2009年12月27日

【2009WC】フォトギャラリー4 男子準々決勝(1)

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福岡大大濠 99(22-37、31-17、21-18、25-21)93 藤枝明誠 「インターハイ3回戦のリベンジ」を期す大濠と、インターハイベスト4・国体準優勝と来て悲願の優勝を狙う明誠が相見えました。 立ち上がりは、3回戦まで様子を見ながらだった#6藤井祐眞選手が1on1を決めてベンチを指差すなど、藤枝明誠がスピーディなオフェンスで2-8とし早々に福岡大大濠のタイムアウトとなります。


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ベンチに戻る姿はあまりにも対照的です。

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この後、福岡大大濠は#6田中貴啓選手の裏を突くプレーや3Pでつなぎ、12-14まで追い上げます。しかし藤枝明誠はスティールや#14古本樹選手らのリバウンドからほとんどをレイアップやゴール下シュートに結びつけ、残り4分15秒には12-25とおそろしいほどのハイペースを続けます。 summership-137722.jpg summership-137721.jpg 福岡大大濠は#6田中、#12松本康太選手の3Pで何とかついていくものの、藤枝明誠は#5永井裕也選手の連続レイアップ、さらに#6藤井選手のQ終了間際の1on1も決まって37点。中あり外あり、ディフェンスやリバウンドもよし、とこのチームのシーズン最高の10分間だったかもしれません。左は#6藤井&#11鈴木友貴選手のホットライン、右は3年生のトリオです。
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2Qも藤枝明誠の勢いは止まりません。が、開始2分半にリバウンドを支配していた#9羅中杰選手がルーズボールで2ファール目を吹かれベンチに下がります。
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これをきっかけにしたい福岡大大濠は#7矢嶋瞭選手のルーズボールなどでくらいつきます。この写真で下になっているのは藤枝明誠#6藤井選手。2人ともチームのエースでありながら、誰よりも泥臭くボールを追います。
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福岡大大濠は#4二宮弘憲選手が、藤枝明誠#9羅選手に代わった#8張暁博選手からテイクファール。反撃のきっかけになるかと思われましたが、このプレーを機に#8張選手を#13世良昌浩選手に代えるとすぐ得点するなど、藤枝明誠も簡単には崩れません。2Q残り5分半、スティールから#11鈴木選手がバスケットカウントを決めて福岡大大濠のタイムアウトとなります。
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このあと1スローもしっかり決めて32-50と得点を50点に乗せると、さらにオールコートディフェンスと藤枝明誠が仕掛けます。が、ここで#6藤井選手が相次いでファール。リードしていることもありいったんベンチに下がります。 この、リバウンドをもぎ取る#9羅、ルーズボールを頑張る#6藤井選手のいなくなった2Q後半の5分間。福岡大大濠に流れが傾き始めます。
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リバウンドが取れるようになってきた福岡大大濠は、#7矢嶋選'・#5永野選手のフリースローや、#6田中選手のスティールからのレイアップで一気に追い上げます。一転、福岡大大濠が走る展開です。
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結局、藤枝明誠が4点にとどまる間に、福岡大大濠はQ終盤の#4二宮選手の3連続得点も効いて53-54とビハインドを帳消しにしてしまいました。二宮選手は追いかける展開でも焦らずしっかりゴールを見つめていました。 一方の藤枝明誠は「2Qまではよかったんですが、2Qの後半は気持ちの面で相手が上を行っていて、3Qもそれが続いてしまった」(#6藤井)と悔やまれる展開に。「羅と一緒に休んだときに一気に詰められたのが痛かったです」
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しかしまだ時間は半分残っています。3Qは一進一退。まず、残り6分半には#6田中選手の速攻で福岡大大濠がついに勝ち越し、それを追いかけていた#4二宮選手のガッツポーズが出ます。さらにリバウンドから#7矢嶋選手の3Pで65-60と一気にリードします。 すると藤枝明誠は#6藤井、#9羅選手が2Qに休んでいた分もと、それぞれ速攻、インサイドプレーで反撃しますが、フリースローを決めきれないもどかしさも。福岡大大濠が#6田中選手のロングシュートで2点だけ前に出て最後の10分に突入します。
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Qの間のインターバルで「皆で」と声を掛けて4Qに臨んだ藤枝明誠。しかし3Qに続いてフリースローを決めきれず、「入れていかなきゃ」と#6藤井選手が声を掛けます。少し焦りが見え始めたところで、福岡大大濠#12松本選手の3Pで大きな4点差がつきます。
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この後はベンチの思惑も交差します。藤枝明誠が司令塔の#5永井選手を下げれば福岡大大濠もガードをチェンジ。さらにリードしている福岡大大濠が先にタイムアウトをとって逃げ切りをはかるも藤枝明誠が2点差まで追い上げます。 勝利がどちらに転ぶか、決定付けたのは残り5分での攻防でした。福岡大大濠は#6田中、#7矢嶋選手がきっちりシュートを決めるのに対し、藤枝明誠はダブルエースの1人、#11鈴木選手がトラベリングと波に乗れません。残り4分半85-79で藤枝明誠のタイムアウトになります。
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しかし点差は大きくありません。ならばディフェンスで、とプレッシャーを強める藤枝明誠。しかし鈴木選手が紙一重でブロッキングと見放されます。残り4分、藤枝明誠はすぐに2つ目のタイムアウト。この後レイアップやゴール下シュートのチャンスがめぐってきますが、決めきれず残り2分半には87-81で最後のタイムアウトを切ります。6点が遠い状態です。
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ここで気を吐いたのが#11鈴木選手。3Pを決めると、藤枝明誠はオールコートプレスを繰り出します。ただ、ここでも最後にリバウンドをつかんだ福岡大大濠がフリースローで2点追加と動じません。
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とどめは#6田中選手の3Pでした。残り1分半、ベンチ前から決めて92-84とすると、藤枝明誠はファールゲームに賭けます。
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福岡大大濠はこの後2回のタイムアウトを取りましたが、コートでも自然にハドルを組んで乗り切りました。やはりオール3年生の強さは本物です。 「インターハイのときは、負けていると気持ちが下がってそのままずるずるいってしまうというのが課題でした。その後から“自分達で声を掛け合ってやろう”と練習でも意識してやってきたので、今日は最初負けていても皆で声を掛け合えたと思います。最終的には走り勝ったと思うし、リバウンドも1人1人が“絶対このボールは譲れない、何が何でも取ってやろう”という気持ちでしっかり飛び込んでいたし、ルーズボールもうちが上回っていた。チーム力で勝てたと思います」(#5永野選手)
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一方、藤枝明誠の最後の得点は#6藤井選手の3P。それでも残り1秒で6点差でしたが、藤井選手はディフェンスのためにダッシュで戻るところでした。文字通り最後の1秒まで戦う姿を見せてくれました。 「後半はずっとリバウンドとルーズを相手が取っていた。それが敗因だと思います」。タイムアウトの度に「リバウンドとルーズだけ!」と言っていた藤井選手は悔しそうでした。 「大会前にちょっと腰を傷めていて、大事をとって初戦はスタートを外れたんですが、腰の痛みはもうなくて、いつも通りにこの試合はやれていました。2Qに交代するまではシュートタッチも良く行けていたんですが、1回下がったときにちょっとタッチが狂ってしまって後半もそれを修正できなかったです。 インターハイと国体は3位、2位と成績を残せてよかったですが、今回は本当に優勝を狙っていて、最低でもベスト4は絶対という気持ちだったので悔しいです。インターハイのときは自分たちの方が京北に勝って勢いがありましたが、一発勝負は何があるかわからないですね」
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藤枝明誠は優勝する力がありながらの惜しまれる逆転負け。2Qに藤井と羅というキーマンを休ませたこと、また洛南対策を重点的にやってきたことなど、どこか“大濠は1度勝った相手”という緩みがあったのかもしれません。西塚建雄コーチは「私が大濠さんの力を甘く見ていた」と選手たちをかばいました。
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一方の福岡大大濠・田中国明コーチは「私はなーんにもしとらん」と選手の頑張りを最大限に称えました。選手たちの中にはリベンジという明確な目標がモチベーションになっているようです。 「インターハイで負けた藤枝明誠に勝てて嬉しいし、この勢いで次も勝ちたいです。もし延学なら九州大会で負けた相手ですし、決勝も福岡対決にして借りを返したい」と意気込んでいました。
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明成 72(19-22、13-15、20-19、20-8)64 延岡学園 準々決勝第2試合は、初戦では苦しみも見えた延岡学園と、ここまで快勝してきている明成のカードです。立ち上がりは、明成が集中したディフェンスを見せるものの、延岡学園は#5プイ選手ら高さを生かしたリバウンドシュートで応戦します。残り2分19-18と決めては決め返す展開に。
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ここでタイムアウトを取った延岡学園。この後#4横瀬孝樹選手がドライブにアシストにの活躍で明成ゾーンを割っていきます。19-22と延岡学園がリード。
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2Qに入っても19点から得点を動かせない明成はタイムアウトを取るものの、残り5分になっても3得点にとどまります。ビッグマン揃いのゾーンをなかなか攻略できません。
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均衡を破ったのは延岡学園。#4横瀬選手の3P、さらにスティールから#8川元崇史選手の速攻で22-31まで点差を開きます。
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この明成にとってのイヤな流れを断ち切ったのは、#6畠山俊樹選手のルーズボールでした。なぜそのタイミングで飛び込めるのか、という素晴らしいボールへの反応を見せ、会場からも拍手が沸き起こります。残り2分には自らの3Pにつなげて30-33と射程圏内に持ち込みました。 しかし、明成はこの後のフリースローを決めきれず、5点のビハインドで折り返します。
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3Qも引き続き延岡学園がインサイドを支配。残り5分37-44と点差は代わりません。しかし、ここから明成#4村田翔、#14菊地大選手がリバウンドに絡み始めます。この反撃の芽をいち早く察知した延岡学園はタイムアウトを取り、リードは許しません。
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この後、3Q終盤ははエース対決に。明成#10高田歳也選手が延岡学園#8川元選手から奪ったボールをレイアップにつなげれば、川元選手も速攻で3Pを返します。さらに2本目の3Pも決め47-54と突き放しに掛かったところで、すぐ高田選手がレイアップに。川元選手がブロックに飛びますが、これがファールとなります。今度はフリースローをきっちり決め、さらにはQ終了間際に#9安藤誓哉選手の3Pも決まった明成が52-56とくらいつきます。
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そして、ついに4Qに明成が全開になりました。ボールへの執念は全く衰えず、マイボールにすると#10高田選手の3連続得点で59-56と一気に抜き去ります。 延岡学園は開始3分で司令塔を#6長谷場祐二選手からルーキーの#11寺原拓史へチェンジします。しかしファーストプレーがパスミスですぐに長谷場選手に戻します。また、シューターの#8川元選手が3Q終了間際のブロックでゴールの支柱に激突しており、痛みがあるようで1度ベンチに下がりとバタバタしてしまいます。 この間に明成は正確なジャンプシュートや合わせのプレーで加点し、残り5分になっても65-56と得点が動かない延岡学園はタイムアウトに追い込まれます。
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ここで存在感を発揮したのは#7永吉佑也選手。フリースロー、ゴール下で得点を動かしてチームを落ち着かせると、#5プイ選手もリバウンドシュートで応え、残り1分半67-64と分かりません。 このツインタワーで33本と、明成のチーム全体よりもリバウンドをもぎ取った延岡学園。ここでもディフェンスリバウンドをがっちりつかむと、#4横瀬選手の同点を狙った3Pに託しますが、ネットを揺らすことはできませんでした。
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そのリバウンドをつかんだ明成は#6畠山選手がファールをもらい、これをきっちり決めます。さらに延岡学園#7永吉選手へのパスをカットして再びフリースローを得ると、しっかり決めて残り30秒71-64と勝利を決定付けます。雰囲気はもはや完全に明成のものに。延岡学園は最後のタイムアウトのカードは切りませんでした。シューターの川元選手がベンチのままのため、#5プイ選手の3Pが最後に。結局今シーズンは無冠で終えることになりました。
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一方、喜びに溢れ、スタンドに挨拶する明成のメンバー。試合終了のブザーがなった瞬間から涙を流していました。 「勝因はルーズボール。ルーズボールというのは気力の表れです。残り5分が勝負だと言っていたのですが、その残り5分までロースコアで辛抱できたので、ああいう展開にできたと思います。選手達が1年間努力した、相当練習した結果です」(佐藤久夫コーチ)


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