欧州野球狂の詩(Ver.スポーツナビ)

ヨーロッパ球界関連情報

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(1)ジム・エバンス審判学校が4度目のヨーロッパ遠征を実施
 アメリカで最高峰の野球審判養成所として知られる、ジム・エバンス審判学校。このたび来年の4月6日から3日間の日程で、オーストリア・アタナン=プッシュハイムにて世界中からの審判向けにクリニックを開催することになりました。

 1989年以降何千人もの「在校生」たちに指導を行い、MLBやマイナーリーグはもちろん独立リーグや学生野球、あるいはユースリーグにまでたくさんの審判を送り込んできた同校。彼らがヨーロッパでクリニックを行うのは、フランス・ルーアン(2008年)、チェコ・プラハ(2010年)、スイス・ウィル(2012年)に続き4回目となります。過去3回は1年おきに偶数年に開催されており、今回もそのルーティンが継続されることになりました。

 「ジム・エバンス・ヨーロッパクラシック(JEEC)」と銘打たれた今回のイベントは、会場のアタナン=プッシュハイムを本拠地とするアタナン=プッシュハイム・アスレチックスと、オーストリアアマチュア野球審判協会(ABUAA)の協力により実施されます。会場まではウィーンまでのフライトと、そこからの高速鉄道によって向かうことができ、最寄駅からスタジアムまでは徒歩5分という至近距離。「年末も俺・私はヨーロッパにいるぞ」という欧州在住の読者の方、もしいらっしゃるようなら見に行ってみるのも面白いんじゃないでしょうか?なお、詳細な日程については下記のソースをご覧ください。

ソース:http://www.mister-baseball.com/international-umpire-clinic-jim-evans-european-classic-2014-jeec/

(2)チェコとフランスの両代表がアメリカ遠征を実施
 アメリカからヨーロッパへ渡るジム・エバンス審判学校の面々とは逆に、ヨーロッパからアメリカに渡る球界関係者ももちろんいます。現在フランス野球・ソフトボール連盟(FFBS)とチェコ野球連盟(CBA)が、それぞれシニアの代表チームをアメリカに送り込んでいるんです。

 まずチェコ代表は、今月3日からノースカロライナでの「USAツアー」を既に開始しており、16日まで現地に滞在予定。アメリカでは計8チームとの強化試合を実施するほか、NHLのカロライナ・ハリケーンズ-ロサンゼルス・キングスの試合の観戦にも訪れる予定だそうです。ちなみにこのイベントでのお目当ては、アイスホッケーのチェコ代表選手でもあるジリ・トラスティ(ハリケーンズ)なんだとか。遠征に参加しているチェコ代表のメンバーは以下の通り。

投手
・ボリス・ボカーイ(レーゲンスブルグ・レギオネーレ)
・ラディム・チルースト(AVGドラッシ・ブルノ)
・トマス・デュフェック(プラハ・イーグルス)
・マレク・ミナジーク(フィラデルフィア・フィリーズ)
・ペトル・ミナジーク(AVGドラッシ・ブルノ)
・ミヒャル・ソボツカ(AVGドラッシ・ブルノ)
・ヴォイテク・イェリネック(フロッシ・ブルノ)
・ヤコブ・トウファー(テクニカ・ブルノ)
・ヤン・ブラゼック(コトラーカ・プラハ)
・ステファン・ハブリチェク(オリンピア・ブランスコ/タンパベイ・レイズ)
・ヤン・トメク(オストラヴァ・アローズ)
・ヤン・ノヴァック(コトラーカ・プラハ/ボルティモア・オリオールズ)

捕手
・ペトル・チェフ(オストラヴァ・アローズ)
・ヤコブ・ヴォヤック(スコカニ・オロムーク)

内野手
・プレメク・チルースト(フロッシ・ブルノ)
・ヤコブ・ハイトマー(AVGドラッシ・ブルノ)
・トマス・ポランスキー(AVGドラッシ・ブルノ)
・マルティン・シュナイダー(AVGドラッシ・ブルノ)
・ペトル・ジマ(サウスウェスタン・オクラホマ大)

外野手
・マテイ・ヘイマ(プラハ・イーグルス)
・ヤコブ・マリク(オストラヴァ・アローズ)
・ジリ・マレク(テクニカ・ブルノ)
・ミヒャル・オンドラチェク(AVGドラッシ・ブルノ)
・マテイ・サッシャ(レッドランズCC)

 一方フランス代表はチェコと同じ3日から、セントピーターズバーグでの強化合宿を13日まで実施中。期間中は大学チームやU-18カナダ代表の他、ブルージェイズとパイレーツのマイナーチームとの強化試合も計画されており、エリック・ガニエ監督にとっての初陣となります。もちろん、期間中は合宿とミーティングが毎日行われるとのこと。これまで国際大会で主力となってきた面々に加え、今回は従来はフル代表に選ばれることが少なかった面々も召集されており、彼らがどこまでアピールできるかに注目したいところです。ロースターは以下の通り。

投手
・グレゴリー・クロス(モンペリエ・バラクーダーズ)
・ピエリック・レメストレ(サヴィニー・ライオンズ)
・オーウェン・オザニック(ルーアン・ハスキーズ'76)
・マルク=アンドレ・ハベック(フランク・フィリップス)
・レオネル・セスペデス(セナート・テンプライアーズ)
・ジョナサン・モッタイ(トゥールーズ・タイガース)
・ミゲル・ハンソン(サンマルタン)
・ダビド・ヴァンハイニンゲン(サンマルタン)
・ジョナサン・ミニストレ(サンマルタン)
・エロア・セクレップ(サヴィニー・ライオンズ)
・ヨアン・ヴォーゲラーデ(ルーアン・ハスキーズ’76)

捕手
・ダグラス・ロドリゲス(パリ大学クラブ)
・ダン・カミュー(所属不明)
・アラン・クシギャン(パリ大学クラブ)

内野手
・レネ・レベレット(ケベック・キャピタルズ)
・カルロス・ヘラルド(USA)
・アントニオ・エレナー=フェリックス(USA)
・マクシム・レフェブレ(ケベック・キャピタルズ)
・フェリックス・ブラウン(ハワイ・スターズ)
・ブレネディ・テハダ(サンマルタン)
・ガブリエル・フロメンタル=ホール(USA)

外野手
・ジョリス・バート(ルーアン・ハスキーズ'76)
・マルク・ラミレス(USA)
・オスカー・コンブス(ルーアン・ハスキーズ'76)
・フレデリック・アンヴィ(セナート・テンプライアーズ)

ソース一覧
http://www.mister-baseball.com/czech-national-team-travel-october/
http://www.mister-baseball.com/wp-content/uploads/2013/10/Roster-France-National-Team-2013.jpg

(3)イタリアとオランダの代表選手がカリブ界隈でプレー
 イタリアとオランダの両代表が誇るスラッガーである、アレックス・リッディ内野手(25)とカリアン・サムス外野手(27)が、ともにメキシコのウィンターリーグでプレーすることになりました。

 サンレモ出身のリッディは今季、マリナーズとオリオールズの両球団傘下でプレー。マリナーズでは8試合で17打数1安打と扇風機ぶりを発揮してしまい解雇。オリオールズでは主にAAA級ノーフォークでプレーし、108試合に出場して打率.245、出塁率.299、長打率.421、15本塁打、66得点、65打点という成績でした。来季もオリオールズでプレーできるかどうかは、今回のメキシカンリーグでどれだけ打棒が炸裂するかにかかっていますが、オリオールズは現在一塁にクリス・デービス、三塁にマニー・マチャド、左翼にネイト・マクラウスとポジションがいずれも埋まっており、残留できたとしても非常にタフな争いを勝ち抜く必要があります。なお、メキシコではトマテロス・デ・クリアカンに所属する予定です。

 一方のサムスは、マリナーズ、パドレス、レンジャーズの3球団に所属。アメリカでのシーズン終了後には、母国に戻ってDOORネプチューンズのプレーオフ限定助っ人としてもプレーするなど、まさにあわただしいことこの上ないシーズンでした。Honkbalsite.comの情報によれば、メキシコではアルゴドネロス・デ・グアサべの一員としてプレーする予定。ちなみにこのチームにはかつて、養父鉄(元ダイエー他)、入来祐作(元巨人他)といった日本人選手も所属していました。

 また、それ以外の両国代表経験者も続々とカリブ界隈へ渡っています。ディエゴマー・マークウェル(ネプチューンズ)とティアゴ・ダシルヴァ(T&Aサンマリノ・タイタンズ)の両投手はベネズエラのカラカス・ライオンズへ、シャイロン・マルティス投手(ツインズ)は同じベネズエラのガイラ・シャークスへの入団が決定。また、ユリクソン・プロファー内野手(レンジャーズ)はドミニカ共和国のリセイ・タイガースに入団することが分かりました。それぞれの戦いの舞台は違いますが、来シーズンに向けてのいい経験にしてほしいところです。

ソース一覧
http://www.mister-baseball.com/alex-liddi-play-mexico/
http://www.mister-baseball.com/kalian-sams-play-mexico-winter-months/
http://www.mister-baseball.com/markwell-martis-profar-da-silva-play-winter-leagues/



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