2008年01月03日
ファンを圧倒し、選手を圧倒し、圧倒的な記録を残す・イチロー
NHK「”プロフェッショナル”・イチロースペシャル」を観て。 プロフェッショナルとは = 「ファンを圧倒し、選手を圧倒し、圧倒的な記録を残すこと」(イチロー選手) ◆”番記者に対しても、吟味を重ねた深い質問だけに簡潔に答える” ”司会の茂木さんに対しても、「茂木さんが専門家なんだから」という発言” イチロー選手は、自分がプロフェッショナルとして鍛錬しているのと同様の姿勢を新聞記者であろうと大学教授であろうと職業人として要求してきます。 ◆”仕事として接する場合に馴れ合いはない” 日本人の一番の欠点。誰かと仕事上で親交を深める場合に、相手や相手の仕事に対する知識を獲得し、対話のレベルを上げるのでなく、接する時間や接点を増やすことで、家族のような阿吽の呼吸を作ろうとする。過去はこのやり方が正解だったのでしょう。しかし、全ての分野でグローバル化が不可欠な現在では、イチロー選手のやり方が正解だと考えます。 ◆「自分のタイミング、ポイントで打つと、野手の間をボールが抜ける。つまらされたり、タイミングをはずされると、ギリギリで捕られてしまう。」と語るイチロー選手。 これも日本人のよくある欠点。イニシアティブをもって自ら行動を起こすのでなく、相手に合わせることを良しとしてしまう。イチロー選手のこの言葉は受け身ではなく自分から仕掛けて行くことの重要性という一般論としても通用します。 ◆「(体格の大きさは必要なく)頭でイメージしたことを表現し易い体である」ことを重要と考えるイチロー選手。 この時のイチローの顔やしぐさがなんとなくサッカーのKAZU選手と似ているように感じたのは私だけでしょうか。 ◆「達成感は、ほどんどない。」 「(何を見ているか)わからないからできる。」 「光る星をイメージしているが、真っ暗ですよ。」 「もがいて苦しんでいると、光が見えて来ると信じている。」 超一流の人に共通する普通の人には考えられないような”向上心”。 ◆”時差の影響による体調のマイナス面を解消するために睡眠薬を利用する場合がある” ”重圧により、試合中に 血の気が引く ---> 脈が早くなる ---> 気持ち悪くなる ---> 家に持ち帰る” イチロー選手でさえ、凄まじいほどの苦悩の時間を過ごしているわけで、薬物に頼るメジャーリーガーが多い要因の一面なのでしょう(決して肯定することはできませんが)。普通の人には到底わかりませんが。 ◆「ホームラン打てますよ。狙ったら飛びます。(記録のかかった)ここぞという時には狙いに行きます。」 と語るイチロー選手。実際、試合前のフリーバッティングでは外野スタンドへの打球を連発しています。 このイチロー選手の発言を聞いて、落合監督とダブりました。 年末のラジオ番組に出演した落合監督が、 「ファンが私にホームランを期待しないでヒットだけを打てばいいのならば、4割を打てたと思います。」 とテリー伊藤さんに語っていました。 実際どうかは別として、二人とも、その可能性、実現するために必要とされる要素、自分のバッティングへの自信、自分の役割というものを充分過ぎるほどわかっているという点では共通しています。 ◆「(奥さんに)ベースから離れて立ったら景色が変わるんじゃない」と言われて、30cm離れて立つようになったイチロー選手。 これも、試合後の帰りのクルマの中で奥さんと反省会をしている落合監督と共通します。勝手な想像ですが、お二人とも選手として自分の技術は一番だと考えているので、プロの人(コーチ、選手、評論家など)のアドバイスは意味がなく、それよりも素人の別の視点からのアドバイスの方が意外性があり興味をそそるし、受け入れ易いのでしょう。裏を返せば、専門家というのはいかに過去の経験や常識に縛られているかということになります。 ◆”ストライクだけを打つようにすればバッティングが変わる” と考えだしているイチロー選手。 技術が桁外れ故に、多少のボール球でもヒットにできるために手を出していた球を打たないようにする。それはまるで、物理学の法則が極端にシンプルなのと似ているような境地のような感じがします。ザ・ビット・タイムズ <私のWeblog マガジンです>
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posted by 沢村大和 |17:11 |
BASEBALL |
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