2008年06月20日

【ユーロ2008】トレンド

ユーロ2008。

最近は銘で優勝することは少なく、堅実な「組織力」がものを言っている。
ただその組織力にも変化が生まれている。

ユーロ2004は「全員で一生懸命攻守に走った」ギリシャが優勝をしたが、今回の2008大会は冴えることなく予選敗退が決まった。それは強豪チームが「全員で一生懸命走る」では抑えきれない高度で攻撃的な組織力を形成し始めたからに他ならない。

ユーロ2008の焦点は、「崩す」だと思う。

オンザボールの質も高いアスリート(※ようするに長時間走れてゲームを決めれる選手)が自由にプレーし続けられるように、布陣を考え、周りが時間を作り上げる為に「賢く走る」。

トレンドが「個を封じ込める為の組織力→個を活かす為の組織力」への変貌しているのが分かる。それも、単発的に時間を作るのではなく、なるべく多くの時間をとれるように動いている。

ポルトガルはアスリートの活かし合いで手数の多いドイツに敗れ去ったが、前者達は勿論、頻繁に走り回り的を絞らせないオランダや、中央に絞りスルナを活かしたクロアチア、パスワークの終点のアスリートを増やしたスペインなど「アスリート×布陣×走れる」を活かして「安定して崩すことが出来ている」国が予選を勝ち上がった気がしてならない。

逆に走れなくなったフランスやチェコ、スウェーデン、「個を封じるサッカー」を続けているイタリアやギリシャは大苦戦している。王者イタリアだけは走れなくなった隣国相手になんとか望みをつないだが、先は短いと思う。まぁ、凌駕する可能性のある「経験値」はあるわけだが…期待は持てないのが本音だ。

オンザボール時の技術を信奉し、テクニシャンを優先し、アスリートへの理解を得れていない発展途上国には苦しい「答え」なのだが、サッカーのベクトルは、攻撃だけでも守備だけでもない「天地人」すべてを活かした方向へと進んでいる。

posted by syuwdow |10:46 | サッカーコラム | コメント(0) |
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