2009年11月30日

【2009インカレ】インカレまでのあと1歩(終)大阪商業大

大阪商業大はここ数年、文字通り山あり谷ありのシーズンを送ってきた。2005年は2部との入替戦の末残留。2006年はランキングトップ3を倒してインカレへ。2007年は一転、1勝しかできず2部降格。しかし2008年に1部8位との入替戦に勝ち、最短1年での1部復帰を果たした。2009年から1部が12チームから8チームになったため、2008年の1部9~12位も飛び越す形となった。

そして2009年。彼らにはやはり、ドラマチックな結末が待っていた―。

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2009年11月30日

【2009インカレ】インカレまでのあと1歩(3)中京大

東海リーグ、そして中京大をめぐる状況はこの10年あまりの間にたくさんの変化があった。

1997年には中京大がインカレベスト4、1998~2000年には同じ東海リーグの愛知学泉大が3年連続でインカレベスト8と東海のチームもインカレで存在感を発揮していた。しかし、2000年の愛知学泉大以降、関東以外のチームはベスト4に入っていない。2003~2006年のゴールデン世代の活躍もあり、関東優位はますます強まった。

一方、東海リーグでは2006年、浜松大にセネガル人選手ママドゥ・ジェイが加入し、勢力図が変わった。そんな中、ベスト4からちょうど10年経った2007年、中京大はインカレ出場を逃す。2008年には東海リーグのインカレ枠が3つから2つになり、またしてもインカレ出場権をつかめなかった。

しかしこの底を見た2008年シーズンから、OBであり、埼玉ブロンコス・豊田通商で活躍した松藤貴秋コーチが就任したことで、中京大のベクトルは少しずつだが確実に上向きになり始めていた。

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2009年11月30日

【2009インカレ】インカレまでのあと1歩(2)福岡大

1次リーグを終えて決勝リーグに進んだ4チームのうち、鹿屋体育大が5勝、九州産業大と福岡大が3勝2敗、東海大九州が2勝3敗だった。決勝リーグではこの4チームでもう1巡する。1次リーグではほとんどが1桁差と近年にないほど接戦が続いたことから、2位以下の3チームは1戦ごとに立場が大きく変わることが容易に予想できた。
しかも、今年の九州のインカレ枠は3つ。つまり、鹿屋体育大が1歩リードとすると、実質的にあとの2枠を3チームで争うということだった。

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2009年11月30日

【2009インカレ】インカレまでのあと1歩(1)福岡教育大

九州リーグには「チャレンジマッチ」が存在する。インカレ枠の最後の1つは、2部以下のチームも目指すことができるのだ。今年度の規定では、「2部チームでリーグ戦&入替戦を全勝したチーム、もしくは3部以下で新規加入時からリーグ戦&入替戦を全勝しているチーム」に、チャレンジマッチの権利が与えられることになっていた。そして、その資格まであと1勝と王手を掛けていたのが、2部1位の福岡教育大だった。

福岡教育大は入替戦1戦目に1部6位の福岡経済大に勝ち、昨年3点差で敗れて1部昇格を阻まれた借りを返した。そして迎えた、1部5位・九州国際大との最終戦。九国大もすでに1部残留を決めており、この試合は来年の順位付け以上に、福岡教育大がチャレンジマッチをつかむことができるかが焦点となった。この大一番に福岡教育大はOBなど応援が多数駆けつけ、大声援の中でティップオフされた。

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2009年11月30日

【2009インカレ】出場校紹介(終)関西学院大(開催地)

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2年前に当時の4年生3人を中心に久しぶりのインカレをつかんだ関西学院大は、そこでの経験を機にステップアップ―と行きたかったが下級生主体のもろさが出てしまう。昨年は2部降格の危機と戦った。今年こそ、と臨んだリーグはなんと開幕6連敗。しかしそこから立て直す爆発力が関西学院大の持ち味であり、魅力でもある。 チャレンジマッチを経ずにインカレ出場を決められるリーグ4位を掛けての関西大との戦いは、調子を落としていた関西大と6連勝中の関西学院大だけに1戦目をとって押し切るかと思われたが、2戦目に1戦目より大きい点差で敗れてしまった。「ノーマークなのに大事になり過ぎてパスを探してしまったりとか、うちらしいところが出なかったかな」と内原朋嗣監督は大事な試合でらしさが出せなかったことを悔やんだ。 そんな状況でも、4年生の石橋キャプテンは「でも、まだ終わっていない」とすぐ視線を前に向けた。やはり上級生の力は大きかった。チャレンジマッチでは1部6位の同志社大が戦線離脱という追い風も吹き、リーグ7・8位の大阪商業大・大阪産業大を振り切ってリーグ5位の関西学院大が“開催地”関西最後の切符をつかんだ。


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2009年11月30日

【2009インカレ】出場校紹介(10)関西大(関西4)

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昨年、3年ぶりにインカレ出場を果たした関西大。そのときは法政大に大差で敗れてしまったが、スタメンのうち4人が3年生以下、さらにベンチ入りしたメンバー全員がコートで経験を積むなど、次のシーズンへの期待は高まった。 迎えたリーグではランキング(昨年の順位)上位の同志社大・立命館大に2連勝してみせその期待に応えた。だが、逆にランキング下位の大阪産業大・大阪商業大にどちらも1点差で1敗ずつ喫してしまう。チャレンジマッチなしでインカレ出場を決めるべく、リーグ最終週に関西学院大と直接対決となったが、1戦目に10点差の敗戦というさらなるピンチに―。 それでも、選手たちは落ち着いていた。“ここで仕掛けるぞ”とコーチが言えば”もちろんです、仕掛けなあきまへん”と応えた。 結果的には2戦目に快勝してインカレまで1ヶ月半の準備期間を得た。この経験は、もともと光るものを持っている選手たちに「勝負強さ」も与えたか―?答えはインカレ本番の場にある。


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2009年11月30日

【2009インカレ】出場校紹介(9)立命館大(関西3)

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おなじみのチーム全員での円陣。「応援も僕たちの武器なので、今年も全員でユニフォームを揃えてチーム一丸でやりますよ!」と立命館大の#5西原も笑顔を見せた。 関東リーグでは“チーム”というキーワードを掲げる選手が多かったが、関西の中でもそのチームを意識しているのが立命館大と言えるだろう。 昨年のインカレでは初戦で第1シードの青学大に挑戦することになったが、まさに一丸となって当たっていき、ロースコアに持ち込む好ゲームを演じて会場から拍手を得た。 今年はそのチーム力に磨きをかけ、拍手とともに“結果”も取りに行く。 「今までの歴史の中で立命館がインカレベスト8に入ったことはありませんが、今年はそのチャンスがあると思っています。リーグ後から1ヶ月もっと鍛えて、必ず達成します」(#5西原)


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2009年11月30日

【2009インカレ】出場校紹介(8)京都産業大(関西2)

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京都産業大がインカレベスト8に食い込み、関西の存在をアピールしたのは2006年のことだ。 もちろん、京都産業大はインカレで決勝に進んだことのある関西の3チームのうちの1つと伝統はある。 ただ、2006年はバスケット界のゴールデン世代と呼ばれる選手達が大学4年を迎えて臨んだハイレベルな大会であり、京産大自身も現日本代表の濱田卓実や、ビッグセンターの菅谷徹とスターを擁した、いわば特別な年だった。 2009年はその舞台を知るメンバーが残る、最後の年となった。 「あのときは4年生がしっかりしていたので、今年も各学年のメンバーがそれぞれの役割をしっかりできたらと思います」とは、当時1年生で現在は主将を務める#23田代。 リーグでは天理大の次のポジションに甘んじたが、インカレにピークを合わせてくることはできるか。


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2009年11月30日

【2009インカレ】出場校紹介(7)天理大(関西1)

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ほぼ全ての試合で20点差以上をつけての全勝優勝。やはり関西での天理大は“挑戦される存在”であった。 「去年のインカレでベスト8に入ったメンバーがほぼ変わらないということで、(リーグのパンフレットの)展望にもとてもよく書いてもらったりして、プレッシャーと言うか(苦笑)も、感じていました。だからやっぱり“嬉しい”よりも、2連覇で去年の伝統を守ることができてホッとしましたね」(#1根来) 昨年のインカレで第2シードの東海大を破り、その実力と全員が楽しそうにプレーするカラーは全国のバスケットファンの知るところとなった。もちろん今シーズンも#10サンバはゴール下で相変わらずの存在感を発揮し、#1根来はユニバーシアード代表に選出されるなどスケールアップした。 その一方で、こうして1つのノルマを果たすと、ふたをしていた思いが再び沸き上がってもくるようだ。 「正直、去年のインカレは慶應に勝てたら優勝できたんちゃうかという部分もありました。あと4点が近かったり遠かったりで、そこから持っていかれたので、今年は去年の悔しい思いを晴らすためにと思ってます」と#1根来は言う。 昨年のインカレでは準々決勝で優勝した慶應大と対戦。点差の離れないシーソーゲームを演じ、最後は75-87と力尽きたが、それでも慶應大を1番苦しめた。 今年は「いい試合」ではなく「上」へ。昨年のインカレからの物語は、まだ終わっていない。地元関西の地で、どんな結末を迎えるか―。


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2009年11月30日

【2009インカレ】出場校紹介(6)中部学院大(東海3)

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中部学院大か、それとも中京大か。東海リーグ最終日、最後のインカレ枠の行方はこの2チームに絞られた。1巡目の点差はわずかに2。リーグ最終日の直接対決に勝った方がインカレと言えた。 1Qはロースコアでじりじりと進む。しかし中部学院大の3Pが当たって前半で10点差とすると、3Qの頭に3P&速攻で一気に20点差として勝負あった。 同じチームと2日連続でなく、1巡目・2巡目という当たり方をする東海リーグ。それだけ修正が可能であり怪我人も戻って来られる。中部学院大も課題に対する準備や司令塔の復帰など前提が変わったが、何より見違えたのはベンチの雰囲気だった。 1本シュートを決めるごと、1本ディフェンスで止めるごとにベンチメンバーが立ち上がって喝采をあげた。さらにコートの中にいる選手達が自ら手を叩いたり声を出してチームを鼓舞。スイッチが入った中部学院大は止められなかった。 「この雰囲気だったら勝てると入りから思っていましたし、接戦になっても自分達が絶対勝つという気持ちがありました」(#13並里) 大差をつけて文句なくつかんだ3番目の椅子。しかし、福手監督は「2年前は同じように東海3位でインカレに出て、慶應大に100対50で完敗した(実際には105-62)」とあの悔しさを忘れていない。


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