2010年01月01日

【2010AJ】Answer(1)大石慎之介(浜松大)

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浜松大#1大石慎之介は、やはり笑顔だった。 大石が入学してから、浜松大は東海リーグを初優勝&4連覇、2007年には西日本選手権初優勝も飾った。そして今シーズンは東海予選を勝ち抜いて8年ぶりに天皇杯の舞台にやってきた。 しかし、結果は残念ながら1回戦敗退。しかも大石の最後はファウルアウトだった。 それでも、浜松大での4年間はどんなものだったか?という問いに対する答えは「プラスばかり」だった。「マイナスなことはなかったです。何よりバスケットができることへの感謝を覚えました」 ただ、やり残したことは、ある。


“勝負の年”と臨んだインカレは結局、4年続けて関東のチームに跳ね返され、ベスト16に終わった。
コートでは、「自分が声を掛けてあげないと、ビハインドのときは皆気持ちが落ちてしまうから」と笑顔を心掛けた。試合後のロッカールームでもまず出られなかった4年生たちに謝ったという。
「自分がダメなときの試合は大体負けるんですよ。そういうときどうやってチームを良くするかという部分がまだまだ足りなかったと思います。本当に勝てなくて申し訳ないですね、皆に。…勝ちたかったなぁ」
いつも強気なプレーでチームを引っ張ってきた大石だから似合う言葉だ。

ただ、それを考えても、大石が記者達の前に姿を表し笑顔で質問に答えるまでには、長い間があった。こみ上げてくるものと折り合いをつけるのは、どんな強い気持ちの持ち主でも多少時間がかかるということだ。

「地方のチームでも頑張れば関東を倒せるんだというのを見せたい」。
その一心で4年間やってきた彼は文字通りの“静岡の星”だ。沼津大岡中で主将を務め、全中ベスト16。市内の飛龍高に進むと1年次からスタメンに名を連ねた。インターハイは3年連続出場、ウインターカップは2年時に7年ぶりの出場権を勝ち取ると2・3年と出場した。そのときのチームメイトは種市幸祐(日本大)ら関東のチームに行く者も多かったが、県内に残った意地があった。

まだやり残したことがあるからには、挑戦は続く。

「トライアウトを受けるつもりです。それで地元のチームに入れたら最高だなって」と地元愛を口にした。
浜松はbjリーグの浜松・東三河フェニックスのホームタウンだ。大石のように明るくハキハキとしたキャラクター、気持ちのいいドライブ、そして先述のような地元愛を併せ持った選手はなかなかいないだろう。4年間留学生のママドゥ・ディエイとコンビを組んだことで、厳しいマークを受ける外国人選手にアイコンタクトでパスを出せる技術を得たことも生きるはずだ。

もちろん勝負の世界ではあるが、プレーを続けることで問いに応え続けようとする姿を、これからも見せてほしいものだ。

posted by summership |12:00 | コラム | コメント(0) | トラックバック(0)
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