2006年10月23日

どんぐりの背比べ~ミドルスブラvsニューカッスル~

なんとも評し難い試合だった。
ニューカッスルはマルティンス、ミドルスブラはヤクブという二人のFW目掛けてヨーイドン!なパスを供給しまくって、試合全体を緩やかにしていた。
どっちもどっちな試合だったが、なんともニューカッスルの凡庸さは目も当てられないものだった。

ニューカッスルは前半にシビエルスキがそれなりに脅威になっていた。
ダフとミルナーもスイッチをしたりして、結構効果的だった。
が、力ないシュートはチーム全体を萎えさせてしまった。
確かにシビエルスキの怪我による交代は誤算だっただろう。
それにしても後半の機動性の無さは開いた口が塞がらないほどであった。

対するミドルスブラは、なんともまぁ奇妙なほどにやっつけ感の溢れる攻撃を繰り返していた。
70分を過ぎて相手選手の足が止まると急激に元気になって、ある程度意図の感じられるパス交換からペナルティに迫るが、それでもなんともアンニュイな雰囲気が漂いまくっていた。

この試合唯一の見せ場はヤクブが落としたボールにロッチェンバックが反応してシュートしたのを、テイラーが掻きだしたシーンだろう。
DFが頑張ったのに、攻撃陣があれだけ機動性がないと、ニューカッスルDFが浮ばれない。

結局のところ、この手の試合に有体なコーナーキックからのヘディングシュートで試合は終了した。
ダウニングのコーナーも、下りながらしっかり合わせて決めたヤクブも素晴らしかったが、試合全体を通してみれば、これほど凡庸なイングランドサッカーは無い。

グレン・ローダー監督はストライカー不在を叫ぶ前に、中盤からの組み立てをもっと考えるべきだ。
UEFAカップの疲れもあっただろうが、この日のニューカッスルにはがっかりさせられる。
対するミドルスブラは、やはり今年も10位前後でフィニッシュだろう。
この連勝は大きいが、相手が自滅してくれたから勝てたようなもので、相も変わらずヤクブ(またはヴィドゥカ)にボールを集めてヨーイドンでは芸が無さ過ぎる。

唯一褒められたのは、60分過ぎに肉弾戦の様相を呈しながらも、その流れを10分で断ち切った選手達の忍耐力と、それを裁いたアトキンソン主審だろう。

posted by stanger |01:48 | 欧州観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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