2008年02月18日

安藤美姫の苦しみと「一つ上」

安藤美姫選手についてのコラムです。↓
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/column/200802/at00016393.html
非常に共感できるコラムでした。

安藤美姫は
今の「アイドルアスリート」の流れの先駆者といえます。
そしてそれは本人の意図せぬものであったでしょう。
本人の意図ではないことが
報道を見ていて痛いほどに伝わってきました。

彼女は、
浅尾美和のように
メディアとWINWINの関係を
築くタイプでもなく、
築く必要もない選手です。

宮里藍のように
強靭な精神で
適切な距離をとることも難しい。

いい意味で優しさという弱さをもっています。
長野以降の上村愛子と近いものだったかもしれません。

視聴者をひきつけてしまう優しさ。
そしてそれはメディアに踏む込みをゆるす優しい弱さでもありました。

スケートと関係のない伝え方、
高まる人気。
押し寄せる重圧、
零れ落ちる涙。

「世界との距離と期待の乖離」
は誰よりも本人を苦しめたと思います。

そしてこの流れのきっかけとなり、
メディアが彼女を競って取り上げた理由の一つが、
「4回転」。

この文字通りの飛び道具は
あまりにも分かりやすい
「必殺技」となり「代名詞」
になってしまった。

単に「アイドル的な扱い」への苦しみだけではなく、
「4回転を飛ぶ」重圧とも闘ってきたことになります。

その彼女が昨年の世界選手権から、
今回の4大陸にいたる過程で、
非常に頼もしく見えました。
記事にもありましたが、
もしここへきて、彼女が
「葛藤」の一つ上のステージに到達したのなら。

彼女の「これから」こそが、
私たちが彼女を信じて声援を送るべき姿なのだと思います。

安藤選手が望む姿と、
私たちが望む安藤選手が近づく。
そんな日がやっと来たのかもしれません。

彼女のスケーティングと、
彼女の言葉を、
気持ちよく、安心して見聞きできる、
安藤美姫の「一つ上」を見た気がしました。

posted by sportstamasii |22:01 | ウィンタースポーツ | コメント(4) | トラックバック(1)
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