2008年11月15日

NBA 2008-2009 サウスイースト・ディビジョン

今回のサウスイーストで、ようやくイースタン・カンファレンスも終わり!

まだまだ先は長いです・・・。

アトランタ・ホークス
【主な加入選手】
モーリス・エバンス(マジック)、ロナルド・マレー(ペイサーズ)、ランドルフ・モリス(ニックス)、トーマス・ガードナー(ブルズ)、オセロ・ハンター(新人)

スターター
PG:マイク・ビビー
SG:ジョー・ジョンソン
SF:マービン・ウィリアムズ
PF:ジョシュ・スミス
C:アル・ホーフォード

ベンチ赤字は新戦力)
エイシー・ロウ、スピーディ・クラクストン、ロナルド・マレーモーリス・エバンス、ソロモン・ジョーンズ、ランドルフ・モリス、ササ・パチューリア

ジョシュ・チルドレスの衝撃的な欧州流出でオフの話題をさらったホークスですが、代役のエバンスの獲得、マイク・ウッドソンHCとの確執が表面化し制限付きFAだったスミスの残留(かなり安価で済み、ホークスファンはグリズに足を向けて眠れませんね!)などで全体的な戦力維持にはとりあえず成功しました。

昨季は僅か37勝で久々のプレーオフ進出を果たせましたが、イースタン全体のレベルが上がった今季は更なる向上が必要(昨季のチーム平均得点&平均失点はともにNBA15位)。

そこで期待したいのはビビー(30歳)を除けば、ジョンソン(27歳)、ウィリアムズ(22歳)、スミス(22歳)、ホーフォード(22歳)と非常に若い伸び盛りのスターター陣の成長力。
特にウィリアムズには大ブレイクの予感が漂っています。
心配なのはフロントコートのサイズ不足ぐらいでしょうか(センターのホーフォードが208cm)。

期待が持てるスターターに反してベンチの層は非常に貧弱。
特にオールラウンドなチルドレスの抜けたウィングポジションはかなり問題があります。
ウィングの新戦力を見ると、マレーは一応コンボガードですがサイズは完全にPGですし、チルドレスの代役とされるエバンスはサイズ・プレースタイルともに殆んどSGという印象。
層の薄さをカバーする方法として、モリスやパチューリアをセンターに配しホーフォードをPFにスライドさせ、スミスかウィリアムズを6thマンとして起用する手があると思うのですが・・・。

開幕からまさかの5連勝(マジック、シクサーズ、ホーネッツ戦を含む)を飾り、俄かに注目を集めているホークス。
特に一試合平均失点:85.8を記録するディフェンスの健闘が光ります。
ウッドソンの手腕は常に疑問をもたれていただけに、一体何があったのやら?
もしかしたら今シーズンのライジングチームになるかもしれません。


シャーロット・ボブキャッツ
【主な加入選手】
DJ・オーガスティン(新人)、アレクシス・アジンカ(新人)、アンドレ・ブラウン(グリズリーズ)、シャノン・ブラウン(ブルズ)

スターター
PG:レイモンド・フェルトン
SG:ジェイソン・リチャードソン
SF:ジェラルド・ウォーレス
PF:ショーン・メイ
C:エメカ・オカフォー

ベンチ赤字は新戦力)
DJ・オーガスティン、マット・キャロル、アダム・モリソン、ジャレッド・ダドリー、アンドレ・ブラウン、ナジー・モハメド、アレクシス・アジンカ

名将ラリー・ブラウンの招聘に成功したボブキャッツは、ブラウン好みのチームに編成し直そうとしています。

その象徴がドラフト一巡目9位指名のオーガスティン。
PGには無茶打ちが看過できないとはいえフェルトンというスターターがいるわけですから、本来ならアンダーサイズのインサイドにこそ選手が必要だったはずです。
にも拘らずオーガスティンが指名されたのは、シクサーズ時代のエリック・スノウ(AIをSGにスライド)やピストンズ時代のチャウンシー・ビラップスに代表されるようにラリー・ブラウンの求めるPG像が司令塔タイプだからなのでしょう。
オーガスティンに任せても大丈夫だと判断すれば、フェルトンはトレードに出されるはずです。
PFが人材不足(サイズ不足のダドリー&ウェイトオーバーのメイ)で、ローポストでしか計算できないディフェンシブなオカフォーに依存している現状を打破するためにも、シュートレンジが広く多彩なウォリアーズのアル・ハリントンを絡めたトレードが噂されていますが、果たして・・・。

大黒柱のウォーレス、J・リッチ、オカフォーは計算できるだけに、PG&PFの穴が埋まればあるいは・・・。


マイアミ・ヒート
【主な加入選手】
マイケル・ビーズリー(新人)、ヤクバ・ディアワラ(ナゲッツ)、ジェームズ・ジョーンズ(ブレイザーズ)、マリオ・シャルマース(新人)、ジャマール・マグロワ(マーベリックス)、ショーン・リビングストン(クリッパーズ)

スターター赤字は新戦力)	
PG:クリス・クイン
SG:ドゥエイン・ウェイド
SF:ショーン・マリオン
PF:マイケル・ビーズリー
C:ユドニス・ハスレム

ベンチ赤字は新戦力)
マーカス・バンクス、マリオ・シャルマースジェームズ・ジョーンズヤクバ・ディアワラ、ドレル・ライト、マークブラント、ジョエル・アンソニー

昨季はウェイド離脱後、意図的に最下位を狙っていったとも言われるヒート。
思惑通りに圧倒的な確率でロッタリーピックを迎えたところ、まさかの2位指名に終わり喉から手が出るほど欲しかったデレック・ローズの獲得に失敗。
そこがケチの付き始めだったのか、ストーブリーグはイマイチな結果に終わりました。

スターターを見ても分かるとおり、問題なのはPGとセンター。
ただPGは、クインやバンクスは他チームならローテーションメンバーのレベルに見えますが、ファイナル4・MOPの新人シャルマースは得点力がありクラッチタイムにも強いプレイヤーなので、成長すれば以外と戦力になると思います(ビーズリー共々、素行面は心配・・・)。
ボール運び自体はウェイドに担わせることもできるので、急を要すような状態ではない気がしますね。
逆に大穴なのがセンター。
やはり本来PFのハスレムのサイズでは苦しい、と言わざるを得ません。
かと言ってマグロワが離脱してしまったセンターポジションには、ブラントとアンソニーしかいませんし・・・。
パット・ライリーも補強の必要性は感じているようなので、何か動きはあると思いますが・・・まさかZOの復帰とか?
予想としては、今季ETOを行使しなかったマリオンのトレードがあるのではないかと思っています。
今季で契約が切れる高額のマリオンはトレードの駒としてはもってこい!
来季のカルロス・ブーザー加入が確実視されているので、それに備えてビーズリーをSFにスライド(PFはハスレム)しておくのも悪くないかと思うのですが?

PGとセンターの補強がなければ、ウェイドとビーズリーの力を持ってしてもプレイオフ争いは厳しいものになるでしょう。


オーランド・マジック
【主な加入選手】
マイケル・ピートルス(ウォリアーズ)、アンソニー・ジョンソン(キングス)、コートニー・リー(新人)、マイク・ウィルクス(サンダー)、ジェレミー・リチャードソン(ホークス)

スターター赤字は新戦力)
PG:ジャミーア・ネルソン
SG:マイケル・ピートルス
SF:ヒディエット・ターコルー
PF:ラシャード・ルイス
C:ドワイト・ハワード

ベンチ赤字は新戦力)
アンソニー・ジョンソン、マイク・ウィルクス、キース・ボーガンズ、コートニー・リー、ブライアン・クック、トニー・バティ、エイドナル・フォイル

現在ペイント内で最も支配力のあるセンター、ハワードを擁するマジックはディビジョン優勝の最右翼。
ただし、昨季に露呈した問題が解決されていないことは気になります。

ルイスとターコルーがあまりペイント内でフィジカルなプレイをしないので、ペイント内でのハワードの負担が大き過ぎます。
そのためポストムーブに多彩さを欠くハワードが、ローポストのディフェンスが良いチームに抑えられる場面が・・・。
センターの控えはフォイルしかおらず、改善のためには昨季全休のバティに期待したいところです。

また昨プレイオフでピストンズに競り負けたのは、ハワードが抑えられたことと同時に、ビラップス&ハミルトンのコンビに対してネルソン&エバンスが力負けしたことが大きかったです。
今季はSGをアスレチック能力の高いピートルス(もしくはボーガンズ)が務めてネルソンと組みますが、フロントコートの充実に比べて物足りません。
またPGもキオン・ドゥーリングとカルロス・アローヨが去り、控えがジョンソンとウィルクスになった事でネルソンのより一層の向上が必須な状況です。

フロントラインはイースタン屈指の陣容ですが、バックコートの弱さは気になるところ。
ディビジョン内では問題ないでしょうが、プレイオフに向けては懸念材料です。


ワシントン・ウィザーズ
【主な加入選手】
ホアン・ディクソン(ピストンズ)、ジャベイル・マクギー(新人)、ディー・ブラウン(ガラタサライ)

スターター
PG:アントニオ・ダニエルズ
SG:デショーン・スティーブンソン
SF:カロン・バトラー
PF:アントワン・ジェイミソン
C:イタン・トーマス

ベンチ赤字は新戦力)
ディー・ブラウンホアン・ディクソン、ドミニク・マグワイア、ニック・ヤング、ダリアス・ソンガイラ、アンドレイ・ブラッチ、ジャベイル・マクギー

ここ数シーズンはプレイオフの常連でしたが、今季はかなり苦しい戦いになりそうです。

最も心配なのは、ベンチとスターターでレベルに差がある中でのスターター2人の離脱。
まずエースのギルバート・アリーナスの復帰は早くて12月になるとのこと。
ただ左膝は以前から故障を抱えていた箇所なので、たとえ復帰したとしても以前のレベルでプレーできるかは未知数です。
そしてチームにとってアリーナス以上に痛いのが、センターのブレンダン・ヘイウッドの今季全休。
ピュアセンターのヘイウッドは、ペリメーター付近の得点に依存するチームの中でペイント内のハードワークを一手に引き受けていた存在だったので、彼の離脱は数字以上にチームにダメージを与えていると思います。
代役には昨季全休のトーマス、身体能力の高いブラッチ、ソフトなオレクセイ・ペチェロフらもいますが、新人のマクギーの起用がベストではないかと(時期尚早の感もありますが)。

アリーナスが復調せず、インサイドの穴が埋まらない状況になれば、もともと頭打ちのチームだっただけに今季中にリビルディングに突入する可能性も・・・。


順位予想
1位 オーランド・マジック
2位 アトランタ・ホークス
3位 マイアミ・ヒート
4位 シャーロット・ボブキャッツ
5位 ワシントン・ウィザーズ

ディビジョン王者マジックを、絶好のスタートを切り若手の伸びしろに期待がかかるホークスが追う展開になると予想。
ヒートとボブキャッツ、ウィザーズは戦力が十分に整っていないので苦しいでしょう。

posted by tama |12:25 | NBA シーズン展望 | コメント(2) | トラックバック(0)
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Re:NBA 2008-2009 サウスイースト・ディビジョン

この前はコメントありがとうございました!

今回のディビジョンもすごい勉強になりました!


ところで
ボブキャッツはドラフトでオカフォーではなくドワイトハワードを取っていれば
プレーオフに行けたんじゃないかなーって

ってふと思ったんですけどどうですかね??

posted by nadal | 2008-11-22 21:38

コメントありがとうございます。

nadal さん

コメントありがとうございます。

>ボブキャッツはドラフトでオカフォーではなくドワイトハワードを取っていれば
>プレーオフに行けたんじゃないかなーって

もちろんハワードさえいれば、イースタンならどのチームでもプレイオフに行けると思いますね。
ボブキャッツにしてみれば1位で指名したマジックがうらめしいことでしょう。

posted by tama | 2008-11-22 23:56

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