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スウェーデンのマルメ、ホームでオリンピアコスに勝利…ローセンベリが2得点

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マルメFF(スウェーデン)2-0オリンピアコス(ギリシャ)

42分 ローセンベリ(1-0) 82分 ローセンベリ(2-0)

マルメ オルセン:ティンネルホルム、ヨハンソン、へランデル、リカルジーニョ:エリクソン(75分 チビツキ)、アドゥ、ハルスティ、フォシュベリ(90分 ラキップ):ローセンベリ、キーセ・テリン

エースのローセンベリが勝利の立役者に…それでも本人はスウェーデン代表復帰を拒否

「アルスベンスカン(スウェーデン1部)に復帰したプレーヤーでここまで素晴らしい選手がかつていただろうか」

 マルメのオーゲ・ハレイデ監督は試合後、こうコメントした。『彼』とはもちろん、エースのローセンベリのことだ。2005年夏にマルメを退団してオランダのアヤックスに移籍し、以後ドイツのブレーメンやスペインのラシン・サンタンデールなどでプレー。今シーズンは9年ぶりに古巣に復帰して話題を呼んだが、前所属先のウェストブロムウィッチ・アルビオン(イングランド)でほとんど活躍できなかったことから年齢による衰えが不安視され、アルスベンスカンで通用するのかという疑問の声が少なくなかった。

 だが、今ではローセンベリの実力を疑うものはいない。国内リーグではここまで24試合(うち22試合スタメン)に出場して13得点11アシストを記録。CL予備選とプレーオフでも大事な場面でゴールを決めるなど、その実力を遺憾なく発揮。「ローセンベリがいなければマルメはCL本戦に出場していなかった」といっても過言ではないだろう。

 そして、CLホーム初戦となったオリンピアコスとの試合でローセンベリは再び輝きを見せた。42分、相手DFとGKの連携ミスをついてチームに先制ゴールをもたらすと、続く82分にはキーセ・テリンと途中出場とチビツキのお膳立てから右足で加点。勝利の立役者となった。

 そんなローセンベリに対してスウェーデン代表復帰を求める声が日増し大きくなっている。ハレイデ監督が「ズラタン・イブラヒモビッチと同等のレベルにある」と話せば、かつてマルメでプレーし、今日の試合ではオリンピアコスの一員として途中出場したジミー・ドゥルマスも「ズラタンを除けばローセンベリは代表チームでベストだ」と絶賛。だが、当の本人は「クラブチームでのプレーに集中したい」という理由で代表でのプレーを拒否し続けている。

 今年8月の代表招集でエリック・ハムレーン監督から声がかかったローセンベリだが、これを辞退。そして現在進行中のEURO予選でも「代表復帰を考えることはないだろう」とコメント。スウェーデン代表のユニフォームを着てプレーするローセンベリの姿を見られる日が来ることは当分の間、いやもしかすると今後やってこないかもしれない。

「グイデッティよりも上」…キーセ・テリンの評価が徐々に高まる

 ローセンベリと2トップを形成したキーセ・テリンの存在も大きい。アシストこそ記録されないものの、ローセンベリの2得点を生んだのはいずれも彼のヘディングからだった。

 ローセンベリはオリンピアコス戦前、キーセ・テリンについて「ヘディングが強く、精度もある。まだ若くて(22歳)経験がほとんどないにもかかわらずとても賢い選手だ。彼は伸びしろに限界がない」と絶賛。そして試合後は「イサック(キーセ・テリン)は今日の試合では空中戦でほとんど競り勝っていた。だから自分にとってはプレーしやすかった」と相棒を高く評価した。

 キーセ・テリンがIFKノルショーピンからマルメに加入したのは今年の夏。前所属先では常時先発でプレーしていなかったが、マルメではローセンベリのパートナーとしてスタメンの座に定着しつつある。スウェーデンのサッカージャーナリストのパトリック・エクバル氏が試合後、ツイッターで「キーセ・テリンはヨン・グイデッティ(セルティック)よりもA代表チームに近いところにいる」とコメントしているように、マルメ加入当初はほぼ無名の存在だった若手ポストプレーヤーに対する評価は徐々に高くなっている。

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イサック、ハルスティに脱帽!

イサックの半端ない空中戦の強さにハルスティの目立たないですが柔軟さと守備における強さ。いよいよ、北欧のサッカーも進化してきましたね!まさか、あのオリンピアコスを倒すとは。マンチェスターユナイテッドを追い詰めたクラブですよ。楽しみ楽しみ!マルメの冒険!

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94年の米国W杯でスウェーデン代表を観て、スウェーデンのサッカーに興味を持ち始める。 『ワールドサッカーダイジェスト』『スポーツナビ』『サッカー批評』『フットボールサミット』などに寄稿。
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