2009年03月14日
【Review】浦和レッズ vs FC東京(3月14日(土)@埼玉スタジアム 14:00~)
負けた直後に一服。 そのまま犬の散歩に出て、頭の中で試合を振り返ってみる。 正直、どこをどうとかという内容ではなかった。 浦和レッズは全てにおいて東京のパフォーマンスを上回っていた。 出足、セカンドボールへの寄せ、フリーラン。 勝つべくして浦和が勝った試合。 逆を言えば、FC東京は負けるべくして負けた試合。 いつもはできる限り冷静にReviewを書くつもりで臨んでいるが、今日ほど「書きたくねーなこりゃ」と思ったことは久々だ。
■アンチレッズが望んでいた浦和レッズ■ 僕はアンチと言うほど浦和レッズを敵視してもいない。 ただ、過去数年大型補強をしながらも、非常につまらないサッカーをしているので、サッカースタイルを変えて欲しいと思い続けてきた。 それこそを浦和が大型補強をし、高い技術を持った選手を活かす方法であると思っていたからだ。 その昔、このBlogのエントリーで、浦和対大宮のReviewを書いたときに、「何故4バックにしないのか」と意見を述べたときに、「今の浦和にそれは無理」というご意見を頂いた。 でもやっぱり高い技術をもった選手を、適材適所に使い、細かい戦術・約束事を作れば浦和には出来るという思いが残り続けた。 そして今日、フォルカー・フィンケ監督の下で、生まれ変わりつつある浦和を見た。 今日の浦和はまだ序章にしか過ぎない。 ここから良くなるだろう。 エジミウソンにボールが入れば、ポンテ、田中達也がきちんと連動した動きをしている。 中盤の底では鈴木、阿部の両ボランチがサイドのスペースのケア、時には相手陣内深くまで飛び出してくる。 その間合いを使ってサイドバックがオーバーラップをする。 浦和のサッカーは楽しそうだった。 ようやく戦力に見合ったサッカーが開花したことを、Jリーグのファンとして嬉しく思う。 ■中盤の差■ 翻ってFC東京はどうだったか。 申し訳ないが、何一つ良いところはなかった。 浦和レッズとの決定的な差は、中盤の底を任されるボランチの差だった。 先にも触れたが、鈴木と阿部の二人が、DFラインに吸収されることはなく、両サイドMFが上がった後のスペースのケアと、中盤を締める役割をしっかりと行った後に、効果的な攻撃参加を見せていたのに比べて、梶山・今野の東京ボランチ陣はあまりにも物足りなかった。 自由に浦和がボールを回すものだから、今野は時折DFラインに吸収された。 DF陣がボールサイドに寄せられるものだから、尚更今野はDFラインに近いところでプレーをせざるを得なかったが、守備から攻撃への転換点を担うことは出来なかった。 梶山は前半こそ高い位置でプレーを続けたが、後半は完全に中盤を浮遊し、最後はもう諦めきったかのようにボールを追わなくなってしまった。 2枚のボランチのバランス感覚、守りから入って攻撃へ、という姿勢と、攻撃ありきの姿勢の違いが、試合全体をピリっとさせるかどうかの大きな違いとなってしまった。 ■連動しない人達■ ボールがトップに入る。 ポスト役を信じて早々に動き出しを始めるポンテ、田中達也、原口に比べて、FC東京は足元に入ってから初めて動き出しが行われていた。 一旦収まる。ルックアップする。パスを出す。カットされる。 その繰り返しが見続けられ、最後にはトップのカボレが下がったりサイドに開いてボールを受けるようになってしまった。 中盤での運動量を自慢とする羽生も、スペースで走ってもボールが出てこないために、ペナルティ手前で足元に要求するようになってしまったり。 前節新潟戦においても同様だが、守備にしても、攻撃にしても、ボールありきのプレーが多い。 守備時も、ファーストDFたるFWが懸命にボールを追っても、次にボールが出るであろう浦和の選手に対しての寄せが不足している。 そのために中盤での守備が後手を踏み、いつまでたっても自分たちのペースに持ち込むことが出来ない。 そこから余裕を持ってサイドに回され、たまらず長友や徳永がチェックに行くと、その裏のスペースに走りこまれてピンチを招く。 一つの連動が遅れる、または成されないと、ああなっても致し方ない。 ■ポジティブになれる材料が・・・■ 正直前節、今節と見て、ポジティブになれる要素が無い。 唯一あるとすれば、得点シーンのように、梶山にボールが入る前に徳永が動き出してボールを受ければ、相手DFは後ろ向きに守備をするので、FWの優位性が増す。 こういったシーンが見れたことや、石川のバーに当たったシュートシーンのように、高い真ん中を避けて、アタッキングサードで逆サイドまでボールを運んだことでチャンスを演出できた点だろう。 が、それ以外になんらの要素も見られなかったため、次節も非常に不安にさせられる。 相手となる山形には、またしても献身的にポストをこなす長谷川がいる。 この長谷川に入るボール、またはそのセカンドボールに対して、しっかりと守備が出来ない限り、また同じことの繰り返しが起こるのではないだろうか。 やれ誰を代えろ、引っ込めろ、使え、という問題ではないだろう。 例え権田が塩田であったとしても、佐原が万全であったとしても、サッカー全体があの内容であれば、同様の結果しか生まれない。 問題は組織全体の問題であって、その原因が見えないから始末が悪い。 気持ちの問題?戦術の問題? 帰結するのはこの2つ程度でしかない。 いづれにせよ、この1週間でなにを修正してくるのだろうか。 考えれば考えるほど、この1週間が暗くのしかかってきそうな気がする。
posted by stanger |17:51 |
FC東京 |
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【Review】浦和レッズ vs FC東京(3月14日(土)@埼玉スタジアム 14:00~)
コメント投稿者ID :
普段はポジティブ思考の自分でも今日はネガティブな考えしかでてきません…
2連敗どうこうより、内容が悪すぎますね。stangerさんでも原因が分からないとなると、なおさら自分は「気持ちを込めて闘えよ!」としか言えません。去年からずっと思ってることではありますけどね…はぁ~
なんで大島取らなかったんだろ?なんで荻の代わりを取らなかったんだろ?なんで外国人枠、アジア人枠をフルに使わないんだろ?
…とクラブに対しての不満ばかり頭に浮かんでしまってます。
さきほど山形の試合も観ましたが、簡単に勝てる相手とは到底思えませんでした。出てくるのは溜め息ばかりですよ…はぁ~
posted by 多摩っ子 | 2009-03-14 18:44
【Review】浦和レッズ vs FC東京(3月14日(土)@埼玉スタジアム 14:00~)
コメント投稿者ID :
ご指摘の通り、動き出しが悪いですね。
攻守の切り替え、特に守→攻が遅かったです。
ボール奪取しても、切り替えが遅い→動き出しも遅い
→パス出し先が無い→達也猛チェイス→不安定なパス
→とられる。
こんな感じでした。
前半はペースを握ってた時間もあったんですが・・・。
このままでは、今期は人もボールも動く、面白いサッカーは広島に期待するしか・・・。
まずは、失点を抑えるのが先決でしょうけど、城福さんも
頭が痛いところでしょうね。
広島に
posted by Vサポ | 2009-03-14 19:00
コメント有難うございます
コメント投稿者ID :
皆様有難うございます。
>多摩っ子さま
負けるにしても、内容の良し悪しってものがあると思いますけど、今日のはねぇ・・・。
無理矢理ポジティブになるならば、開幕当初に悪い膿を出してしまって、後は鰻上りに!と期待するしかないですかねぇ・・・。
昨年が好調⇒不調⇒好調、だっただけに、今季は好調なスタートを期待しましたが、不調⇒好調の波になるように、無理矢理期待しましょう!・・・。
>Vサポさま
全く仰るのと同意です。
>ボール奪取しても、切り替えが遅い→動き出しも遅い
→パス出し先が無い→達也猛チェイス→不安定なパス
→とられる。
達也猛チェイスの裏側で、きちんとスペースを埋めている選手が浦和の方が多かったですね。
目指しているサッカー、やりたいことは所々で見えるのですが、それ以前の基本の部分でのブレが大きいので、コンセプトが大きくブレてしまっているように思います。
今一度選手間で、誰が行ったら、誰はどこを埋めるとか、きちんと整理して、無用なボールロストを減らして欲しいものです。
苛立ち紛れに仕事の資料作りをしていますが、進む進む(苦笑)
posted by stanger@管理人 | 2009-03-14 20:06
【Review】浦和レッズ vs FC東京(3月14日(土)@埼玉スタジアム 14:00~)
コメント投稿者ID :
埼スタで観戦してきました。非常に疲れました・・・。
本当にまったく連動せず、哀しくなりました。
ちょっと記憶が曖昧なのですが、後半ロスタイム、長友くん→カボレとパスがつながり、カボレがワンタッチで前線へ送るも奪われたシーンがあったと思うのですが、いつもの長友くんだったらサイドを駆け上がっているはずなのに、彼はパスしたままの位置にいました。
それを観て、さらにどっと疲れがでたように感じます。
開幕前、ケガをしていたし昨年からの疲労があるのかもしれないけれど、ピッチに立っている以上最後まで全力でやって欲しかったです。
彼ならそれができると信じて期待しているので、ここ2戦はがっかりきています。
改善策が見出せず、哀しいことに山形戦も勝てる気がしません。
いっそのこと、サテライトで結果をだしていて好評な米本くんが出場してもいいのではないかと思っています。
真新しい風に期待したくなってしまいます。
posted by むに | 2009-03-16 16:35
【Review】浦和レッズ vs FC東京(3月14日(土)@埼玉スタジアム 14:00~)
コメント投稿者ID :
>むにさま
埼スタに行かれる、ということでしたので、どう感じられたかな、と思っておりました。
お疲れ様でした。
テレビ観戦の私が連動しないと感じたのですから、スタジアムでは相当にフラストレーションが溜まったのではないかと存じます。
が、仰るとおり、サテライトでは新しい風が吹いているようです。
米本、田邉、そしていよいよ?の平山。
長友の件も然りですが、やれること、出来ることを実直に気持ちを出して出来る選手を起用しないと、この閉塞感は打ち破られないかもしれませんね。
山形も決して楽でない相手であることは、この2節を見て東京サポーターが感じていることです。
が、なんとか打ち破り、前を向けるように週末は全力でサポートしていきましょう!
posted by コメント有難うございました | 2009-03-17 02:27
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