2008年11月15日
『バドミントン全日本総合選手権』
国立代々木競技場第二体育館にて
本日、観戦してきました。
アマチュアスポーツ特有の規模感と
トップ選手との「近さ」を存分に体感できました。
今日改めて感じた、
決してメジャーではないスポーツの発展のため、
人をひきつけるための魅力の伝達方法、
必要な「いい意味でのスポーツビジネス」について、
少し考察してみたいと思います。
人々をひきつけるために不可欠なマスコミ。
バドミントンは「オグシオ」という強い武器を持っています。
この意味でバドミントンは「次のステップ」
への可能性を持ったスポーツです。
オグシオ解散発表を受けての大会。
取材陣は当然小椋・潮田に集まります。
しかも女子ダブルスには北京での鉱脈、
「スエマエ」もいる。非常にドラマを創りやすい環境でしょう。
バドミントン界はこの環境を集客に変えられているか。
答えはNOだと思います。
会場に人は確かにたくさんいました。
もちろんかつてとは比較できないほど
人が入っているのでしょう。
かくいう私もオグシオが報道されているおかげで
大会を見に行っています。
しかし。
もっとできるのでは、と思ってしまいます。
小椋潮田ペア、末綱前田ペアの試合後、
報道陣の数はずいぶん減りました。
もちろん観客も減りました。
しかし、私が想像していたほど、
マスコミの動きほど、「オグシオ目当て」の観客は
多くなかったようです。
意外と人は残っていた。
バドミントンの競技自体が面白かったから?
それももちろんあるでしょう。
一方で、現場にいて感じたのは
観客の多くは「バドミントンのコアファン」であり、
「関係者」「経験者」とその周辺であろうということ。
選手が観客の一部に挨拶に行く場面が多く見られたこと、
長年女子バドミントン界を支えてきた米倉選手への声援が
非常に強かったことなどが実感の裏づけでしょうか。
出場選手と無関係である人が少ない。
ファンの入り口となるいい意味での「にわかファン」が少ない。
これだけ露出しているオグシオを活かしきれていない。
試合前、試合中、試合後。
小椋・潮田はスターとして、会場への対応も別格でした。
彼女たちがやるべきことはやっている。
あとは運営側の手腕ではないでしょうか。
今のコアファンを失うことなく、裾野を拡大していく。
トップレベルの選手たちを見る限り、
バドミントンは人々を惹き付ける魅力を持ったスポーツです。
動きがあって、迫力がある。
見に来てもらえば、次またいこうと思わせる力を持っている。
そう感じました。
スポンサー、広告は一部しか入っていないようでした。
スポーツがビジネスに毒されることは絶対にあってはなりません。
しかし、もう少し運営資金があれば、
日本のトップを争う選手たちが一般客が入れる場所で(!)
ウォーミングアップやストレッチを行うこともなくなるのではないでしょうか。
(これが代々木に限った現象ならまだ良いのですが・・・)
スポーツは、マスコミやビジネスに利用されてしまうと
本質を失ってしまいます。
しかし、
スポーツの発展に裾野の拡大は必須。
「スポーツがマスコミとビジネスを利用する」
ことはあってよいというのが私の考えです。
何よりも今日
生でバドミントンをみて楽しかった一般人が
ここにいたという事実があります。
「好機を活かす」
この考えはどのスポーツにも必要ではないでしょうか。
posted by sportstamasii |22:37 |
スポーツ生観戦と考察 |
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2008年11月13日
名波浩。
私が最も惚れ込み、尊敬している選手です。
彼がいたから私はサッカーの魅力をここまで感じてきたと
いっても過言ではありません。
美しさ、泥臭さ、熱さ、冷静さ、知性、誇り。
サッカーにはその全てがあることを名波は教えてくれました。
足が速いわけではない。
体が強いわけではない。
背が高いわけではない。
しかし彼の左足はサッカーの全てをつかさどり、
息をのむようなパスを通していく。
彼のマジカルな左足からは放たれるボールは
時に空気を切り裂き、時にあまりにも優雅な弧を描く。
ピッチ全体を見渡し、ゲームを創る。
「ゲームを創る」ことにかけて、
彼は今尚稀代の存在だと言えるでしょう。
藤田、名波、福西、服部で形成する中盤。
そこに中山、高原らを加えた黄金期のジュビロ。
人とボールが流動的に動くチーム。
当時のジュビロはJリーグ史上で
最も強く、美しいチームでした。
中田、山口、名波で形成するトライアングル。
言葉を交わさずとも全てを感じ取れる最高の関係は
W杯の結果以上に多くの場面で語られています。
ピッチ上で中田英寿を「コントロールしていた」のは
名波浩ただ一人ではなかったでしょうか。
名波を中心とした2000年アジアカップは
日本がアジアで最も突出した力を見せ付けた大会でした。
同じレフティー中村俊輔に
「名波と組めるなら左サイドでもかまわない」
と言わせた男。
語られるは栄光ばかりではありません。
98W杯でバティストゥータに得点を与えた屈辱。
トルシエとの確執。
雪辱を期す場であったはずの2002W杯からの落選。
何よりも、今尚続くケガとの戦い。
ベネチアへの挑戦、
セレッソでの残留争で見せた獅子奮迅の活躍。
J2では東京Vに魂を注ぎ込む一方で冷遇も味わいました。
怒涛のようなサッカー人生。
しかしいつでも彼は自分を見失うことなく、
冷静に自分や回りと向き合い、時にその状況を言葉にしてきました。
私が彼を尊敬する一つの理由はその「言葉」。
ピッチ上でのプレーと同様、
全ての状況を俯瞰から見渡すことができ、
それを言葉として表現できる。
時に他人のことのように、困難な自分やチームの状況、
サッカーそのもを語る。
口数が多いわけではないが、だからこそ重みと説得力がある。
中村俊輔や小野伸二を天才と認め、
自分はそうではないという。
自分は天才を使うタイプだと。
サッカーとその周辺を言葉にできる選手は少ない。
名波のインテリジェンスは圧倒的に私には見えました。
その意味でも彼は稀有だったと。
語る言葉はつきません。
日本サッカー史上に残る名選手が一人、
ピッチを去ります。
心から、感謝を。
ありがとう。
追記:
名波がこのタイミングで引退を発表したのは決して偶然ではないはずです。
リーグ戦のわずかな中断期間。
チームにおける自分の存在価値。
動揺を与えることなく、逆に自分の引退をチームのモチベーションに変えていく。
磐田を愛する名波にはこの計算が必ずあるはずです。
彼の決意を受けての残留争い。
勝ち抜くしか、ないでしょう。
posted by sportstamasii |21:12 |
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2008年11月12日
ガンバ大阪アジア制覇!
ますは何よりも、おめでとうございます!
一戦目の結果から、
今日の試合ガンバは一点でもとれば
ほぼ優勝を手中に収める状況でした。
その一点を序盤につかめたことは大きかったのではないでしょうか。
FWに泣いてきたガンバ。ここへきて
「FWとしてのルーカス」の二得点で勝利というのも
今シーズンの全ては今日へ向かっていたのかと
思わせる展開になりました。
昨年は浦和。
今年はガンバ。
二年連続でJリーグがアジアを制しました。
この2チームはここ数年のJリーグにおけるBIG2。
その構図が揺らぎ始めたここ二年で
両チームがアジアを制しました。
皮肉とも取れますが、
いい時に掴んだ結果を「ACL」という特別なモチベーションが
支えるのかもしれません。
今年のガンバも苦しかったシーズン前半でもACLを
勝ち抜いた姿が印象的です。
Jリーグがアジアを制することの意味とは何でしょうか。
クラブワールドカップに出られる?
日本で行われる限りCWCが盛り上がる?
それももちろんあります。
しかし。
世界への距離を感じずにはいられない私たちにとって、
それでも世界に勝ちに行きたいと思っている私たちにとって、
「日本のサッカーはアジア一である」
という自信を持つことは、
”気持ちで負けない”ための重要な材料です。
アジアの各国に「J強し」の印象を与えていくことも
同様の意味を持つでしょう。
クラブワールドカップに出て、
世界に「アジアの代表はたいてい日本だな」
と思わせることも効果を持ちます。
相手に認めさせること。
自分に自信と誇りを持つこと。
真の意味で戦うために、勝つために、
必要な積み重ね。
ACL連覇はこの積み重ねの、
大切な一歩といえるのではないでしょうか。
posted by sportstamasii |22:16 |
サッカー |
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