2008年05月25日

チェルシー戦 マッチリポート (前半)

UEFAチャンピオンズリーグ 決勝
マンチェスターユナイテッド vs チェルシー

ユナイテッド 1-1 チェルシー

ルジニキ・スタジアム
5月21日


ユナイテッド 1
ロナウド(26分)


チェルシー 1
ランパード(45分)

PK戦6-5 ユナイテッド勝利

ユナイテッドラインナップ

GK   ファン・デル・サール

DF   ブラウン(120分 アンデルソン)
     ファーディナンド
     ヴィディッチ
       エヴラ

MF   ハーグリーヴス
       スコールズ(88分 ギグス)
       キャリック
       ロナウド

FW  テベス
       ルーニー(101分 ナニ)
    

出場しなかった控え選手 クシュチャク、シルヴェストル、オシェイ、フレッチャー

チェルシーラインナップ

GK   ツェフ

DF   A・コール
     テリー
     カルヴァーリョ
       エッシェン

MF   マルダ(93分 カルー)
       マケレレ(120分 ベレッチ)
       ランパード
       バラック
       J・コール(98分 アネルカ)

FW  ドログバ
    

出場しなかった控え選手 クディチーニ、アレックス、ミケル、シェフチェンコ

■スターティングメンバー及び布陣:ユナイテッド

ユナイテッドは伝統の4−4−2。
1点を争う展開、対戦相手が3センターハーフの時はこちらもそれに合わせるのが
今季の戦術だっただけに、少し予想外でした。
ただし、守備を固めてのカウンター対決となれば、チェルシーに分があるだけに
ファーギーとしては主導権を握る方に決めたのかも知れません。
結果的にはこの判断がゲームをおもしろくしたのではないか、と思います。

ただし、3センターハーフを選択するときのもう1つの理由はスーパーサブの不在。
これについては、1−1となってしまった後、やはり厳しかったですね。
カルー、アネルカを投入したチェルシーに対して、
ユナイテッドはギグス、ナニ、アンデルソン(PK対策)といずれも中盤の選手でした。

これは来季の大きな課題ですね。

もう1つのサプライズは右サイドハーフ・ハーグリーブス。
これはリーグ戦である程度めどが立っていた選択肢ですが、
あくまでもオプションの1つという程度だと思っていました。
最近の調子を見ても右サイド・パクはほぼ決まりかな、と思っていたので意外でした。
しかし、後半以降押されてきたときにスムーズに3センターハーフへ移行。
ファーギーの意図が見えて、納得という場面でした。

結局、ただ1つ不可解だったのはパクがベンチにも入っていなかったこと。
ギグスは別格として、ナニよりはパクだと思ってたんですけど、
途中出場には向かないという判断でしょうか?

■スターティングメンバー及び布陣:チェルシー

チェルシーは代名詞となった4−3−3。
テリー、リッキーが揃っていればGKツェフとともにユナイテッド以上の鉄壁。
グラントになってからはアンカーはマケレレで定着。
今季MVPと思われるJ・コールは何故かユナイテッド戦は活躍しませんが、
A・コール、ドログバとともに不動のスタメンです。
問題はやはり2カ所。
1つはランプス、バラック、エッシェンのうち誰をはずすか?
結局誰もはずせないグラントはエッシェンをSBとして使ってしまうわけですが、
彼が中盤の選手であることは後半以降、
中に入って攻撃参加したエッシェンを見れば明らか。
確かにとても難しい決断ではありますが、
むしろエッシェンが固定、ランプス、バラックの選択が正解なのではないでしょうか。
もう1つはマルダ。
こっちは難しくないです。カルーの方がいいと思うんですけど、違うんでしょうか?
他チームの試合はそんなにちゃんと見ているわけじゃないので、違うんですかね。

■大雨のモスクワ、ルジニキ・スタジアム

決勝の地モスクワは残念ながら雨。
人工芝から天然芝に張り替えられたルジニキ・スタジアムですが、
根付きが悪かったために2週間前に再び張り替えられたとか。
開始早々にA・コールがスパイクを替えたり、ピッチの状態はかなり悪かったようです。
僕はこの試合、3回くらい見たんですけど、
ライブでは気づかなかったところでかなりの選手が滑ってました。
90分に満たない段階で、リオ、ヴィダ、テリーといった屈強の男たちが足をつるという異様な光景が展開されたのも、極度の緊張以外にピッチ状態の悪さがあったんじゃないかと思います。

ただ、滑ってる選手が多すぎて「もしもピッチが良ければ」って仮定は無意味な感じです。
確かにテリーのPKは不運だし、ドラマティックですが、ランパードの同点弾もファンデルサールが滑らなければ止めてそうでしたし、その他にもかなり得点に絡みそうなシーンで両チームの選手が滑ってました。
結局のところ、結果が全てということなのだと思います。
モウリーニョの言葉を借りれば、
「フットボールにもう少しという言葉はない。優勝したか、そうでないか、だ。」
ということです。

■最高の立ち上がり

4−4−2で主導権を握ることを選択したユナイテッドはキックオフ直後から素晴らしい動きを見せます。
ロニーはとてもリラックスした表情で、軽快な動きをみせ、ユナイテッドは攻撃のリズムをつくっていきます。
開始早々、スコールズとマケレレの接触があり、スコールズは出血。
この人はそういう運命なのかとかなり心配したんですが、結局88分までプレー。意地ですね。
ただ、ドログバのマークに手を焼いたヴィダの要請か、スコールズは多少下がりぎみ。
前線に飛び出すようなプレーはなく、サイドチェンジや組み立てで攻撃に貢献。
普段とはキャリックと役割が交代したような印象を受けましたが、多少怪我の影響もあったかも知れません。
26分、右サイドでブラウンがスコールズとの絶妙なワンツーで抜け出すと、左(!)で絶妙なクロス。
ファーサイドでロナウドが打点の高いヘディングをきれいに決め先制。
スコールズもロナウドもさすがのプレー。
でもブラウンって、あんなにクロスうまかったっけ?しかも左使えたっけ?
もしもPKまでいかなきゃ個人的MoMはブラウンだったんじゃないかと思います。
35分にはルーニーが右サイドから左サイド前方へ大きなパス。
ユナイテッドサポの僕でさえ、さすがにそれは?と思ったんですが、
ロナウドがこれに追いつきすぐさま中央に折り返すと、そこに走り込んでいたテベスがヘッド。
GKツェフがはじいたボールにさらにキャリック!
新生ユナイテッドを象徴するような完璧な高速カウンターだったんですが、ツェフが続けざまにセーブ。
これが入っていれば、という分かれ目になったシーンでした。

このあたりからそれまでロングボールに終始していたチェルシーの中盤が機能しはじめ、流れがチェルシーに傾き出します。

■前半終了間際、神様のイタズラ

前半終了間際、エッシェンのミドルがリオの背中に当たって、ゴール前にこぼれると、ファンデルサールが滑っている隙に走り込んだランパードが同点のゴール。
2重に重なったアンラッキーによって、ゲームは振り出しに戻ります。

posted by strawberryfields |16:05 | マッチリポート(CL) | コメント(4) | トラックバック(0)
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チェルシー戦 マッチリポート (前半)

ルーニーのあのパスはすごかったですね。
あんだけの距離をあんなに正確に蹴ってしまうなんて・・

それとパクの件なのですが、彼はけがではなく戦術的にベンチ外だったということですか?

posted by x | 2008-05-25 23:23

チェルシー戦 マッチリポート (前半)

>xさん
ほんとに、ルーニーのプレーには惚れ惚れしますね。
パクですが、
スカパの解説者が現地に行って前日練習を見てるんですけど、その話だと元気だったらしいんですよね。
なので戦術的な判断じゃないかと思います。

posted by strawberryfields | 2008-05-26 10:08

チェルシー戦 マッチリポート (前半)

朴はほんと残念でした。
とくにどちらのチームのファンでもないので、朴がベンチにも入ってないと開始数秒で知ってちょっとテンション下がりました。
対戦相手とかチーム戦術とかいろいろあるでしょうけど、悔しくないわけないと思います。

バルサとか朴のような選手獲ったら面白いんだけどな。

posted by imasaradesuga | 2008-05-27 12:27

チェルシー戦 マッチリポート (前半)

>imasaradesugaさん

コメントありがとうございます。
パクはJリーグ育ちですし、日本人としても応援している人は多いですよね。
そのひたむきさもファンが多い理由でしょうか。

あれだけのプレーを見せていれば出たかったはずですが、武器がないのが要因かな〜?と僕は思っています。
運動量っていうのが一番の武器だと思うんですけど、途中出場となるとヘッドとかミドルとか、直接的な武器があった方が使いやすいのかも知れません。

ただ、ユナイテッドでは十分に必要とされている戦力ですし、今季はケガもあったんで、来季に期待したいところですね。

posted by strawberryfields | 2008-05-27 21:23

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