2009年12月24日
中山はメディアに映える。
しかし、それ以上にプロだった。
メディアは映える中山に集い、
ベテランや象徴としての発言を求めた。
メディアの期待に外れない程度の回答はする。
弁は立つ。
そもそも嫌いではないし、メディアの向こう側にいる
大多数の人々を意識した発言のできる数少ない選手である。
当然、期待以上の言葉は紡ぐ。
しかし、それでも中山は「選手・中山」を忍ばせた。
選手としての自分、
自らの成長、
チーム内での競争。
一つ一つの質問に、必ず「選手としての中山」を盛り込んだ。
金額的なところは活躍すればなんとかなる、とも語った。
決して短期的な意味でここへ来たのではないと。
札幌でしっかりと結果を出す。選手として。
宣言だった。
選手としての自分を誰よりも中山自身が信じている。
戦うために、ベストパフォーマンスのために、
「医療体制」を選択の理由として挙げた。
カズがいる横浜よりも、
藤田のいる熊本よりも、
自らが最も戦える、選手として戦える場所、札幌を選んだ。
メディアの期待に答えながらも、
迎合はせず、自らの道を行く。
中山は誰よりも中山を信じている。
僕たちはそんな中山をどこまでも信じている。
posted by sportstamasii |22:18 |
サッカー |
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2009年12月24日
山本聖子は笑っていた。
曇りなく、心から。
レスリングができる喜び、
強い相手と戦える喜びに満ちているようだった。
準決勝、相手は五輪二連覇中の伊調馨。
これ以上いない、「強い相手」。
女王を追い詰めた。
しかし、負けた。
試合後、あれほどすがすがしい表情した敗者を私は見たことがない。
山本は前を向いていた。
吉田沙保里と五輪を争っていたころ、
彼女は見るものの心にもひりひりとした痛みをもたらすような
悲壮感を伴っていた。
子供のもとへ駆け寄る山本。
守るものがあり、決めた覚悟がある。
迷いはない。
だから前を向ける。
名実ともに挑戦者としての道は始まった。
笑顔で全力を傾ける姿は強く、美しい。周囲も引き付ける。
上にいるものは怖いだろう。
山本聖子、曇りのないの戦いは続く。
posted by sportstamasii |21:38 |
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2009年12月06日
前田遼一が得点王に輝いた。
得点は大台の20点。
チームは不振を極めたが、
それでも昨年の今頃入れ替え戦を行っていたことを考えれば
前進だろう。
前田が今年最も違った点。
それは全試合出場したこと。
つまり、怪我がなかった。
「ジュビロのエースは前田」と言われて何シーズンたつだろうか。
しかし、シーズン通して戦っている姿は記憶にない。
常に故障と戦ってきた。
試合に出れば点を取れる。
年間通して戦えれば15点は確実にとれる。
それは何年も前から言われてきたことだ。
その言葉を実証して見せたのが今年。
文字どおりの大黒柱としてチームを支えた。
今季のジュビロは良くも悪くもFWが点をとるチームだった。
得点の大半は前田とイ・グノによって生まれる。,
イ・グノというパートナーと巡り合ったこと、
「前田に点を取らせる流れ」がチームにあったこともあいまって、
得点は20へ到達した。
ここ数年と異なり、年間通してチームの戦い方が
大きくぶれることがなかったことも大きいだろう。
前田が急に変わったわけではない。
ただ、強くなったのだ。
年間通して戦える力を身につけた。
翻って、来年である。
中山が抜ける。
鈴木秀人もいなくなる。
村井、茶野もチームを去る。
チームを勝利へ導くエースへならなければならない。
絶対的な象徴として結果を残さなければならない。
たまたま怪我しなかった?
中東からの引き抜きがあったから生まれた日本人得点王?
そんなことを言わせてはならない。
言わせないために、来年がある。
20という数字がまぐれではないことを、
前田なら証明できる。
得点王という誇りを胸に、さらなる高みへ。
posted by sportstamasii |21:15 |
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