2008年10月08日
NPBの海外移籍に対する誤った対応
今の世界のスポーツを見渡すと、どのスポーツもレベルが高く、年俸の高い国に上手な選手が集まる。
サッカーならばスペイン、イタリア、イングランド、バスケットならNBA、野球ならMLB、アイスホッケーならNHLのように。
日本のサッカー選手の場合はそれほどのレベルに達していないため、強い国に移籍をすることができないが、野球では有名選手の移籍が加速し、手の施しようがないほどだ。
日本はどういった道を歩むべきだろうか?
1つ目に考えられることはレベルの高く、年俸も払えないような選手は海外への移籍を容認し、地域密着で地元の観客を中心にして営業を行う。当然、これだと世界的なグッズ販売や、放映権料等の収入は大きくは見込めないだろう。必然的に実力のある選手は海外へ行くことになる。国内競技の視聴率の低迷は海外の競技を自由に視聴できる現在では仕方がない。野球界はFA等で国内選手の移籍を阻止しているが、これは健全なやり方だとは言えない。だから外国人優遇制度(FA権もなしに他球団に移籍できることにより、たった1年だけ良い成績を残せば年俸の大幅アップに繋がる制度で補償金も必要ない。ちなみに韓国では国内の他球団には移籍できない。)が野球界にはある。
毎試合満員の観客を誇る浦和レッズでさえ、視聴率においてはそれほどでもない。やはりテレビ観戦だと特別な思い入れがない限りはチャンピオンズリーグなどの試合を見るのではないだろうか。
このことは女子スポーツに共通するところがある。女子スポーツはオリンピックなどの日本を代表して戦っている時にしか盛り上がらない。普段はどの競技に置いても、男子よりもレベルが落ちるため、国を代表するなどの思い入れがなければ、見ることは少ないと思う。高校野球もこの部類に属するだろう。一部にフィギュアなどの魅せるスポーツ競技においてはスポーツの能力というよりは別の意味で人気があるスポーツもあるが・・・
男子においても日本代表の試合では国内競技よりもはるかに視聴率がいい。
こういった団体競技とは別にテニスやF1(ドライバー)などの個人競技は問題はないだろう。個人競技の場合は年がら年中、国別対抗戦をやっているようなものなので、日本人が出場すれば、それなりの人は見る。柔道もプロ化して、世界ランキングをつけ、テニスのように世界を転戦して、試合を行うという案が出ているようだ。
もう一つはお金を注ぎ込み、いい選手を集め、日本で世界最高のスポーツを観戦できるようにすることだ。個人的にはこうなってほしいと思っている。サッカーや野球だけでも最高レベルの試合を日本でみたい。金を注ぎ込むといっても適正年俸以上を払う必要性はないだろう。今、バスケットで欧州のロシア人オーナーが石油マネーで、NBAの選手を3倍以上の年俸を出して、欧州に移籍をさせているが、これは投資というよりも投棄に近いと感じる。日本はこのようなことをする必要はない。ただ、年間20億程度を貰っているイチロー選手を獲得するのに半額の10億しか出さないということでは誰も日本には来ないだろう。あくまで適正価格を提示して、来るかどうかは選手の判断に任せるのが良い。もちろん獲得するだけでなく、育成も重要だ。野球ならアメリカのように他国にアカデミーを作るのもいいだろうし、6軍まで作って選手を育成することも重要だと感じる。獲得と育成のバランスが取れてこそ、健全な運営ができるのではないだろうか。
良い選手の海外移籍は当たり前になりつつある現在、日本は方向性を決める段階に来ているのではないかと思う。
今回のドラフトを蹴って、海外へ行った選手に対して、NPBが取った行動は間違ったやり方だ。断固としてNPBに抗議するべきだと思う。
いい選手の海外移籍を阻みたいなら、正々堂々と日本をナンバーワンのリーグにするように努力するべきだ。いい選手は日本に残ってほしいが、ナンバーワンのリーグを目指さないというのは明らかに矛盾している。
posted by suportsreform |04:11 |
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