2008年04月21日

ブラックバーン戦 マッチリポート

プレミアリーグ 第32週(第35節)
ブラックバーン vs マンチェスター・ユナイテッド

ブラックバーン 1-1 ユナイテッド

バークレイズ・プレミアリーグ
イーウッド・パーク
4月19日


ブラックバーン 1
サンタ・クルース(21分)

マンチェスター・ユナイテッド 1
テベス(88分)


GK  クシュチャク

DF  ブラウン(81分 オシェイ)
    ヴィディッチ
    ファーディナンド
    エヴラ

MF  ロナウド
    キャリック
    スコールズ
    ギグス(46分 ナニ)

FW  テベス
    ルーニー(90分 パク)


出場しなかった控え選手:フォスター、ピケ



個人的MoMは最も頼りになる男テベス。
今シーズン何度この人に助けられただろう?

驚異的な決定力を発揮しているロナウド、天才的なチャンスメイクを続けるルーニー。
この2人がユナイテッドの核であることには変わりない。
しかしテベスを見ているとストライカーとはこういうものだ、と思ってしまう。
どんなときでも執拗にゴールを狙い続け、自分が試合を決めるというメンタリティ。
叩き込むヘッドやニアに蹴り込むシュート。

ルーニーのゴールはため息が出るほど美しいが、テベスのゴールは思わず立ち上がるほど熱狂的だ。

この試合前、ファーギーは優勝ラインを残り2勝と設定した。
つまり連勝、SBにてチェルシーの目の前での優勝決定、というシナリオ。
ロブ・スタイルズの稚拙なゲームコントロールと、ヒューズの見事な戦略と、
そして何よりもフリーデルのビックセーブによって、そのシナリオは危うく崩れるところだった。

しかし、テベスの活躍でなんとか引き分けに持ち込み、勝ち点差3を死守。
得失点差が18あるため、次のSBで勝てば実質優勝が確定する。

ユナイテッドには優勝する義務がある。
今季、優勝に相応しい戦いをしてきたのはユナイテッドとアーセナルの2チームのみだ。
チェルシーに逆転優勝を許すことは、
アタッキングフットボールを志向する全てのフットボールファンに対する裏切りだ。

次節、SBにて迎える今シーズン最後にして最大の山場。
勝って、ユナイテッドが最も優勝に相応しいチームであることを証明して欲しい。
(もちろん、引き分けでも優勝へのカウントダウンが大きく進むことは間違いないのだが。)

■前半 ヒューズの采配ズバリ

ユナイテッドはGKクシュチャク以外はベストメンバー。
対するブラックバーンは、予想された4-4-2ではなく4-2-3-1という奇策に出る。

これにはいったいどういう狙いがあったのだろう?
彼我の戦力差を考えれば、想定するスコアは1-0。
「先制点を挙げ、あせるユナイテッドをお得意の肉弾戦に引きずり込み逃げ切る」というPLAN。
問題は堅守を誇るユナイテッドから、いかに1点をとるか?だ。
キーマンはここまで16ゴールを挙げ、得点ランキング4位のサンタクルス。
4-4-2では選手の実力差がモロに響いてしまう。
ベントリーが守備に追われる可能性もあるし、サンタクルスにはヴィダがつく。

そこでヒューズがとったのが4-2-3-1、サンタクルスを右サイド、2列目にもってくるという奇策。
これならエブラとのマッチアップになり、
身長差や守備力を考えれば格段にボールを受けやすくなる。
2列目からの飛び出しならば、リオ・ヴィダをかわせるかもしれないし、
うまくいけばエブラのオーバーラップすら抑止できるかもしれない。

もちろん机上の空論となる可能性もあったが、実際にはこれがはまる。

21分、ゴール前へのスローインがリオの足に当たりサンタクルスの前へこぼれると、
これをサンタクルスが落ち着いて右サイドへ決めて先制。
アンラッキーではあったが、4-4-2ならヴィダがついていたはずなので、
ヒューズの戦術が効いたとも言えるだろう。

さらに29分、ベントリーが中央からミドルシュート。
これはクスチャクがクリアするが、この日はベントリーが自由に動きユナイテッドを翻弄する。
39分ルーニーにイエローカード。
42分、CKからロナウドのヘッドがドンピシャも、フリーデルに阻まれる。

■後半 王者の条件

後半からはここのところ低調なギグス→ナニ。
後半はこのナニが効いていた。
50分、ナニへのファウルで得たゴール前でのFKを、ロナウドが壁に当てる。
53分にはロナウドへのファール。
ブラックバーンはあからさまなファールで1点を守りにくる。
当然ロブ・スタイルズのコントロールにも問題があった。
うまくコントロールしてくれれば、もっと早く追いつけたかも知れないが、
ルーニーの一発レッドやむなし、のファールも見逃されていたりして、影響は微妙なところだろう。
レッドが出てれば、当然チェルシー戦にも出れないわけで。

70分頃、ルーニーが腰を強打し痛みを訴えるも、ファーギーは動かず。
走ることもできない状態ながら、恐らくは絶対的な信頼なのだろう。

その後も負けられないユナイテッドは猛攻をしかけるが、ことごとくフリーデルに阻まれてしまう。
もうダメかと思われた88分、CKからのボールをスコールズがヘッドでゴール前へ流したところへ、
テベスが頭で合わせ、ついに同点。

あと5分ある!
90分にはルーニーに変えてパク、ユナイテッドは逆転を狙うも1-1で試合終了。

フリーデルの好守が光り、負けていてもおかしくなかったゲームだった。
Shots Onは実に10。いかにフリーデルがあたっていたかわかる。

負けていたはずのゲームで最後に逆転する、あるいは同点に持ち込む、
それは王者であるための絶対条件だ。
もちろん勝つべくして勝てれば一番いい。
しかし、長いシーズンの中では、どうしても勝てない試合が出てくる。
そういう時にいかにPointを拾っていくか?
それが王者であるための絶対条件なのだろう。
例えば、序盤のアーセナルやこれまでのユナイテッドがそうだったように。

それは何よりもメンタルの強さとモチベーションの高さをあらわしているのだから。

■文体について

丁寧語はかえって読みにくいのでは?と思い、今回は省略してみました。
これからしばらくは、マッチレポートは丁寧語省略で書いていこうと思っています。
ニュース記事については「皆さんに語りかける」という意味を込めて、 
これまで通りでいこうと思います。

1つのブログの中で文体が整わないことになりますが、しばらくはご容赦下さい。
当ブログは開始まもなく、日々内容・文体ともに研究中です。

posted by strawberryfields |20:24 | マッチリポート(プレミア) | コメント(4) | トラックバック(0)
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ブラックバーン戦 マッチリポート

ギグスのパフォーマンス低下がきになる・・・。
試合出場記録のためにだしてるなら本人のためにもださないほうが・・。
実際ナニの入った後半は左サイドが活性化されたとおもう

posted by K | 2008-04-22 23:39

ブラックバーン戦 マッチリポート

Kさん、こんにちは。
僕も最近のギグスは気になります。
ナニやパクが入ったときの方がいいですよね。

ただ、僕の予想としてはやっぱり経験をファーギーは信頼してるのかな?と思っています。
スコールズはキャプテンって柄じゃないらしいですし、リオとエドウィンは後ろの方にいつもいる。
ネヴィルがいれば問題ないんでしょうけど、プレー以外の部分でギグスが必要だと、ファーギーは思ってるんじゃないかな〜、と納得してます。
実際、ルーニー、ロナウド、ナニ、アンデルソンってなんか不安なんですよね、プレー以外の面で。
その点、テベスは大人です。

posted by strawberryfields | 2008-04-23 12:24

ブラックバーン戦 マッチリポート

フリーデル、神でした。

それでも引き分けに持ち込めるユナイテッドは強いです。テヴェスもなかなかいいパフォーマンスを見せていますし、この日はゴールも決めた。献身的な姿勢はイングランドのファン受けしますし、もっと彼にスポットライトが当たってほしいですね。元ハマーズのヒーローなので(笑)

posted by so-ma | 2008-04-23 16:19

ブラックバーン戦 マッチリポート

so-maさん、こんにちは。

これまで所属した全てのチームで愛されているってのは、素晴らしいですよね。
エミレーツでのアシュリーとか見ると悲しくなります。
その点、アプトンパークでの「両手で×」はかっこよかったですね。鳥肌たちました。

ユナイテッドには早く完全に買い取ってあげて欲しいですね。

posted by strawberryfields | 2008-04-23 16:58

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