に数的密集を作りSBが守備的、OHでタメを作りSB
を使う、このあたりはまさにイタリア代表のカテナチオそのものの考え方に思えます。
ただし中央付近で飛び出しによるパスカットとゴールまで最短の真ん中を選手が追い越しながら繋ぐ、
この部分においてはプレミア、特にアーセナルのエッセンスが少しだけ入っている、そう私は感じておる訳です、
すなわちオシムと反町サッカーはかなり違う、
そう私が思い、違うのではないですか?
と、前提を語るだけでここまで猛烈に長くなりました。
本題は2つ目のコメに書きます。


posted by weed | 2008-08-02 23:34

【U-23】vsアメリカ戦展望(順風満帆!)

さて、本題ですがまず谷口がトップ下に使われるのかどうか、
私はそれは無いと予想しています。
守備と攻撃を両方バランス良くやれるか、
そこをアルゼンチン戦にテストされたと私は見ており、
結果は不合格だったと感じています。
その根拠は反町監督の試合後のインタビューになりますが、
攻撃が両サイドからのカウンターだけでエネルギーが弱かった、谷口が中盤で押し込まれ数的同数にする為下がってしまったのが残念と語っています。

そして私がこのエントリーで一番疑問に感じたのが、
>・左SB長友or安田+左SH本田圭+右SB森重or長友

・左SB長友+右SB内田+右SH本田圭

この部分なのですが、SBに攻撃的な選手という選択がトゥーロンをご覧なら、
その時の試合で、ほぼ無かったというのをご覧になったのではないかと思います。
SBは2人とも守備的かせいぜい1人だけ攻撃的、
確かにSHの本田、もしくは香川経由からSBというのは反町ジャパンの武器の1つになるかと、
ただ、今回のアルゼンチン戦は国内での壮行試合、
まして大会直前にあえて手の内を見せる必要があるのか?
そういう意味でハデに内田を使ったサイド攻めを見せておりましたが、
これは本来の形ではない、
この両SBが主武器という考え方は予選とトゥーロンの戦い方を見る限りイメージと違う、
あくまで主武器はSHの香川&本田圭のタメからのスルー、もしくは2人を追い越してのDHの飛び出し、トップに当てての攻撃、そしてバランスを崩さないレベルでのSBの攻め上がりというイメージではないかと思うのですが。

今まで両SBに攻撃的な選手、内田・安田のようなタイプを同時に使った事はないはずかと思います。
おそらく本番では1人は守備的になるはず、右森重、左長友のような可能性が高い気がします。
アルゼンチン戦は守備的チームに攻撃的SBを入れてみて、
あえてバランスを崩してDH梶山の応対、トップ下谷口の適正、CB森重の中盤カバー能力を見たかったんだろうと、アルゼンチン戦をそう解釈しました。
ゆえに内田は右サイドで使われる可能性は高いでしょうが、あくまで守備的で、左サイドは長友で、
もちろん内田もSHの高さまでボールが入るまでは守備的になると、そういう戦いになると予想しています。
ちなみに今回アルゼンチンの方は全くのやる気なし、
弱いと仰っていましたが、
それは違うような、
文字通り選手の組み合わせを確かめ、
試合勘を取り戻す調整をやっただけに見えました。
選手個々のスピードやレベルがリーグのシーズン中と全く違います。
この試合では本番の何の参考にもならない、そう思っています。
そのやる気ないアルゼンチンに振り回され、谷口は下がりっぱなしに、押し込まれ防戦一方から、後半は最初からバテバテ、内容では完敗に見えました。
しかし日本も実は手の内を出さなかった、
あくまでもカテナチオ的守備的サッカー、
そういうイメージで管理人様が捉えておられない気がして少々コメントを入れてみました。

posted by weed | 2008-08-03 00:23

【U-23】vsアメリカ戦展望(順風満帆!)

weedさん、久々です。

うーん、そうですね。ぶっちゃけな話、かなり違うとは思います。オシムのサッカーをするには「選手がいない」わけですよ。例えば、阿部や闘莉王の役割。遠藤の役割。OHを3名(+攻撃力を重視したSHを多めに置く)置く余力。

反町監督なりのマイナーチェンジだと思ってます。似ている部分は「SHが上がった後での数的優位を作る」ぐらいだと思います。

後、疑問の点についてですが、自分は「長友、森重」は守備的、「内田、安田」は攻撃的と考えています。またkじゃれらのケアが出来る選手として青山や他のDHよりも本田拓が上位に来たと感じています。

また香川の役割(SH)も、オシムジャパンの山岸や松井、大久保らのイメージを見越してのものだと感じています。

それを考えるとやはりサイドアタック(本田圭経由同サイド、逆サイドは飛び込む)がU-23の最大の武器だと思いますね。その上で、仰る戦い方がオプションになると感じています。でなければ本田圭を右サイドに置く意味が無いと思います。

posted by 蹴導です | 2008-08-04 10:05

【U-23】vsアメリカ戦展望(順風満帆!)

アルゼンチンについては書いたとおりです。

自身の文才が無くて言葉が繋がってないようで申し訳ないのですが「コンディション」「中央への固執」「日本相手に前半全くチャンスを作れない(シュート数が物語っています。)」。

これによって、弱いと書いたまでで、本戦時には全く違うレベルを展開するであろうことも書いています。(ただそれにはアルゼンチンも時間が足りない気もしますけどね^^;)

後、アルメニアさんの以前のコメントと重なるところもあるんですが、ヘディングシュートにおける背の高さ。そんなに大事でしょうか?たかだか高さでの10cmの差より、ピッチの横幅の方がずっと広いと思います。俊敏さと加速力を活かして点と点で併せれれば、高さは関係ないと思いますね。オーストラリア戦の谷口-岡崎がそういうモノを見せてくれていると思います。

posted by 続きです | 2008-08-04 10:13

【U-23】vsアメリカ戦展望(順風満帆!)

たまたま見ているタイミングでコメントが入ったので、
再び私もコメントしてみます。

>後、疑問の点についてですが、自分は「長友、森重」は守備的、「内田、安田」は攻撃的と考えています。

ここは私も全く同じです。主力は長友・森重ではないかと、むしろ内田・安田はオプションだと思っております。
ただ人数的に18人しか選べないので、
森重はCBとしても大いに使いたい、そう考えると内田はかなり先発から使ってくるんじゃないかと思っています。

>またkじゃれらのケアが出来る選手として青山や他のDHよりも本田拓が上位に来たと感じています。

私もDHの主力は本田拓と、あと細貝で同意です。
細貝が相手攻撃の芽を摘み取りチェックに行く役、本田拓がその後に体を張ってボールを奪う、
この2人のコンビネーションが一番良いと考えてきました。
青山については世間的には何故選ばれなかったのかの声が大きかったですが、本田拓と噛みあっているようには見えなかったので。
ただ、DHに関しては反町監督は最初から守備的な人選しかしてこなかったので、もちろん本職でない攻撃的選手がまれに出た事もありましたが、
この2枚は守備専というところからほぼブレていないので、仰るように遠藤役はいないゆえ、中盤要塞型の守備的チームを目指していると解釈しています。

>また香川の役割(SH)も、オシムジャパンの山岸や松井、大久保らのイメージを見越してのものだと感じています。

この部分はほぼ同意です。香川はドリブルも出来てパスも出せ、キープ力もある。ただし当たりにはそれほど強くない。逆に本田圭祐はドリブルはほぼ無いので、サイド攻撃には同サイドのSBを使う必要がある、キープ力も当たりにも強い方、そういう差異があるので若干内容は異なるかと思います。
ただ、サイド攻撃は今までのU-23の試合で本田圭祐が出てる試合については同サイドからの上がりが多くなかったので、
失点を嫌う傾向のある反町監督の考え方で、
内田が入って本戦になってどこまで変わるか、
変わらなければサイド攻撃は少なめのオプションになるかと思うのです。
あとオシム監督の布陣は上から見ると左右に平たい形で、ただし中央は固いイメージだったのに比べ、
反町流はツリー型に近い縦方向に縦方向に何層も選手がいる縦長の布陣になっている事が多いように見えます。
この辺りも守備的なチームに見えている要素です。

>後、アルメニアさんの以前のコメントと重なるところもあるんですが、ヘディングシュートにおける背の高さ。そんなに大事でしょうか?たかだか高さでの10cmの差より、ピッチの横幅の方がずっと広いと思います。

これは私も同意です。豊田なんかは最後のパワープレイ用で、先発FWに背の高い選手を選んではいないので。
私はトップ下岡崎で、先発は李、後半から森本というのがファーストチョイスだと思っています。
もしくは攻撃的にいく場合は森本先発で岡崎がその下、
いずれにせよ高さで勝つより、俊敏さでの得点を目指している、そう思います。
HemRockさんのブログでも書いてきましたが、
森本の抜け出す速さとシュートまでの速さは、
日本屈指、インザーギのようだと私は絶賛しています。
岡崎に関しては動きながら、走りながら、背負いながらの状態でプレイがブレない、さらに味方を使うのがうまく、
他FWやSHとの親和性が高いと絶賛しています。
多くの部分で同じ考えなのですが、
私の方が反町ジャパンをより守備的に見ているという、
そういう感想です。

posted by weed | 2008-08-04 11:00

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