2007年01月22日

九電がトップリーグ昇格~ラグビー・チャレンジS

 九州電力が地域リーグ1位の3チームで争うトップチャレンジ1(昇格枠2)で2連勝、来季のトップリーグ入りを決めた。来季はトップリーグ14チームのうち、3チーム(サニックス、コカ・コーラウエストジャパン、九州電力)を九州のチームが占めることになる。3チームが競い合うことで、どのチームも降格することなくトップリーグを舞台に戦い続けてほしい。

 5~6年前くらいだろうか、企業運動部の休廃部が相次いだ時期があったが(新日鐵八幡野球部など)、ここにきて再び企業運動部の活動が活性化しているような気がする。大手企業を中心に業績が回復していることも影響しているのだろうが、それだけではないようだ。
 いまや企業は収益を上げることだけではいけないとみなされる時代。収益を社会に還元する企業こそが地域から高く評価される。企業も、結果的にこうした活動を通してブランドを構築し、さらに永続的な発展を目指すことを重要視し始めている。その一環としてスポーツが改めて注目されてきたのではないか。
 ラグビーは前述の3チーム、陸上は九電工、TOTO、トヨタ自動車九州、さらに最近では西鉄。野球はJR九州、日産自動車九州…。一社一芸ではないが、九電のように会社のシンボルスポーツを決めて育成してはどうだろう。マイナーなスポーツでもよいではないか(例えばサニクリーン九州は軟式野球に力を入れている)。仮に、高いレベルで活躍する選手が出てくれば、企業イメージキャラクターとしても起用できる。

 福岡は全国トップクラスの実力を持つ高校が多い。ラグビー・サッカーの東福岡。駅伝の大牟田や筑紫女学園。バスケットの福岡大大濠、福岡第一、中村学園女子。そこで活躍した選手たちには、いずれ福岡に戻ってきて地元のチームで頑張ってもらうことが地域活性化にもつながる。そのためには、ソフトバンクホークス、アビスパ福岡といったプロ球団だけでなく、こうしたアマチュアチームが受け皿として増えることは、喜ばしい。
  
◇ラグビー トップチャレンジ1(21日・博多の森球技場)
 九州電力 41-21 近鉄ライナーズ
(トップ九州)  (トップウエスト)
     14【前】8
      2【T】1
      2【G】0
      0【P】1

     27【後】13
      3【T】1
      3【G】1
      2【P】2 

posted by Asaki |23:09 | その他スポーツ |
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2007年01月21日

福岡勢は高校、実業団とも2位~選抜女子駅伝

 実業団、高校チームが北九州路を駆ける選抜女子駅伝北九州大会。一般の部はワコールが2連覇、高校の部は須磨学園が4連覇を果たした。
 この大会は1~4区まで高校生、社会人とも同じ距離を走るのが特徴だ(5区以降は、社会人は1人、高校生は2人で走る)。従って高校生にとっては自分が社会人にどこまで通用するか試すことができるよい機会となり、逆に社会人にとってはそうした高校生相手に意地を見せる舞台となる。2~4区はさすがに社会人選手が制したが、1区は注目の須磨学園・小林祐梨子選手が社会人を抑えて区間賞。自らが前年作った大会記録を並ぶ好タイムだった。

 福岡勢のうち、一般の部は九州実業団対抗女子駅伝を5連覇中の九電工が、2区・チェピエゴ選手の力走で4区途中まで首位を快走。だが最後は全日本実業団女子駅伝4位の強豪・ワコールの底力に屈した。ワコール5区のエース・福士選手に渡る前に貯金を使い切ってしまっては、残念ながら勝負にはならない。

 高校の部は戸畑商が中盤、2区・友枝、3区・今田が連続区間賞でトップに立った。私が観戦した折り返し地点では、今田選手が総合3位のワコールからもわずか11秒差でタスキをリレーするなど、大健闘を見せたが、こちらも終盤、力尽きた。一時は1分近く差をつけていたライバルの筑紫女学園にも6区で抜かれ、5位でフィニッシュ。
 一方の筑紫女学園は、4区の松村選手が区間2位の力走で追撃を開始。5区・金子、6区・中村両選手が区間賞の走りを見せ、一気に2位まで浮上、最後は優勝した須磨学園に6秒差まで迫った。両校については、今春の勧誘活動をはさみ、秋の福岡県大会を見据えた戦いが続きそうだ。
 
 それにしても、実業団チームに戸畑商出身者が多い。九電工の竹村、森川。十八銀行の西見。環微研の古賀。さらに北九州市一般選抜の濱嵜、金友、佐藤麻衣子、松本、佐藤さくらの各選手。地元出身の選手にとっては、故郷の北九州を走るのは気持ちのよいことだろう。小倉から八幡に至る道中、地元の戸畑付近も走るため、彼女らに送られる声援も熱い。

◇第18回選抜女子駅伝北九州大会(21日・32.8km)

1 ワコール      (京都) 1時間44分02秒
2 九電工       (福岡) 1時間46分06秒
3 OKI        (宮崎) 1時間46分10秒
4 TOTO       (福岡) 1時間47分58秒
5 十八銀行     (長崎) 1時間48分02秒
6 須磨学園高    (兵庫) 1時間48分13秒
7 筑紫女学園高  (福岡) 1時間48分19秒
8 立命館宇治高  (京都) 1時間49分07秒
9 諫早高      (長崎) 1時間49分36秒
10 デオデオ     (広島) 1時間49分58秒
11 戸畑商高     (福岡) 1時間50秒15秒
12 熊本信愛女学院(熊本) 1時間51分05秒
13 神村学園高 (鹿児島)  1時間51分15秒
14 興譲館高     (岡山)  1時間51分24秒
15 北九州市一般選抜    1時間51分27秒
16 パナソニック (神奈川) 1時間51分53秒
17 鳥取中央育英高(鳥取) 1時間52分10秒
18 山田高      (高知) 1時間53分43秒
19 小林高      (宮崎) 1時間54分02秒
20 環微研      (大分) 1時間56分07秒
21 世羅高      (広島) 1時間56分58秒
22 済美高      (愛媛) 1時間57分29秒
23 西京高      (山口) 1時間58分29秒
24 柳川高      (福岡) 1時間59分18秒
25 北九州市高校選抜    2時間00分30秒
26 名護高      (沖縄) 2時間01分58秒

【区間賞:一般の部】
 1区(4.2km) 西山弥生      (ワコール)13分28秒
 2区(5.9km) K.セリー.チェピエゴ(九電工) 18分12秒=大会新
 3区(5.1km) 宮内宏子      (OKI)     15分58秒=大会タイ
 4区(5.9km) 湯田友美      (ワコール) 19分19秒
 5区(11.7km)福士加代子    (ワコール) 36分04秒

【区間賞:高校の部】
 1区(4.2km) 小林祐梨子(須磨学園)  13分14秒=大会タイ
 2区(5.9km) 友枝美里  (戸畑商)   18分58秒
 3区(5.1km) 今田麻里絵(戸畑商)   16分06秒=大会新
 4区(5.9km) 柴原杏梨 (須磨学園)  20分11秒
 5区(4.9km) 金子千夏 (筑紫女学園)16分39秒
 6区(6.8km) 中村紀子 (筑紫女学園)21分25秒

(折り返し地点の北九州プリンスホテル前)


20070121-04.JPG(筑紫女学園も折り返し地点ではまだ高校4位)


高校トップで4区にたすきをつなぐ戸畑商・今田選手(高校トップで通過する戸畑商・今田選手)



posted by Asaki |18:55 | その他スポーツ |
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2007年01月15日

都道府県対抗女子駅伝、福岡は9位

 都道府県対抗女子駅伝、福岡は入賞を逃す9位に終わった。福岡チームはこれまで優勝は99年(17回大会)の1回しかないが、10年前の15回大会から入賞を逃したのは2年前のわずか1回。九州では長崎につぐ実力を持つ。

◆福岡県代表、過去10年の記録◆
・第15回(97年) 3位 [2時間17分59秒]
・第16回(98年)8位 [2時間19分36秒]
・第17回(99年)1位 [2時間18分16秒]
・第18回(00年)3位 [2時間18分11秒]
・第19回(01年)8位 [2時間20分38秒]
・第20回(02年)3位 [2時間18分15秒]
・第21回(03年)8位 [2時間19分39秒]
・第22回(04年)5位 [2時間18分37秒]
・第23回(05年)19位 [2時間21分08秒]
・第24回(06年)8位 [2時間19分03秒]

 その福岡代表、今年は1区に起用した友枝選手(戸畑商)が区間32位と出遅れたが、3区・青木選手(八屋中)、6区・仲西選手(柳川→デンソー)、8区・日高選手(原中央中)らが区間記録1ケタ台の力走で追い上げた。特に仲西選手は区間5位とチームでも最高の記録を見せ、福岡県代表監督でもある横山監督の期待に応えた。
 結果的に入賞はならなかったが、1ケタ着順は今年も何とか維持した形となった。

 かつて全国高校駅伝で活躍した筑紫女学園出身の稲富(順天堂大)、野原(TOTO)の両選手はいずれも補欠に回った。実績から見ると本来は彼女たちが福岡県チームを牽引する立場なのだろうが、調子が上がらない様子で、一般出場枠(大学、社会人以上)を竹村、森川(いずれも九電工)、松岡(玉川大)といった戸畑商出身選手に譲り渡した格好となった。戸畑商出身では、長崎県代表でも西見選手(十八銀行)が5区で区間9位の好走を見せるなど、陸上界に幅広い人材を輩出している。


【第25回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会】 1月14日・京都西京極陸上競技場付設公認マラソンコース
◆福岡県代表◆
 1区(6キロ)    友枝美里(戸畑商高)   20分05秒 32位
 2区(4キロ)    田中華絵(筑紫女学園高)12分50秒 18位(区間11位)
 3区(3キロ)    青木優子(八屋中)     09分35秒 11位(区間6位)
 4区(4キロ)    竹村理沙(九電工)     13分28秒 13位(区間15位)
 5区(4.1075キロ) 松岡琴子(玉川大)     13分47秒 12位(区間19位)
 6区(4.0875キロ) 仲西千幸(デンソー)    13分07秒 11位(区間5位)
 7区(4キロ)    松村雪絵(筑紫女学園高)13分08秒 11位(区間17位)
 8区(3キロ)    日高侑紀 (原中央中)   10分22秒 10位(区間5位)       
 9区(10キロ)   森川早矢香(九電工)   32分44秒 09位(区間12位)

※補欠登録:稲富有香(順天堂大)、野原優子(TOTO)、今田麻里絵(戸畑商高)、松崎愛子(菅生中)

posted by Asaki |23:47 | その他スポーツ |
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2007年01月05日

仕事始め!

 新年明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。

 12月は何とかコメントアップの段階で時間差は生じたものの、何とか毎日更新を果たせた。1月も…と意気込んだが、正月の煩雑さに負けてこの4日間は更新がストップ。だが今後もできる限り、福岡のアマチュアスポーツの話題について触れたい。

 さて…。しばらく更新しない間にいろいろなことが起こっている。
 高校サッカーでは九州国際大付が2回戦で敗退した。
 初戦で全国大会常連の富山第一に5-0と圧勝して筑陽学園が見せた快進撃再び…と思わせたが、続く桐光学園(神奈川)戦では相手の堅い守りを崩せなかった。06年を振り返る記事でも書いたが、しかし同校の全国出場はライバル他校の刺激にもなっただろうし、何より福岡の高校スポーツ界で福岡地区に圧倒されてきた北九州地区の中学生、高校生たちに希望を与えるものになったと思う。

 高校ラグビーの東福岡はすごい。
 2回戦の天理戦こそ12失点したものの、3回戦の名護戦、準々決勝の大分舞鶴戦と連続完封の圧勝。準決勝の大阪工大高戦でも3試合連続の50得点以上となる53-10と、危なげない横綱相撲で3度目の決勝進出を果たした。その豪快な勝ちっぷりから、初優勝の悲願に向け期待が膨らむ。
 決勝の相手は大会前から優勝候補最右翼との呼び声高い東海大仰星。バスケットに続き、ラグビーでも全国制覇なるか…。決勝は明後日。

posted by Asaki |20:25 | その他スポーツ |
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2006年12月31日

06年福岡アマチュアスポーツ界を振り返る

(設定が非公開になっておりましたので、少し古い記述ですが…)
 2006年の福岡高校スポーツ界を振り返る。私が選ぶ今年のニューストップ3。

 1、【バスケットボール:中村学園女子が選抜大会2連覇】
  並み居る強豪を押しのけてのV2は見事。男子の福岡大大濠(3位)とともに、福岡バスケットボールの力を見せつけた。今年から福岡BBボーイズもbjリーグに参加する。こうした地元高校生の活躍が、福岡のバスケットボール界に追い風になることを願う。
 2、【サッカー:九州国際大付が選手権初出場】 
  東福岡、東海大五の2強時代が続いてきた福岡のサッカー界に新たな1ページを記した。特に北部からの出場は門司工(現豊国学園)以来29年ぶりという快挙。同校の躍進が県勢のレベルアップにつながれば…。
 3、【駅伝:男女とも2年連続入賞逃す】
  男子の大牟田は3年連続、女子の筑紫女学園も2年連続の9位以下。駅伝大国・九州も転換期に差し掛かっているのか…。新興勢力の台頭にも期待したい。

◇06年の主要大会における福岡県勢の成績◇

◆バレーボール~第37回全国高校バレーボール選抜優勝大会
 男子:九州産業(2年連続10回目)
  1回戦:2-0 駿台学園(東京)
  2回戦:2-0 山 形 南(山形)
  3回戦:2-0 大    塚(大阪)
  準々決:2-0 日向学院(宮崎)
  準決勝:2-3 東   北(宮城)
 
 女子:戸畑商(初出場) 
  2回戦:0-2 奈良女子(奈良) 

◆野球~第87回全国高校野球選手権大会
 福岡工大城東(9年ぶり2回目)
  2回戦:4-0 専大北上(岩手)
  3回戦:4-5 帝   京(東東京)

◆駅伝~男子57回、女子18回全国高校駅伝競走大会
 男子:大牟田(21年連続30回目)   10位
 女子:筑紫女学園(12年連続17回目) 10位

◆バスケットボール 第37回全国バスケットボール選抜優勝大会
 男子:福岡大大濠【3位】
  2回戦:104-52 日大山形(山形)
  3回戦:114-48 鹿児島工(鹿児島)
  準々決: 91-84 延岡学園(宮崎)
  準決勝: 80-90 洛    南(京都)
  3位戦:109-90 八 王 子(東京)
 
 女子:中村学園女子【優勝】
  2回戦:88-59 津   商(三重)
  3回戦:94-60 英   明(香川)
  準々決:53-47 津   幡(石川)
  準決勝:95-74 足   羽(福井)
  決勝戦:69-53 岐阜女子(岐阜)

◆サッカー 第85回全国高校サッカー選手権大会
 九州国際大付(初出場) 
  1回戦:5-0 富山第一(富山)
       ~開催中~

◆ラグビー 第86回全国高校ラグビー選手権大会
 東福岡(7年連続17回目)
  2回戦:62-10 天    理(奈良)
  3回戦:61-0  名     護(沖縄)
       ~開催中~

posted by Asaki |17:16 | その他スポーツ |
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2006年12月18日

福岡大、完封負け~全国大学ラグビー選手権

◆全国大学ラグビー選手権1回戦(12月17日、平和台陸上競技場)
 福岡大学(九州1位)0-33 法政大学(関東リーグ戦2位)

 今年も九州代表は初戦敗退。39大会連続で勝ち星がないという。それでもこの3年間は、関東勢を相手に30点差以内の試合ができるようになってきた。30点差というのは依然大きな差ではあるが、100点差で負けていた時代に比べれば、隔世の感がある。
 要因としては、トップリーグの創設~サニックスを始めとするプロ化の動き~社会人チームのレベルアップ~その強くなった社会人との対戦機会の増加~などが考えられる。
 特に今季は九州からサニックスとコカ・コーラウエストがトップリーグに参戦。昨季は11戦全敗に終わったサニックスはここまで5勝5敗の9位(全14チーム)と健闘。コカ・コーラウエストも元日本代表監督の向井昭吾氏を監督に迎え、トップリーグ入りを果たした。
 この2チームが地元のレベルアップや若いラガーマンに与える精神的影響は大きなものがあると思う。
 
 サニックスが特別協賛する「サニックス ワールドラグビーユース交流大会」は、毎年5月にイングランド、ニュージーランド、南アフリカなど海外から高校チームを招き、福岡はじめ日本の高校チームが対戦する。同大会に協賛するコカ・コーラウエストは、独自の活動として「さわやかラグビークリニック」という名称で地元の高校生やユースチームの選手を招いて、技術指導を実施。こうした活動が福岡のラガーマンたちの技術力向上に大きく貢献していると思う。

 ただ東福岡、佐賀工、大分舞鶴などの強豪でレギュラーだった選手は、早稲田、明治などの東京の大学に進学する。より、高いレベルでラグビーを続けたいという気持ちはよく分かるから、これは仕方ない。
 それでも地元社会人チームのこうした取り組みが、近い将来に九州の学生代表が、大学選手権で関東のチームを降すという形で結実することを期待したい。

 参考までに過去15年間の九州代表の大学選手権での成績を掲載する。
 
 第43回(平成18年)福岡大     0-33 法政大 
 第42回(平成17年)福岡大    31-62 法政大   【優勝:早稲田大】
 第41回(平成16年)福岡大    31-62 関東学院大【優勝:早稲田大】
 第40回(平成15年)福岡工業大 0-126 法政大   【優勝:早稲田大】 ※この年、トップリーグ創設
 第39回(平成14年)鹿屋体育大 18-71 慶應義塾大【優勝:早稲田大】
 第38回(平成13年)福岡大    17-97 法政大   【優勝:関東学院大】
 第37回(平成12年)福岡工業大  7-87 法政大   【優勝:関東学院大】
 第36回(平成11年)福岡大     0-76 帝京大   【優勝:慶應義塾大】
 第35回(平成10年)福岡大     7-74 慶應義塾大【優勝:関東学院大】
 第34回(平成09年)福岡大    19-76 日本大   【優勝:関東学院大】
 第33回(平成08年)福岡大    5-102 明治大   【優勝:明治大】
 第32回(平成07年)九州国際大 21-112 早稲田大 【優勝:明治大】
 第31回(平成06年)西南学院大 0-117 明治大   【優勝:大東文化大】
 第30回(平成05年)福岡大    19-76 同志社大  【優勝:明治大】
 第29回(平成04年)九州産業大 8-112 明治大   【優勝:法政大】
 第28回(平成03年)福岡大     3-48 明治大   【優勝:明治大】
 

posted by Asaki |23:12 | その他スポーツ |
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2006年12月17日

菅生中、無念の棄権~全国中学駅伝

 なんということだろう。
 16日、山口市で開催された第14回全国中学駅伝。上位入賞が期待された福岡県代表・菅生中学の選手たちの姿を見ることはできなかった。あるホテルに宿泊していた菅生中を含む11校の生徒・引率者らが14日夜の夕食後、下痢や吐き気、発熱などの症状を訴え、病院に搬送されたという。結局、選手の体調が回復しなかった7校が棄権した。そのうちの2校が菅生中学の男子、女子チームであった。
 ノロウイルスによる感染症胃腸炎の可能性が高いという。

 試合直前の体調管理は、どのスポーツに限らず重要なことだが、特に風邪のひきやすい冬場に行われるスポーツは、特に神経を使うことになる。特に陸上競技は、ちょっとした体調の変化で、記録に大きな差が出るスポーツの一つだ。ましてや全国大会。各校の指導者は、万全の管理体制で本番を前にしていたに違いない。それだけに関係者の無念は察するに余りある。

 この日のために日々厳しい練習に耐えてきた選手たちは、突然の理不尽な現実を突きつけられた。しかし…厳しいようだが、耐え忍ぶしかない。もちろん、ホテル側の原因究明は徹底されるべきだが、誰を責めたところで失われた時は戻ってこない。
 選手たちが、この悔しさをバネにして次なる目標を成し遂げ、この日を笑顔で振り返ることできるよう、祈りたい。

posted by Asaki |18:27 | その他スポーツ |
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2006年12月13日

アビスパJ2降格を考える(3)

 福岡にお住まいの方ならご存知だろうが、福岡市には九州電力以下、福岡銀行、西日本銀行、西鉄、JR九州、九電工、西部ガスの地場主要企業で構成される7社会という組織がある。もともと総務部門の連絡会議として発足したが、現在は事実上、福岡の政治・経済問題における意思決定機関となっている。
 福岡で大型プロジェクトの話が現実味を帯びてくると、ここで各企業の負担額などが決められる。文化活動にしてもそうで、歌舞伎劇場の「博多座」の株主も、アビスパの株主になっているような主要企業が出資している。経済、文化を盛り上げていきましょう、という意思の表れだろうし、それが福岡の街の活性化にもなっているから、7社会の存在意義を否定はしない。

 しかし、スポーツは勝たなければならない。お金を出しておけば、すべてが解決するわけではない。優秀な選手や監督は、お金だけで入団してくるわけではない。クラブの体質や情熱も見られている。だから、利害調整のような感覚で「平穏無事」で運営を納めようとすると、結局、J1とJ2を行き来するような状況になってしまう。
 確かにサッカースクールの実施など、サッカー人口の裾野拡大などには貢献しているだろう。出資の目的がそうした地域貢献であるなら、何も言うことはないが…(そして意外にも、本音はその辺にありそうな気もする)。
 
 では、現在の株主は出資を引けあげろ、というのか? 現実味は別にして、私は面白いと思う。福岡には気骨あるオーナー社長も多い。本気になれるのは、7社会のような企業ではなく、こうした裸一貫から伸びてきた社長だ。サニックスのラグビー、福太郎のバスケット…。ふくや、アサヒ緑健などスポーツイベント協賛に前向きな企業もある。
 彼らは本気になると、とことんやる。情熱もある。資本力の問題で、単独では難しいなら、連合体を組んでもいい。7社会を中心とした連合体よりは、はるかに柔軟で熱い組織になると思う。(この項 おわり)

posted by Asaki |22:01 | その他スポーツ |
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2006年12月12日

アビスパJ2降格を考える(2)

 まず選手、監督、サポーター、関係者の労苦をねぎらいたい。が、結果は無念の降格。これからJ1復帰に向けた戦いが始まる。
 これから勝つためには負けた原因を分析することが必要だが、フォーメーションや選手起用などの戦略、戦術は本質的な問題ではないと考えるから、ここでは触れない。やはり核心となるのは、多くの指摘があるように、クラブの体質にあると思う。

 まず、体質批判の中には「トップ(=都築社長)がサッカーのことを知らないからだ」というものがあるが、これは少し違うと思う。都築社長も内心、「なぜサッカーを知らない俺が…」と思っているかもしれない。他の仕事では有能かもしれない彼にとって、現在の職場は力が発揮できる場所ではないのだ。これは社長に任命した会社側の責任ということになる。
 それでは会社とは一体、何者なのか?「アビスパ福岡株式会社」。…その存在は、いまだに判然としない。社長は九州電力のグループ会社からの出向。代表取締役専務は、福岡市の市長室長からの出向で、以下は非常勤の取締役だ。出資企業の役員をとにかく羅列したような印象で、そこにはコカ・コーラウエストジャパン(CCJW)、九州電力、ゼンリン、三洋信販、西日本新聞社などの名前が並ぶ。ひと言でいえば「オール福岡」といったところか。

 ここでいきなり結論だが、アビスパ福岡というクラブの最大の弊害は、アビスパを「所有」している企業がない点に尽きると思う。アビスパにはレッズ=三菱自動車工業、アントラーズ=住友金属、というような大株主がいない。つまり責任の所在が曖昧なのだ。
 そもそもアビスパに出資している主要企業は、だいたい自社で力を入れているスポーツクラブがある。例えば九州電力はラグビーを強化中だ。今季のトップリーグ入りこそ逃したものの、トップリーグ入りは現実味を帯びている。CCJWのラグビー部も現在、トップリーグで戦っているし、陸上競技に強い九電工は正月の朝日駅伝の常連だ。JR九州は野球。都市対抗野球は3年連続出場しており、先日のドラフトではプロ野球を輩出した。西鉄も近年は駅伝に力を入れている。自社のクラブ育成で手一杯のこれら企業が、片手間でやっているようなアビスパにどれだけ力をいれようと思うだろうか。他人の子より、やはり自分の子であろう。
 例えば九州電力がアビスパの大株主だったらどうか。J2落ちは企業イメージの失墜にも関わってくるので、企業としても放置しておけないだろう。だが「アビスパ」がJ2に落ちても自社の名前が出ない以上、出資企業はそこまでの危機感がない。(つづく)

posted by Asaki |21:34 | その他スポーツ |
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2006年12月11日

アビスパJ2降格を考える(1)

 サッカーJ1・アビスパ福岡が9日、ヴィッセル神戸との入れ替え戦第2戦(博多の森球技場)に1-1で引き分け、J2への降格が決まった。第1戦も神戸で0-0で引き分けたが、敵地での得点数で下回り無念の降格となった。
 もちろんアビスパはプロ球団であるが、福岡のアマチュアサッカーを考えるうえでも、アビスパの存在は避けて通れない。私なりに、今回の降格と善後策を数回に分けて考えてみたい。

 2002年7月、私は一度だけアビスパ福岡を取材したことがある。当時はJ2に落ちて最初の年。この年、監督に就任した今井雅隆(先日、徳島ヴォルティス監督に就任)に会いにいった。どうやってJ2に落ちたアビスパを復活させようとしているのか、知りたかった。
 取材は当時の運営会社・福岡ブルックスを通じて依頼。練習場となっている雁の巣レクリエーションセンターに向かった。
 アポイントは1時30分だったと記憶していた。だが、ブルックスの広報は1時と思っていたらしい。私が勤務する出版社に「まだ来ないのか」という連絡があったようだ。1時10分過ぎに、オフィスに到着して来訪の旨を告げたが、中からは返事もない。見るとそこに中年の男性がいるではないか。この人こそ、広報担当だった。私が1時に来なかったため、腹を立てているらしい。
 福岡市から出向していたその担当者は、完全にこちらを見下した態度。取材されて当然、といわんばかりである。アポイント時間の認識不一致については双方のミスであろう。いずれも自分が正しいと思っていたのだから。百歩譲って、私が聞き間違えていたとしても、10分程度の遅れに、そこまで立腹する必要があるのだろうか。しかも彼は組織の対外的な顔ともなるべき広報担当である。アビスパとは、いつもこんな対応を取っているのだろうか…。思えば私のアビスパに対する根本的な不信感は、この体験に基づいている。
 
 今井監督の取材は興味深かった。「地域に密着したクラブづくりをしていきたい」と、正論を語っていた。私は記事に「アビスパはよい人物を監督に迎えた」と、その慧眼を称えた。が、それから1カ月もしないうちに解任…。J1への1年での復帰を託すというなら、もっと適任者がいたはずである。マカオ代表のコーチやフィリピン代表監督など、外国での地道な実績のある指導者を迎えて、チームというよりクラブの根本から立て直すのではなかったのか。いま思えば、目先だけにこだわる経営方針は、この頃からあったのだろう。(つづく)

posted by Asaki |23:55 | その他スポーツ |
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2006年12月07日

都道府県対抗女子駅伝、福岡代表メンバー決まる

 来年1月、京都で開催される都道府県対抗女子駅伝の選考レースが11月25日、12月2日に博多の森陸上競技場で開かれ、13人の代表選手が決まった。
 地元を離れて進学、就職した選手たちが地元選手として走るこの大会。今田、友枝(戸畑商)、野原(TOTO)は2年連続の出場。昨年補欠だった稲富(順天堂大学)、田中(筑紫女学園)は、前回の雪辱を果たした。
 一般・高校生のうち筑紫女学園からは田中(2年)、松村(1年)の2選手、さらにOBの稲富、野原も加えると同校出身の選出選手は4人。また戸畑商からは今田、友枝の2年生に、OBから松岡、竹村、森川の3人が加わえると同校出身5人。仲西選手(柳川高出身)を除いた9人が両校からの選出となった。今やこの2校が、福岡の女子陸上界を支えているといってもよいだろう。

 戸畑商出身選手は、名城大学に進んだ佐藤、浜崎、十八銀行に就職した西見など、進学・就職先でよく活躍している。筑紫女学園も稲富や野原らが頑張っているが、中学、高校時代の輝かしい活躍からすると、やや物足りない感じはある。特に高校時代に戸畑商の各選手を圧倒的なスピードで突き放し続けた野原選手が、今田、友枝といった若き戸畑商の選手たちに敗れるとは、不思議な感じがする。
 かつてのライバルたちも、今回は同じチーム。福岡女子チームの健闘を祈りたい。

◇第25回都道府県対抗女子駅伝選考会

(中学女子・3000m 11月25日、博多の森陸上競技場)
 1.日高侑紀(原中央)9分49秒0
 2.青木優子(八屋)  9分49秒5
 3.松崎愛子(菅生)  9分49秒8

(一般・高校女子・5000m 12月2日、博多の森陸上競技場)
 1.田中華絵(筑紫女学園) 16分11秒3
 2.稲富友香(順天堂大学) 16分16秒1
 3.今田麻里絵(戸畑商高) 16分17秒3
 4.友枝美里  (戸畑商高) 16分27秒0
 5.松岡琴子  (玉川大学) 16分30秒2
 6.野原優子      (TOTO) 16分38秒0
 7.竹村理沙    (九電工) 16分43秒5
 8.松村雪絵(筑紫女学園) 16分45秒0
 9.森川早矢香  (九電工) 17分02秒
 10.仲西千幸  (デンソー) 17分10秒8

posted by Asaki |23:58 | その他スポーツ |
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2006年12月06日

菅生中、男女とも連覇~中学駅伝県大会

 少し間隔があいてしまった。気持ちも新たに、また今日から書いていこうと思う。

 福岡県中学校駅伝競走大会(男子第57回・女子第21回)は、菅生中学が男女とも連覇を達成。男子が2年連続2回目、女子が3年連続6回目の優勝である。
 近年の菅生中学の躍進は目覚しい。96、97年に曽根中学(男子)で全国大会2連覇を果たした芦原監督が就任して以来、めきめきと力をつけた。女子は2年前に全国2位。この時のアンカーが今年の高校駅伝福岡県大会の2区で区間賞をとった中村選手(筑紫女学園)。昨年は6位だったが、悲願の初優勝を目指す。男子も昨年は4位。こちらも優勝候補の一角といってよいだろう。

 女子は優勝した菅生中(小倉南区)のほかにも2位・穴生中(八幡西区)、4位・高須中(若松区)と北九州の中学が上位入賞を果たした。この数年、北九州の中学女子陸上界のレベルは確実に上がってきている。地元に戸畑商という全国をねらえる公立校が出現し、芦原監督の復帰により一気に活気づいた感がある。ただし、私立高校もからんだ水面下での勧誘活動は激しいようで…。
 まだ先のある中学生だけに、長い目をもって進路を選んで欲しいと思う。

◆男子(11月18日、大濠公園周回コース、6区間・24.48キロ)
 1.菅生   1時間16分56秒
 2.原中央  1時間17分36秒
 3.新宮   1時間18分08秒
 4.元岡   1時間18分59秒
 5.穴生   1時間19分37秒
 6.日の里  1時間20分01秒
 7.沼     1時間20分12秒
 8.八屋   1時間20分14秒
 9.姪浜   1時間20分48秒
 10.熊西   1時間20分54秒

【区間賞】
 1区:西  恭平(新宮)  14分37秒=区間新
 2区:樺島裕貴(原中央)12分12秒
 3区:山下健太(大原)  12分01秒=区間新
 4区:樺島瑞貴(原中央)12分31秒
 5区:大坪明寛(菅生)  12分36秒
 6区:宮本悠矢(菅生)  11分54秒=区間新

◆女子(同、5区間・10.76キロ)
 1.菅生   35分21秒
 2.穴生   35分47秒
 3.日の里  35分55秒
 4.高須   36分43秒
 5.前原   36分51秒
 6.田隈   37分03秒
 7.浅川   37分03秒
 8.西陵   37分06秒
 9.柳西   37分07秒
 10.原中央  37分17秒

【区間賞】
 1区:松崎愛子(菅生)  9分21秒
 2区:森川瑞穂(穴生)  6分19秒
 3区:瓜生彩乃(日の里)6分23秒
 4区:久保文乃(日の里)6分33秒
 5区:千住文香(菅生)  6分10秒

posted by Asaki |21:06 | その他スポーツ |
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2006年09月02日

五輪国内候補地、福岡落選に思う

 2016年の五輪国内候補地は30日、東京都に決まった。福岡市で生活する立場から今回の五輪招致活動を振り返ってみたい。

 立候補は突然だった。山崎広太郎市長が手を挙げた。確かに福岡市ではユニバーシアード、世界水泳などの国際的スポーツイベントを実施してきた実績を持つ。福岡市にも運営面での自信があったのだろう。しかし市による突然の、そしてその張り切り具合は、市民を白けさせた。
 「どうせ選ばれないだろう」と非現実的に見ていた人が大多数だったし、それ以上に「あれは市が勝手に動いて、はしゃいでいる」という冷ややかな思いがあったように感じる。私の周りでも真剣に五輪についての話題が出ることはなかった。営業マンが得意先で話しに困った時に口にできる便利な話題という程度のものでしかなかった。
 
 九州電力、福岡銀行、JR九州など七社会とよばれる地場主要企業を中心に財界も資金的・人的な支援には乗り出しはした。だがあくまで市に対する義理を立てただけ。結局、本気で招致に動いていたのは山崎市長を中心とする市職員の一部と、かつてロッテオリオンズの招致に動いた実績のある福岡青年会議所のメンバー、それにボランティア精神の強い一部の学生くらいではなかったか。「福岡は町が一体となった招致活動を展開した」というマスコミの評価もあったが、町一体とは過大評価もいいところである。

 お前はどうなのか、招致に賛成だったのかと聞かれるなら私は反対派である。市の独走も気に入らないが、それ以上に財政への負担について無責任すぎるという思いが強いからである。
 福岡市民なら誰でも知っている汚職事件に「ケヤキ・庭石問題」というものがある。博多湾を埋め立てて作った人工島を舞台にした事件で、市助役まで務めた第3セクター社長が、親密な関係にあった元市議の会社を通じて人工島に使う庭石やケヤキを購入。元市議の会社は多額のマージンを得たという疑惑だ(3セク社長、元市議らは04年に特別背任容疑で逮捕・起訴され公判中)。
 マージン分を上乗せされた高額な庭石やケヤキは使うあてもないことが分かり、最終的には市、つまり市民の税金が補填に当てられたと記憶している。

 その怒りが覚めやらぬうちにまた五輪とは…。喉元過ぎれば熱さ忘れる、ではないか。仮に当選して国内候補地になり、多大な税金が投入されれば、それを負担するのは後世の福岡市民だ。いましゃかりきに五輪誘致に燃える人たちには、何の影響もない。負担は軽く済むと市では言ってはいるが、その見通しが狂った時に誰が責任を取るのか?その所在を明確にしておくというなら、賛成してもいい。そこまで責任と覚悟があるのならば…。

 ただ運営計画はさすがに立派なものを作ったと思う。福岡市の国際イベントの企画・運営能力を見せ付けることはできた。競技団体の評価も高かった。一方、「東京の開催概要計画はほとんど書き直さなければならない」とJOCは言っている。つまり、そのような世界で通用しないような計画を出した東京が当選したということは、東京ありきの選考だったことは一目瞭然だ。

 結局、財政力なんだな。お金を持っているものが最後は勝つんだな。この悔しさを福岡市は忘れてはいけない。いい教訓になったはずだ。お金がないとダメなんだ。だから国際都市として認められるには、無駄な公共事業などはさっさとやめて、市の財政を立て直すことが先決なのだ。そのことに気づいて市が動き出した時、今回の理不尽な落選もよい経験になる。

posted by stepbystep |14:57 | その他スポーツ |
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2006年07月31日

35歳、初防衛ならず~WBCフェザー級タイトルマッチ

 越本隆志選手の初防衛戦は失敗に終わった。30日に地元・福岡で行われたWBC世界フェザー級タイトルマッチ。敗れた越本は引退を表明した。

 地元の選手である。さらに年齢も自分と近い。父と苦労してつかんだチャンピオンの座。当然、頑張ってほしいという気持ちはあった。だが正直に言うと、判定で世界タイトルを奪取した時から、越本が王者を張り続けていくことができる期間は短いだろうことを感じていた。
 日本人選手が世界で戦っていくには、持ち味である俊敏性を生かしたフットワークとスピードを生かし、的確にジャブを当てていくスキルが不可欠だと思うのだが、辛うじて判定勝ちをものにした35歳の越本に、いま以上のものを求めるのは酷だろう…。

 この日の相手はメキシコの22歳、ルディ・ロペス。出てくるところを冷静にフットワークで交わし、的確なパンチを当ててダメージを与える、確実にポイントを稼ぐ、そういった作戦であったように見えた。
 だがこの手の作戦は基本的に世界戦では通用しにくい。世界戦の相手はメキシコやタイなどタフな選手が多い。疲れていてもパワーで押し続けてくる。ラッキーパンチであっても打たれるとダメージは大きい。だから、パワーのない日本人選手はよほどのスピードで相手を翻弄しないと、結局はラッキーパンチの餌食になってしまう。
 この日の越本はその典型だったように見えた。少しでも動きが緩慢になると、とにかく手数を出してくる相手のがむしゃらパンチをもらう。ダメージが蓄積され、さらに足が動かなくなる。打ち合いになる…。

 レフリーが試合をとめた後、リングに崩れ落ちた越本。4000人がつめかけた会場は水を打ったように静まり返った。この日、会場を沸かせる場面は遂になかった。敗戦以上に、それが惜しまれてならない。勝敗は別にして、越本スピリッツというものを見せてほしかった。日常では体験できない一瞬の興奮。人間を熱くさせてくれるもの。そうしたものを与えることが、支えてくれた地域の人たちへの最高の恩返しになると思うのだが…。現実は厳しい。

posted by あさき |21:43 | その他スポーツ |
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