2009年03月24日
【Review】FC東京 vs モンテディオ山形(3月21日(土)@味の素スタジアム 14:00~)
せっかくの今季初勝利にも関わらず更新が遅くなってしまいました。 というのも、当日は実家のある吉祥寺まで車で移動、そこから電車で味スタ、と思ったのですが、首都高速が異様なまでの混雑でキックオフに間に合わず。 後半からスタジアム観戦、見れなかった前半は録画で確認という、非効率極まりないことをしておりました。 羽生のヒーローインタビューにもあった通り、まだまだやりたいサッカーからは程遠いものの、勝点3を手に入れられたのは非常に貴重。 課題点もまだまだ山盛りですが、まずは勝点3を喜んで、水曜日のナビスコ柏戦に臨みましょう。
■きれいなラインの山形■ 好調のモンテディオ山形に対し、FC東京は開幕連敗スタート。 勝点4と勝点0の戦いは、J2から上がってきたモンテディオ山形の注目を集めた。 山形は長谷川がトップで体を張り、その周りを古橋が動き回る。 左からは石川竜が、右からは宮本。 サイドに気を取られていると、ボランチの秋葉が中央突破を図るなど、なかなか見ていて面白いサッカーを展開。 特に素晴らしいと思ったのは、守備時。 DFライン、MF、それぞれ4人がきれいな2本線をピッチに引いて守る。 元来4-4-2というシステム自体が、相手のスペースを消すのに適していることからも、この2本線を掻い潜ってモンテディオ陣内に攻め込むのは、個の打開かめまぐるしいパス交換で局面を打開するより他が無い。 昨シーズンのFC東京のサッカーであれば、おそらく前半のうちから得点となっていたかもしれないが、この日までのFC東京ではこの美しい2本線を断絶するのは難しかったように思う。 そういう意味ではモンテディオはプラン通りの戦い方だったのだと思う。 ただ、試合後の記者会見で小林監督が言っている通り 「いつもと違った」 FC東京に対応仕切れなかったことは悔やまれるだろう。 有効なサイドチェンジも見せていたし、実際に勝点を4あげているのだから、やれることには間違いない。 後は攻めの形があと2つぐらい増えれば、というところ。 ブラジル人選手二人が入った時に、どのくらい変わるか、は楽しみなところかもしれない。 ■得点ならずとも魅せた■ 平山は素晴らしかった。 BSの中継を解説していた金田氏も再三言っていたが 「このパフォーマンスを持続できれば、FC東京にとっては大きい」 というのはその通りだ。 ポストプレーではミスもなく、きっちりと時間を作ってシンプルにボールを捌く役目をこなした。 ヘディングでは、山形DFがそれほど大きくないというのを差し引いても、殆どの場面で勝ち、セットプレーからは貪欲に狙い続けた。 私が座る指定席のそばからは 「平山を90分使うのかよ」 という、案の定の声が聞こえたが、この日の平山には代える理由がなかった。 以前の注目度が注目度だっただけに、このような声が聞こえるのは致し方ないが、残念ながらこの日のパフォーマンスを見ても尚「アンチ平山」が存在するというのは悲しい。 特に羽生の得点シーンでは、DF一人を体を使って押さえ込んで、羽生への対応を遅らせるという、非常に心憎いお膳立てをしている。 あれはオブストラクションだろう、という声もあるが、審判目線で言えば、平山は最初から押さえにいったのではなくて、あくまでもゴール前に走りこんで行った結果として押さえ込んでいるので、あれでファールとなれば、審判団があまりにも厳しすぎるように思う。 本人は得点出来ない苛立ちもあるだろうが、ああいったチームのためのプレーが出来ることは、非常に重要になる。 是非ともあのパフォーマンスを続けて、チームに連勝の勢いを与えて欲しい。 ■意外と早かったデビュー■ 新しく購入したデジカメが活躍したのは83分。 ここのところサテライトや練習試合で結果を出していた米本がデビューを飾った。 疲れの見える殊勲者羽生に代えてピッチへ。 とにかく中盤のスペースを埋めて、相手ボールをはじき返し、セカンドボールを拾う、という意味が込められているのは十分に伝わった。 と同時に、 「米本投入後に失点は勘弁してくれ」 と願うような気持ちにもなっていた。 が、その気持ちはどこ吹く風で、投入早々には佐原、茂庭両センターバックとポジショニングについて会話を交わし、ピンチと見るや前でDF、ボールをカットすると 「僕のミッションは守備です」 とばかりにそそくさと自分のポジションに戻る。 他選手のハイボールの競り合いでは、ボールがこぼれると怖いところにポジショニングしている。 落ち着き、そしてクレバーな守備を見せてくれた。 本人が尊敬する選手として浅利を挙げているが、その通り浅利の後継者として申し分のないデビューだった。 楽しみな選手が、意外と早いデビューを飾った。 ■まだまだのDFと攻撃■ 23分、キム・ビョンソクに決定的なシュートを放たれたシーンが最たる例だが、佐原が入ったとはいえ、相変わらずDFが相手FWにつり出される場面が散見された。 人とボール、両方を見てリスクの低い対応を行うべきDFが、どうも今季はボールにより過ぎて、相手選手を余らせるケースが多いように思う。 もちろん、長谷川を自由にさせてしまっては、モンテディオ選手が上がる時間を与えてしまうため、しっかりとした対応が必要だし、長谷川に対峙するのは佐原しかいない。 が、長谷川が出場する、彼にボールを集めるというのは戦前から予想されたことなのだから、佐原がつり出されたときに、誰がDFラインに入るのか、逆サイドのMFなのか、ボランチなのか、そういった守備の約束事が出来ているのかどうか、と首を捻りたくなる場面が多い。 モンテディオが攻撃のアイディアが少ないという点で助けられたが、あの守備では先が思いやられる。 攻撃に関しては、昨季と比較して、まだまだペナルティに入ってくる選手、そしてバイタルに顔を出すMFの選手が少ない。 先述したモンテディオの2本の線を崩していくためには、もっと中盤の選手がバイタルに顔を出して、FWへの楔のボールを受ける動きが必要となる。 それにあわせて、ペナルティに入っていく動き。 この4-3-3の昨季から4-4-2へ移行した今季、この2つがまだまだ不足している。 得点シーンに、羽生が長い距離を走ってペナルティに入ってカボレからのボールを受けたシーンを見ても、中盤の選手がどれだけペナルティに入っていけるか、によって、目指すサッカーが形になるのではないだろうか、 勝利し、ボールも支配できたが、これから昨季以上の成績を収めるためには、まずは守備、そして次に攻撃時のバイタルの使い方、をもっともっと修正して欲しいと思った。 まだまだ苦難の道は続きそうに思ってしまうのは、あまりにネガティブだろうか・・・。 ■それでも・・・■ この日の試合でいくつかの明るい光が見えたのは確か。 平山、米本は然り、持ち前のボール奪取能力や、必要となる展開力を垣間見せた今野、怪我から復帰した佐原、そして激しく上下動し、素晴らしい守備と攻撃を見せた石川直。 権田も良いセーブを見せて、ここからグっとよくなるかもしれない。 吉本、椋原、下田、田邉などの若手もまだまだチャンスがあるかもしれない。 リーグ残り31試合、そしてナビスコ。 右肩上がりに行くためには、まだまだチャンスはたくさんありそう、そんな風にも思える試合だった。
posted by stanger |01:34 |
FC東京 |
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【Review】FC東京 vs モンテディオ山形(3月21日(土)@味の素スタジアム 14:00~)
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山形戦、攻守で課題はたくさんありましたがよかったですよね。
強い気持ちも戻ってきましたし。
それに、米本くんのデビューはすごく嬉しく、プレー時間は短いながらも冷静に対処していて可能性が感じられました。
ついに、『越えそうで越えられない社員(浅利選手)の壁』が突破されるかもしれませんね(笑)
いい雰囲気で柏戦に臨めるかなと思っていたのですが、まだまだ前途多難でした。
(日立台にこっそり行ってきました。)
柏戦ではすべてミスからの失点。攻守ともに選手に迷いがあるように感じられました。
判断がとても遅く、そこを狙われて・・・という悪循環に。
選手個々はそんなに悪くなく、個人的に平山くんは山形戦よりよかったように思いましたが・・・。
それにしても、柏のポポ選手がすばらしかったです。
カボレの相方だったら、とぼんやり思ってしまいました(苦笑)
東京のここまでの敗戦は自滅だと思っています。
これからどう対策をしていくのか、混迷しないことを祈るばかりです。
posted by むに | 2009-03-27 12:04
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