2010年08月28日
【CLプレーオフ】コペンハーゲンが本戦へ
チャンピオンズリーグ・プレーオフ第2戦が25日、各地で行われ、スカンジナビア諸国同士の対決となったFCコペンハーゲン(デンマーク)とローゼンボリBK(ノルウェー)の試合は1-0でコペンハーゲンが勝利。2試合合計2-2、アウェーゴールの差でコペンハーゲンが2006-2007シーズン以来となる2度目の本大会出場を決めた。 17日にレーケンダールで行われた第1戦はローゼンボリが2-0で勝利。だが終盤にアウェーゴールを許したこと、さらには攻守の要アナンが累積警告により第2戦を欠場することが余儀なくされたこともあり、ノルウェー王者にとって決して手放して喜べる試合ではなかった。 一方のコペンハーゲン。第1戦が始まる前に国内サッカーサイト『Onside.dk』が実施したアンケート「プレーオフで勝つのはどちらのチームか?」では、ローゼンボリの回答数が全体の75%を占めていた。だが第1戦終了後に実施したアンケートでは、コペンハーゲンが本大会に進出すると回答したのは全体の57%に。貴重なアウェーゴールを挙げたこと、アナンが第2戦を欠場することがこのアンケート結果に影響を及ぼしたと思われる。 そのデンマーク王者は、第1戦を怪我で欠場したブラジル人FWサンティンが復帰し、ヌドイェと2トップを組むことに。第1戦でFWとして起用されたグロンケアは中盤の左サイドになり、またアイスランド人オッテセンがマティアス・ヨルゲンセンに代わってセンターバックを務めることになった。 対するローゼンボリは、アナンの代役にセンターバックが本職のデミドフが入り、若いバンベルグがデミドフの穴を埋めることになった。 3万1000人が詰め掛けたこの試合は、開始20秒でいきなりローゼンボリがチャンスを迎える。オルセンがコペンハーゲンDFの裏を抜け出しシュートを放つが、これはGKビランドが防いだ。その後は大観衆の後押しを受けたコペンハーゲンが攻勢を仕掛ける。3分、グロンケアが左サイドを突破しチャンスを演出して最後はビンゴーが左足で狙うが、シュートは惜しくもポストを直撃。続く11分、左サイドから中央へ切れ込もうとしたグロンケアがオーバーラップしたベントへ絶妙のヒールパスを供給。ベントの折り返しに右サイドバックのポスペクがフリーでシュートを放つが、枠外に。14分、右サイドからのクロスにポスペクが今度は頭であわせるが、これはローゼンボリの守護神オールンドにセーブされた。 だがローゼンボリも負けていない。15分、イベルセンのループパスに抜け出したプリツァが狙うが、ビランドがセーブ。スカンジナビア3カ国のリーグで得点王を獲得したこの30歳は、続く24分には左サイドに流れて対峙したベントを抜き去り再びゴールを狙うが、これもビランドが防いだ。序盤から打ち合いの様相を呈し、好ゲームになることが予想された。 この緊迫した試合のなか、先制したのはコペンハーゲンのほうだった。33分、クラウデミールの左からのロングスローに、オッテセンが頭で合わせてゴール。ソルバッケン監督の采配がずばり的中した。 その後は完全にコペンハーゲンのペースで試合が進む。グロンケアの全盛期を彷彿とさせるドリブル突破からビンゴーがあわせるが、シュートはまたしてもポストに。その後も幾度か決定機を迎えたデンマーク王者だが、追加点を奪えず。コペンハーゲン1点リードのままハーフタイムを迎えた。 点を取りに行かなければならなくなったローゼンボリは、ナーバスな動きに終始していたバンベルグに代わって40歳のベテランMFストランを投入。ストランが中盤に入り、デミドフは本来のセンターバックのポジションに戻った。 ストランが入ったことにより中盤が安定するようになったローゼンボリは徐々に巻き返しを図り、最大の得点チャンスを迎える。イベルセンのパスに抜け出したストランが左足でダイレクトでシュートを放つが、ビランドが指で触ったことにより惜しくもポストに弾かれた。 ノルウェー王者はその後も果敢に点を奪いに攻勢に出る。だが最後までコペンハーゲンの守備の牙城を崩せず、試合はタイムアップ。結局、第1戦でグロンケアが記録したアウェーゴールが最後まで影響し、コペンハーゲンが4シーズンぶり2度目の本大会出場を決めた。 試合終了直後、ソルバッケン監督が見せた無邪気な喜び方はみていてこっちも微笑ましくなった。昨季もプレーオフに進出したコペンハーゲンだったが、下馬評では有利だったにもかかわらずキプロスのAPOELニコシアに敗れるという苦い経験をしただけに、喜びもひとしおだろう。コペンハーゲンには素直に拍手を送りたい。 ベテランのウルリク・ラウルセンが現役を退き、さらにはハッチンソンがオランダのPSVへ移籍したため、戦力低下が懸念されたコペンハーゲン。だがオッテセンが加入し、U-21デンマーク代表の”サンカ”ことマティアス・ヨルゲンセンが成長したことによりディフェンスラインはより強固となった。攻守の要クビスト、左サイドバックのベントには現在も移籍の噂が絶えないが、本戦では決して草刈り場にはならず、ビッグクラブ相手に一泡吹かせる可能性は十分ある。 前回出場したのは4シーズン前。デンマーク代表ラース・ヤコブセンやシルバーバウアー、スウェーデン代表(当時)アルベックやリンデロート、そしてノルウェー代表ハンゲランといった面々を揃えた当時のチームは、グループリーグ4位で敗退したもののマンチェスター・ユナイテッドとセルティックFCから勝利を収めた。 グループリーグの組み合わせはすでに決定しており、グループDに組み入れられたコペンハーゲンはギリシャのパナシナイコス、ロシアのルビン・カザン、そしてスペインのFCバルセロナと戦うことになった。バルセロナが頭1抜け出しているのはいうまでもないが、2番手争いは混沌としており、どのチームが抜け出してもおかしくない。 なお、デンマークのサッカー新聞『Tipsbladet』がWEB上で実施しているアンケート「FCコペンハーゲンのグループDでの順位は?」では、以下のような結果になっている(8月27日現在)。 1位 5% 2位 21% 3位 39% 4位 35% FCコペンハーゲン(デンマーク)1-0ローゼンボリBK(ノルウェー) 33分 オッテセン(1-0) 2試合合計2-2、アウェーゴールの差でコペンハーゲンが本大会へ コペンハーゲン ビランド:ポスペク、アントンソン、オッテセン、ベント:クビスト、クラウデミール、ビンゴー(91分 マティアス・ヨルゲンセン)、グロンケア(90分 ペーテル・ラーション):ヌドイェ、サンティン(67分 ノッレゴー) ローゼンボリ オールンド:ルスティグ、バンベルグ(46分 ストラン)、スタッツゴー、ドルシン:デミドフ、ヘンリクセン、シェルブレ(63分 ビンスネス)、イベルセン:トロン・オルセン(77分 モルドスクレー)、プリツァ
posted by swe1707 |23:28 |
デンマーク/ノルウェー |
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