野球いじり

リリーフ投手の登板状況を整理しておく -2006~2012 パ・リーグ編-

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はじめに

 前回の記事でセ・リーグのリリーフ投手の登板状況を整理したので,今回はパ・リーグのデータを整理しておきたいと思います。贔屓のチームの状況の確認等,いろいろと役立ててもらえばと思います。


分析データ

 分析対象は,2006年から2012年においてセ・リーグ6チームで年間10試合以上のリリーフ(救援)登板の記録が2年以上ある投手としました。データは「プロ野球ヌルデータ置き場」様を参照しています。


日本ハムの場合

 まずは,日本ハムのデータについて,登板数(登板試合数)のデータを以下の表1-1に示します。

表1-1
 このデータで,例えば谷元選手の2006年のデータが21/7となっているのは,救援登板(太字)が21回で,先発での登板が7回であることを示しています。以降もこの形式で示してあるので注意してください。  続いて,投球回数,のデータを以下の表1-2に示します。
表1-2
 最後に投球数(1回あたりの投球数×投球回数)のデータを以下の表1-3に示します。
表1-3
 以上のデータを見ると,大黒柱の武田久選手の年間登板数は近年60試合の手前程度である点が注目されます。中日の岩瀬選手もこのくらいのペースでしたが,リリーフ投手を長く続ける適正なラインはこのあたりなのではないかと考えさせられます。 西武の場合  次は,西武のデータを登板数(登板試合数)と投球回数,投球数(1回あたりの投球数×投球回数)のデータを以下の表2-1から表2-3に示します。
表2-1
表2-2
表2-3
 データを見た印象ですが,長い期間続けている投手が少ない印象です。これは,故障の問題なのか,単に戦力として定着できていないのかはこのデータからはわかりませんが,後者のような気がしないでもありません。 ソフトバンクの場合  続いては,ソフトバンクのデータを登板数(登板試合数)と投球回数,投球数(1回あたりの投球数×投球回数)のデータを以下の表3-1から表3-3に示します。
表3-1
表3-2
表3-3
 2012年に登板が無かったとはいえ馬原選手を放出し,岡島選手も自由契約になったので,今ちょうど再建の時期といってよいのかもしれません。森福選手のような頼りになる投手はいるので,2013年はどのようなリリーフ陣になるか注目したいと思います。 楽天の場合  続いては,楽天のデータを登板数(登板試合数)と投球回数,投球数(1回あたりの投球数×投球回数)のデータを以下の表4-1から表4-3に示します。
表4-1
表4-2
表4-3
 小山選手と青山選手がリリーフ投手陣の中にずっといてくれている効果は少なくないと思います。60試合,70試合とたくさん登板する投手も無く,チームとしてみた場合の分配がきちんとできているのかもしれません。 ロッテの場合  続いては,ロッテのデータを登板数(登板試合数)と投球回数,投球数(1回あたりの投球数×投球回数)のデータを以下の表5-1から表5-3に示します。
表5-1
表5-2
表5-3
 個人的な印象ですが,ロッテのリリーフ投手といえば薮田選手です。2010年の日本シリーズでの表情豊かな登板が忘れられません。それはさておき,最後の表7紹介していますが,2012年の益田選手が72試合に登板しており,ペース的には少し心配です。 オリックスの場合  最後に,ロッテのデータを登板数(登板試合数)と投球回数,投球数(1回あたりの投球数×投球回数)のデータを以下の表6-1から表6-3に示します。
表6-1
表6-2
表6-3
 データを見ると,平野選手の登板数が少し多いのが気がかりです。球数は減ってきているので,そのあたりは考慮されているのですが,これまで見てきたように,年間70試合以上の登板を複数年続けて投げている投手はほとんどいないので,やはり注意は必要だと思います。 2012年の新戦力  以上,チームごとにデータを見てきました。登板状況を一覧することで,故障の心配のある投手を見出せるだけでなく,リリーフ投手陣の整備状況も確認できるのではないかと思います。  さて,このデータは2年以上の記録のある選手を対象としていますが,このデータからは漏れた,各チームで2012年にデビューした10試合以上の記録のある選手(移籍も含む)のリストを以下の表7に示します。
表7
 西武の投手の人数の多さが特徴的です。なかなか投手を定着されることができていない証拠ではないかと思います。




おわりに

 以上,パ・リーグのデータでした。こうした一覧できるデータがあっても良いかなと思い作って見ました。お役に立てば幸いです。

 ところで,私事ではありますが3月下旬に「セイバーメトリクス・リポート2」が発売されます。今年もいくつか参加しているので,よろしくお願いします。

 アマゾンでは既に予約できますので,気の早い人はどうぞ。

 現在は絶賛校正中です。完成しましたら,自分の原稿の範囲ではありますが,データを少しお見せしながら紹介したいと思います。もう少し先のことにはなりますので,今しばらくご期待ください。

 それでは,今日はこのあたりで失礼します。


データ引用&参照

 ・プロ野球ヌルデータ置き場

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記事カテゴリ:
検証2012
タグ:
プロ野球
スポーツ統計
リリーフ投手

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