2007年11月24日

ベースボールという国際試合

”野球(野球道という方が正確かも)”と、海外のチームと対戦する”ベースボール”は明らかに異なります。講道館柔道とレスリングに近づきつつあるJUDOのように。

ニッポン放送 南原清隆さんの”スポーツドリーム”に高木豊氏が出演されていました。アテネ五輪で守備・走塁コーチを務められた高木さんらしい興味深い話しを聴くことができました。

オリンピックでは”戦略”が大切だというのが、高木さんの基本的な考えのようです。アテネ五輪は決勝まで9試合ありますが、それを全部勝つ必要はなく(日本シリーズで3つまでは負けが許されるという発想と似ています)、9連勝というよりは、負け試合を想定したり、ピークが決勝になるようにもっていったりすることが重要なのですが、ドリームチームでプライドの高い選手たちにとっては”全て勝つ”という発想しかなかったようで、やはり野球界には広岡達郎氏のような本来の意味での戦略家が根付いていないのだなぁと感じました。

高木さんは、予選の台湾戦前に首脳陣と一部の選手と話しをしたときに、台湾戦に負けると、予選で負けているオーストラリアが予選落ちになり日本にとって有利になるという話題を持ち出したそうですが、結論としては勝ちに行くということになりました。その台湾との試合の前半で負けていたときには、内心「よしよし」と思っていたそうです(それもオーストラリアについてのデータ収集は全くなかったそうです。今回の星野ジャパンではデータ収集に力を入れているようですが)。

このことは、不謹慎でも何でもありませんよね。”最後に勝つ(金メダル)”をミッションとしたときに、そのためのストラテジー(戦略)とタクティクス(戦術)を決めてから、実際の試合に臨むのは、当たり前のことです。

”あの星野監督だから”とか、”あのダルビッシュがいるから”とか、個人のネームバリューだけに頼って、チームとしてのミッション、戦略、戦術に基づいた戦い方をするという方法論が日本野球界に浸透しない限りは世界の舞台で勝つことは難しいと考えます。


superdry ITものがたり短編集(私のブログ小説です)



posted by 沢村大和 |17:54 | BASEBALL | コメント(3) | トラックバック(0)
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ベースボールという国際試合

大賛成です。
あの台湾戦では、随分しんどい試合で、消耗してしまった感もあります。

今度の星野ジャパンは、今までとは違って、相手チームのデータを集めたり、いろんな意味で、かなり準備をしているようですね。
どんな試合をしてくれるか楽しみです。

posted by ラビット鈴木 | 2007-11-24 19:55

ベースボールという国際試合

アテネは監督不在のまま本戦に行ってしまったのが、そもそもの間違いだったと思います。
今回は大丈夫と思うが・・・

posted by がんばれJapan | 2007-11-24 20:40

ベースボールという国際試合

>>このことは、不謹慎でも何でもありませんよね。”最後に勝つ(金メダル)”をミッションとしたときに、そのためのストラテジー(戦略)とタクティクス(戦術)を決めてから、実際の試合に臨むのは、当たり前のことです。
⇒ む~。場合によってはわざと負けることも必要ということですな。確かに全試合に勝とうとすると中継ぎ、抑えのピッチャーの消耗が予想されるし得策ではない。また、状況によっては苦手の相手をわざとに予選落ちに追い込むというのも勝負に徹すれば必要になる。

だけど「プロを揃えてるのだから全勝して力の差を見せ付けたい」というのも一つの考え方。
また、サッカーのW杯なんかでは両チーム引き分けでも予選通過の場合、互いに攻めあわずに0-0の試合をやることもあるけど、観客のブーイングやメディアの批判にさらされることもある。
五輪でも観客は少ないだろうが、高い金を叩いてその試合を日本から観に行く人もいるだろうし、
テレビ局も高い放送権料を払って中継するはずだから、賛否両論巻き起こるだろうね。

どうしても日本の場合、「正々堂々」を美徳とする国だから批判も結構おこるだろうね。

難しい判断だな。

でも僕はわざと負けもありだと思います。

posted by なかなか難しいな | 2008-01-03 14:03

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