2008年07月12日

陸上日本選手権を見に行く。

6/25土曜日、
等々力競技場にて、陸上日本選手権を観戦してきました。
陸上競技を生で見るのは初めて。
五輪選考を兼ね、NHKでの中継もある、
注目度の高い大会。
競技そのものはもちろん、
会場の雰囲気や「観客へ魅せる」演出等があるのか、
にも意識をおきながら見てきました。


土曜日の目玉種目は、
澤野大地の棒高跳び
内藤の110mH。
男女100m予選
男女400m予選
女子3000m障害
男子5000m

などでしょうか。

澤野大地は圧倒的に強く、
彼にだけ許されているようなショーマンシップもあった。
あの日、彼は間違いなく「スター」でした。

予選とはいえ女子400丹野は圧倒的に強かった。
(五輪出場のニュースは嬉しい限りです。)

どの競技でも、世界で戦うレベルにいる層の
選手たちは国内では圧倒的な力を持っていることを実感。


一つ感じたのは、
陸上は決して興行を意識してはいないということ。
それをしなければならない規模感ではないし、
それが良い面も悪い面も持っているということ世界陸上であれだけテレビメディアに囃し立てられた陸上。
しかし国内大会は基本的にはあくまで「競技会」。
観客には関係者も多く、
つい先ほどフィールドで砲丸日本チャンピオンになった選手が
スタンドの廊下を歩いていたりする。

この距離の近さは例えば中学高校で陸上部に所属しているような
学生たちには魅力的でしょう。


しかし一方で。
4日間の日程の中で、
いわゆる「目玉種目」は金曜日に集中していたように思います。

200m(末続)
400mH(為末、成迫)
ハンマー投げ(室伏)
女子走り幅跳び(池田)
女子1000m(福士、渋井)
など。

複数種目出る選手との兼ね合い。
長く続く伝統。

おそらく様々な要素からこの日程になったのでしょう。
しかし、陸上の人気、裾野拡大を考えた時、
最も観客が入りやすい土曜日にある程度
重きを置く日程も考えられたのではないでしょうか。

ただ。この問題は一概にどちらが良いとはいえないと思います。

コンテンツとして盛り上げたいメディアに
大会運営側が侵食されてしまっては
無理な日程や必要以上の煽りを招いていまう。
(バレーボールでアイドルが歌うことにより
一部から批判があることなんかがその例でしょうか)

世界陸上大阪でのメディアの煽りと日本選手たちの不信をうけての、
大会運営側の判断だったのかとも受け取れます。

競技がベストの状態で行える為の環境、
ファンを惹き付ける魅力の伝え方、
会場の雰囲気作り・・・
考えるべきバランスは非常に多い。

日本の頂点とオリンピック選手を決める大会。
いろいろなことを感じる場になりました。

ただ、日本のトップレベルの「走る」、「投げる」、「跳ぶ」を見る価値は、
絶対にある!!

posted by sportstamasii |12:41 | スポーツを生観戦と考察 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月28日

巻の雄叫び

話は1週間前。
日本代表がバーレーンと「プライドをかけて」戦った試合。

結果は終盤に内田篤人の不思議なゴールで勝利。

巻が走りこんだことで
バーレーンGKとDFのお見合いが生まれ、
ゴールに結びついた。

その時、
巻はゴールネットにつめかけ、
雄叫びをあげた。

サポーターへ。
拳を突き上げ、
吠えていた。


――このシーンが今も印象に残っています。

最近の巻、
闘志剥き出し、「闘う」存在になっているように感じます。

「泥臭く献身的なFW」が巻の従来のイメージ。

しかし、
今シーズン前からの千葉のゴタゴタ、
その中での残る決断、
チームの低迷・・・

様々な経験、葛藤の中で巻は変わったのでしょうか。


あのゴールは巻が直接決めたわけではない。
しかし巻は感情を爆発させた。
彼のあの雄叫びを冷笑することもできるでしょう。

しかし、
自身の泥臭さは失わず、
誇りをもって闘志を前面に出し、
チームとサポーターを鼓舞する姿勢、
私は笑うことはできませんでした。



今日からJリーグ再開。
新監督の下での巻はどう使われるか、
まだ見えないところもあります。
しかし、千葉に巻あり。
これから彼がもう一回りたくましくなるのか、
注目です。

posted by sportstamasii |12:07 | サッカー | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年06月15日

山瀬が見たい!

山瀬をあえて外しました。
彼はスタメンで出てもおかしくない力はあったんですけど、出るとしたら後半からだと。後半、点が入っていない状況だったら、もう少し縦に早いサッカーをやるだろう。そうしたら、どうしても使いたくなる。そういう意味での退路を断つということです。

「退路を断って勝ちに執着して臨んだ」とコメントした岡田監督の
「退路を断つとは?」という質問への返答です。
(スポナビより引用)


大久保が出場停止となった段階で、

「トップ下山瀬」

を楽しみにしていました。
トップ下という言葉はあまり適切でないのかもしれませんが、
トップの少し後方で前へ前へ飛び出し、
ゴールへ直結するプレーを存分に見れるのではないかと。

中村俊輔や松井大輔の良さを出しつつ、
それが山瀬の良さと結びつくのではないかと。

期待していました。
それだけにタイ戦は少し残念。
(もちろん香川を否定するわけではありません。)


タイプは多少異なりますが、
山瀬はゴールに直結する中盤という点で
藤田のような輝きを持っていると感じています。

アテネ落選。
ケガとの戦い。

壮絶なサッカー人生を歩んできた選手でもあります。

そろそろ山瀬が主役になっていい頃なのでは。

彼がもっとスペシャルな存在になったとき、
得点の匂いはより強いものになるような気がしています。
期待しているのですが・・・

輝く山瀬が見たい!

posted by sportstamasii |20:45 | サッカー | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年06月15日

長谷部の献身と自信。これからの戦い。

W杯への道は険しいという現実を痛感しながら、
しかしその道を着実に進む日本代表。

中村俊輔のチームとしてチームがまとまりつつあり、
その後方で遠藤がバランスをとっている。

現在の代表はこのように表現されるケースが多いようです。

そこでキーとなるのが遠藤とペアを組むもう一人の中盤。
ここには現在長谷部がいます。

イメージで考えるならば、
「遠藤と長谷部のボランチ」
はオフェンシブすぎるように感じはしないでしょうか。
対アジアのオフェンシブな姿勢、もしくはメッセージであるのか、
と考えながらここ数試合を見ていました。

そこで印象的だったのは、
長谷部が献身的に走っている姿。
ボール奪取を行う場面。
一方で自信を持ってシンプルにボールをさばくシーン。
時折見せる持ち前の縦への姿勢。

もちろん90分間存在感を示しているわけではないし、
ミスがないわけでもない。

ただ、
中盤の底として献身的に走り、自らサイドへ散らし、その外側をオーバーラップする。
このシーンを幾度か見ました。

ドイツでの経験に起因するであろう自信と、
代表での経験の浅さからくる危機感。
その双方が長谷部のプレーからは感じられ、どこか不思議な印象を持ったのです。


最終予選、またはその先を見据えた時、
中盤の底には一人、ボール奪取に長けたアンカーを置くべきだ
という声をよく耳にします。
もちろん、その意見には賛成です。

今野なのか、コンディションを戻した鈴木啓太なのか。
「中盤での阿部」を推す声も強く、
稲本の融合もまだ行われていない。

競争は激しい。しかし、
長谷部の今のポジションが、「今だけ」ではない可能性を感じています。

これからの戦いに、注目!

posted by sportstamasii |18:06 | サッカー | コメント(11) | トラックバック(1)
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2008年06月08日

遠藤のPK~不思議な数秒間~

灼熱のアウェー
オマーン戦で1-1のドロー。

「悪くない」と言う声があがるのも、
状況や内容から考えて勝たなければならなかったという声が出るのも
うなづけます。

この議論はここではせず、
一つ、遠藤のPKについて。

あのPK、
遠藤が蹴ると分かった瞬間に「大丈夫」と確信しました。
そう思った人は多いはず。
遠藤のPKはそれだけの力を持った一つの技だと思います。

例えば中村俊輔のプレーは信じているけど、
PKとなると話は違う。

絶対的な自信と落ち着きは相手の動揺すら誘う。
オマーンのPK失敗に遠藤のPKが影響していないとは思いません。

見るものをニヤリとさせるほどのPK。
遠藤は「職人」という言葉で片付く選手ではありませんが、
その瞬間彼はピッチ上の全てをコントロールしているようにみえます。

その場がW杯予選であることを忘れさせるほど、
彼のPKには力があった。

不思議な数秒間でした。

posted by sportstamasii |21:34 | サッカー | コメント(11) | トラックバック(0)
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2008年05月17日

【中村北斗】五輪までを一つの世代の歴史だとして。

今回「現時点のベストメンバー」
として選ばれたU23。

DFの中には中村北斗の名が。

「世代代表」という一連の歴史が
五輪で終わるとしたら、
中村北斗は
北京世代の歴史を長く経験し、
「核」のメンバーといえる選手ではないでしょうか。


北京を前に、彼は大怪我を負い、
怪我が怪我を呼ぶような状態でした。
しかし彼は戻ってきた。

増嶋、兵藤は構想から外れているといわざるを得ない。
カレンは怪我もありなかなか現状は厳しい。
平山の座も安泰ではない。
「世代を背負ってきた」仲間としては梶山ぐらい。

もちろん、世代代表がずっと同じなんてありえないでしょう。
若い代表は特にチームに新陳代謝がおこって当然。

しかし一方で、
若くして長い歴史を背負っている選手もまた必要ではないでしょうか。

中村北斗。
ここまでともに戦ってきた仲間の象徴として、
五輪で見てみたい選手です。

posted by sportstamasii |00:06 | サッカー | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年05月16日

【U23の中盤】一つになってくれ!

U23代表の中盤。

 2 細貝  萌 
 6 青山 敏弘    
 7 水野 晃樹    
 8 本田 圭佑    
10 梶山 陽平    
13 谷口 博之    
15 上田 康太    
16 本田 拓也    
17 梅崎  司   

家長、柏木の離脱は痛いですが、
久々にというか、やっとというか、
「本気」の人選のように感じます。

J屈指のユーティリティープレーヤーになった細貝。
日本を代表する選手の一人となっている本田、水野。
今の磐田の中盤でタクトを振るう上田。
今シーズンの爆発的結果で代表を引き寄せた谷口。
清水でも君臨する大卒の星本田。
浦和で出場機会を掴んだ梅崎。
このチームを支えてきた梶山、青山。

魅力的であり、期待させる力をもった中盤。
しかし、彼らが揃っただけでは意味がない。
ここまで人的にも戦術的にもテストを繰り返してきた
印象が強いU23代表。

そろそろ、彼らが一つになった姿を見てみたいのです。

このチームにいつも付きまとう
歯痒さを跳ね返してくれ!

posted by sportstamasii |23:48 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月11日

それでも浦和が勝った。

「ビッグクラブ」たるもの、
チーム状態が万全ではなくても
「勝つ」。

海外サッカーを見ていて、
不思議な点の一つでした。
イタリアなんか特に。
負けない強さというのでしょうか。
苦しみながらも結果的には勝つケースが多い。


翻ってJリーグ。

Jリーグで近年、「ビッグクラブ」に近づいているといわれる、
浦和とG大阪。

昨日の浦和-川崎、ギリギリの試合でした。
ジャッジについてもいろいろといわれています。
オフサイドとなった川崎のゴールは見事な展開でした。
中村憲剛から逆サイドへ大きな展開。
頭で折り返して中へ。中でつめて。

しかし結果はオフサイド。

川崎は浦和に勝つ力を持ったチーム。
それでも浦和は勝った。しかもアウェーで。

チーム状態は良いとはいえないと思います。
それでも勝つ。
浦和はやはりビッグクラブに近づいているのでしょうか。

ただ、Jリーグは基本的には
順当な結果になりにくいリーグですよね。

浦和の開幕当初の崩れや
G大阪の波に乗れなさもその一環。
中位、下位に差がないのもそう。
10位から17位までの勝ち点の差はわずか5。

まだまだ一筋縄ではいかない。
だから面白いともいえる。

Jリーグもビッグクラブ論の枠組みに当てはまる
リーグになるのか。
あるいは独自路線を確立するのか。



リーグ全体を見る、
一つの視点かなと思います。

posted by sportstamasii |12:37 | サッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月01日

井上康生を巡る物語とは何だったのか

井上康生代表落選。
そして引退へ。

五輪代表選考大会となった2試合、
あまりにも舞台が整い、煽られてしまった
井上康生を巡る物語は何だったのか。

メディアは井上康生にどうなってほしかったのか。
視聴者は何を待っていたのか。

石井慧の心境は。
棟田康幸の想いは。


オリンピックの金メダリスト。
その存在は「国民的」なものになる。
中でも谷亮子、高橋尚子、そして井上康生は
近年最も「国民的」存在ではなかったか。

圧倒的な強さとその全方位的なキャラクター。
人々は彼らを支持し、
メディアは彼らを取り上げ、持ち上げた。

「金メダル後」の彼らは
特別なものを背負いながら選手生活を送らねばならない。

今回、そうした環境が
窮地に立たされた井上康生を苦しめたように見える。
(高橋尚子についても同様のことがいえる。)

人々は逆境を跳ね返す彼を見たかったのだろうか。
メディアはそれでも彼を中心に
ドラマを組み立てなければならなかったのだろうか。


現在メディアがスポーツを伝える形にはいくつかのパターンがある。
浅尾美和に象徴される「アイドル」的な扱いが一つ。
今回の井上康生のような「国民的スター選手」としての取り上げ方がまた一つ。

今回の一連の報道及び組み立て方に、
後者の形にもまた
メディアの意図と現実との乖離、
そして選手本人の苦しみを感じた。


スポーツとメディアの適正な距離とは。
オリンピックを前に、この問題と常に向き合わなければならない。

posted by sportstamasii |20:51 | スポーツとメディア | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008年04月21日

北京世代とオランダ~ワールドユース2005の衝撃~

北京五輪、日本の対戦相手が決まりました。

グループB:
オランダ・ナイジェリア・日本・アメリカ

そう。オランダが同組。

忘れもしない、ワールドユース2005。
結果こそ2-1の敗戦だったものの
切り裂かれに切り裂かれた相手。

この世代にとってあの敗戦は衝撃だったはず。

三人がかりでクインシーにかなわなかった。
(そんなクインシーは今ガーナ国籍だそうですが・・・)
バベルにぶっちぎられた。

あの場にいた選手たちがどれほど北京のピッチに立てるのか。
それは分かりません。

しかし、
この世代にとってオランダは「燃える」相手であるはず。

本田や水野にはあの時の借りを少しでも返して欲しい!
水本には今度こそオランダFWを止めて欲しい!

オランダの選手たちは2005年の日本戦を覚えていないかもしれない。
でも今の日本のU-23世代は忘れていない。

こんな舞台はなかなかない。

ジャイアントキリングを見せてくれ!!

posted by sportstamasii |22:24 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(1)
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