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出場機会が少ないオーロイ「フラストレーションがたまっている」

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 J2のジェフユナイテッド市原・千葉に所属するノルウェー人FWトール・ホグネ・オーロイが、今シーズンの自らのパフォーマンスや将来についてノルウェー紙『Dagbladet』に語っている。

 2011年に鳴り物入りで千葉に入団したオーロイ。2メートルを超える高さを武器にシーズン開幕当初はスタメンとして出場していたが、7月31日の横浜FC戦で右膝の十字靭帯を損傷してしまい、全治3カ月と診断。以後はチームの中での存在感が薄れ、今季の出場試合数はすべて途中出場の11のみ。得点は6月17日の東京ヴェルディ戦で挙げた1ゴールだけという成績にとどまっている。

「ここまでほとんどプレーできていない。ベンチに座っていることが大半で、途中出場が時々あるくらいだ」

 オーロイ自身、プレー機会を得ていない理由のひとつとして監督が代わったことを挙げている。

「(日本の)社会に対してはとてもうまくやっているよ。だけど私はプレーするためにここにいるんだ。もちろんフラストレーションがたまっている。だけど(出場機会が少ないことに対して)私ができることはあまりない。私には自分のプレースタイルがある。去年にオランダ人監督(ドワイト・ローデヴェーヘス)が解任されて日本人監督が就任してから、チームは以前とは異なるスタイルでプレーしているんだ。そうなると、私ができることは限られてしまう。今の監督は、相手DFラインの背後を狙うFWを求めているんだ。私は決してそういうタイプではない」

 オーロイと千葉との契約は今シーズンまで。契約には1年延長というオプションが含まれているが、今シーズンのオーロイの出来を考えた場合、クラブ側が延長を申し出る可能性は限りなくゼロに近い。そうなると来季以降の去就が気になるところ。オーロイ自身、古巣のオーレスンSKの関係者と話をしているようだが、今季限りで千葉を去ることを除けばまだ何も決まっていないようだ。

「まだ決めていない。日本の他クラブから関心を寄せられているけど、日本に残りたいのか、それとも引退すべきなのか、はっきりしていないんだ」

「長女が今年の夏からノルウェーの学校に通い始めてね。9月初旬に日本に戻ってきたんだけど、ノルウェーに帰りたがっているんだ。でも、ピッチ上を除けば日本でとてもうまくやっているんだけどね」

 長年オーレスンでプレーしてきたオーロイにとって、千葉での今シーズンの出来はもしかすると自身のキャリアのなかで最悪の部類に入るかもしれない。だがそれでも、オーロイ自身はプレーヤーとしての成長を実感しているようだ。そしてJリーグのレベルにも敬意を払っている。

「長い間、まったく別のやりかたでプレーすることを強いられている。だけど同時に、選手として成長もしているよ。いまはサッカーを違う角度から考えているんだ。技術面では、私がこれまで慣れ親しんできたところよりも日本のレベルは高い」

2012年10月2日 Dagbladetより



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出場機会が少ないオーロイ「フラストレーションがたまっている」

Fahrenheit様

コメントありがとうございます。

千葉の試合をほとんど見ないのですが、そうなんですね。私もオーロイには来年以降も日本に残ってプレーしてほしいと思っています。オーロイが自身の高さを生かせるというのも勿論ですが、彼のような大型選手を対処すること日本のDF陣にとって良いことではないでしょうか。

出場機会が少ないオーロイ「フラストレーションがたまっている」

オーロイは昨シーズン驚異的な高さやポストで前半は大活躍でしたが、一度彼が大きな怪我をしてチームが崩壊してしまった経緯から、彼を使うことにリスクを感じていたからだと思います。とはいえど、いまのFWの藤田選手は裏を取る力と若さにおいてはオーロイを上回るけど、あとのすべての能力においてはオーロイの足元にも及ばないでしょう。決して満足できる状況にないとは言え、オーロイは日本に残る選択をしてほしいとは思うんですよ。例えば、名古屋グランパスエイトは確かケネディが移籍秒読みだったりするし、それ以外にも彼の高さに対抗できるDFは日本にいません。だから一つの武器としてはj1でも十分脅威を見せられると思います。ただ、35歳の年齢を考えるとシーズンフルで起用は危険でしょうから、長身のCFのポストプレーを一つの戦術として意識が徹底されたチームへの移籍ができればそうなってほしいと思います。個人的には横浜FCこそ理想的ではないかと思うんですよ。このチームはポゼッションサッカーですが、長身のCFが電柱になるのでなくポストプレイをからめて攻撃の大きなウェイトを担ってるので、大久保、田原、カイオと共に前線のコアになれると思います。どうか、引退と、帰国はもう少し待ってほしいです。

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