2008年09月01日

【Review】FC東京 vs 柏レイソル(8月28日(木)@日立柏サッカー場 19:00~)

更新が遅くなってしまった・・・。TV観戦でした。

雨の日立柏サッカー場。
思い出すのはFC東京のユニホームを身にまとったアマラオ最後の試合。
試合終了後は後味の悪い出来事となってしまった。
ピッチに乱入しようとする前列の男が着ていたポンチョを引っ張り止めようとしたが、虚しく指先をすり抜けた。
その感覚が未だに指に残っている。
あれから4年。
チームは大きく変わり、あの時を知る選手も数えるばかり。
柏レイソルの選手も大きく変わった。
雨の日立柏サッカー場。
なんだか妙に期待している自分がいた。

■持ち味を殺がれた両チーム■

水の浮くピッチ。
ボールは止まり、FC東京は左サイドに位置したカボレや羽生、エメルソンのスピードが殺がれる。
柏レイソルは長く蹴り込んでくる東京を警戒して、持ち味の前線からのプレスを放棄していた。
互いにチャンスらしきものは作るも、持ち味を発揮してのものではく、決定機と言える物も少なかった。
そんな中でも両チーム集中までもを殺がれることはなかった。
両者が長いボールを蹴りこんで、相手のミスを待つかのようなジリジリした展開にも関わらず、守備陣がしっかりと対応をして均衡を保つ。
皮肉のようなことを言えば、この展開がFC東京にとっては良かったのかもしれない。
前半から高い位置でボール奪取を狙い、更には"Moving Football"を実践せんとして動き回り、後半にガス欠を招いてしまっていたここ数試合に比べ、大味な展開になったこの試合では前半にスタミナをセーブすることが出来たのかもしれない。
雨のぬかるんだピッチにおいては、足元にかかる負担は通常の非にはならないだろうが、ある意味では柏も同じ「雨対応」をしてくれたがために、必要以上のスタミナ浪費をしないで良かったのかもしれない。

■感じた"あの"興奮■

後半になりピッチコンディションが戻ってくると、両者が持ち味を発揮し始める。
柏は菅沼と太田がボールに絡み、縦に早い攻撃を試みようと再三チャレンジを試みる。
実際に53分には自陣からのカウンター、57分にも藏川が裏に飛び出し決定機を作られた。
59分にも菅沼がミドルシュート。
後半に入って柏の前線が菅沼を中心に活性化された。
一方のFC東京も、53分の菅沼のシュートをブロックしたボールを今野、エメルソンと繋いで決定機を迎える。
まだまだボールを蹴りあう展開と言えども、ピッチコンディションが回復しつつあるサイドを使って攻め合う形になった。
少しずつ顔を覗きだした両チーム。
気を抜けば、消えていたはずのフランサが決定的な仕事をする。
ジリジリした展開があっという間に目の離せない展開に。
そんな中で「これは!」と興奮した瞬間があった。
61分に佐原→エメルソン→カボレ→今野と繋げた攻撃から、2度2ndボールを繋いで、最後にカボレ→エメルソン→長友と繋いでクロスを入れた一連の攻撃は、7節川崎戦で見せたような攻撃だった。
ボールより前に動き出し、パスを繋げる。
跳ね返されてももう一度動きながらやり直す。
この感覚こそが待っていたものだった。

■手に入れた最後の一手■

試合を決めたのは赤嶺のペナルティエリアやや外からのシュートだった。
このシュートこそがFC東京に足りなかった最後の一手ではないだろうか。
71分のエメルソンの決定機も同様のことが言えるのかもしれない。
ゴールに対して一番早い選択肢をピックアップする。
サイドを使って好機を演出しているからこそ、中から攻めてゴールを狙うことが結果に結びつく。
ゴールを狙えるとみたら、不要に繋がずにゴールに向けて一直線。
誰でも出来そうなこの選択が、実はここ数試合の東京に不足していたことのように思う。
75分のエメルソンのシュートも然り。
狙えるならシュートを撃つ。
やり直すなら人が動く。
以前に「イーシャンテン」まで行っているのに、と書いた記憶があるが、リーチからツモるまでの一連が見えた試合だった。

■迷いなき一手■

そしてここ数試合クエスチョンマークが多かった城福監督の采配。
FC東京が持つ「攻撃的」な色をこの試合では思い出してくれたようだ。
石川を投入して前線を更に活性化させ、カボレが疲れていると見ると、即座に平山に交代。
絶対にもう1点取るぞというメッセージをピッチに示し、最後に浅利を投入して中盤を締める。
今までの浅利→平山→石川といった守から(時既に遅しの)攻ではなかった。
このあくまでも攻める、という姿勢こそが、情熱ある城福監督にはぴったりの采配ではなかろうか。

■もう一度観たい試合■

ピッチコンディションは最悪だった。
だからこそ、このカードをもう一度観たい。
きっと水気の無い日立柏のピッチなら、違う結果も生まれたかもしれない。
であったとしても、きっと同様に好ゲームを見せてくれたのではないだろうか。
柏のプレスから高速カウンターと、本領を取り戻した今野、茂庭を中心とした守備陣と切れ味鋭いエメルソンのドリブル。
FC東京が勝利した7節川崎戦も素晴らしかったが、両チームが死力を尽くして最悪のコンディションの中で戦ったこの試合は、もっと素晴らしかった。
だからこそもう一度観たいと思うが、その楽しみは来シーズンまでとっておこう。
そういった意味では、FC東京にとっては中断明けの次節が本当の意味で重要な試合になる。
「ピッチコンディションに助けられた」
なんてことを言われないように、しっかりと内容と結果の伴った試合を見せて欲しい。

posted by stanger |23:24 | FC東京 | コメント(2) | トラックバック(0)
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【Review】FC東京 vs 柏レイソル(8月28日(木)@日立柏サッカー場 19:00~)

ご無沙汰してます!

柏戦のエントリーがアップされたときは旅行中だったもので書き込むタイミングを逃してしまいました。大宮戦のレビュー楽しみにしてます!

次は多摩川クラシコ!楽しみですね♪

posted by 多摩っ子 | 2008-09-15 18:20

コメントありがとうございます

>多摩っ子さま

ご無沙汰です!
旅行ですか、いいですねー。
どちらにいかれたんでしょうか?そのうち教えてください(笑)
大宮戦はTV観戦でしたので、じっくり時間をかけてみて、また長文です・・・。
いつもお付き合い頂いてありがとうございます!

posted by stanger@管理人 | 2008-09-15 22:13

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