2008年04月10日
【Preview】東京ダービー
11ヶ月放置したBlogに今更投稿とは、自分でもなにをしているのかとがっかり思うが、仕事に忙殺されたこの1年弱がすぎると、「下手の横好きでも書きたい」欲求が自分の中にあるのだということに気づけたことは良かったと思う。 本当のところは、今シーズンのJリーグ開幕以来、書き溜めているReviewがあるわけで、その時点から自分の欲求は継続性を持っているわけだが、結果的にUPしていないのだから、サボり癖が付いていることに変わりはない。 それらは追々UPしていこうと思う。 前置きが長くなったが、久々の投稿は実に3シーズンぶりとなる「東京ダービー」である。 4月12日に味の素スタジアムで行われるこの試合は、今回は東京ヴェルディのホームゲーム。 FC東京的には、既に川崎フロンターレとの「多摩川クラシコ」の宣伝に力が入っており、サポーターの照準も定まらない感じがするが、東京ダービーを2日後に控えて、各サポーターブログでもテンションが上がってきたようだ。 かく言う筆者も東京サポーターの端くれとして、この試合の見所について、以下に述べていこうと思う。
■刺激を与えたフッキの復帰■ 「フッキの復帰」という言葉が嫌いなのだが、それはそれでしか表現出来ないので使うとしよう。 このエゴイスティックな移籍を実現させた若きストライカーのよみうりランドへの帰還は、東京ダービーの緊張感を増すには十分すぎる材料となった。 開幕来勝ち星のなかったヴェルディは、フッキが戻ってきたことで士気が上がり、各種媒体でも「やれる」という感覚に満ち溢れている。 もしこの復活劇がなかったら、今回のダービーは「FC東京の攻撃陣がいかにヴェルディ守備陣を崩すのか」といった、ことだけがフォーカスされることとなったに違いない。 無論、土肥、福西という二人のFC東京OBの姿にもフォーカスが当てられるであろうが、いずれにしても「東京の攻撃vsヴェルディの守備」という単一面での話題にしかなりえなかったと思う。 そこにフッキが「フッキをどう止めるのか」という命題を投下した。 「作戦はフッキ」とまで揶揄される状況下であるが、そこにディエゴ、河野という二人の選手が絡むことで、ヴェルディの攻撃がぐっと活性化される。 すなはち、ヴェルディサポーターに失礼を承知で言えば、ようやくにしてサッカーらしい、「どっちがどうだ」という試合前の、しかもダービーの期待に胸を膨らませるプレビューが出来るようになったわけである。 ■鍵は複数■ この試合における筆者が考えるキーポイントは5つある。 いずれもFC東京目線であることを断っておく。 1)梶山+シャドー2人 つまりはFC東京の攻撃を司る、梶山、羽生、大竹の3人である。 屈強な土屋と繊細な守備を見せる那須を中心とするDFラインに対峙するのは1トップのカボレ。 いかにカボレにボールを繋ぐか、が重要な要素であることを考えると、先の3人が担う役割は大きい。 特には福西・富澤という二人のボランチにどれだけギャップを作らせることが出来るか、ということである。 周知の通り、「動かないボランチ像」を作り上げた福西は、毎度の通り中盤で守備と攻撃の繋ぎ役に徹するはずだ。 となると、その近くでボールを奪う役割を担う富澤をいかに動かせるか、が鍵となる。 エメルソン・石川の二人を怪我で欠く東京にとっては、羽生と大竹がバイタルでどれだけ走り回りボールを触ることが出来るかを考える必要がある。 それにより、梶山がボールを持てる時間が増える。 ミッドフィールドからアタッキングサードまでの間で、どれだけシンプルにボールを捌いて、富澤を動かせるか、それはこの3人が担う役割である。 そこで那須を前に引き出せれば、カボレと土屋の1対1の構図が出来上がり、大いにチャンスになりうる。 2)2+1対フッキ 守備面で重要になるのはフッキをどうやって止めるか、である。 フロンターレ在籍時、及び前節の神戸戦を見ても、幸いなことにフッキはパスを出さない。 つまりは、フッキにボールが収まった時に、彼はシンプルにボールを叩くことがないわけだから、そこで絡み取れれば攻撃の芽を摘んだも同然ともいえるわけだ。 が、あの強靭なフィジカルをもってすれば、1対1で勝つことは難儀だ。 となれば、ボランチ(アンカー)+センターバックでフッキにボールが入った時にどれだけ挟み込めるかが重要である。 たとえそこでボールが取れなくても、もう1枚のセンターバックがカバーリングに入っていれば、単独で抜かれることはない。 このセンターバックとアンカーの2+1の連携が極めて重要な鍵となる。 3)今野対福西 昨年までコンビを組んでいたボランチ対決は見物になるだろう。 福西の柔軟なフィジカルとキープ力に付いて行ける体力と、ボール奪取能力を持っているのは今野しかいない。 福西にいかにしてボールを散らさせないか、を考えれば、今野の役割はこの試合最大のポイントと言っても過言ではないだろう。 福西も今野のボール奪取能力とフィジカルについては重々承知のはずであるから、早めにシンプルにボールをまわそうとするはずだ。 そこを上手くカットし、カボレにボールを入れられれば、東京のチャンスが大きくなる。 4)土肥対浜野コーチ 土肥から1番を受け継いだ塩田の存在も大きいが、実のところヴェルディが一番恐れなければならないのは、敵となった浜野GKコーチではないだろうか。 土肥自身が「ハマさんがいたからここまでこれた」と言うFC東京の浜野GKコーチは、土肥の強弱両点を把握している。 把握しているからこそ代表に土肥を送り込めたわけである。 強固な信頼関係で結ばれた二人と言えども、ここは敵同士。 浜野コーチが土肥の弱みをどれだけつけるのか、ベンチ対ピッチでの火花も壮絶なるものがあるはずだ。 5)河野対徳永or長友 飛ぶ鳥を落とす勢いのヴェルディMF河野。 独特のボールのもち方から一瞬でDFを抜くスピードは素晴らしいものがある。 (FC東京にだって大竹がいる!) その河野をいかにして止めるのか、も大きな課題となる。 フッキに2人以上の人数をかけるとなれば、ディエゴとこの河野のケアは重要になる。 ディエゴの飛び出しも十分怖いが、先の2)で述べたように、カバーリングに入るDF1枚が切り替えを上手くすれば、ディエゴのケアは出来ると考えている。 しかし、河野にサイドを破られると話は一気に変わってくる。 DF出身の自分が思うに、前から攻めてくる相手に対峙することは、怖いは怖いが、「なんとかなる」という意識がある。 しかしながら、サイドを破られた瞬間に、DFは急に広い視野を要求されるようになるため、マークとボールを見る焦りに駆られるのである。 その観点では、河野にサイドを破らせないことが最重要になる。 この18歳のドリブラーが右に入るのか、左に入るのかによっても様相は大きく変わる。 個人的には右に入ってくれたほうが助かる。 というのも、対峙する左には長友がいるのだから。 彼のフィジカルをもってすれば、サイドの局面では河野の好きにやらせることはないだろう。 逆サイドとなると、最盛期のパフォーマンスには遠い徳永となる。 ここ最近の徳永の1対1での脆さを見ると、逆であることを願いたい。 ■見所満載■ 以上が筆者が注意したい見所であるが、他にもたくさんの見所がある。 カボレ対土屋、大竹対服部、塩田対フッキのミドル・・・。 上げだせば枚挙に暇がない。 いづれにしても両サポーターにとっては特別なダービー。 燃えるピッチ、燃えるスタンド、燃えるベンチ。 4月14日17:00。 3年ぶりの「戦闘開始」の笛が鳴るのが今から楽しみで仕方ない。
posted by stanger |22:41 |
FC東京 |
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Re:【Preview】東京ダービー
河野は基本的には右サイド。ただし、試合中に左サイドのレアンドロとポジションチェンジができる。神戸戦のゴールは右から左に移った河野が決めた。
らしいです。聞いただけなので詳しくは知りませんが。
posted by 他サポ | 2008-04-11 00:20
【Preview】東京ダービー
すばらしい考察ですね。のめりこんでしまいました。
報道でも作戦は「フッキ」とありますが、実はフッキが来る前に戦術はできあがっていました。対戦した鹿島の本山や磐田の西など、「ヴェルディの方がいいサッカーをしている・・・」とコメントを残しています。基盤はできていました・・・ただ・・・
うちは決める人がいなかった。w
もし東京さんが札幌戦の出来だったら、レアンドロも好調ですし、勝機はかなりあると踏んでいます。 大竹やカボレ、梶山には要注意ですが。
どっちに転ぶにせよとても楽しみなダービーですね。
2年間お待たせしてすみませんでした。
味スタでお会いしましょう!
posted by 緑サポです | 2008-04-11 12:25
【Preview】東京ダービー
>他サポさん
コメント有難うございます。
なるほどそういうことだったんですね。
ヴェルディvs神戸戦を録画したっきりでまだ見てないもので。
レアンドロの好調さも、FC東京には頭の痛い材料です。
>緑サポさん
コメント有難うございます。
個人的には、この日を待ち望んでました。しかも今年は4回もダービーがありますから、あの独特の感覚を味わえるのが楽しみです。
文中で表現してませんが、仰るとおり、シーズン当初から素晴らしいサッカーをされていると思います。
FC東京も昨シーズンまでとは違う、良いサッカーが出来ていますから、本当に楽しみです。
味スタでお互い声を枯らしましょう!
posted by stanger@管理人 | 2008-04-11 13:23


