2008年12月12日
【CWC Review】アデレード(AUS)vsワイタケレ(NZL) (12月11日@国立競技場 19:35~)
会社から歩いて数分の国立での開催。 対戦カード的にも空席があるだろうと思い現地観戦も考えたが、ここ最近の体調不良が治りかけなのもあり帰宅してテレビ観戦。 Footballマニアを自称する人間としては、その試合がどんなものであっても観ることを我慢することは出来ない。 判官贔屓の日本人気質をもってすれば、アマチュア軍団ワイタケレを応援? それとも鹿島を退けた本当の力を見たいからアデレード? どっちとも付かずに眺めた試合は、最初から最後まで冷めた目で見てしまいました。
■思わぬ展開■
序盤から防戦一方のワイタケレ。
かといってアデレードも圧倒した内容、というわけではない。
お互いに長いボールを蹴り込んでは、強靭なフィジカルをベースにしたDF陣が跳ね返す。
序盤から完全に凡戦の模様。
格下のワイタケレにしてみれば、中盤でプレスをかけて自ら疲弊するぐらいなら、MFも含めた8人の選手でしっかりとラインを作って、アデレードに長いボールを蹴らせてセカンドを拾うやり方のほうが理に適っていた。
凡戦の主要因は、そこにお付き合いしてしまったアデレードだろう。
蹴る⇒拾う⇒蹴る⇒FWが走る
このシンプルなまでの展開では、流れからのゴールは期待できず、セットプレーが重要な要素になることは容易に想像できた。
結果、34分にワイタケレがFKから、アデレードGKガレコビッチのキャッチミスに付け込んで先制。
このまま試合を折り返したかったワイタケレだったが、39分にCKからマレンに決められ失点。
1-1で前半を終えると、後半は更に膠着状態。
焦れるアデレードは時間を経る毎に中盤とDFの間が開き、工数をかけないワイタケレのカウンターを喰らうようになる。
が、2人~3人で4人の屈強なDFを相手にするワイタケレも、焦りと疲労からパスミスを連発。
一方のアデレードも、懸命にボールを繋いで相手を崩そうとするが、こちらもミス連発。
主力のヂエゴとカッシオを欠いた攻撃陣には迫力が欠けても致し方ないところだった。
結局83分にCKからドッドが勝越し点を奪ったアデレードがそのまま勝利。
なんとかACLファイナリストの意地を見せた。
■データでは表れないもの■
この試合のデータを見ると
アデレード ワイタケレ
・ボール支配率(%) 64 : 36
・シュート数 19 : 6
・コーナーキック 19 : 3
とアデレードが圧倒していたことが分かる。
が、結果としてはセットプレーからの2得点。
力量差が歴然としながらも、セットプレーからしか得点が出来なかったという事実は変えられない。
更にはヂエゴ、カッシオの主力を欠いていることもあってか、ワイタケレのロングボール作戦にお付き合いし、自分たちも同様の放り込みサッカーに終始してしまっていた。
データはアデレード優位を語るものの、実際に観た内容は、アデレードが負けても致し方ないというものだった。
このチームが鹿島アントラーズを本当に負かしたのか、と目を疑いたくなるような出来。
もう少しボールを横に動かしてスペースを作り、そこに人が入る、というプロらしい連動性のある成熟したサッカーを観たかった。
試合が終わった瞬間に、「終わってくれてありがたい」と思ったのは僕だけではないだろう。
そもそもそう思うなら途中で観るのをやめればいいのだが・・・。
■感想■
それぞれのチームで印象に残ったプレーヤーを挙げてみよう。
ワイタケレではピメンタ。
アデレードの中盤からDFラインまでが開いたという状況の利はあるにせよ、試合終盤にボールを持ってドリブルで仕掛け、アデレードゴールに迫ろうとするプレーは場内を沸かせた。
アデレードでは左サイドバックのジェーミソンのキックの質ぐらいだっただろうか。
直接FKで放たれたきれいな横回転のボールは、イングランド・プレミアリーグボルトン所属という経歴に恥じないキックだった。
本当は昨年の大会で驚異的なスピードを見せたトトリを観たかったのだが、残念ながら終盤の登場で、見せ場なく終わってしまった。
順位決定戦で見れることを期待しよう。
昨年に比べて、ワイタケレが前進したという意見が多い。
が、これは冒頭に僕も述べた「判官贔屓気質」の日本人だからではないだろうかと思う。
週4日しか練習の出来ないアマチュア軍団が、世界の舞台に出場することは美しいとは言えども、昨年、今年と2年連続して出場してきた中で明確な上積みと言えるものは感じられなかったというのが正直なところだ。
確かに試合開始からあっという間に2得点された昨年のセパハン戦に比べれば、この大きなコンペの雰囲気に飲まれずに、自分たちのサッカーを貫いたという点では大きな成長なのかもしれない。
ワイタケレのミリチッチ監督は「このチームが準々決勝に進むには、あと1年待ってほしい」と語った。
アデレードのヴィドマー監督は「われわれにはG大阪に勝つ力があると思う」と語った。
ワイタケレ、アデレード。
プロとアマ、勝者と敗者。
今季3度目のガンバ大阪との対戦での勝利、3度目のCWCでの勝利。
立場は大きく違えども、3度目の正直を狙うオセアニアの両雄に待つ未来は、どんな未来なのだろう。
CWCはまだまだ続く・・・。
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posted by stanger |13:59 |
観戦記 |
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【CWC Review】アルアハリ(EGP)vsパチューカ(MEX) (12月13日@国立競技場 13:45~) 【Football Memorandum】
アデレードvsワイタケレの試合が消化不良に感じただけに、この試合に対する期待感は大きかった。 メキシコの雄パチューカがどんなサッカーを見せるのか。 アフリカ代表だが、アフリカらしいフィジカルではなく、技術とスピードに物を言わせるアルアハリが、どう迎え撃つのか。 期待に違わぬ好ゲームは、CWC史上初の延長戦に。 最後はパチューカが猛攻を仕掛けての4-2で勝利。 パチューカの良さが目立った試合だった。
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【CWC Review】アデレード(AUS)vsワイタケレ(NZL) (12月11日@国立競技場 19:35~)
コメント投稿者ID :
正直、ワタイタケレあまの世界大会有ったら
ベスト4行ってますよ。
実際イタリアの3部程度は有るはずですが
当時イタリアにいた中村君がアマとの練習で
「裾の広い分だけ下手も沢山居て日本の高校生でも勝てる印象だった」としています。そのときの得点は
レジーナが10点差で勝ちなおかつ中村君も3ゴール
自身は得点力有る方ではないのに1試合3ゴール。
それを踏まえると日本のアマのJFLとかだとこんなに得点
出来ないだろうなと感じたのでしょう、この差はスペインや
英国も同じらしいですね。ですから彼らは完全なアマですが【上のリーグすらない】3部4部と有る先進国のアマと対等以上のレベルであると言えますよね!ここが問題で
マンUから英国人以外全て取除ったら多分鹿島でも3-1で勝てます。このワイタケレは胸を張っても良いかもです
まぁアマ前提でと言うことですが・・
マンUももし外人枠3と言う厳しいルール適用されるとたぶんパニックで大会辞退ってのも有るかもです。
依然インテルがBチームだけで浦和に臨んでさんざんな目を見たらしくレコバが怒っていましたね
「勝気無いならくるべきではなかった」と!つまりこのメンツでは勝てないと判断したのでしょうね。逆にプレミア経験も有るエンブレさんは『近々にはなんとか1勝出来るレベルには成るのではないか?』と思っているそうです
つまり身体力であの地域は「怪物」が多いのかもしれませんと、遠回しに言っているのだと思いました
ワイタケレは親善交流でJFLやJ2とかと試合しても面白いです。今後そういうのもやって欲しいですね
posted by きゃさ | 2008-12-12 19:12
コメントありがとうございました
コメント投稿者ID :
>きゃささん
コメントありがとうございます。
仰る通り、ワイタケレはJFLぐらいのレベルなのかも知れませんね。
残念ながら世界基準の大会に出るようなチームなのか、というと疑問ですが・・・。
個人的には、オセアニア代表としてあのレベルが出ることに価値があるのかなぁ、なんて思ったりもしますが、彼らがこの大会で勝つことが出来たら、それはそれで凄く価値のあることなんだろうと思います。
それに連続して大会に出ることで、チームの価値も上がりますし、選手も移籍したりという可能性も出ますよね。
普段触れることが出来ないサッカーに触れて、色々考えられるという点では、CWCという大会を日本でやってくれていることに感謝したいと思います。
また宜しくお願いします。
posted by stanger@管理人 | 2008-12-14 02:31
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