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【スウェーデン】サポーターがナチストに対してスタジアムから退去するよう勧告「黙って見過ごすことはできない」

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 先月26日に行われたスウェーデン・スーペルエッタン(2部)のヒュースクバーナFF対GAISの試合前、ナチスのTシャツを着てスタジアムに入場した複数の人物に対してヒュースクバーナのサポーターが退去するよう勧告していたことが分かった。ナチストは試合後半にスタジアムから立ち去ったという。

 試合はホームのヒュースクバーナが2対0で快勝。しかしながら、翌日にメディアで話題となったのは試合結果ではなく観客席でのある出来事のほうだった。ヒュースクバーナのサポーターがナチスに勝利を収めたとして、ソーシャルメディア等で賞賛されている。

 ヒュースクバーナのサポーター団体「HFF Support」のスポークスマンであるニクラス・リンドクビスト氏が観客席の異変に気がついたのは試合前のこと。ウルトラスが陣取る一帯に、ハーケンクロイツがプリントされたシャツ、それにスウェーデンのナチス団体「スウェーデン抵抗運動」のシャツを着用した男性が数名いたという。

 ことの重大さに気付いたルンドクビスト氏らサポーター団体はすぐさま反応。彼らのところへ近づいてシャツを脱ぐよう説得し、さもなければスタジアムから去るよう勧告したという。

「われわれはまず、どうやって彼らを追い出すか話し合いを始めたんだ。そして仲間のうちの数人が彼らに対して、(試合会場の)バーペンバッレンから立ち去るか、もしくはシャツを脱ぐようにと言った。ああいう連中にはあの場にいてほしくなかったからね。彼らに勧告している最中はほかのサポーター仲間が後ろで注意しながら見守っていた。ああいう状況では何も考えずに本能で行動に出るものだよ」

 ルンドクビスト氏によると「ナチスト」は試合後半にスタジアムから立ち去ったという。サポーター団体との争いなどは何もなかったという。

「彼らは何もせず、何も言わなかった。何事もなく穏便に進んだから、周囲にいた人はわれわれが退去勧告したことに気づかなかったのではないか」

 ナチストがなぜ急にスタジアムに現れたのかはっきりした理由は思い当たらないというリンドクビスト氏だが、自分たちが取った行動は正しかったと確信している。

「もちろん正しかったと思うよ。ああいう状況では黙って見過ごすことはできない。それに何よりもああいった類を容認することはできないと気づいたんだ。われわれサポーター団体にはああいう連中はいてほしくない。それに、これからはさらに態度を明確しなければならないね。ああいったことは今後起きてはならない」

2014年4月27日 Jnyttより



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東京都葛飾区生まれ、埼玉県草加市出身。 94年の米国W杯でスウェーデン代表を観て、スウェーデンという国に関心を持ち始める。 大学卒業後は就職するも、憧れのスウェーデンで生活してみたいという思いを捨てきれずに退職。2006年8月、中堅都市ヨンショーピンの国民高等学校に留学してスウェーデン語を学ぶ。 帰国後は企業でネットワーク運用・保守に携わる傍ら、スカンジナビア諸国のサッカー情報を日々チェックしている。『ワールドサッカーダイジェスト』『スポーツナビ』『サッカー批評』『フットボールサミット』で執筆経験あり。
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