2008年04月02日
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
新コーナーを設立。 サッカーにおける格言とか、思想を、戦国ブロガーの視点から考えてみるコーナーです。 第1回目は、コレ。 「勝っているチームはいじらない」 サッカーを取り扱っている人々の色んなトコから聞こえてくる言葉です。 特に、選手を入れ替えて敗れてしまった後に聞く事が多いかな。 蹴導的に、これを考えると、……「NO」格言ですね。 理由として、幾つかの観点があります。 まず、篭城戦の視点。 どんな場合であっても、一回篭城で戦った後は、罠や門、防塁と言ったものは、前回と同じ形で配置はしません。ばれているからです。何処からプレスをかけてくるのか、どの場所が有利にしづらい場所なのか、どの選手を経由してゲームを組み立ててくるのか、攻略法を知られたまま戦うことになるのは、間違いなく不利です。 次に、野戦の視点。 右翼の馬の機動力が大きな武器だとしても、野戦場は右翼の前に広大な泥地が存在するかもしれません。また槍隊が主力だったとしても、戦場が雑木林を有する山地であったらまともに槍を振れません。鉄砲隊が主力であったとしても当日が雨天であったら役に立たないものです。また、サイドを崩してくる相手に魚鱗で、中央突破をしてくる相手に鶴翼で応戦し続ける必要もないでしょう。前の大勝で大きな結果を出していたとしても、代わりが居るなら向かない戦いに向かない選手や陣形を使い続ける必要はないと思われます。 次に、敵による視点。 相手の布陣や装備によって戦い方を変えるのは定石です。 車懸けに個部隊で応戦するのは危険ですし、鶴翼に密集陣形で長期戦を挑むのも危険です。また、相手がもっこや鉄砲三段撃ち、パイクなどを持っているのなら、騎馬隊で突っ込む戦い方はしないでしょう。相手の得意な戦い方と言うのもあります。陸戦なのか、海戦なのか、はたまたゲリラ戦なのか、相手の様々な戦い方によって何処までリスクを掛けられるのか変わってくると思います。 最後に、味方の視点。 大勝の裏で多くの負傷兵を抱えた陣もあるかもしれません。負傷やコンディションの低下、士気の低下で、大勝した前戦と「同じように戦えないことはある」はずです。常に考えておくべきことだと思います。 以上挙げるに(特にばれていて対処されてしまうのが問題ですが)、勝っていようが負けていようが、チームはいじる必要がありますし、負けていても次の戦いに有利な場合もあると考えます。 「勝っているチームはいじらない」は景気付けにしかならない発言であり、また監督やスタッフの準備を停滞させる慢心にしかなり得ないと感じる。 オーバー。
posted by syuwdow |05:20 |
サッカー激辛改革論! |
コメント(9) |
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
こんにちは、私も仰せの通りかと同意いたしまする。
味方が混乱しないよう、
ベース部分を決めたなら、後は戦術のオプションを増やし、試合ごとに求める結果の落とし処と投入戦力も勘案して、長期戦の求む結果に備えて兵も消耗させずで、
天の利、地の利、人の利…、その日の相手と状況に合わせたサッカーを試合ごとに展開するのが合理的かつ上策かと思いまする。
ゆえに私はいじるべきが正しいと思っています。
しかし戦国とか鶴翼とか魚鱗とか、
私もHemRockさんのところで、コメントに鶴翼や魚鱗陣形でサッカーの戦術の話を書いたり、
八卦の陣を例に出し考え方のコメントをした事もありまして、
失礼ですが、やはり考え方がどこか似ているような不思議な気がしております。
以前のエントリーでブラジルは別格でなかなか歯がたたないが、イタリア相手ならそれなりにというのも同感でして、それ以上にキメ細かい戦術フォーメーション解説などもあり、
私にとってなかなか勉強させていただける場として感謝しております。
posted by weed | 2008-04-02 11:03
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
勝ったから、負けたから・・・という理由でいじったりいじらなかったりするという考え方そのものがナンセンス
posted by そもそも | 2008-04-02 11:36
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
いちゃもんを付けるつもりではありませんが、いまいち説得力に欠けるというか、「No」という結論ありきでの論理展開に見えてしまいます。
例えば、
「相手の布陣や装備によって戦い方を変えるのは定石です。」
そんなことはみんなわかっていますよ。でも、それを上回って、「勝ってるチームはいじらない」という定石があるのはなぜでしょうか?
それは、「相手に合わせて変えるべきなのは、負けているチームだから」ではないでしょうか?
例えば今日の試合、相手に合わせて布陣を変えるべきなのは、鹿島でしょうか?新潟でしょうか?
僕も別に、勝ってるチームはいじらない、というのがいつ何時でも「Yes」だとは思いません。今日の鹿島だって、本山の代わりにダニーロを使っても、篤人の代わりに伊野波を使ってもいいと思います。
でもそれは、「『勝ってるチームはいじらない』という定石を崩す」という「リスク」を犯して初めてなしうるもの、定石にとらわれず、敢えて勝ってるチームをいじる、という「決断」の上に成り立つものだと思います。
なんというか、上手くいえませんが、「勝ってるチームはいじらない」という定石は、あるかないかで言えば間違いなく「ある」ものであって、景気付けにしかならない、慢心にしかなりえない、というのは、少し言い過ぎではないでしょうか。
posted by だにー | 2008-04-02 11:40
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
いじらないのは、
盆栽で言う鉢やこけや幹の部分で、
枝葉はいじるんですよ。
全くいじらないわけではありません。
posted by gunnershigh | 2008-04-02 14:20
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
私は勝っているチームはいじらないですね。
いじらないというのは決して全くいじらないということではありません。
メンバーやシステムのことだけを指しています。
試合で悪かったところは修正するし、もちろん相手のことも調べます。
全く同じ状況で試合に臨むことはありません。
相手の弱点はつくし、危険人物には注意を払い、対策を立てるでしょう。
要するに大きく変更することはないということをいじらないと言っています。
個人的にはシステム変更とかはありえないです。
それができるのは戦術能力がよほど高い監督でないと無理です。
選手一人に役割を少し増やすことはできますが、大きく変えることは非常に難しいです。
サッカーは団体競技なので決まりごとがなければできません。
頻繁に決まりごとがかわれば守備の面において大きな影響をうけます。
あと選手の組み合わせしだいでいろんな効果が現れるものです。
勝っているチームを変えることはあまり良い方向にはいかないでしょう。
でも実際この話を議論するにはいろんな仮定条件がいると思います。
例えば相手と自分達が圧倒的に戦力差がある場合とか。
立場によって変わるので単純にNOとかYESとかいえる話ではないです。
posted by アルメニア | 2008-04-02 17:43
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
追加です。
この言葉も私と同じような意味だと思いますよ。
全くいじらないということは基本的にはありません。大きな前提をかえないだけです。
posted by アルメニア | 2008-04-02 17:45
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
おはようございます、たくさんのコメントありがとうございます。
戦国もですが、自分はダーウィンの進化論ですね、あれが最上のものの1つだと思ってます。真逆ともいえる不変の情も好きなんですけどね。
今日、内容、結果共に圧倒して勝利した。
「勝っているチームはいじらない」という格言があるからこのままでいい。このままで次に行こう。俺達は強いからこのままで行こう。
幾人かの監督からこの言葉がこぼれることがありますが、やはり慢心になりませんかね?このままでいいと流してしまうと、まずいものが積み重なって手遅れになると思います。
仰るとおり、戦術能力が高い監督や選手がいなければ、いじることで良いものが崩れてしまう場合があります。事実ですし、難しいのですが、いじってみる努力をしないとその才能は伸びていかないと思います。
負けて見つかった問題点をいじる、勝ってなお、問題点を見つけいじる、それを繰り返すことは、本質を見つけにくくする格言に頼るよりずっと尊いと感じます。負けている側だけがいじる必要があるとは思いません。勝ってなおいじる努力をするのが、より高みに近づく行動だと思います。時には幹を切ってでもです。
長期政権を維持している監督や名将と呼ばれる監督はそういう部分に重きを置いていると思いますし、達観しているように思えます。格言に頼らず、常にいじることを考えていると思います。
自分はやはり使わないほうが良い「NO」格言だと感じてます。
追伸:まだこの年齢で盆栽は理解してないんですが面白そうですね。コツコツ手入れをして、見極めて斬るを繰り返して趣深いものが見えて、より情熱を注げると。
posted by 管理人です | 2008-04-03 07:18
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
チームによって異なると思いますが、自分はJ1のチームはいじらないほうがいいと思います
J1は降格があるためなるべく(戦術以外の)リスクを避けるべきで頻繁に選手を替えるべきではないでしょう。
そもそも勝った時に出てきた問題点が選手を替えて解決できるなら(よほどのことじゃないかぎり)変えなくても解決できるはずです
逆にJ2のチームは選手を変えたほうがいいと思います。
J2はあらゆる手段をつかって勝ちをねらえるし、そもそも選手が疲れやすいリーグでもあります。
一昨年の柏はアウェイでは頻繁に選手を替えていました(自分の記憶が正しければ)
posted by 橙 | 2008-04-03 20:36
勝っているチームはいじらない。YES?NO?
こんにちは、橙さん、コメントありがとうございます。
全体的に、勝っているチームはいじらないという格言に肯定的な意見が多いですね。
戦い方がばれている為、略法を知られたまま戦うことになる(他3点)という持論を覆すだけのものが出てきてないように思いますが…。
肯定的に仰る理由としては、新しく作り直すだけの時間が無いということでしょうかね。(特にJ1は)短期決戦である為に、1戦1戦考えている余裕はないから、1回上手く行ったならそのまま勢いで行くべきだというのが、勝っているチームはいじらないという格言の理由ということでいいのかな。
自分はもっと高みにいって欲しいんですけどね。日本人は勤勉で知識欲旺盛だと感じてますから。
海外のサッカーを嗜好している方はどうなんでしょうか?海外、特に欧州では強豪クラブでターンオーバーというのがしきりに展開されてますが(理由の4番目だと思われる)、勝っているチームはいじるべきではないでしょうか?
posted by 管理人です | 2008-04-04 10:56


