2009年03月05日
開幕直前~FC東京 Season Review~
Blogの更新しなきゃしなきゃ、と思いながら2009年も早くも3月。 我が家には正月が3回来ます。 天皇杯決勝の1月1日。 高校サッカー決勝の1月12日。 そしてJリーグ開幕の3月7日。 FC東京は怪我人続出、カボレもご家族の病気で一旦帰国など、不安材料が拭えませんが、それでも開幕はやって来るわけで。 今季への期待、そして開幕戦のReview、更にはライバルチームについてもちょこっとで、遅まきながらの謹賀新年です。
■今季への期待■ 城福監督も言っていることだが、今季のFC東京への期待は2点。 ・継続性 ・複合性 の2つになるのではないかと思う。 【継続性について】 昨年来のテーマであるMoving Footballの継続は、今年もチームスローガンとなっている。 人もボールも動くサッカー、として昨年取り組んだサッカーを今年は更なる右肩上がりを目指していくためにも継続してくわけである。 といっても、昨年はこの取り組みに非常に苦労をした、というのが正直な感想ではないだろうか。 昨シーズンのReviewでも書いた通り、ホームでのフロンターレ戦やアントラーズ戦など、その片鱗を見せ付けて勝利をした試合もあれば、その理想から離れてしまった試合も多かった。 やろうとしているサッカーが難しいだけに、相手に合わせて、またはその状況に応じて「シンプルにボールを回して、人が動く」という原則が崩れることがあっても仕方が無い。 が、今季はその仕方が無い、という状況を出来るだけ減らして、先に挙げたベストゲームのようなゲームを増やして欲しい。 【複合性】 FC東京の良さというのは、縦へのスピードである。 昨年石川直宏が見事に復活して輝いたように、サイドのスペースを有効に使い、チャンスを演出するというのは、ここ数年のFC東京の特徴である。 そこに中央でシンプルにボールを回すということが加わったことによって、見ている人の心も動くサッカーが完成されつつあった。 鈴木達也のレンタル残留が決まったこともあり、この縦へのスピードも継続することが出来る。 なので、大きく捉えれば継続性になるが、旧来の縦へのスピードと、Movingの新たな取り組みという複合性を更に高いレベルで昇華して欲しいと思う。 ■開幕戦■ これらの今季への期待、を中心に考えて、開幕戦への期待をば・・・。 まず脅威となるのが矢野と大島という二人のFWを中心にした攻撃陣。 マルシオ・リシャルデスのゲームメイキングに、松下の正確なクロス。 ボランチの千葉、本間からのボールを大島がしっかりと収めることが出来れば、そこからマルシオに落としたり、矢野を使うことが出来る。 昨シーズンまでは矢野のポストプレーをケアしていれば、ある程度守備の計算が立ったが、今季は大島の加入が非常に怖い。 対してFC東京は佐原が怪我のために、出場が危ぶまれる。 茂庭、平松という、どちらかと言えばスピードに秀でた二人のセンターバックコンビともなると、アルビレックス2トップに対しての楔のボールをどれだけ早くカットできるのか、または楽に収めさせないかが重要になる。 一方で中盤の守備においても、相手ボランチを起点にさせないように中盤をきっちりと締める必要がある。 4-4-2の布陣か、4-3-3の布陣かによって大きく異なってくるが、千葉・本間のところで自由にさせないためにも、中盤の底に入るであろう今野の獅子奮迅の活躍が期待される。 その上で、今野からトップ下の位置に入ると予想される梶山へ、どれだけボールを供給できるか、が攻撃の大きな鍵を握る。 梶山のボールキープ技術を持ってすれば、バイタルでボールを持たせればアルビレックスDF陣には大きな脅威となる。 梶山から2トップ(カボレは控えかな?)へのアシスト、もしくはミドルシュートや、掴まえきれない不思議なドリブルでの突破と、攻撃の選択肢は大きくなる。 梶山へのマークがキツければ、サイドからの展開、またはDFラインの裏を狙ったボールでFWのスピードを活かすなど、ここでも選択肢が増えてくる。 梶山が貪欲にゴールへの姿勢を出すこと、これが開幕戦、そして延いては今季の出来不出来を左右するだろう。 いずれにしても、この開幕戦の注目シーンは、中盤の攻防だろうと思っている。 アルビレックスの千葉・本間は地味ながらもいつも中盤の底でしっかりと利いている。 アルビレックスが中盤を省略して、長いボールを使ってきて、全体が間延びするようなことがあれば、前線に強いFW2枚がいるとしても、昨年来FC東京が続けてきたボールを動かすサッカーをすれば、十分に中盤を制圧してチャンスを演出することが出来るだろう。 その観点では、千葉と本間に仕事をさせないように、ボールを持ったときの対応をしっかりとやって欲しい。 ■ライバルチーム短評■ 今季は各ライバルチームとも、非常に面白い補強をしていると思う。 リーグは昨年以上に混戦になるのでは、という予感がする。 【鹿島アントラーズ】 ゼロックスで見る限り、磐石の体制という感じ。 選手の役割がはっきりとしていて、見ていても強いというサッカー。 優勝候補筆頭。 【川崎フロンターレ】 大きな布陣変更が無いチーム。 関塚監督復帰もあり、更なるチーム熟成が見られるだろう。 矢島の獲得でシステムの幅も広がりそう。 外国人の出来不出来に左右されてきたが、今季は安定飛行しそう。 【名古屋グランパス】 ダヴィの加入でスピード溢れる攻撃陣が魅力。 その分サイドの選手がどれだけ中に絞ってプレーできるかが鍵になりそう。 田中隼の獲得も、得意のサイド攻撃の厚みを増す意味で脅威。 地味ながらも視野の広さでチームを支える吉村にかかる負担が増えそうな気もするが・・・。 【大分トリニータ】 序盤に堅守の生命線である深谷を欠くのが痛い。 代わってはいる坪内がどこまでやれるかに期待。 攻撃陣はウェズレイが老獪さで年齢的な衰えをどこまでカバーできるかが鍵か。 今年もまた新たな若手が出てくるかも楽しみ。 【清水エスパルス】 ヨンセンの加入で、昨年まで足りなかった高さが備わった。 スピード溢れる岡崎とのコンビは魅力的な攻撃陣。 高木の放出も岩下の成長でカバーできそう。 地味な印象が強いが、昨シーズン以上の位置を狙える可能性も。 【浦和レッズ】 例年の大型補強を行わず、チーム内での成熟を目指したオフ・シーズン。 新たな布陣でサッカーの質が変わってきたようで、ようやく個の力と組織力を備えたチームに変貌しそうな予感。 個々のレベルが高いだけに今年は強そう。 ただ、成長過程で必ずくる踊り場をいかにして越えられるか、によって左右されそうな気もするが・・・。 【ガンバ大阪】 完全な布陣ではなかったゼロックスは割り引いて評価しないといけない。 攻撃陣は恐ろしいまでの補強で、Jリーグ、AFC共に連覇を目指すチームとなった。 問題は加地がいないから3バック、というような事がシーズン中に起きると・・・。 遠藤と加地の代わりをどうするのか、の備えがあれば、優勝候補。 【横浜F・マリノス】 狩野、山瀬の2シャドーが魅力の布陣。 但しトップがルーキーの渡邉となると、経験の面で不足か。 昨年に続き、若手の成長を促しつつ我慢のシーズンかも・・・。 DFラインの成熟度とレベルの高さは随一。 【ヴィッセル神戸】 個人的に今季一番怖いのがこのチーム。 宮本、アラン・バイーア、マルセウ・我那覇と縦のラインがしっかりとした技術を持った選手で構築された。 カイオ・ジュニオール監督が下馬評通りの指揮官振りを見せれば、上位を狙えるチーム。 キム・ナミルとバイーアの中盤は、簡単には攻略できそうにもないが・・・。 【柏レイソル】 昨シーズンと大きな違いの無いメンバーだが、監督が代わった影響がどう出るかが鍵か。 スピーディーなショートカウンター狙いのサッカーは今年も継続だが、スペースを消されて遅らされた場合の対応と、フランサの出来に左右されそう。 【大宮アルディージャ】 ポゼッション重視の昨シーズンからどのように移行するのかが注目。 ラフリッチのパートナーには石原、デニス・マルケスと選択肢が増えた。 マトが入ったDFラインの成熟によって、失点が減らせれば中位以上の成績も期待できるが、小林大悟の穴を埋めきれるか否かが課題。 【アルビレックス新潟】 先にも述べた通り、大島の加入で収まりどころが増えたのが収穫。 サイドからの攻撃にあたり、どれだけサイドバックが絡めるか、によってツインタワーの威力が増減しそう。 全体戦力ではやや見劣る感も・・・。 【京都サンガF.C】 ディエゴの加入でようやく最後の1ピースが埋まった感じ。 念願の下位脱出も見えてきたかもしれない。 豊田の加入で柳沢との2トップという選択肢も増えた。 選択肢が増えた分、誰が入っても変わらない底堅いサッカーが出来れば、上位争いも可能そう。 期待の1チーム。 【ジェフユナイテッド千葉】 昨シーズンから引き続いてのミラー監督の本領発揮のシーズンか。 中後、アレックスと即戦力加入で不足しているピースを効果的に補強。 昨年と違い、中盤でタメを作る中後がいるだけに、攻撃の選択肢は大幅に増えそう。 昨シーズンの苦汁を舐めることはなさそう。 【ジュビロ磐田】 名門復活へ賭けるシーズン。 那須の加入で4バックへシフトチェンジ。 これによってどれだけ相手陣内の深い位置まで攻め込めるかが鍵か。 前田が順調なら、昨シーズンのようなことはなさそうだが、中盤で決定機を作れるプレーメーカーが欲しいところ。 【サンフレッチェ広島】 なんでJ2に落ちたのかが不思議なチーム。 徹底したパスワークから、佐藤、柏木などの攻撃陣がポジションを変えて飛び込んでくるサッカーは圧巻。 ミキッチが加わったことで更に攻撃の幅が広がった感。 過去と同様に3バックで戦った時に、ミキッチの裏側のスペースをどう消すかが守備面の課題になりそうな気もするが・・・。 【モンテディオ山形】 念願のJ1昇格を達成。 豊田が放出も古橋の獲得で攻撃陣の目処は立ちそう。 守備陣がJ1のスピードにどこまで耐えられるのかが一つの課題か。 あまりにも引きすぎてしまうようだと、良い様にやられてしまって何も出来ずにJ2後戻り、ということにもなりかねないので、ボランチとDFでどこまで耐えられるかが残留の大きな鍵になる。 こうしてライバルチームを見てみると、戦力的には鹿島アントラーズとガンバ大阪が抜けている感じ。 ただし、どのチームにもチャンスはある感じもするので、混戦必死な様相も呈している。 追われる鹿島はどこまで耐え凌げるか、が3連覇の鍵になりそうだ。 さて、我がFC東京は継続、右肩上がりとなるか!? もちろんやってもらわないと困ります。 東京スカパラダイスオーケストラの新譜に入っている、You'll Never Walk Aloneを聴きながら、3月7日13:00を待つとしよう。
posted by stanger |00:00 |
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