2010年05月20日
5月20日、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、日本バスケットボール協会は記者会見を行った。トピックは以下の通り。いくつかの記事に分けて紹介していく。
(1)男子日本代表 活動開始会見
強化本部長挨拶、強化活動方針の説明 はこちら
各カテゴリーの活動スケジュール、男子日本代表選手(参加全選手)より抱負 はこちら
(2)男女国際親善試合 開催概要発表会見 はこちら
(3)女子日本代表 候補選手追加会見 はこちら
男子日本代表候補公開練習 はこちら
男子日本代表候補公開練習
28名と最近では多めの候補メンバーのサバイバルが始まった。この28名という人数、さらに2/3(17名)が27歳以上という編成となったのは、萩原強化部長によると「年齢にとらわれず気になった選手を幅広く集めて見てみたいというコーチの意向」。ウィスマンヘッドコーチ自身は「国内リーグは代表を強化するものと思っている。そのリーグでのパフォーマンスを見て選んだ。大学の選手たちは正直まだ見きれていないが、大学のコーチからの推薦・意見を参考に選出した」と語っている。
ただ、この日は28名のうち4名が合流しておらず、パナソニックトライアンズ所属の6名は明日21日に会社行事のため会見後大阪に戻った。さらに3月のJBLファイナルでの激闘の爪あとが残る川村卓也、伊藤俊亮選手は別メニューで、実質的に汗を流したのは16名だった。
それでも、ウィスマンヘッドコーチ&水野宏太通訳/アシスタントコーチをはじめスタッフ陣が大きな声で盛り上げており、選手もリンク栃木ブレックスのメンバーたちや松島ウォルターブラウン選手らが積極的に応えて欠けた人数を感じさせなかった。
公開練習の冒頭では、強化合宿でのコンセプトが選手たちに伝えられた。ウィスマンヘッドコーチは先の会見で、「パフォーマンスはもちろん、求められたことをどれだけできるか―時間の限られる中でどれだけスマートにできるかという理解力・表現力、チームケミストリー(=一体感)の構築にどう貢献するか、そして練習に取り組む姿勢を私は見る」と言っていたが、中でも理解力・表現力については続く練習中でも繰り返し強調していた。
この日の内容については、“1日目から汗を流すメニューを行う”と宣言していた通り、ウォーミングアップの後すぐ速攻の形の確認をラリー形式で行い、さらにディフェンスドリルで足を動かすなどアグレッシブなものとなった。強化方針として次々と目標が掲げられたが、それを達成するべくチームスタイルとしては、「もちろん今までで1番強いチームを作っていきたいと思っているが、私の日本での指導経験を通してわかってきた日本人の特長を生かすチームにするつもり」とウィスマンヘッドコーチ。日本人の特長=武器だと言うスピード・クイックネス・シュート力をどのように生かしていくのか。7月の国際親善試合に1つの答え(形)が見られるだろう。
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2010年05月20日
5月20日、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、日本バスケットボール協会は記者会見を行った。トピックは以下の通り。いくつかの記事に分けて紹介していく。
(1)男子日本代表 活動開始会見
強化本部長挨拶、強化活動方針の説明 はこちら
各カテゴリーの活動スケジュール、男子日本代表選手(参加全選手)より抱負 はこちら
(2)男女国際親善試合 開催概要発表会見 はこちら
(3)女子日本代表 候補選手追加会見 はこちら
男子日本代表候補公開練習 はこちら
(3)女子日本代表 候補選手追加会見
9/23~10/3にチェコにて行われる世界選手権にて10位以内を目指し強化合宿中の女子日本代表は、石川幸子選手を候補選手に追加することを発表した。これで候補選手は16名となる。
石川選手は三谷藍選手(富士通)と並び代表候補中最年長の31歳で、178cmのSF。甲子園学院高からWJBL・シャンソン化粧品に進み、2008-09シーズンまでプレー。その後スペイン1部リーグのサンタ・エウラリアPDVの練習生を経て、スペイン2部リーグのコンケロと契約。シーズンを終えて帰国した(※来季もスペインでのプレーを希望)石川選手に、中川文一ヘッドコーチがラブコールを送る形となった。
中川文一ヘッドコーチ
「これまではスケジュール調整が難しい面もあったが、スペインという世界の強豪国で頑張っていること、それから2008年の五輪世界最終予選で彼女のプレーが通用したと聞いて荒順一強化部長に相談した。彼女の良さは何よりディフェンス力、それからドライブ力があり、リバウンドも強い。そういう部分をもう1度見てみたいと思った。ロンドン五輪にぜひとも出場したいし、そのために少しでもいい選手を呼びたいという気持ちがある。他の選手にとっては競争という形になるが、石川選手ともども頑張ってほしいと思っている」
石川幸子選手
「途中から参加するのは申し訳ない気持ちもありますが、招集して頂いたこのチャンスをものにして、世界選手権に出場したいと思います」
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2010年05月20日
5月20日、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、日本バスケットボール協会は記者会見を行った。トピックは以下の通り。いくつかの記事に分けて紹介していく。
(1)男子日本代表 活動開始会見
強化本部長挨拶、強化活動方針の説明 はこちら
各カテゴリーの活動スケジュール、男子日本代表選手(参加全選手)より抱負 はこちら
(2)男女国際親善試合 開催概要発表会見 はこちら
(3)女子日本代表 候補選手追加 はこちら
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(2)男女国際親善試合 開催概要発表会見
2010年7月(男子)・8月(女子)に、バスケットボール日本代表国際親善試合2010を開催する。今年度は日本バスケットボール協会が創立80周年、また協賛のスカイ・Aが開局20周年を迎えるにあたっての記念イベントとなる。女子については、9/23~10/3にチェコにて行われるFIBA女子世界選手権大会の壮行試合も兼ねる。
スケジュール
男子 日本代表×レバノン代表
第1戦 7/24(土)15:00 愛知県豊田市総合体育館(スカイホール豊田) ☆
第2戦 7/25(日)16:00 東京都墨田区総合体育館 ☆
第3戦 7/27(火)19:00 福島県須賀川アリーナ
女子 日本代表×ニュージーランド代表
第1戦 8/28(土)14:30 北海道立総合体育センター(きたえーる) ☆
第2戦 8/29(日)16:00 宮城県仙台市青葉体育館 ☆
第3戦 8/31(火)19:00 山形県山形市総合スポーツセンター
☆スカイ・Aにて生放送
※男女ともに、試合開始時間は変更の可能性あり。チケット発売については詳細が決定次第発表。
対戦チーム
男子
レバノン…FIBAランキング24位(日本は32位)。1999年のアジア選手権初出場より上位を維持している。最高成績は準優勝(3回)と五輪出場経験こそないが、2002年から2大会連続で世界選手権出場権を獲得。2010年の世界選手権にもワイルドガード(推薦枠)にて出場する。
現在の日本代表の最優先課題が“アジアでの地位の再確立”であることから、アジア上位のレバノン代表チームとのマッチメイクとなった。
4月よりタブ・ボールドウィン氏が新ヘッドコーチに就任した。ボールドウィン氏はこれまでニュージーランド代表を率いており、2006年の世界選手権(日本/広島)ではグループゲームラウンドにて日本代表と対戦している。
女子
ニュージーランド…FIBAランキング15位(日本は14位)。オセアニア地区にて世界トップレベルのオーストラリアとしのぎを削っている。オセアニア1枠のため世界選手権出場はならなかったが、2000年から3大会連続で五輪出場。
世界選手権へ向けたチーム作りの仕上げとして、ランキングが近く、高さ・フィジカルのあるニュージーランド代表チームとのマッチメイクとなった。
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2010年05月20日
5月20日、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、日本バスケットボール協会は記者会見を行った。トピックは以下の通り。いくつかの記事に分けて紹介していく。
(1)男子日本代表 活動開始会見
強化本部長挨拶、強化活動方針の説明 はこちら
各カテゴリーの活動スケジュール、男子日本代表選手(参加全選手)より抱負 はこちら
(2)男女国際親善試合 開催概要発表会見 はこちら
(3)女子日本代表 候補選手追加 はこちら
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(1)男子日本代表 活動開始記者会見
男子日本代表選手(参加全選手)より抱負
ウィスマンヘッドコーチは、海外挑戦する選手に寛容な姿勢を示した。今年は世界大会につながる大会がないからかもしれない。
トーマス・ウィスマン ヘッドコーチ
「歴史にも残ってしまった、昨年度の“アジア10位”というのが私たちの現実。それを今日という日から変えていき、また諸外国からリスペクトされる存在に戻れるようベストな布陣でやっていきたい。
今ここにいる最高の選手たちには、代表でプレーする意志と責任を持って取り組んでほしいと思っている。JBLシーズンが終わってから1ヶ月、選手たちにとって必要な休息期間があったが、まだ怪我をしていたり、コンディションが万全でない選手も中にはいるのもわかっている。それはメディカルスタッフと協力し取り組んでもらう。
また、私たちスタッフ陣から選手たちにはプロフェッショナリズムを求めるが、尊重したいとも思っている。候補選手の中には以前NBAに参加した選手、また将来参加するだろう選手がおり、彼らをサポートしていきたい。過去には必ずここ(※強化合宿)に参加するというやり方だったが、今回は彼らがここに戻ってきたときベストな体制でやれるようにするつもりだ。
今日から始まる活動はまず、これまでの積み重ねを土台にしつつ、代表でやっていく意志を持つための1年としたい。今シーズンの1つ目の目標は、FIBAアジアランキングにも関係のある中国でのアジア大会で好成績を収めること。そしてもう1つ優先度の高い大会としてスタンコビッチカップを考えている。世界選手権に参加する4チーム(イラン・中国・ヨルダンとワイルドカードのレバノン)も参加予定であるため(※参加国は現時点では未定)、自分たちの現状を試し理解するいいチャンスと考えている。
その他、ジョーンズカップ、国際親善試合、可能性としては中国のクラブチームとのゲームを通して、強化を図っていきたい。こうして始まるのを私も選手も楽しみにしている。モチベーションも高いメンバーだろうから、この後のコートでの練習では早速、汗をかくような練習もやっていこうと思っている」
※登壇順、敬称略
柏木真介
「まずは最終メンバーに残れるようベストを尽くし、日本のために少しでも力になれるように頑張ります」
五十嵐圭
「僕もまずは最終メンバーに残れるよう一生懸命頑張り、日本の代表として恥じない結果を残せるよう頑張ります」
田臥勇太
「僕も一緒で、まずはメンバーに残り、日本のバスケット界のために戦っていきたいです」
木下博之
「ヘッドコーチの考えをしっかりと理解し、ポイントガードとしてうまくチームをコントロールしたい。そしてチームが目標達成できるよう頑張ります」
渡邉裕規
「ルーキーとして、全力でプレーして少しでもこの代表の力になれたらと思っています」
永山誠
「代表の力になれるよう、頑張りたいです」
岡田優介
「昨年度に続いてまた、こうした素晴らしいメンバーの中でバスケットができるので、レベルアップできるよう自分のために、そして日本のファンの皆さんが誇りを持てるよう取り組みたいです」
松井啓十郎
「(最終的な登録メンバーである)12人に残れるよう頑張ります」
酒井泰滋
「いい環境でバスケットができるので自覚を持って、貢献できるよう頑張ります」
朝山正悟
「まずは最終メンバーに残って、日本のために頑張りたいです」
広瀬健太
「代表に貢献できるよう、頑張ります」
鵜澤潤
「少しでもチームの役に立てるよう、頑張ります」
網野友雄
「代表活動を通してチームに貢献できるよう頑張るのはもちろん、自分自身の成長にもつなげたいです」
桜井良太
「今回代表候補に選ばれて嬉しく思います。責任と誇りを持って頑張ります」
川村卓也
「昨シーズンこの場(代表始動会見)で“頑張ります”と言ったあとアメリカ挑戦で代表を離れたのですが、今年もアメリカ挑戦したいとすでにヘッドコーチに話していて、コーチはその気持ちを尊重してくれました。いつになるかはわからないですが、トライしたあと代表に合流し貢献できればと思います。まずは自分の目標に向かって頑張ります」
折茂武彦
「最年長(40歳)としてしっかりコーチの考えを理解し、少しでも代表の力になれるようにと思っています」
菊地祥平
「チームに貢献できるよう精一杯頑張ります」
竹田謙
「トム(ヘッドコーチ)とは所属チームで2年間一緒にやってきたので、それを周囲の皆に伝えるなどして貢献したいです」
山田大治
「最終メンバーに残れるよう、頑張ります」
青島心
「少しでも力になれるよう、頑張ります」
竹内公輔
「最終メンバーに残って、11月のアジア大会でいい結果を残せるよう頑張ります」
青野文彦
「まずは最終メンバーに残り、チームに貢献できるよう頑張ります」
伊藤俊亮
「少し形は変わりますが、またトムと一緒に仕事ができることを嬉しく思います。とともに、この会見に集まって下さった方の数の多さに責任も感じています。最終メンバーに残れるよう全力で頑張ります」
松島ウォルターブラウン
「こうして選んでいただきとても嬉しく思います」
※以下4名欠席
田中健 アメリカ在住のため、今後の合流について検討
竹内譲次 アメリカ滞在中。サマーキャンプ、トレーニング状況を加味し今後の合流について検討
金丸晃輔 関東トーナメント直前の負傷により療養中(りそうはく杯も不参加)。合流時期は未定
満原優樹 りそうはく杯参加のため渡韓中。1次合宿後半より参加予定
各カテゴリーの活動スケジュール
“一貫した強化”が活動方針の中で強調されていたが、以下のアンダーカテゴリーにウィスマンコーチがどの程度/どのように関わるのかについては、「まずは長谷川(健志・青学大)コーチ、佐藤(久夫・明成高)コーチと密に連絡を取り、また練習にも足を運んでもらって意見交換する予定。そうして全体の代表強化に貢献したい」(ウィスマンコーチ)とのこと。
※U-18のヘッドコーチは久井茂稔コーチ(北陸高)。長谷川コーチ・佐藤コーチを挙げた理由は不明。
また、シニアカテゴリーという新しい組織体形のもと、11月のアジア大会まで「学生の成長を見ていくし、それによってはA代表に入るチャンスもある。学生だから選ばないということはない」(萩原強化本部長)と期待を寄せた。
男子日本代表
第1次強化合宿 5/20(木)~5/26(水) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第2次強化合宿 5/30(日)~6/6(日) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第3次強化合宿 6/11(金)~6/18(金) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第4次強化合宿 6/22(火)~7/10(土) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第32回ジョーンズカップ 7/13(火)~7/21(水) チャイニーズタイペイ
第5次強化合宿 7/31(土)~8/4(水) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第3回FIBAアジアスタンコビッチカップ 8/7(土)~8/15(日) レバノン/ベイルート
第6次強化合宿 11/1(月)~11/3(祝) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第7次強化合宿 11/9(火)~11/10(水) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第16回アジア競技大会 11/12(金)~11/27(土) 中国/広州
※以下、ターゲットとなる大会名に着色しています
男子U-24代表
育成キャンプの実施によりカテゴリーの底上げを狙う。また、シニア代表グループとしてA代表との連動を密にする。
ユニバーシアード大会(2011年)
男子U-18代表
U-18アジア選手権にて、1999年以来12年ぶりの世界大会出場を目指す。
第1次強化合宿 5/14(金)~5/16(日) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第2次強化合宿 8/9(月)~8/14(日) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第3次強化合宿 8/26(木)~8/31(火) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第18回日・中・韓ジュニア交流大会 8月予定 中国
第21回FIBAアジアU-18男子選手権大会 イエメン/サヌア
第4次強化合宿 2011/3/21(祝)~3/28(月) 味の素ナショナルトレーニングセンター
男子U-16代表
今年度は国際大会はない。本カテゴリーより、11月にオマーン/マスカットにて開催される第2回アジアビーチゲームズに選手を派遣予定。
第1次強化合宿 8/26(木)~8/29(日) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第2次強化合宿 10;30(土)~11/2(火) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第3次強化合宿 12/25(土)~12/29(水) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第4次強化合宿(海外遠征) 2011/1/3(月)~1/11(火) 未定
第5次強化合宿 2011/3/12(土)~3/15(火) 味の素ナショナルトレーニングセンター
第2回FIBAアジア男子U-16選手権大会(2011年)
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2010年05月20日
5月20日、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、日本バスケットボール協会は記者会見を行った。トピックは以下の通り。いくつかの記事に分けて紹介していく。
(1)男子日本代表 活動開始会見
強化本部長挨拶、強化活動方針の説明 はこちら
各カテゴリーの活動スケジュール、男子日本代表選手(参加全選手)より抱負 はこちら
(2)男女国際親善試合 開催概要発表会見 はこちら
(3)女子日本代表 候補選手追加 はこちら
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(1)男子日本代表 活動開始記者会見
諸山文彦 強化本部長 挨拶
「男子日本代表の最大のミッションは五輪出場だが、昨年度のアジア選手権(世界選手権予選)では10位という残念な結果に終わった。アジア地区を構成する、それぞれ特徴ある5つのサブゾーンのうち、西アジアゾーンが著しく台頭している現実がある。それを直視した上で、1月に萩原伸浩を男子強化部長に、4月にトーマス・ウィスマンをヘッドコーチに迎えた。アジアの覇者復活を目指し、五輪・世界選手権の出場権獲得を目標にむかって、この新しい体制で進んでいきたい」
強化活動方針について
強化本部長挨拶および強化方針説明では、アジアにおける西アジアのチーム(レバノン、イラン、ヨルダン)の台頭と、”覇者復活”“エリート集団の復活”というフレーズが繰り返し語られた。
それを踏まえての目標として、“各種アジア予選の突破”までが掲げられた。現在のアジアでの日本のランクを考えると、まずはこのラインをクリアすることに注力することが必要と言える。具体的な方法(チーム作りなど)についてはウィスマンヘッドコーチに委ねられており、詳しくは後述する。
また、活動計画として「今取り組まないと、代表の未来はない」(萩原強化部長)と一貫性のある強化環境の構築が強調されたが、これまでのアンダーカテゴリーの強化施策の具体的な反省点までは言及されなかった。資料の内容としても、学校教育と連動したカテゴリーの再構築に向けて“見直しを行う”という表現にとどまった。これがどのように実現されるか、注目していきたい。
短・中期目標:アジア地区予選突破に焦点を絞り、チーム一丸となって勝てる、逞(たくま)しいチーム作りに邁進すること。
現状:世界におけるアジア、アジアの中の日本を鑑みると、2005年意向の日本は下降の一途
要因:西アジアの台頭
日本の情報戦略や各カテゴリーの強化施策に見直す点があった
課題:恵まれた環境のなかで育った選手が、旺盛なハングリー精神を持つ世界勢力に打ち勝つだけの精神力と肉体を作る
先人が築き上げた「アジアのエリート集団」復活を目指す
対応:選手がより強い気持ちで打ち込める環境の整備(選手発掘・育成、指導者・審判の育成)
強化関係者、協会が一体となって(選任コーチ1人ではなしえない)、“アジア攻略、そして世界へ"を合言葉に目標を段階的にクリアしていく
第1次目標:東アジアサブゾーンでの地位確立…常に2位以上
第2次目標:FIBAアジアにおける上位ランク定着…ベスト4以上
第3次目標(最終目標):FIBAアジアで優勝を狙えるチーム…常時世界大会出場
活動内容:カテゴリーを通じた一貫性のある育成・強化環境、指導体制の構築
FIBA…競技力や競技的魅力を高めるため、若年カテゴリー大会(U-17)を創設しユース世代の育成強化を推奨&U-17~シニアカテゴリーの一貫性を持たせている
日本…学校教育と連動した強化育成カテゴリー。
→上記の大会区分に合わせた体制に変更するべく、強化部組織の見直しを行った。
強化部会の下部組織としてシニア代表グループ(日本代表・U-24)、ジュニア代表グループ(U-18以下カテゴリー)を構成。JBLとの交流や、FIBA主催大会とぶつからないような国内大会日程の調整などを行う予定。
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2010年04月13日
2010/4/12 代々木第二体育館
JBLプレーオフファイナルGAME3
アイシン(3敗) 72(20-10 10-18 13-14 15-16 5*13)80 リンク栃木(3勝) *オーバータイム
リンク栃木の優勝
ゲームレポート、play by playなどは JBLプレーオフ特設サイトへ
オンリーワンの男がついに頂点を極めた夜
劇的、歴史的、などなんと表現すればよいのか、その場にいた者を“観戦者”でなく“目撃者”にしてしまったGAME3。45分間の戦いの果てにリンク栃木が新JBLチャンピオンとなり、プレーオフMVPには司令塔の#0田臥勇太が選ばれた。GAME2後の記者会見でアイシン・鈴木貴美一ヘッドコーチが「とにかくレギュラーシーズンとこのファイナルとでは田臥くんが全然違うんです」と言っていたように、誰もが納得する幕切れだっただろう。もちろんこの男も同じ。「だって僕、プレーオフ(ファイナル・セミファイナルの5試合)でほとんど出られなかった試合が1つありますから」―ここではこの、#1川村卓也にスポットを当てたい。
ファイナルではGAME1・GAME2とも20点以上たたき出し、田臥も川村もチームの“2枚看板”の名に恥じない数字を残していた。だが、プレスルームに貼られていた新聞各紙のGAME1・GAME2の記事切り抜きを見てみると、写真つきの記事にはすべて田臥の写真が使われていた。見出しに踊る名前もやはり、“田臥”の文字のみであった(※プレスルームに貼られていたもののみ)。
川村は、“一般的”には見出しになりにくい選手なのかもしれない。
川村はJBL(JBL2除く)の中で唯一、高校卒業後すぐにこの世界に入ったプレイヤーである。これがどれだけ難しい挑戦であったか、一般的に説明するのは難しい。しかし、バスケットに関わる者なら誰もが知っている。川村の前に同じことに挑戦した男はおらず、先にもしばらくはいないだろうことを。川村自身も5年前に進路を決める際には家族会議も開いたというが、最終的には自分で決断してこの舞台に飛びこんできた。
また、リンク栃木にやってきたときも、本当に日本一になれるのか、未知数な部分が大きかった。川村ほどの選手ならプレーしたいと言えば他のどのチームでも受け入れたはずである。しかし彼はここでも、自分でリンク栃木というチームを選んだ。
そういった数々の選択を経て、今、彼はファイナルのコートを踏んでいた。先述の大きな決断で見られた川村らしさは、ゲームの中での1つ1つの判断にも息づいていた。それが最も出ていたのが、4Qのアイシンにじりじり離されていき、川村自身も抑えられていた時間帯である。彼は4Q開始から約9分間、わずか2点にとどまっていた。ただ、それでもシュートを打ち続けていた。とにかくチャンスが来たら、いや、チャンスでなくてもなんとかタイミングをはかり絶対に“打つ”という選択をし続けていた。
その結果が、あの4Q最後の2本の3Pシュートである。
「同点シュートの前に1本同じパターンで決めていたので、そんな特別なことをやったつもりはないです。誰かがミスして終わるのならそれは自分だと思ったくらい。ただ、自分が決めて延長になれば必ず勝てるというのは思っていました」
優勝トロフィーを手にして、「重いです。それも普通の重さではなくて、1年分の想いが詰まった重さ」と話していた。同じようにあの2本のシュートには、彼のJBLでの5年間、もしかしたらミニバスでバスケットを始めたときからの年月分の想いが乗り移っていたに違いない。
これまで、ミニバス、中学、高校、そして日本代表でも彼がどんなにシュートを決めてもチームを優勝させることはできなかった。それをついについに達成してみせた。だから、答えはわかってはいても、彼の口から聞いてみたかった。――これで、これまでの選択を、最良のものだったと証明できたと思いますか?
「証明したでしょう?だって優勝したんだから」
シンプルだった。同時に、過去を振り返らない強さもあった。前しか見ない男の後ろにこそ、こうして道はできていく。
“ファイナル”から“スタート”したいこと
重ねて言いたいが、このGAME3はJBLのシーズン全試合の中でも最高の試合だった。プレーや応援はもちろん、代々木第二体育館で起こったこと、流れた時間のすべてが最高だった。
今度は、この“最高”を“普通”にしたい。
リンク栃木の記者会見では、“すばらしい応援をしてくれたファンに一言”というような質問が毎回出たが、#34伊藤俊亮をはじめ、選手は「栃木ではこの応援が普通なんです」と言い続けた。それなら、どのカードでも、どの会場でもこれくらいの雰囲気を作ることも不可能ではないはずである。
プレーの質にしても、リーグ戦すべてをこのレベルでやっていたら選手の身体が持たないという考えもあるかもしれないが、このレベルのゲームをコンスタントにできるようになれば、それは間違いなく日本のバスケットのレベルアップである。JBLとはそういうリーグであってほしい。
ずっと追われる立場だったアイシンの#22網野友雄は、敗戦直後にも関わらず言っている。「これからの1年は悔しい1年になるかもしれないが、また高い意識でバスケットに取り組める。王座奪還を目指したい」
この試合を経験したからこそ、選手だけでなく我々も1つ上のステージへの挑戦を始めたい。
posted by summership |03:00 |
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2010年04月11日
2010/4/11 代々木第二体育館
JBLプレーオフファイナルGAME2
アイシン(2敗) 72(23-11 17-30 9-20 23-19)80 リンク栃木(2勝)
入場者数3202人
ゲームレポート、play by playなどは JBLプレーオフ特設サイトへ
リンク栃木が信じたチームメートの力
プレス用の資料のうち、「Combination」という資料(コートに立っている5人の組み合わせごとの、プレータイムと得点の増減一覧)がある。GAME1分しか出ていないため、GAME1で例えると、リンク栃木:#0田臥、#1川村、#5メリット、#34伊藤、#40田中の組み合わせで計20分37秒戦い、そのときの得点増減は+13(13点伸ばすことに成功)となっている。
この組み合わせのバリエーションが、リンク栃木はアイシンよりも多い。中には計30秒に満たない組み合わせもあるが、流れを変えたり主力を休ませたりするのに、多くのベンチメンバーが貢献しているということである。
GAME1では逆転勝利を「チームの力」とトーマス=ウィスマンヘッドコーチも各選手も口をそろえたが、GAME2ではその中でも特にベンチから出てくるメンバーの力が際立った。例えば1点差で迎えた3Q、インサイドを固める#5メリット、#34伊藤俊亮がそろって3ファールとなってしまったが、これを#12アボヤ、#8大宮宏正がカバーするだけでなく、リードまで奪ってみせた。また、1Q無得点に抑えられていた#1川村卓也は、1Q終盤から2Q冒頭に掛けてベンチに下がったときに「頭を冷やすことができた」と言っていたが、その約3分間をつなぎ、後の川村の爆発を演出したのは#91片岡大晴である。
初めてのファイナルという舞台で、しかも2戦続けて、こうも各メンバーが力を発揮できるものだろうか?川村と大宮に聞いてみた。
「確かにうちは他のチームよりたくさんの選手が出ていると思います。でも、レギュラーシーズンで6試合やって相手の強みはわかっていますから、僕らの得意な平面バスケットを意識していれば誰が出ていてもやることは変わらないですよ。スタート以外のメンバーも、練習中から対戦相手としてやっていたり、試合に出たときはそれぞれの仕事をやっていて、それについて僕がとやかく言うことはないです。あとはトム(ヘッドコーチ)が使ってくれるのも大きいと思います。皆モチベーションになっているし、準備もしています」
普通、スターティングメンバーであれば、“交代したメンバーがつないでくれてありがたかった”というようなコメントが聞かれる。しかし、川村は“自分の代わり”ではなく、“それぞれの仕事”と表現した。そして、皆それを果たすべく準備しているのだから、できて当然だと教えてくれた。
一方の、交代してコートに入る側である大宮は、その“仕事”についてはからずもこんなことを言っていた。
「うちには最高のガード(#0田臥)とポイントゲッター(#1川村)がいるので合わせること、ディフェンスをひきつけることが自分の仕事です。後はもう、この試合では走るしか僕の良さってないかなと思って(笑)、とにかく走りました」
では、途中から出て仕事をするという難しいことを、ファイナルでやってのけた要因はなんだったのだろうか?
「正直、僕は経験が少ないですし、どうも力ある選手と肩を並べてプレーできていないのを気にしていたところがあったんです。特にアイシン相手のときは自分の身長が小さいので萎縮してしまっていて。でも、栃木に来てからコーチやバスケット関係でない人にももっと自信を持ってやった方がいいよと支えてもらえて、そんなこと気にしないで自分の力を出せばいいと吹っ切れたのがこのファイナルでした。全部やるのでなく、1つのことを忠実にやろうと思えたので、緊張もせずにその1つのことをやれました。あとは、皆の“負けたくない”って気持が感じられるので、やっていて楽しいですし、極限状態にどうしても出てくる不安がなくなるんです。それで思い切りできました」(#8大宮宏正)
これがリンク栃木のファイナル2連勝のキーである。リンク栃木は、伊藤俊亮より若い大宮宏正にも伊藤のバックアップが、川村卓也よりサイズのない片岡大晴にも川村のバックアップが務まると、ヘッドコーチもチームメートも信じている。他のメンバーにもそれぞれの仕事、それぞれにしかできない仕事があると尊重している。これまでの経験がないと言っても、これからコートに出て仕事ができない理由にはならない。JBLの舞台に入ってきたからには、能力も可能性も持っている選手たちである。それを信じ、励まし、チャンスを与えたリンク栃木が得た結果は大きい。
アイシンが戦った自分自身
一方のアイシンは、GAME2ではインサイドで献身的なプレーをする#10竹内公輔のめったに見られないファウルアウトがあったにせよ、鈴木貴美一ヘッドコーチは「2戦とも勝てる試合を落とした」と表現した。しかし、アイシンが圧倒的王者たりえた理由は“勝てる試合を落とさない”からこそだ。
勝てる試合、ということは相手には実力的には負けていないということである。それを落とさない、ということは自分をコントロールし力を発揮するということである。今、アイシンはリンク栃木というより自分自身と戦い、自分自身に負けている。
「(逆転された2Qについて)ゾーンは上のプレッシャーもないし、しっかりやればオフェンスリバウンドもとりやすいはずなのに、昨日ターンオーバーから速攻を出されたのが浮かんだのか、怖がってしまっていました。レギュラーシーズンでもリンク栃木にゾーンをやられましたが、それで勝っているんですよ。私達の方がプレーオフの経験はあるはずなのに、リンク栃木の方が怖いもの知らずでできている感じです。とにかくGAME3も平常心を心掛けるだけ」(鈴木ヘッドコーチ)
これまでの自分自身が強いほど、そしてその強い期間が長いほど、内に潜む自分自身も手ごわい、それが揺らいだときの建て直しが難しいということだろう。オールジャパン時に、“外からは見えない、チームの内にある揺るがない強さ”を勝因にあげた#6朝山正悟は「このチームに入って初めての経験ですが、今プレーどうこうの前にチームが1つになれていない。まずはお互いを信頼しあわないといけない。僕自身も変えていかないといけないところがありますし、また皆で話し合いたい」と言い残して会場を後にした。
GAME2のラスト、何も仕掛けずに過ごした28秒間は、生まれ変わりの布石だったのか、それとも自分自身にあげた白旗だったのか?GAME3でアイシンが戦っている“相手”にも注目したい。
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2010年04月10日
2010/4/10 代々木第二体育館
JBLプレーオフファイナルGAME1
アイシン 77(23-23 26-16 19-18 9-31)88 リンク栃木
入場者数3202人
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王者アイシンが見せた前半と後半の“落差”
こんなアイシンは観たことがない。そんな状態に王者は陥っていた。
頂上決戦の幕開け、両チームを迎えたのはリンク栃木ファンの大声援だった。しかし周知の通り、アイシンはそんな雰囲気に左右されるようなチームではない。前半、リンク栃木が#40田中健の3Pシュートや#0田臥勇太の速攻で迫ろうとも、#3柏木真介がコントロールし、#10竹内公輔がリバウンドをもぎ取り、#32桜木ジェイアールが1対1を決めるというアイシンの「形」自体は揺るがなかった。
もちろんスタッツを見れば、前半だけでターンオーバー10というのはアイシンにしては多かった。だが、リバウンドを23対9と圧倒し補っていた。特に#10竹内公輔がオフェンスリバウンド7、ディフェンスリバウンド4の11本とたった1人でリンク栃木のチーム全体を上回っていた。
しかし3Q、リンク栃木が#34伊藤俊亮に代わって#8大宮宏正を投入すると、その「形」が綻び始める。#8大宮が抜群の跳躍力とボールへの執念でアイシン#10竹内公輔に簡単にリバウンドをつかませなくすると、下からは#0田臥勇太もスナップ。#0田臥はさらにアイシン#3柏木真介にも執拗なプレッシャーディフェンスで揺さぶりをかけた。
そして、前半を4点に抑えられていたリンク栃木#1川村卓也がここで3連続ポイント。彼のマッチアップは1Qがアイシン#22網野友雄、網野が3ファールとなった2Qは#6朝山正悟、そして3Q立ち上がりは再び#22網野、この3連続得点を機に#6朝山と何度か入れ替わった。川村は言う。
「2人はタイプの違う選手だけど、どっちのプレッシャーが軽いとかは正直ありません。ここまでくるとね、そういうのはないんですよ。ただ、タイプが違うことで気持ちを切り替えるきっかけにはなりました。自分が何かアクションを起こせば崩せるかなと」
それでもまだアイシンは要所で#32桜木、#7ジョシュ・グロスが得点し、2桁のリードを守っていた。そこで4Qのはじめ、#32桜木を2分、#10竹内を1分、#3柏木を15秒休ませた。最後の最後に流れを持ってくるアイシンとしては珍しい采配ではない。だがこの間に、アイシンは2つのターンオーバーと1つのファールを犯した。
らしくなかったのはここからだ。#3柏木を戻すもまたしてもターンオーバー。得点も70-57から70-67まで詰まり、ベンチは2つのタイムアウトを取った。その後、#10竹内のフリースローと#3柏木の3Pシュートで再び突き放したが、ラスト5分はいつもの“リードを守って逃げ切り”という形には―ならなかった。
メンバーの“献身”にダブルエースが応えたリンク栃木のチーム力
なぜか。アイシンには各所で綻びが起こっていた。もちろん彼らにも、ミスやうまくいかないことはある。しかしこの試合では、それを補うべき場面でもリンク栃木はアイシンの綻びを誘った。それをしっかり得点につなげた#0田臥と#1川村の仕事ぶりも素晴らしいが、チーム全体でそうした綻びをアイシンの各所に作らなければ始まらなかった。スタッツには残らないがボールを追い、身体を張り続けた他のメンバーの貢献があったのだ。それがついに最後に、アイシンの“観たこともないような失速”を呼んだ。
残り1分半、2点ビハインドで最後のタイムアウトを取ったアイシンがターンオーバーに終わると、勝負は決まった。その後のリンク栃木の速攻をファールで止めるしかなく、リンク栃木はこのフリースローをきっちり決めた。ラスト5分でリンク栃木があげた21点のうち、実に15点がフリースローによるものだった。
「リンク栃木は#0田臥、#1川村選手が気持ちよくやっている試合は勝っている。前半は2人を抑えられましたが、後半はうちのターンオーバーから好き放題やられてしまいました。もちろんやられても本来のうちの選手たちなら我慢して勝ちに持っていけるのですが、1・2番ポジションの選手がいつもと違ってカッカしていた」(アイシン・鈴木貴美一ヘッドコーチ)
「チームの1人1人が貢献することが大事で、今日の試合ではそれを全員がやってくれた。このチームは互いのためにプレーできている」(リンク栃木・トーマス=ウィスマンヘッドコーチ)
付け加えるなら、アイシンは#2佐古賢一が前半で負傷し、後半#3柏木がコーチの問いに「少し休みたい」と応えたときにコートに立てなかったこと、リンク栃木は誰が交代で入ってもチェンジングディフェンスのプレッシャーが弱まらなかったことなども、“チーム”としては大きかった。
2戦目の出来こそが“リーグ”の実力
挑戦者・リンク栃木にとって、この先勝は何より大きい。しかし勝負は始まったばかりだ。オールジャパン3連覇中、このリーグも2連覇中のアイシンの売りは“様々な経験をしてきていること”。屈辱的とも言える敗戦からの立て直し方ももちろん、知っている。
「追い込まれたわけでもないし、明日しっかりやって勝てばすぐ取り返せることなので、そんなに悲観的にはなっていないです。まぁ今日はね、それぞれが自分の中で色んな反省をしてると思うので(苦笑)。僕としては、後半あとファール2つという中で、自分の持ち味であるアグレッシブなディフェンスができなかったのが反省です。それも各個人でしっかり気持ちを整理して、明日はコートに立てると思います」(アイシン#22網野友雄)
そしてリンク栃木がこの“2戦目のアイシン”とも渡り合って見せてこそ、本当のリーグのレベルアップにつながると言える。明日も、好ゲームを期待したい。
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2010年03月14日
3月14~16日、味の素ナショナルトレーニングセンターにて平成22年度のU-16代表候補の最初の強化合宿が行われた。
メンバー表は 日本バスケットボール協会 へ
開講式(写真上)では、諸山文彦強化本部長から「男子代表は2009年のアジア選手権10位、アジアU-16選手権は6位でしたが、まだまだ見捨てる理由はない。これから世界を目指して理想大きく、目標を持って頑張ってほしい」と激励があった。また、次期日本代表候補選手を有力視される長身選手として集められたメンバーには、「これまでは大会ごとにしか強化合宿をできなかったが、新しい試みであるこの機会を生かしてほしい。現状日本はアウトサイドシュートしか得点源がないが、イランなどようにインサイドの得点を増やせるよう期待しています」と声が掛けられた。
続いて言葉を掛けた大平敦スーパーバイザーや富樫英樹ヘッドコーチ・天田正弘アシスタントコーチ・岡田義弘総括(大会は不参加)・吉本完明トレーナーは昨年の第1回FIBAアジアU-16選手権大会に引き続いての取り組みとなる。スタッフ陣は今回の選出メンバーが参加していたU-15トップエンデバーも視察していたため、「以前見たときより顔つきが大人びているので、楽しみです」(大平スーパーバイザー)という声も聞かれた。今年度は先述のスタッフに加え、新たに専任コーチの後藤正規アシスタントコーチが加わった。
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2010年03月14日
2010年2月5日より、味の素ナショナルトレーニングセンター・なみはやドームにて男子育成強化キャンプが行われている。このキャンプは将来の日本代表候補選手になりうる選手のレベルアップを目的とし、2010年のリソウハク杯、そして2011年のユニバーシアードを見据えて取り組んでいる。これを「2011ユニバへの道」と題し、2009年末に関東大学バスケットボール連盟が主催したフレッシュマンキャンプと合わせて、レポートしていく。
2011ユニバへの道 記事一覧は こちら
しめくくりとなる第5次合宿では、青山学院大、東海大との練習ゲームを行った。組織的なプレーをテーマとする中で、この両チームと対戦することは紅白戦では得られない効果をもたらした。
「トランジションの速い青山学院、ディフェンスが組織的でチームとして戦ってくる東海、と特色のあるチームとのゲームは集中力の高い戦いが望めます。結果、このメンバーだったらそれぞれどんな役割なのかが見つけられましたし、チームという意識をより高めることができました」(山本コーチ)
10分ゲームを青山学院大とは6本、東海大とは5本行った。固定でなく様々な組み合わせを試しながらであるが、橋本・比江島・金丸・遥・満原の5人で始まることが多かった。もちろんその他のメンバーも与えられたプレータイムで持ち味を発揮しようという意志が感じられた。
(チームメートとマッチアップする満原優樹)
点数的には、寄せ集めのメンバーということもあり、10分単独で見ればリードを許したゲームもあった。特に東海大とのゲームは、ディフェンスに手こずり1桁得点にとどまることも。さらに、アップから最後のゲームの最後の1秒まで全員で声を出してくる東海大の目には見えない“パワー”に押されてしまった。
「こちらのベンチの指示が聞こえないくらいもりあげていて、自分のチームながらいいチームだなと思いました」と遥天翼が言う通り、育成キャンプのメンバーが云々というより東海大が天晴れという印象。大学生の単独チームでもこれだけできるといういい刺激ととらえ、今後育成キャンプのメンバーがステップアップして世界と戦う際には、是非見習いたい。
(インタビューは「続きを読む」へ)
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