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日本vsギリシャ Preview~勝利への3つのポイント

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先制しながらもドログバ投入から僅か4分で成す術なく逆転負けを喫したコートジボアール戦。 日本代表は残るギリシャ戦とコロンビア戦を勝ちに行くしか決勝トーナメントへの道はない、と言っても過言ではない状況に置かれてしまいました。 どのようにしてこの苦境を乗り越えるべきか。 改めてメンバー構成から検討してみたいと思います。



◆ボランチは遠藤&山口で◆

コートジボアール戦のPreviewでは、 「攻められる時間が長くなるだろうから守備から入る意味でも、ボランチには長谷部と山口のコンビの採用が良い」 と書きました。 僕の想いとザッケローニさんの想いが一緒だったかは知りませんが、予想通りの長谷部-山口のコンビでスタートを切りました。 が、予想外だったのは、日本が攻撃に回る時にボランチが全くと言っていいほど、攻撃のビルドアップに絡めなかったことです。 あそこまでボールを追いかけさせられるとは、全く予想が出来ませんでした。 一方で、このギリシャ戦においては、遠藤-山口のコンビが良いというのが大会前からの僕の意見です。

その理由は

  1. 長谷部のコンディションが十分ではない
  2. ギリシャはどちらかと言えば守備的なゲーム運びをしてくる

という2点に尽きます。 1.については、60分で交代をしたコートジボアール戦でもはっきりしています。 さらには、この試合では2.に記した通り、ギリシャが「守備から入るサッカー」をしてくることが想定されることにあります。 ギリシャはコロンビアとの試合で0-3で敗戦していることもあり、ボールを奪いに来ることも想定されますが、後述する通りそういったサッカーをすることに慣れているわけではありません。 この日本戦で是が非でも勝ち点をもぎ取りたいギリシャにすれば、スタイルを変えてでも攻めに来る可能性がありますが、そうなれば「堅守」と言われるギリシャの組織的な守備にも綻びが出てきます。 そのような可能性も含めて考えると、フィジカルコンディションに懸念を抱える長谷部よりも、攻撃面でボールをより動かせる遠藤の方が適していると思います。

◆攻撃陣のチョイスは?◆

攻守の要となるボランチを遠藤-山口で組むとすると、後は攻撃陣の組合せで点を取りに行くことを考えなくてはなりません。 いわゆる2列目と言われる三人は、左から香川/本田/岡崎が代えの利かないメンバーとなっています。 が、コートジボアール戦を振り返ってみると、香川の出来があまりにもよくありませんでした。 ボールロストも多く、得意のドリブルで抜けることも、またペナルティエリアに効果的なパスを出す事もことごとく失敗してしまい、全くと言っていいほど良いところがありませんでした。

ギリシャ戦ではこの香川のパフォーマンスが再び復活することを信じてこれまで通りにスタメン起用するのか、それとも背水の陣覚悟で違うメンバーを起用してくるのか、この点が難しいポイントかと思います。 違う選手を入れるのであれば、候補は大久保か柿谷になると思います。 この両者を候補に考えると、同時にワントップの選手を前の試合同様大迫にするのか、それとも屈強なギリシャDFを想定して駆け引きで裏を取る選手に代えるのか、という点も検討しなくてはなりません。 となると、FWは大迫よりも駆け引きに秀でた大久保の起用が考えられます。 ボールの収まりは大迫の方が上手くできますが、ギリシャDFを背にしたポストプレーよりは、裏に飛び出せる力を持った大久保が良いように思います。 そうすると、左サイドは香川か柿谷でしょう。 ただし、FWに大久保が入る事で、予選から慣れた布陣を崩すことにもつながりますので、左サイドに柿谷を置く事は更に攻撃が上手く流れないリスクを抱えることになります。 よって、攻撃陣の2列目は変わらず、1トップに大久保が現実的ではないでしょうか。

◆ギリシャは堅守ではない!◆

多くのメディアで「ギリシャは堅守」「予選の失点は4点だけ」という結果のみからの憶測が流れていますが、予選の相手関係を見ると決して「堅牢な守備」とは言えないと思います。 以下に予選の順位表を掲載してみます。

http://www.uefa.com/worldcup/season=2014/standings/round=2000294/group=2001662/index.htmlより

さらに、(あまり参考にならない)FIFAランキングを参考にしてみると、

  • ギリシャ:12位
  • ボスニア:21位
  • スロバキア:46位
  • リトアニア:104位
  • ラトビア:109位
  • リヒテンシュタイン:162位

となっています。 この予選で、ギリシャが4失点と言っているのは、ボスニアとの3失点、ラトビアに1失点です。 これだけランキング下位のチームに対して失点数が少ないのは、ある種「当たり前」として取るべきで、殊更に「堅守」という必要もないだろう、というのが僕の考えです。 一方で得点を考えると、総得点12で、リヒテンシュタイン相手にもホームで2点ですから、得点力としてもあまり過剰に反応しない方が良いように思います。 とはいえ楽勝出来る相手でもありませんから、しっかりとボールをポゼッションする、ワンタッチ、ツータッチで相手を往なすことを意識し、屈強なDFの裏側を狙い続ける動きが必要になると思います。 さらには、コロンビアの戦い方を見てみると、日本にとっての右サイドからの攻撃が効果的に働きそうです。 コートジボアール戦でも内田の惜しいシュートなど、攻撃参加が多かったのもあるので、この試合でも右サイドからのクロス、パスが効果的になるように思います。

コートジボアール戦では途中からで上手く機能せず錯綜しましたが、香川を右サイドに置いて攻撃の起点にするという臨機応変な戦い方もオプションとして選択できる可能性があります。

僕の予想としては2-0で日本の勝ちを予想します。 どうかコートジボアール戦のように逆数になりませんように・・・。

ギリシャ戦予想メンバー

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