2010年01月11日
サッカーはかくも優しく、エンターテイメントだ【名波浩引退試合①】
ウォーミングアップのために選手たちが出てくる。 三浦知良、中山雅史、中田英寿・・・オーロラビジョンに映る選手達をみて、 観客はどよめき、いろめいた。 本当にやってきた。カズが、ゴンが、ヒデが。秋田が、井原が、名良橋が、相馬が、代表として。 福西、服部、田中誠、藤田、高原がサックスーブルーのユニフォームを着ている。 みな、名波のもとに集っていた。 名波浩引退試合。 エコパスタジアムには43000人が集まった。 98年W杯を戦った日本代表を中心としたチームと、 史上最強の呼び声も高い02年ジュビロ磐田を中心としたチームの対戦。 名波本人は前半は代表側で、後半はジュビロ側で出場する。 代表側には矢部浩之(ナインティナイン)・土田晃之が、 ジュビロ側には脇田寧人(ペナルティ)、桜井和寿(Mr.Children)が参加し、 花を添え、エンターテイメント性を盛り上げた。 特にミスチル桜井は国家斉唱で初めて紹介されて登場し、そのまま選手としても参加するという サプライズで大いに会場を沸かせた。 選手も観客も誰もが興奮を覚える中、試合は始まる。 前半、名波は代表側に入る。システムは4-4-2。 三浦知、中山の2トップ。森島、中田が攻撃的MFとして位置し、 名波と山口が中盤の底に構えた。 4バックは相馬、名良橋の両翼に井原、秋田が中を固めた。 一流の選手達は楽しみ方、楽しませ方を熟知していた。 観客を引き込み、魅せた。 カズはシザースを見せ、中山は体をなげうって突っ込み、外した。 中田は独特の重心の低いドリブルから大きなサイドチェンジと縦へのパスを何度も供給した。 名波本人も秋田のヘディングシュートをアシストするなど、 「らしい」やわらかなパスを幾度となく見せた。 選手交代を機に徐々にエンターテイメント性が増していく。 まず、矢部浩之が森島に代わり投入された。 登場直後にジュビロ側の大井と接触してバタリと倒れ込み、フィジカルの弱さで会場を沸かせる。 得たフリーキックでは矢部、名波の打ち合わせという二度とないであろう光景が場内ビジョンにうつされた。 結果は名波が蹴り、ポストに当てるというおまけ付き。 お笑い芸人・矢部浩之のアシストを世界の中田英寿が外した場面は今後しばらく語り継がれる名場面だろう。 中山と交代した唯一のサッカー未経験者、土田はなかなかボールに追いつけないものの 唯一のボールタッチで得点に絡んだ。 土田から中田へ。中田は土田の前のスペースへリターンを返すも土田は追いつけず、 後方から走りこむキングカズにゴールを譲った。 大いに会場は沸き、前半は終了した。 ~後半へ続く~
posted by sportstamasii |22:32 |
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