2006年11月27日

胴上げ阻止ときっかけと~FC東京vs浦和レッズ~

前節の横浜FM戦を評するには、東京あんびばれんつ日記。の冒頭の言葉で十分だった。
閉口し、次節浦和戦への期待も落ちずには入られなかった。
本当に胴上げ阻止が出来るのか。
東京サポーターにとってはもはやこれだけにしか興味がなかった。
11月24日までは。

全ては11月24日から

FC東京の公式サイトで【三浦文丈選手 現役引退のお知らせ】の文字を見たときに、「遂に来たか」という気持ちであった。
三浦選手、いやフミさんに関しては別途書きたいと思うが、このプレス発表が選手のモチベーションを、サポーターのモチベーションを変えた。
ただでさえ燃え上がるはずの浦和戦。
前節で萎えたサポーターの心でさえも正し、熱く滾らせる物があったのは、この11月24日からだった。
選手はコメントやサイトの日記において、口々に「フミさんの ために」と発言した。
サポーターも各種サイトで「浦和のサポーターに負けないように声を」と意見を交した。
一体感を欠き、妙な雰囲気を漂わせていたゴール裏サポーターが再度統一するには十分すぎた。

今季ベストの一つ

試合全体を通してみれば、FC東京の今季ベストゲームの一つといえるだろう。
守備面においては真ん中で馬場、今野、梶山がきっちりとブロックを作り、中央からの組み立てを許さなかった。
サイドからの攻撃に限定をさせながら、最終ラインではジャーンがワシントンに張り付き、自由にさせなかった。
余った伊野波がポンテや山田といった2シャドーをボランチと引き渡しながらケアする形は、全く危なげのないものだった。
守備陣が慌てることなく、浦和のボールの出所と収まりどころに対して寄せられたことが、胴上げ阻止の大きな要因である。
今日の守備ブロックは来季に向けて非常に良いサンプルになると思うので、是非とも「今日だけ」で忘れて欲しくない。

らしさを見せた攻撃

23日の横浜戦を回避したことで、梶山の調子も良く見えた。
非常に良く走っていたし、独特のリズムでのドリブルから好機を演出していた。
特に53分のセンターライン付近からのドリブル→クロスの場面は鳥肌物だった(戸田が意味不明のスルーをしたことに関しては言うまい・・・)。
来季は代表への召集も多くなるであろうために、コンディション作りが難しいと思うが、体調が万全であれば(あとやる気があれば)この位のプレーが出来る選手なのだから、コンディションニングに気をつけながら、モチベーションを高めて一試合一試合を戦って欲しい。
サイドの石川、戸田が躍動する時間も多く見られ、東京らしい縦に早い攻撃を感じることが出来た。
東京にとってみれば「勝てた試合」である。
が、それを跳ね返したのは優勝に向けて懸命にゴールを守った浦和GKの山岸だった。
あれだけのセーブを前半から見せられてしまうと、褒めるしかない。
ガンバ大阪の勝利により、優勝が来節に持ち越されたが、まだまだ浦和が有利な条件で直接対決に臨めるのは山岸のセーブの数々によるところが大きい。
その反面、東京のGK事情としては、エポック・メイキングな一日だったのかもしれない。
守護神土肥に代わって入った塩田は安定したセービングを見せた。
長く土肥が守り続けてきた東京ゴールのポジション争いに火がついた。
これをみて他のGK達も黙ってはいられないはずだ。
全く違う意味ではあるが、2人のGKが目立った試合でもあった。

まだ終わりじゃない

今季ホーム最終戦での胴上げ阻止で、ちょっと終わった感があるのは否めない。
しかし、来週にはアウェーで大分戦、その翌週には天皇杯5回戦が待っている。
11月30日が戦力外選手の通告期限となっているため、完全にやっつけ度合いが高くなりそうではあるが、まだ終わりではない。
来季への展望を抱くためにも、ここで簡単にシーズンを終えてしまうことだけは避けねばならない。
フミさんの引退発表直後だから頑張った、ということがないように、選手には頑張ってほしいし、我々サポーターも力を入れてサポートしたい。

posted by stanger |00:09 | FC東京 | コメント(0) | トラックバック(0)
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