2006年11月13日
奇々怪々~FC東京vs川崎フロンターレ Review~
なんとも奇妙な試合だった。 FC東京はまたぞろ上位チームを7分という短時間で奈落の底に叩き落した。 「~には魔物が棲んでいる」 とは言い古された表現だが、前々節と今節の味スタには魔物が棲んでいるとしか思えない。
第一の魔物 ~奥谷主審~ どのサイトでも語られていることだが、この日の試合は全て主審のジャッジによって左右されてしまった。 結果から見ると、二人を退場にさせられたフロンターレが「被害にあった」ように見えるが、東京にとっても前半から石川直への必要以上なチャージやオブストラクションを見逃されていたり、後半の馬場がペナルティで倒された場面もお咎めなしだったことを考えれば、どっちもどっちだったとしか言いようがない。 むしろ、退場者が出なかった東京がラッキーだったと言えよう。 しかしながら、この奥谷主審のジャッジの一貫性のなさは以前から大問題になっているし、その上カード乱発があまりに多すぎる。 試合をコントロールするというよりも、支配しようとする意図があまりに見えすぎであり、国際舞台で活躍する審判員と比較すると、差がありすぎてしまう。 Jリーグ、または日本サッカー協会に関しては、審判員の再教育を重要視すべきである。 どちらのサポーターにとっても後味の悪さが残ったこの試合は、全てこの魔物によるものであることは明白である。 第二の魔物 ~東京サポーター~ 戸田のゴールが決まってからのスタジアムの雰囲気は尋常ではなかった。 誰もがガンバ戦の逆転劇を信じ、声を枯らして応援していた。 チームは完全に後押しを受け、というよりも、ゴール裏に引き寄せられるように攻撃を続けていた。 先に述べた第一の魔物が完全に冷静さを失ったジャッジを行ったのも、この雰囲気に飲み込まれたのではないかとも思えなくもない。 およそ2点差がついた上位と下位の試合とは思えない盛り上がりようだった。 83分に平山のゴールが決まると、完全にフロンターレイレブンの士気が下がったのを感じた。 爆発的な声援がチームをこれだけ鼓舞するものかと、呆気に取られていた6分後には、宮沢の同点ゴール、そして今野の同点弾へと繋がった。 メイン、バック、ゴール裏、全てが揺れ、ピッチと同化した瞬間だった。 第三の魔物 ~川崎イレブンの慢心~ 6分という稀に見るロスタイムの原因は、フロンターレイレブンの慢心の結果によるものであると言わざるを得ない。 人数的不利、相手の流れというどうしようもない状況下で、時間を使う以外に自分達で流れを作る方法はなかったであろう。 しかしながら、退場する際の時間の掛け方(わざわざ遠いラインまで歩く、歩きかけてまた戻ってくる)、無用にピッチへ担架を運ばせるような倒れこみなど、およそ上位を走るチームのやるべきサッカーではなかった。 判定に対する抗議の意味合いなどもあろうが、本当に強いチームは、一頃のジュビロ磐田のように、判定もものともせずに勝ちあがる組織としての強さと、個の強さがあった。 恐らく、今で言えば浦和レッズがその強さを持っているのかもしれない。 そういったチームとの対戦こそが、本当のガチンコ勝負になり、好ゲームを展開させてくれる。 主審の判定や、負けられない試合に対するプレッシャーもあったであろうが、自滅にも近い負け方は、上位を走るチームの慢心にも似たものがあったのではないだろうか。 FC東京の課題 4失点の内3失点は、全て東京のミスによるものであった。 つまり、大盛り上がりの試合ではあったが、東京のミスが試合を大味にして、後味の悪いものにしてしまった、という見かたもできる(結果論だが)。 土肥、梶山、伊野波、藤山のミスの多さには閉口せざるを得ない。 上位を走るチームは、一つのミスを見逃さずに攻めてくる。 急造DFではあるが、プロフェッショナルとして、あり得ないまでの集中力の欠如とミスが試合全体をおかしくした、と言っても過言ではない。 最後の6分で試合を決定付けるという、なんとも痛快に思える試合ではあったが、そこに行き着くまでの過程に関しては、決して褒められるものではなかった。
posted by stanger |15:47 |
FC東京 |
コメント(1) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/stanger/tb_ping/22
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
Re:奇々怪々~FC東京vs川崎フロンターレ Review~
ガンバにしろフロンターレにしろ、
Jの攻撃的といわれるチームに共通するのは、
頭の悪いサッカーしか出来ない所。
海外の主要リーグではこういうチームが優勝することはまずあり得ない。
日本もそうあって欲しいものです。
posted by Ray | 2006-11-13 17:43


