2010年08月01日
【2010インターハイ】フォトギャラリー3 男子準々決勝
本日より名誉あるメインコートです。今年度は応援スタンドがベンチのすぐ裏に設置されました。少しでも助けになるように、タイムアウト時にぎりぎりまで近付いてメンバーに風を送る京北ケイジャーズ。
八王子(東京3) 84(20-17 10-19 27-29 27-13)78 新潟商(新潟) 3回戦でダリ選手を擁する岡山学芸館を破った新潟商。「もう1つ勝ったら本物」(中屋廣昭コーチ)と臨んだこの日も粘り強いディフェンスで、2Q早々に八王子#7サンブから3ファールを奪います。八王子はこのピンチを、#6佐藤弘樹選手ら何人もの選手が数分ごとにつないでカバーします。彼らの積極的な1on1とリバウンドはチーム力の証明です。新潟商は、1Q終盤こそシュートが落ちて引き離せませんでしたが、そのほかの時間帯はきっちりシュートを決めてリードします。#7鶴巻拓哉選手らのメインコートでも落ち着いたジャンプシュートに、八王子のゾーンをあざ笑うかのようなハイローやハイポストシュートが次々に決まり、会場が沸きます。一方の八王子は、後半からコートに戻した#7サンブ選手にとにかくボールを集めます。新潟商業はタイムアウトの度にディフェンスのポジション取りを修正しますが、それでも徐々にサンブ選手のパワーが勝り、連続得点で78-78と振り出しに戻ります。 ここで試合を決めたのは、八王子#9平川啓太郎選手の3P2本でした。これには、「警戒していたが最後にルーズになってしまった」と新潟商・中屋コーチも悔しさを隠しません。平河選手は、3回戦・延岡学園戦で5本の3Pを決めたのに続き強心臓ぶりを発揮しました。しかし、新潟商の選手たちがスタンドに向かって挨拶したとき、一般観客席からも大きな拍手が起こったのが健闘の証明です。ただ、残り5分で78-68とリードしていましたが、その後無得点に終わってしまったことだけが惜しまれました。 「40分のうち35分はよかった。でも残りの5分で課題が出た。終盤はオフェンスは形はできていたけれど、中にはここ(と胸を指す)が縮こまってしまったシュートもありましたね。サンブへのディフェンスも、普通ではダメなのに差後の最後に普通になってしまったということです」(中屋コーチ)選手たちに対しては、「これで終わりにするな。悔しさを次につなげろ」と声を掛けていました。「選手はよくやってくれた。次につながる内容だったと思います。秋冬に向けて、他のチームもレベルを上げてくるので、うちも小さいけれど基本的なことがきっちりできるように、また頑張ります」と飛躍を期する言葉を残してくれました。 ※写真はトリッキーなパスワークで楽しませてくれた#4岩淵俊紀選手。明成(宮城) 84(22-14 14-11 24-17 24-11)57 市船橋(千葉1) 市立船橋はナンバープレイを多用。重いロースコアな展開になります。それでもリズムを崩されることなく、もくもくとシュートを決めていたのが明成#6杉本健将選手。後半の爆発の起点になりました。市立船橋は3Q中盤からのシュートが落ちた時間帯に、明成に速攻&3Pを許してしまったのが悔やまれます。#4平良彰大選手のリーダーシップとふわりとしたやわらかいシュートもここで見納め。東海大付三(長野) 81(18-15 23-12 18-16 22-11)54 能代工(秋田) 第3試合は戦前の予想通り、どちらも簡単にはイージーショットを許さないロースコアの展開に。そこで重要になるのはセカンドチャンスを生むリバウンドですが、東海大三#5バランスキー・ザック選手が攻守ともにもぎとっていきます。シュートもタッチ良く決まりまさに大車輪の活躍。1・2年時には囲まれると頼りなげなところもありましたが、それをかわす巧さ、時に蹴散らす強さを身につけて、前半で10点リードする立役者になります。後半、点差が5点に詰まるのか、15点にひらくのか、命運を握ったのは東海大三のザック選手以外の頑張りでした。#8中村辰也選手らがリバウンドに飛び込み、#4飯島理貴選手らが要所でアウトサイドシュートを沈めます。もちろんディフェンスでも、「隙を見せるな」という入野貴之コーチの言葉を守ります。そして3Q終了時に15点、4Q始まってすぐに20点の差をつけると、ガードの出番です。#12改田賢太選手がすばしこい身のこなしで能代工のプレスから逃げに逃げた末にレイアップを決め、ベンチから喝采が起きました。対する能代工は、6分を残してタイムアウトを使い切り、2年生ながら堂々と司令塔を務める#8清水一希選手に託します。しかし、せっかくボールを奪ってもターンオーバーになってしまったり、シュートを決めても次のディフェンスで守りきれなかったりと、追い上げ時に必須の相乗効果を生み出せません。終盤には、このメインコートで相手チームに全員出場を許すという屈辱を味わいました。ですが逆に言えば後は這い上がるだけです。能代工の逆襲に期待です。京北(東京2) 97(19-15 25-8 29-13 24-30)66 福岡第一(福岡1) 公式戦初の顔合わせとなった最終カード。1Qはどちらも20点に届かず様子見といった立ち上がりになります。しかし2Q、福岡第一がレイアップやゴール下などのシュートが続けてこぼれてしまいます。それを京北は逃さず速攻につなげました。福岡第一・井手口孝コーチも「イージーシュートがあれだけ落ちてしまうと…」と渋い表情。一方、京北は#13池田慶次郎選手らが次々とレイアップを決めていき、まさに対照的な展開となってしまいました。ビハインドとなった福岡第一は、司令塔の#4本間遼太郎選手が自ら得点を取りに行く気迫を見せますが、あとが続きません。 「本当は本間にはコントロールさせて周りを使わせたかった。でも、スタメンのうち3人が2年生ということもあるので、その思惑が伝わっていかない。逆に京北さんは中学から一緒にやってきた見えないコンビネーションがある。それを粉砕するようなディフェンスができなかったです」(井手口コーチ)もうほとんど勝負がついてしまった4Q残り7分。タイムアウトでベンチに帰ってきた選手たちに、福岡第一スタンドから鼓舞の声が上がりました。実は、プレー面でも九州大会後にスタメンを#12梁超選手から#10マリック選手に代えるなど試行錯誤中ですが、何よりチームカラーも構築途中の福岡第一にとって、これは重要なシーンでした。 「全てを頑張るチームにしたい」という井手口コーチ。その先頭を切るのがキャプテンである#4本間選手ですが、彼には高校生になる前の時点ですでに“全てを頑張る”習慣が身に付いています。それに、他の選手がどう追随するか―?井手口コーチは「気持ちの面も、頭ではわかっていてもなかなかできないもの」と言います。福岡第一が新しいカラー、ページを刻む上で、この代の秋冬の戦いぶりは大きな鍵を握ると言えるでしょう。
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posted by summership |22:10 |
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