2006年07月24日
国立競技場のネーミングライツの狙いは?
ある晩、友達と遊んだ帰りにひとりで散歩をした。ふと顔を上げると、国立競技場が見えた。スポーツが好きな人ならだれでも知っているだろう、この競技場を管理・保有しているのは、スポーツ振興くじ(以下、toto)の運営などで知られる独立行政法人日本スポーツ振興センターである。 ところで、「国立競技場のネーミングライツ(命名権)を販売する可能性がある」という報道がある。スポーツの聖地としてその名を知られる「国立競技場」の名前が変わる……? うーむ、想像し難い。最寄り駅である都営大江戸線の「国立競技場」駅の名前はどうするのだろうか。いや、それは置いておくとしよう。 なぜ、国立競技場の命名権を売る可能性が出てきたのか。安易に想像すると、そのような説明がなされたわけでないにしろ、売上不振のtotoの赤字補てんのために使う……という流れも浮かんでくる。しかし、国有資産のネーミングライツで得た財源であれば、例えば休日にスタジアムを市民向けに無料開放し子供に芝生で遊んでもらう等、地域貢献やスポーツ振興に直接役立てる――そんなことのために使ってほしいと強く思う。もしも、ネーミングライツの販売が実現したならば、そのときは、その目的やビジョンに注目したいと思う。 森の中に横たわり、夜空を照らす巨大な箱舟。その名前が変わってしまうのならば、その悲しみを補って余りあるビジョンを求めたい。そんなことを考えるのは、私だけではないのではないか。
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ネーミングライツ(命名権) 【東京流行通訊】
10月1日、NHKの近くにある渋谷公会堂が改装を終えて業務を再開した。おもしろいのは、正面入り口の上に巨大な黄色いレモンが加わっていることで、名前も「渋谷C.C.レモンホール」に変わっている。C.C.レモンはサントリーの炭酸飲料である。広告代理店の電通の仲介で、サントリーが渋谷公会堂のネーミングライツを取得したのである。 ネーミングライツのビジネスは、アメリカで生まれた。日本では2003年に導入が始まり、最初の成果は「東京スタジアム」が「味の素スタジアム」になったことであった。その後、「横浜国...
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