ベイスターズを二軍中心に見守るブログ

屋外球場の熱中症対策

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 今夏の高校野球地区予選で、部員が試合中に熱中症で倒れてしまって没収試合になったケースが全国で複数出ていると聞いて、大変胸を痛めています。
 甲子園大会は春と夏の年2回ありますが、人数がギリギリだったり複数で連合チームを組んでいる学校の部員さんが甲子園を目指す機会は事実上夏のただ1回です。その年唯一の大目標を熱中症でリタイヤせざるを得ないのは、さぞ無念だっただろうと思います。
 そして、このような理由で没収試合になるケースは今年に限ったものでもなく、にも関わらず抜本的な解決策が何も講じられていないと聞いて、腹立たしさが募ってきました。
熱中症で没収試合続く高校野球 高野連は「自助努力」、中止基準決めた競技も https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/heatstroke-kokoyakyu?utm_term=.ynQ6nL005#.vp5w0RMMx

たとえば気温の上限を設けるなど、酷暑の中でやらないという選択肢はないのか。それを問うと、担当者はこう答えた。

「それではこの時期の高校スポーツはできなくなってしまう。高校総体(インターハイ)なども同じです。この中でやる以上、できるだけ熱中症がないよう、予防を考えていくくらいしか、なかなか手はありません」

 生徒の健康より、この時期に執り行うことが優先されているようです。
 例えば、予選を5月や6月頃から各地で徐々に進めていく等の対応が取れないのでしょうか。平日は学校の授業が終わった後の17時や18時くらいにプレイボールで1日1試合、土日は2試合3試合進めれば良いではありませんか。  そうすることで熱中症対策も行えますし、ピッチャーの登板過多の問題も幾分緩和できるのではないでしょうか。
 日本の教育関係機関は、どうして生徒の健康や安全を再優先で考えられないのでしょうか。また、なぜ生徒の健康を必死に考えようとしないのでしょうか。
 今から少し前に、学校の運動会や体育祭で実施される組み体操の危険性が大いに議論された事がありました。毎年のように全国で何百人もの怪我人が出ているのに、なんだかんだと未だに続けられているという問題です。
組み体操事故、「感動」が見落としてきたリスク http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/ichiran/20160323-OYT8T50011.html
 教育機関に学習能力が無いとは、なんたる皮肉でしょうか。
 野球部を持つ高校も高野連も、そして国や自治体も責任の押し付け合いをするばかりで、結局無為無策です。スポーツ庁が出来て1年近く経つものの、この問題に関して感心を示す様子すら伝わってきません。
 一言で言えば、無責任の極みという以外にありません。
               ■
 僕はファームの試合観戦が趣味なので公設球場を訪れる機会がソコソコあります。最近は設備が整ったキレイな球場が増えてきたという実感がありますが、ただし、見栄えが優先され、安全対策が軽視されているような球場も少なくありません。
 神奈川県で高校野球の予選が行われる球場では、横須賀スタジアムと海老名球場については試合中のファールボールが場外に飛び出しやすい構造になっています。ですからこの2球場ではいつか大変な事故が起きてしまうのではと心配しています。  この2球場は何千万円もかけてとても立派な電光スコアボードを設置しているのですが、それより前にやるべきことがあったのでは?と思わないでもありません。
 熱中症対策に至っては、殆ど何も成されていないのも同然です。
 工事現場や工場で作業員さんの為に使われるスポットクーラーがホームセンターで5万円前後から売られていますけれども、そういうものも公設球場にはほとんど用意されていないようです。  スコアボード一基作るのに5000万円かけられるのに、5万円のスポットクーラーは買えないのです。
 だいたい、熱中症対策という話でいの一番に出てくるのが「水分補給」というのがいかにも前時代的ではないでしょうか。そんな事は今更言われなくても誰でも知っているのであって、全く進歩していない証明ではないでしょうか。
 何人か犠牲者が出るまで何も変わらないのではないかと、危惧をしております。

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職業は超零細企業の経営者。分野は野球とは一切関係ないが、その分野でTVチャンピオンの本戦に出場した経験を持つ。

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プロ野球ファン歴は約30年で、前半17年が西武ファンで後半13年が横浜ファンに。

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