2007年03月24日

パリーグ開幕 マリーンズ対ファイターズ

5回まで完璧。無四球、まだ56球。
ファイターズ開幕投手、20歳のダルビッシュ。
変化球、速球文句無し。ダルビッシュの理想に近い打たせて取るスタイル。
味方打線も快調で4点を奪取している。
流れはアウェイのファイターズ。

6回裏マリーンズの下位打線から、2死1,2塁で打者は福浦。
この2人のランナーもクリーンヒットではない。
マリンスタジアムの代名詞の海風が増す。
ダルビッシュの髪がなびきだす。風向きが変わる予感。
ここで初回に安打を記録された福浦をダルビッシュは
歩かせてしまう。満塁。

2死満塁で迎えるのは、4番ズレータ。
ダルビッシュの投げた直球はわずかに甘く入る、
これをズレータは完璧に捕らえバックスクリーン左に炸裂。
一発で同点。

この試合のダルビッシュの直球も良かった。
しかし、新加入のズレータの気合が勝った。
この瞬間の集中力は明らかにズレータが勝っていた。

結局降雨コールドでこのまま引き分けとなる。

6回の表にファイターズは2点を追加している。
ダルビッシュのできからいってこの4点は安全圏への切符に見えた。
6回裏のマリーンズの攻撃は8番の今江から。
粘った今江は10球目のストレートをセンター前にゴロで持っていく。
ここまであっさり片付けてきたダルビッシュにとっては始めての二桁投球。
次の打者の根元は今期期待の二塁手、しかし6球目をセンターフライ。
一死一塁。次は一番西岡。2-1から4球目のスライダーをセンター返し、
ダルビッシュ反応しグローブに当てるが抑えられない、
打球の方向が変わり遊撃手の金子は一塁を刺せない。一死1,2塁。
次がベニー。しかしダルビッシュにここまでタイミングのあっていないベニーを
2-2から5球目のスライダーを右飛球2死1,2塁。
この後の福浦に対しストレート3球外角に外れてカウントを0-3としてしまう。
このオフに磨いたストレートは重く鋭い。ここまでも上々の成果である。
バットも4本へし折っている。
ここまでの省エネ投球でとても良いリズムできていたが、今江の粘りから
球数が増えてリズムが狂う、そして疲労している。
粘られて、打たれる、しかも自信を持ちかけていた直球を。
そしてこの回が進むにつれて制球が乱れる。心身の疲労。
結局福浦はストレートが外れて歩かせる。2死満塁。
ズレータへの直球は、冷静さを欠いた20歳開幕投手の必然か。
去年のダルビッシュは、直球は自信がないと言い変化球でかわしていた。
それが冷静さを保ち、相手を惑わしていた。
つまりズレータ相手に初球直球はありえない。
皮肉なことに直球に自信が出てきたが故に熱くなり、自分が惑わされる。
直球で討ち取る快感をいまさらながらに体験したダルビッシュがはまった罠。
心強さが技を超えていたダルビッシュ、今期は技が心を超えた。
心が技に追いつけば本当のエースになれる。

今シーズンのダルビッシュには注目だ。

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posted by swallowseye |20:09 | 野球 | コメント(1) | トラックバック(4)
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