2006年11月06日

【私的Preview】FC東京vs川崎フロンターレ(11月11日/J1第30節)

天皇杯の大勝の後に待ち受けているのは、優勝争いに絡む川崎フロンターレを迎えてのホームゲームだ。
昨シーズンも、その前もそうなのだが、どうも東京というチームには「年末調整」癖がついている。
シーズン半ばの大事なところで連敗だったり、勝てなかったりという期間があり、終盤に恐ろしいぐらいの力を発揮して上位陣を粉砕してしまう。
昨シーズンには優勝に完全王手をかけたセレッソ大阪を奈落の底に突き落した。
今シーズンもJリーグ前々節のガンバ大阪戦に勝利して優勝戦線から一歩後退させた。
残り5試合にフロンターレ、浦和レッズの2チームが残っていることもまた、エラいことをやらかしそうな空気は漂っている。
が、今シーズンは今までわけが違う。
というのは東京も早くJ1残留を確定しなくてはならないのだ。
残り5試合は、フロンターレ(H)、ジュビロ(A)、横浜FM(H)、レッズ(H)、トリニータ(A)と、どちらかといえば5敗してもおかしくない面子が揃っているのだ。
優勝戦線を戦うフロンターレとレッズ、上り調子のジュビロとトリニータ。いまいち掴みどころがないというのが横浜FMだが一発を秘めているだけに怖い。
数字的には降格も十分にあり得る東京が、この厳しい試合の中で無事残留を確定し、一つでも上位に上がる事を祈りつつ、残り試合について1試合毎に私的プレビューをしてみたい。

第一弾は11月11日に行われる川崎フロンターレ戦から。

ここが見所!!

○今野vs中村
いまや川崎の中盤は中村憲剛なしでは語れなくなってきている。
丁寧かつ目の覚めるようなパスと、強烈なミドルシュートを兼ね備えた26歳は、東京サポーターを震え上がらせるはずだ。
しかし東京には今野泰幸という磐石のボランチがいる。
日本代表で同じ釜の飯を食った今野が、黙って中村のプレーを見ているわけがない。
中村対今野、この戦いは激しくもファンを魅了する戦いになるはずだ。

○梶山vs谷口
日本の将来を背負ってたつ若手ボランチの高いも見逃せない。
今野が守備的に入れば、梶山は前に前に行かざるを得ない。
そこで待ち受けるのは谷口だろう。
中村同様に驚異的なミドルを放つ谷口をどれだけ東京ゴールから遠ざけるかは、梶山の攻撃頻度に関わってくる。
逆を言えば川崎は、谷口が上がることが出来ればその分だけ梶山を足止めさせられ、かつ中村がフリーになる手助けも出来る。
この先手の取り合いも試合の中での見所になる。

○馬場vs森
谷口の相棒が森と想定すると、東京トップ下を務める馬場を見る役目を担うことになる。
実際のところ、フロンターレはここに多くのオプションを持っている、逆を言えばこのポジションが固定されていないことが弱点であるとも言える。
川崎が誇るスリーバックの前で馬場がどれだけ自由になれるかが、東京攻撃陣の鍵となる。
昨日の天皇杯で見せたようなミドルシュートを打てることが、高い壁としてそびえる川崎DF陣には有効である。
ミドルでDFを前につり出すことが出来れば、裏のスペースをルーカス、戸田や石川が使える。
馬場が持つ役割はいつも以上に重要になってくる。

○両サイドの戦い川崎が両サイドにマルコン、マギヌンを使ってくると想定すると、ここもまた刺し合いになる可能性が高い。
石川vsマルコンの戦いが想定されるとなると、川崎は右サイドでは守ることが最重要課題になる。
戸田vsマギヌンの左サイドでは、お互いが裏の取り合いになるであろう。
マギヌンの上がりをどれだけ阻止できるか、が試合を左右する。
戸田には貪欲にマギヌンの裏を狙ってほしい。
それによって、後半の戸田⇒鈴木の交代策が引き出す効果が変わってくる。

○東京DFvs川崎FW我那覇とジュニーニョのFWコンビを東京DF陣がどう受け止めるかが重要になってくる。
特にサイドに流れても、下がってボールを受けても仕事の出来るジュニーニョは厄介な存在だ。
恐らく伊野波がマンマーク気味に付くことになるだろうが、前を向かせるとスピードでぶっちぎられるのは明らかだ。
伊野波と増嶋の若いセンターバックコンビでは、反則でもしないとあのスピードは止められない。
またジュニーニョのパス能力を考えると、人を掛けてマークしてもピンチを招くだけだ。
出来ることは唯一、伊野波が食らい付いてパスを受けるところを狙うのみ。
ボールを持たれてからでは圧倒的に遅い。
サイドバックまで一緒になって振り回されていると、マギヌン、マルコンがゴール前まで顔を出すことになってしまうので、伊野波にはとにかく1対1で頑張ってもらうしかない。
前を向かせないこと、これが重要だ。
対して増嶋vs我那覇。
これは以外といい勝負になるだろう。
問題は中村や谷口、マギヌンがゴール前に顔を出した時に東京DF陣がどれだけ落ち着いていられるか。
ここで泡を食うようだと大量失点も免れない。

勝敗を分けるゲームプラン

東京に必要なのは前半に失点をしないこと、これが絶対条件になる。
勝たなくてはならない川崎の立場を考えると前半をしっかりと守ることで焦りを誘うことが出来る。
欲を言えば60分過ぎまでタイスコアの状態で行き、戸田⇒鈴木の交代を出来れば、完全にペースを握れるだろう。
鈴木が出てきたところで、川崎としてはマギヌンを交代させて守備を固めたいという欲が出るはずだが、同点の状態でその手を打つのは勇気がいるはずだ。
そしてまた鈴木の登場で味スタの雰囲気も大きく変わり、それも東京を後押しする。
鈴木がドリブルで仕掛ければ、戸田のスピードで手を焼いて疲弊したマギヌンやDFの選手が反則で止める可能性も高い。
鈴木を上手く使うためには、リードされないということが絶対条件だ。

もしもリードを許してしまった場合だが、平山を使ってのパワープレーは川崎には無効だろう。
ただでさえ背の高い3人を揃えた川崎DFラインに、調子の上がらない平山では対抗しきれない。
むしろそのまま押さえ込まれる可能性が高い。
マルコンとのやりあいで疲弊した石川⇒川口で右サイドをリフレッシュし、梶山⇒宮沢でボールを左右に散らしてチャンスを待つしかなくなってくる。
ある程度規定路線とも言えるこの交代では、守備を固めようとする川崎を打ち崩すことは出来ず、そのままタイムアップを迎える公算が高い。

オプション(希望)

平山が川崎DFに対して有効となりそうにないとすると、川崎に脅威を与えられる交代枠は皆無に近い。
そこで敢えて、練習試合で結果を出しているワシントンをベンチに入れて欲しい。
スピードとクロスボールに対して恐れずに突っ込んでいくファイティングスタイルは、川崎DFにとってもやりにくいタイプに違いない。
本来であれば移籍してしまったササがいれば、という場面だが、堅牢な川崎DFに風穴を開けられそうなのはワシントンぐらいだろう。
ボールを持てばどんどんと突っかけて、クロスに対しても臆さずにチャレンジをする。
泥臭さでは阿部も引けを取らないが、ゴールへ向かう気持ちとモチベーションではワシントンがかなり高いのでは、と思う。
昨シーズンまでの原東京路線を踏襲する倉又東京だが、現状の川崎は今までのやり方で勝てるような相手ではない。
負けている状況なら尚更、戸田⇒鈴木、石川⇒ワシントン、という交代もアリではないだろうか。
あまりにも少ない攻撃オプション、持ちうる駒を最大限使い、勝点を奪う方法を考えて欲しいものだ。

結果として

東京が勝つにしても、川崎が勝つにしても、点差はそんなにつかないのではないかと思う。
過去の対戦が0-0、1-1、2-2と来ていることを考えると、両者に大きな差はない。
2-1辺りの1点差勝負になるだろう。
いずれにしても、過去の対戦において喫した3失点の内の2失点を取られた中村憲剛をしっかりと抑えられるか否かによって、東京の勝敗が分かれる。

stanger想定メンバー

	ルーカス

戸田	  馬場	    石川

    今野    梶山

藤山  増嶋   伊野波  徳永

        土肥

Sub:塩田/池上/鈴木/宮沢/三浦/ 阿部/ワシントン

posted by stanger |17:13 | FC東京 | コメント(2) | トラックバック(0)
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Re:【私的Preview】FC東京vs川崎フロンターレ(11月11日/J1第30節)

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では?

posted by 川崎のフォーメーション | 2006-11-06 17:50

Re:【私的Preview】FC東京vs川崎フロンターレ(11月11日/J1第30節)

以下、本文に追記する予定ですが、システム不具合により追記できませんので、取り急ぎコメント欄で追記させて頂きます。

【追記/謝辞】
まず、コメントで頂戴したとおり、私の認識不足を棚に上げた投稿を行い、ご覧頂いているフロンターレサポーター、東京サポーターの皆様に
不快な思いをさせたであろうことを謝罪申し上げます。
自分なりにフロンターレの試合もチェックした上で投稿をしたつもりではありますが、基本的なポジションを押さえずに、試合観戦の感覚だけで書いてしまいました。
以下の記事に関しては、管理者として自分が発した言葉でありますので、自分の無自覚を晒す意味でも、修正加筆をせずに、そのまま掲示させて頂きます。
認識が甘い自分ではありますが、ご覧頂いている方には、今後もアドバイス、ご指摘を頂ければと存じます。
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posted by stanger | 2006-11-07 00:50

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