2010年02月03日

スウェーデンとアルゼンチン名門クラブにまつわる話

アルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズが1月、クラブ創設105周年を記念したユニフォームを発表した。このユニフォームは青地に黄色の十字というデザインが採用されており、まるでスウェーデン国旗を想起させるものになっている(画像はこちら。footballculture.comより)。だが、これは決して偶然ではない。ここでは、北欧の小国と南米のビッグクラブにまつわる話を紹介したい。

ボカ・ジュニアーズがブエノスアイレスで創設されたのは1905年のこと。クラブ創設に携わったイタリアからの移民はチームカラーをどうしようかと頭を悩ませていた。そして彼らは、「最初に入港した船の国旗の色をチームカラーに採用しよう」という決断を下す。そこへ、スウェーデンからの船「ソフィア女王号(※)」がスウェーデン国旗をつけてブエノスアイレスに来航。この国旗からインスピレーションを得た彼らは、チームカラーを青と黄にすることを決定したのだ。 

※アルゼンチンの旗章学者ルイス・ハバス氏は、来航したのは「ソフィア女王号」であるというのは誤りで、「オスカル2世号」ではないかと主張しているが、はっきりしたことはわかっていない。
ここで登場するオスカル2世というのは、19世紀後半から20世紀初頭までスウェーデンおよびノルウェーを統治していた国王の名前(当時、両国は同君連合体制を採用していた)。ソフィア女王というのは、オスカル2世の王妃。

なお、このボカの「スウェーデン国旗ユニフォーム」はスウェーデンの各メディアでも紹介されており、読者のコメント欄には「スウェーデン代表のユニフォームよりかっこいい」「今後スウェーデンは、今回のボカのように、青地に黄色の十字というデザインを採用すべき」という意見もみられる。

posted by swe1707 |23:36 | コラム | コメント(2) | トラックバック(0)
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