2007年03月30日

九州国際大付は春季大会を棄権~高校野球北部大会

 春のセンバツもいよいよ明日から準々決勝。九州勢では熊本工が勝ち残っており、明日第2試合で室戸(高知)と対戦する。室戸の森沢投手は好投手だが、熊本工としては韋駄天の名にふさわしい藤村選手の俊足で揺さぶりたい。競り合いになるだろうが、勝機は十分だと思う。室戸は明日も大応援団を送り込んでくるだろうが、熊本工の健闘を祈りたい。

 福岡県では春季高校野球の北部、南部大会が21日に開幕している。今日は北部大会(参加51校)の1回戦の結果を振り返ってみたい。
 北部大会では残念なことに、シード校だった九州国際大付が今大会を棄権した。部の不祥事があり対外試合禁止処分を受けたようだ。対外試合禁止期間などの詳細は不明だが、昨秋は九州大会をかけた県大会に北部4強の1校として進出するなど、若生監督のもとで力をつけてきていただけに残念。夏には勇姿が見られることを祈るばかりだ。
 昨秋北部4強のうち東筑紫学園は快勝したが、九州大会8強の自由ケ丘は真颯館に8-6と苦戦。好カードとなった八幡-東筑は、八幡が圧勝。折尾は延長11回逆転サヨナラ、小倉工はサヨナラ満塁ホームランで決着をつける劇的勝利で2回戦へ進出した。
 北部では自由ケ丘が昨秋の九州大会出場でシード権を獲得しているが、その他の高校にとっては夏の大会のシード権(8校)を目指すうえでも重要な大会になる。


【北部】
◇1回戦
《3月21日/北九州市民、的場池、中間》
鞍  手 430 07  14     自由ケ丘 210 000 320 8   西  田 川 111 033 0 9
築上西 000 20  2     真  颯 館 000 050 001 6    嘉穂総合 000 000 0 0 
   (5回コールド)                                                      (7回コールド)
小倉西 000 000 100 1 2    嘉穂東 020 002 000 4    遠  賀 010 000 0 1
豊   津 000 010 000 0 1    八幡南 121 001 10X 6    青  豊 100 131 2 8
     (延長10回)                                                                    (7回コールド)
 行  橋 000 000  0       八  幡 200 003 002 7       苅  田 工 000 304 011 9
 嘉  穂 022 114  10      東  筑 001 000 000 1       田川科技 000 030 000 3 
(6回コールド)                                                                                   

《3月22日/北九州市民、的場池、大谷》
折尾愛真 100 200 002 01 6    門司北 100 000 00 1    中 間 310 402 1 11
折      尾 100 002 011 02 7    筑  豊 210 021 02 8     高 稜 000 001 0 1
                     (延長11回)            (8回コールド)         (7回コールド)
東筑紫学園 222 000 020 8    八幡中央 230 120 0 8     戸畑商 111 300 5 11
門司大翔館 000 002 000 2    門      司 010 000 0 1   若  松 000 011 0 2
                           (7回コールド)         (7回コールド)
稲築志耕館 000 000 0 0     田    川 010 011 101 5     東   鷹 000 000 010 1
飯         塚 101 230 X 7      希望が丘 101 100 000 3     小倉東 010 002 20X 5
  (7回コールド)

《3月23日/桃園、中間》
北九州高専 200 020 204 10      近大福岡 300 001 000 4
豊 国 学 園 000 010 020  3      小  倉  工 012 000 104 8

posted by Asaki |23:44 | 高校野球 |
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2007年03月28日

福大大濠8強、西短は初勝利~春の高校バレー

 この3日間は体調を崩し、会社も休む始末。皆さんも健康にはくれぐれもご留意を。病み上がりの今日は、3月25日に閉幕した春の高校バレーについて、結果だけ触れておきたい。
 福岡県からは男子が3年ぶり5度目の福岡大大濠、女子は西日本短大付が初の出場。大濠は準々決勝で準優勝の鎮西(熊本)に敗れたが、昨年の九州産業のベスト4、一昨年の同校ベスト8に続く、県勢3年連続ベスト8以上を達成、面目を保った。
 初陣となった西日本短大付は2回戦で敗れたものの、悲願の1勝を挙げ、同校バレー部の歴史に新たな1ページを加えた。両校選手にとって今回の経験は、高校総体に向けての大きな糧になるだろう。
 
◇第38回全国高校バレーボール選抜優勝大会(3月19日~25日・さいたまスーパーアリーナ)

【男子】福岡大大濠(3年ぶり5度目)
 1回戦   2-1 石川県立工(石川)
 2回戦   2-0 清風     (大阪)
 3回戦   2-0 市立橘   (神奈川)
 準々決勝 0-2 鎮西     (熊本)

【女子】西日本短大付(初出場)
 1回戦 2-0 米子松陰(鳥取)
 2回戦 0-2 細田学園(埼玉)
     

posted by Asaki |23:20 | 高校バレー |
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2007年03月24日

大牟田、初舞台は完敗~選抜高校野球

 大牟田の甲子園初舞台は苦いものになった。打線は散発4安打で13三振。2塁すら踏めなかった。守っても9回の4失策を加えて6失策。バッテリーは5つの盗塁を許した。
 阿部投手はよく投げたと思う。強打の佐野日大打線を相手に8回まで8安打を浴びながら2失点。8三振を奪った。9回に緊張の糸が切れて大量失点を許したが、8回までは粘り強く試合を組み立てた。やはり佐野日大の出井投手を打てなかったことに尽きる。中盤、カーブに的を絞って好打を放つ場面もあったが、伸びのある直球に最後まで手こずった。

 大牟田はこれから夏の大会に向け、チームを再構築することになる。福岡県の春夏連続出場は過去20年間でわずか3度だけ。センバツに出場することで選手の故障や疲労といった体力的な問題、さらに精神的な部分のも含め、夏に向けた調整は難しいと思われる。振るわなかった打撃を改めて強化するのか。或いはミスの目だった守備陣を徹底的に鍛え直すのか。その方向性も含め、夏の戦いぶりに注目したい。
 すでに福岡県では春の九州大会(4月下旬開催)に向けた戦いが始まっている。大牟田の次の舞台は、推薦枠での登場となるこの九州大会だ。
 
◇第79回全国選抜高校野球大会 
第1日(3月23日・木)第1試合【1回戦】
         一二三四五六七八九   計 H E
 佐 日 大 0 0 0 1 0 1 0 0 5    7 11 0
 大 牟 田 0 0 0 0 0 0 0 0 0    0  4 6
【佐】出井 【大】阿部-田中

posted by Asaki |09:43 | 高校野球 |
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2007年03月22日

明日センバツ開幕、大牟田登場~選抜高校野球

 明日、いよいよ選抜高校野球が開幕する。秋季九州大会準優勝の大牟田が開幕試合に登場、佐野日大(栃木)と対戦する。
 佐野日大は関東大会準優勝。1回戦では花咲徳栄(埼玉2位)に延長14回で8-7と競り勝つと、準々決勝も成田(千葉1位)との延長12回にわたる試合を演じ4-3でものにする。準決勝は群馬1位の桐生第一を5-4で振り切り、決勝は千葉経大付(千葉1位)に敗れたものの、8回まで5-5と互角の勝負を展開した。チーム打率.356は関東地区最高で強力な打線が売り物。粘りもある。関東大会決勝で接戦を演じた千葉経大付は、明治神宮大会1回戦で大牟田が九州大会決勝で敗れた熊本工を8-2と降しており、大牟田にとっては手ごわい相手といえそうだ。
 大牟田も攻撃型のチームで、開幕戦は激しい打ち合いが予想される。チーム打率(.311)、防御率(3.10、佐野日大=2.80)ともに劣るが、決して勝てない相手ではない。甲子園初出場でいきなりの開幕試合と酷な環境だが、逆に初出場らしく開き直り伸び伸びとプレイすれば活路は開ける。緊張を解くためにも得意の機動力を序盤からどんどん駆使し、勢いに乗りたい。

 明日は第2試合でも大阪桐蔭・中田、第3試合では仙台育英・佐藤と、昨夏の甲子園を沸かせた選手が登場する。両校の優位は動かないが、大阪桐蔭の相手・日本文理(新潟)、仙台育英の相手・常葉菊川(静岡)とも好チーム。そう楽に勝たせてはくれないはずだ。

posted by Asaki |23:56 | 高校野球 |
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2007年03月21日

福岡県のセンバツ出場校を振り返る(7)~昭和62年

 前年夏に初めて甲子園の土を踏んだ西日本短大付が、2季連続の出場。夏も甲子園のマウンドを経験、新チームでは堂々たるエースに成長した本格左腕・石貫宏臣(広島→ダイエー)が、PL学園の前に立ちはだかった。
 毎回得点圏に走者を背負いながら得点を与えなかった石貫投手だが、4回に5本の長短打を浴びて一気に3点を失う。5回以降、直球主体の投球に組み替えて以降はPL打線を無安打に抑えたが、打線が野村~橋本の継投の前に12個の三振を奪われ、追撃は1点に抑えられた。
 この年のPL学園は野村弘樹(横浜)、橋本清(巨人→ダイエー)ら力のある3人の投手陣を揃え、打線も立浪和義(中日)、片岡篤史(日本ハム→阪神)らを揃える大型チーム。このあと勝ち進み優勝、さらに夏の大会も制しKKコンビ時代にも果たせなかった春夏連続優勝を遂げた。結果論ではあるが、そうした潜在力を持つ相手によく戦ったというべきだろう。
 偶然ではあるが、福岡県勢は前年の福岡大大濠(池田に3-7で敗退)に続き、2年続けて優勝チームと2日目の第1試合で対戦し敗れている。

▽第59回全国選抜高校野球大会~昭和62(1987)年3月
 1回戦(第2日・第1試合)
                一二三四五六七八九  計 H E
 P L 学 園        0 0 0 3 0 0 0 0 0   3 10 0
 西日本短大付   0 0 0 0 0 1 0 0 0    1  6 0
 【P】野村-橋本 【西】石貫

▽決勝 PL学園(大阪)7-1関東一(東京)

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posted by Asaki |17:29 | 高校野球 |
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2007年03月20日

福岡県のセンバツ出場校を振り返る(6)~昭和61年

 昭和61年、福岡大大濠は神野-瀬戸(→広島)のバッテリーで2年ぶりに春の甲子園に登場した。1回戦は前年センバツ4強の池田(徳島)。福岡大大濠は序盤から中盤にかけて3点を奪い、優位にゲームを進めたが、7回裏に一気に追いつかれると8回には大量4点を失い、あっという間の逆転負け。2年前の明徳と同様、健闘しながらも勝利には至らなかった。池田はこの後も勝ち進み、3年ぶりのセンバツ優勝を果たす。
 雪辱を期した夏の大会、大濠は県大会準々決勝で敗退。西日本短大付に福岡県代表の座を譲り渡す。

▽第58回全国選抜高校野球大会~昭和61(1986)年3月
 1回戦(第2日・第1試合)
            一二三四五六七八九  計H E
 福岡大大濠   0 0 1 0 2 0 0 0 0   3 7 1
 池     田   0 0 0 0 0 0 3 4 X    7 13 0
 【福】神野 【池】梶田

▽決勝 池田(徳島)7-1宇都宮南(栃木)

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posted by Asaki |23:54 | 高校野球 |
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2007年03月18日

福岡県のセンバツ出場校を振り返る(5)~昭和60年

 この年は東筑、東海大五のアベック出場に沸いた。いずれもセンバツ初出場で東海大五にとっては春夏通じて初の甲子園となった。
 東筑はその年のドラフトで近鉄から1位に指名された桧山泰浩を擁し、広島2位指名の高信二をショートに据えるなど、伝統の堅い守りを中心としたチームだった。開幕日に奈良の強豪・天理と対戦。この試合、東筑は無失策。桧山投手も天理打線を5安打に抑えるなど評判通りの堅い守りで競り合いに持ち込んだが、打線が決定打を欠き、盗塁・犠打ともゼロ。自慢の機動力が使えず0-2で敗れた。
 東筑はこの年の夏は県大会準決勝で久留米商に敗れ、春夏連続出場は逃したものの、2年後の夏には福岡大会で優勝。昭和50年代後半から60年代前半にかけて、喰田監督率いる東筑は強かった。
 一方の東海大五も同じ奈良県の広陵と対戦。5回表を終わって0-4とリードを許すが5回裏、東海大五は球史に残る猛攻撃に転じた。四球をはさむ9連打で一挙10点を奪い大逆転。カクテル光線の中でブルーの縦じまユニフォームがダイヤモンドを駆け巡った。最多連続(打数)安打9、1イニング最多安打10は現在まで破られることのない大会記録となっている。
 2回戦は一転して投手戦。のちにロッテに進む小林昭則投手の前にさ発4安打無得点に抑えられ、7回まで得点を許さなかった中川投手が8、9回と長打を浴びて力尽きた。小林投手はこの試合のほか、1回戦と準決勝でも完封勝利を挙げ、準優勝に輝いた。東海大五も夏の県大会は5回戦で姿を消している。

▽第57回全国選抜高校野球大会~昭和60(1985)年3月
 1回戦(第1日・第2試合)
        一二三四五六七八九 計H E
 東 筑  0 0 0 0 0 0 0 0 0   0 7 0
 天 理   0 0 0 1 0 1 0 0 X   2 5 0
 【東】桧山 【天】喜多

 1回戦(第4日・第4試合)
          一二三四五 六七八九  計H E
 広   陵  0 0 1 2 1  0 0 0 0   2 11 1
 東海大五   0 0 0 0 10 1 0 0 X   11 18 1
 【広】川原-西浦 【東】中川

 2回戦(第7日・第3試合)
          一二三四五六七八九 計H E
 帝   京  0 0 0 0 0 0 0 1 1  2 6 2
 東海大五   0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 4 1
 【帝】小林昭 【東】中川

▽決勝戦 伊野商(高知)4-0帝京(東京)

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posted by Asaki |20:22 | 高校野球 |
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2007年03月17日

福岡県のセンバツ出場校を振り返る(4)~昭和59年

 この年は福岡大大濠がセンバツ初出場。前年のセンバツ準決勝で優勝した池田(徳島)を苦しめた山本賢投手擁する明徳(高知)と対戦した。
 戦前は圧倒的な明徳有利が伝えられたが、大方の予想を裏切って福岡大大濠が善戦。その原動力は、アンダーハンドの八野投手だった。10安打を浴びながらも要所を抑え9回まで得点を許さなかったが、大濠打線も3塁打1本、2塁打2本を含む11安打、さらに4犠打・2盗塁を絡めながらも、どうしても点が取れない。そして10回表、痛恨のホームランを浴びて力尽きた。
 同校は夏も甲子園出場を果たし1勝。早稲田タイプのユニフォームと共に「福岡に大濠あり」をファンに印象づけた。
 なお、明徳はこの年の4月から明徳義塾に校名を変更。福岡大大濠は「明徳高校」としての最後の対戦相手でもある。

▽第56回全国選抜高校野球大会~昭和59(1984)年3月
 1回戦(第4日・第4試合)
            一二三四五六七八九十 計H E
 明     徳  0 0 0 0 0 0 0 0 0 1  1 10 1
 福岡大大濠  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 11 0
 【明】山本賢 【福】八野

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posted by Asaki |12:20 | 高校野球 |
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2007年03月13日

福岡県のセンバツ出場校を振り返る(3)~昭和58年

 この年は古豪・久留米商が復活。のちに巨人入りした山田武史を擁しての出場だった。初戦、山田は宇部商(山口)打線から13奪三振を奪う力投を見せ、打っても2安打1打点の活躍で、秋村謙宏(→広島)との投げ合いに自らのバットでけりをつけた。2回戦の駒大岩見沢(北海道)戦も6回まで両チーム無得点と、またしても投手戦となった(久留米商の試合はこういう展開が多い)。7回に久留米商が先制するが、結局逆転で敗れた。山田はこの日も3安打を放つなど、4番打者としても役割を果たしている。
 この時は特別に印象に残らなかった同校も、夏にはベスト4進出というすばらしい活躍を見せ、筆者を夢中にさせてくれた。

▽第55回全国選抜高校野球大会~昭和58(1983)年3月
 1回戦(第1日・第3試合)
         一二三四五六七八九 計H E
 久留米商 0 0 0 0 0 0 0 1 1  2 7 1
 宇 部 商   0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 6 3
 【久】山田武 【宇】秋村

 2回戦(第5日・第3試合)
            一二三四五六七八九 計H E
 久留米商    0 0 0 0 0 0 1 0 0   1 8 2
 駒大岩見沢 0 0 0 0 0 0 1 2 x   3 9 0
 【久】山田武 【駒】大西

▽決勝:池田(徳島)3-0横浜商(神奈川)

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posted by Asaki |23:51 | 高校野球 |
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2007年03月11日

福岡県のセンバツ出場校を振り返る(2)~昭和57年

 福岡県からは八幡大付(現九州国際大付)が初出場。昭和55年1月の監督就任から、わずか2年で甲子園出場を果たした青年指揮官・石橋茂樹監督の初陣だった。
 その初戦、横浜商(神奈川)と対戦。アンダーハンドの三浦投手を擁し、このセンバツはベスト4、同じ年の夏の甲子園では鮮烈なデビューを果たした桑田、清原のいたPL学園相手に決勝を戦った強豪である。
 その強豪相手に1―2とくらいつき、迎えた八回表に一死一、二塁のチャンスが訪れた。さらに次打者も四球…のはずだった。だが一塁に向かいかけていた打者の背中に「ストライク」のコール。この判定が勝敗の分かれ目だったのか、結局、八幡大付の反撃はならず初陣を飾ることはできなかった。「顔の高さのボールをストライクと判定され…」と記された同校記念誌の記述に、その無念さが表れている。
 同校は夏も甲子園出場を果たすが、日大二(西東京)との初戦で、降雨再試合の末、無念の敗退。以来、夏の県大会では4度決勝まで進むが、未だ甲子園出場はない。特に平成14(2002)年の決勝は柳川相手に6回まで4-0とリード、石橋監督にとって最後のチャンスだった。だが9回裏2死から一挙に追いつかれ、延長再試合の末、柳川の前に涙を飲んだ。
 現在は前東北監督の若生氏を監督に迎え、復活を目指している。

▽第54回全国選抜高校野球大会~昭和57(1982)年3月
 1回戦(第1日・第2試合)
         一二三四五六七八九 計H E
 八幡大付 0 0 0 1 0 0 0 0 0  1 8 0
 横   浜  1 0 0 0 1 0 0 0 x   2 6 0
 【八】河野 【横】三浦


▽決勝:PL学園(大阪)15-2二松学舎大付(東京)

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posted by Asaki |15:22 | 高校野球 |
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2007年03月10日

福岡県のセンバツ出場校を振り返る(1)~昭和56年

 23日の選抜高校野球開幕まで2週間を切った。15日に抽選が行われ、23日から12日間にわたって開催されるという。
 私が小中学生の頃は3月24日抽選、その2日後の26日開幕(会期10日間)というふうに相場が決まっていたものだが、少しでも相手を研究する時間を…ということか。1日4試合日がなくなり延長は15回まで。選手にとっては試合がしやすい環境になっているのだろう。

 今年は福岡県から大牟田が出場する。開幕までの間、過去の福岡県代表のセンバツでの戦いぶりを振り返ってみようと思う。まずは昭和56(1981)年から。私の記憶が辛うじてあるのが、この大会からである。
 この年は築上中部が春夏通じて初出場。初戦で茨城のこちらも初出場・日立工と対戦。林川投手が9奪三振、打線も5安打ながら6つの犠打を決めるなどしぶとく攻め、8回を終わって2-1とリードをしていたが、最終回に逆転され無念の逆転負け。春夏出場をかけた夏の県大会は5回戦で敗れている。
 以来、低迷を続けたが、その同校も人口減少に伴う築上北、築上東との再編成により、2002年夏の大会を最後に単独チームとしての活動に終止符を打った。03年に「築上中部・青豊」の校名で出場し、現在は青豊高としてその伝統を汲んでいる。

▽第53回全国選抜高校野球大会~昭和56(1981)年3月
 1回戦(第2日・第4試合)
         一二三四五六七八九 計H E
 日立工   1 0 0 0 0 0 0 0 2  3 5 3
 築上中部 0 0 0 1 0 1 0 0 0  2 5 0
 【日】永井-関山 【築】林川
 
▽決勝 PL学園(大阪)2-1 印幡(千葉)

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posted by Asaki |23:55 | 高校野球 |
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2007年03月04日

春季大会組み合わせ決定(南部)~高校野球

 南部大会は77校が参加する。本番はまだ先だが、夏の大会のシード権獲得に向けて重要な大会。ポイントが与えられるベスト8以上がひとつの目標となる。また、ひと冬越した各校の成長ぶりが注目される。
 シード制はないこともあり、有力校が左パートに固まった印象がある(便宜上、左上から下、右上から下という順番にA~Hパートとして話を進めていく)。各パートごとに私見をまじえながら見ていきたい。

 Aパートは筑陽学園と九産大九州がベスト8の座をかけて争いそうだ。
 Bパートでは2回戦屈指の好カードといってよいだろう、昨秋南部8強の福岡工と東福岡が初戦で激突する。
 Cパートでも昨秋南部4強の久留米商が初戦を勝つと、同8強の筑紫台と当たる。昨夏も8強と復活の兆しを見せつつある古豪の久留米商、筑紫台も昨秋は5回戦でセンバツ出場の大牟田に1-2とサヨナラ負け。好試合が期待できそうだ。さらにこのパートには、昨秋県大会に出場しながら自由ケ丘との3位決定戦で延長の末に敗れ、九州大会をあと一歩で逃した沖学園、さらに強豪の九産大九産も控えており、最大の激戦区となっている。
 Dパートは混戦だが、武蔵台が頭ひとつリードか。
 Eパートは昨秋九州大会8強の福岡工大城東に、福岡第一が挑む。
 Fパートは大混戦。どの高校にもチャンスがある。
 Gパートでは昨秋南部大会の初戦で久留米商にコールド負けの屈辱を味わった西日本短大付が再起を図る。比較的恵まれたパートに入り、十分8強入りが狙える。
 Hパートは柳川と福岡大大濠がベスト8を争いそうだ。
 
 優勝争いはやはり福岡工大城東が中心だろう。組み合わせも他有力校に比べて恵まれた感がある。これに筑陽学園、九産大九州、久留米商、沖学園などが追う展開か。
 南部大会も北部大会と同様、21日に開幕する。

20070304-00.JPG


posted by Asaki |09:58 | 高校野球 |
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2007年03月03日

九州の2ブロック制を考える~高校ラグビー

 今日は全九州高校新人ラグビー大会の在り方について考えてみたい。
 先日、同大会結果を記した書きこみに、同大会の2位ブロックの存在意義を問うコメントをいただき、それをきっかけに多くの意見が寄せられた。私もそれまでは漫然と1位ブロック、2位ブロックと記していたが、確かにコメントを読んでいくうちに現制度は問題点が多いのではないかと感じ、改めてこの問題を採り上げてみようと思う。
 この書き込みは過去のコメントを前提にしているので関心のある方は、そちらを読まれたし。
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/stepbystep/article/122#comment

 全国高校選抜ラグビーフットボール大会への出場権をかけた全九州高校新人ラグビー大会では、各県大会を制した8校が「1位ブロック」のトーナメントに参加。上位3校に選抜大会への出場権が与えられる。一方で、各県2位チーム8校も「2位ブロック」のトーナメントを実施するが、こちらには優勝しても選抜大会への出場権はない。果たしてこの2位ブロックを実施する意味があるのか、というのがそもそもの議論の始まりだった。
 実際、各県によってレベルの格差がある以上、単純に各県の2位以下を「出場権なし」と切り捨ててしまう現在の制度では、「九州の上位3校」を選ぶということを考えた場合、必ずしも実力が反映されない。関東、関西大会のように各県上位チームを一つのトーナメント戦で戦わせる方がルールとして分かりやすく、実力が反映されやすいことは明白だ。

 なぜ2ブロック制なのか。この点、九州ラグビーフットボール協会の事務局に問い合わせてみた。だが応対に出た職員(?)も理由は分からないという。2位ブロックの意義については「(他県の強豪校と対戦することで)経験を積む意味もあるのでは」との見解だった。
 当初、新人大会は1ブロック制だった。それがラグビーの普及と九州ラグビー界の底上げなどを図るため2位ブロック(1993年度まではA、Bブロックで分類)というものが設けられたのだろう。それはそれで当時は意義があったのだと思う。だが、1999年度に全国高校選抜大会が始まり、新人大会が選抜大会への出場権をかけた大会という位置づけになった以上、規定の変更を考える時期に来ていると思う。

 1ブロック制に対しては「結果として、同じ県(高校)ばかりが全国大会に出ることになり、特定の地域以外ではラグビーが発展しなくなる」という危惧も意見としてある。
 確かに1ブロック制となれば、当面は福岡2校と大分舞鶴、佐賀工、長崎代表(長崎北陽台、長崎南山など)のいずれか、という勢力図が予想される。実際、関東や関西では特定のチームが選抜の常連校になっている。関西でいえば啓光学園、東海大仰星、伏見工、関東は茗溪学園、国学院久我山、桐蔭学園などだ。
 だが、ラグビーのスポーツ人口やラグビー部のある高校の数などを考えると、ある程度はやむを得ないことだと思う。こうした現象を少しでも緩和しようと、第5回大会からはチャレンジ枠というものが設けられている(この制度により、福岡からも小倉高や福岡高が出場を果たした)し、大会の質を落としてまで出場校の便宜を図るのは本末転倒だろう。ラグビーの普及については、また別の次元での取り組むべきだと考える。

posted by Asaki |23:55 | 高校ラグビー |
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