2008年10月26日

NBA 2008-2009 アトランティック・ディビジョン

今年もNBAの開幕まであとわずか。
プレシーズンゲームも消化が進み、各チームの形も見えてきましたので今日から各ディビジョンごとに予想をしていこうと思いますので、よろしかったらお付き合いください。

※メンバー予想ではロースターの15人ではなく、ベンチメンバーまでの12人を予想しています。

ではアトランティックディビジョンから・・・

ボストン・セルティックス
【主な加入選手】
ダリアス・マイルズ(ブレイザーズ)、パトリック・オブライアント(ウォリアーズ)、JR・ギドゥンズ(新人)、ビル・ウォーカー(新人)

スターター
PG:レイジョン・ロンド
SG:レイ・アレン
SF:ポール・ピアース
PF:ケビン・ガーネット
C:ケンドリック・パーキンス

ベンチ赤字は新戦力)
サム・キャセール、エディ・ハウス、トニー・アレン、ビル・ウォーカー、レオン・ポウ、グレン・デイビス、パトリック・オブライアント

戦力はビッグ3(ピアース、レイ・アレン、ガーネット)を中心にほぼ変わっていませんが、アウトサイドシューター&エースストッパーとして貢献度の高かったジェームズ・ポージーとローポストの職人PJ・ブラウン(再び引退状態で、戻ってくるような来ないような・・・)を失ったのは残念。
ポージーのオフェンスに関してはキャセールとエディ・ハウスも3%成功率は悪くないので問題ないと思いますが、ディフェンスの穴埋めは課題になりそうです。

新戦力で注目はダリアス・マイルズ・・・だったのですが禁止薬物違反もありあえなく解雇(再契約も示唆されていますが・・・)。
昨シーズンほぼ引退状態であった彼が、往年のアスレティック能力を発揮してくれるようなことがあれば大きな戦力になると思っていたのですが・・・。
マイルズが駄目となると、同じくアスレティック能力の高い(膝が心配な)ビル・ウォーカーに白羽の矢が立つことになるかもしれません。
また同ディビジョンにインサイドの好選手が入ってきているので、唯一の7フッターとなるオブライアントにも期待したいところです。

昨シーズン同様、如何にビッグ3の負担を減らせるかが今シーズンも鍵。
昨季の優勝で自信を得たであろう若手の成長が見込めれば連覇も現実味を帯びそうです。
特にロンドとポウ、トニー・アレンがかなりやってくれそうな気が・・・。


ニュージャージー・ネッツ
【主な加入選手】
イ・ジャンリャン(バックス)、ボビー・シモンズ(バックス)、エドワルド・ナハラ(ナゲッツ)、キオン・ドゥーリング、ジャービス・ヘイズ、ブルック・ロペス(新人)、クリス・ダグラス=ロバーツ(新人)、ライアン・アンダーソン(新人)

スターター赤字は新戦力)
PG:デビン・ハリス
SG:ヴィンス・カーター
SF:ボビー・シモンズ
PF:イ・ジャンリャン
C:ブルック・ロペス

ベンチ赤字は新戦力)
キオン・ドゥーリングジャービス・ヘイズエドワルド・ナハラクリス・ダグラス=ロバーツライアン・アンダーソン、ショーン・ウィリアムス、ジョシュ・ブーン

昨季にジェイソン・キッドを放出したのに続いて今オフにはエースのリチャード・ジェファーソンを放出し、ネッツは完全な再建モードに突入しました。
2年後のブルックリン移転&レブロン・ジェームス獲得(JAY-Zの力で?)に向けて動き出した感じですね。
本来ならジェファーソンではなく、年齢的にも実力的にもカーターの方を出したかったはずですが、引き取り手がなかったのでしょう。

そんなチーム状態なので、ポジションが確定しているのはハリスとカーターのみ。
後は横一線といった感じなのでロースターの予想さえ難しい状況です。
一応PFとしてイをカウントしていますが、個人的には彼は体格もプレイスタイルもSFが適正だと思います。
PFにはブロックの良いウィリアムスを筆頭に、アンダーソン、ストロマイル・スウィフトらがいるので、SFに配置を変えても面白いかと。
契約最終年で高給のシモンズは是非とも活躍してシーズン中にトレードさせたいところ。

レブロン獲得のためにも2年後には勝てるチームを作らなければならないので、今季はハリスやロペス、イなどの若手がどれだけ伸びるかに注目です
個人的にはドラフトで意外な低評価だったメンフィス大のクリス・ダグラス=ロバーツに期待してます。


ニューヨーク・ニックス
【主な加入選手】
クリス・デュホン(ブルズ)、ダニロ・ガリナーリ(新人)、パトリック・ユーイングJr.(新人)、アラン・ヒューストン(復帰)

スターター赤字は新戦力)
PG:クリス・デュホン
SG:ジャマール・クロフォード
SF:クエンティン・リチャードソン
PF:ザック・ランドルフ
C:デビッド・リー

ベンチ赤字は新戦力)
ステフォン・マーブリー、マーディ・コリンズ、ネイト・ロビンソン、ウィルソン・チャンドラー、ダニロ・ガリナーリ、ジャレット・ジェフリーズ、エディ・カリー

暗黒のアイザイアHC(GM時も含む)がようやく終わり、マイク・ダントーニHC&ドニー・ウォルシュGMによる新時代を迎えた我らがニックスですが、その前途はなかなか険しそうです。

HCにサンズで現在のトラジショナルゲーム隆盛の流れを作ったといっても過言ではないダントーニを迎えましたが、残念ながらダントーニのスタイルに合った選手の獲得はほとんどなされませんでした。
その原因はニックスが抱える三大不良債権、マーブリー、カリー、ランドルフの存在(マリック・ローズを入れても?)。
本来ならバイアウトしてでも切りたい選手たちですが、ニックスは2010年のレブロン獲得を目指しており、ここで無駄な出費を控えたいのでしょう。

しかし、既存戦力でダントーニ・スタイルが実践できるかは大きな疑問。
門下生のQ・リッチやクロフォード、ロビンソンなどはスタイルに合いそうですが、フロントコートのカリー&ランドルフの走力は心許ない。
特にカリーはダントーニが就任直後に期待を示す発言をしていたにも拘らず、今季もウェイトコントロールをせずにキャンプインしてきたので流石のダントーニも愛想を尽かした模様。
元々パスをしない選手が揃うフロントコートは大問題だっただけに、アンダーサイズではあっても利他的で走力のあるのリーを先発させるべきでしょう。
ランドルフはダントーニ就任以来、殊勝な発言が目につき、プレシーズンも好調なので期待が膨らみます。
ただ個人成績に関して良いスタッツを残すのは毎度のことで、問題はチームプレーができるかどうか。
せめてローポストでのパスをプレーの選択肢に入れてくれれば・・・。
マーブリーはサイドビジネスの破綻により、珍しくトレーニングをしてきたようなのでSGへの転向を受け入れてくれれば意外な戦力になるかもしれません。

ニックスにとってダントーニスタイルの実践が大きなテーマですが、昨季NBA最低レベルだったディフェンスの整備はあまり期待できないだけに大きな賭けになるでしょう。
コア・プレイヤーが不在なので、前述したネッツ以上に再建は難しそうです・・・。
前述の3選手はいかに成績が良かろうと、受け皿が見つかれば躊躇なく放出すべきでしょう。


フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
【主な加入選手】
カリーム・ラッシュ(ペイサーズ)、ロイヤル・アイビー(バックス)、エルトン・ブランド(クリッパーズ)、ドニエル・マーシャル(ソニックス)、セオ・ラトリフ(ピストンズ)、マリース・スペイツ(新人)

スターター赤字は新戦力)
PG:アンドレ・ミラー
SG:ウィリー・グリーン
SF:アンドレ・イグダーラ
PF:エルトン・ブランド
C:サミュエル・ダレンベア

ベンチ赤字は新戦力)
ルイス・ウィリアムズ、ロイヤル・アイビーカリーム・ラッシュ、タデウス・ヤング、ドニエル・マーシャル、レジー・エバンス、マリース・スペイツ

昨季は新AIことアンドレ・イグダーラを中心に、意外な躍進を見せたヤング・シクサーズ。
勝負と見たのか、今季は今オフの目玉だったFAのブランドを獲得しました。

元来、アイバーソンのようなスコアラータイプではなかったイグダーラに得点を期待していただけに、ローポストで安定した得点が期待できるブランドの獲得は大きなプラスになるでしょう。
課題のアウトサイドも、シューターのラッシュとマーシャルの獲得で改善が期待できます。

ディフェンス面では、もともと良い選手が揃っていたところに二桁リバウンドが期待できるブランドの加入は大きなプラス材料。
Cのダレンベアとのフロントコートはかなり強力で、控えにもブロック職人・ラトリフを獲得するなど良い補強をしています。

利他的でリーダーシップの取れるベテランの獲得は若手の多いチームに数字以上のプラス効果をもたらしそうで、今季はかなり良い戦いができるのではないでしょうか。


トロント・ラプターズ
【主な加入選手】
ロコ・ウキッチ(新人)、ハッサン・アダムズ(ドラギ・ノバラ)、ウィリー・ソロモン(フェネルバフチェ)、ネイサン・ジャワイ(新人)、ジャーメイン・オニール(ペイサーズ)

スターター赤字は新戦力)
PG:ホセ・カルデロン
SG:アンソニー・パーカー
SF:ジャマリオ・ムーン
PF:クリス・ボッシュ
C:ジャーメイン・オニール

ベンチ赤字は新戦力)
ロコ・ウキッチウィリー・ソロモン、ジェイソン・カポノ、ジョーイ・グラハム、アンドレア・バルニャーニ、クリス・ハンフリーズ、ネイサン・ジャワイ

今季の目玉は何と言っても、TJ・フォード、ラショー・ネステロビッチ、マセオ・バストンとのトレードでペイサーズから加入したジャーメイン・オニール。
ローポストプレイヤーのオニールの加入は、ミドルポストからハイポストのエリアでのオフェンスが得意のボッシュの負担をかなり軽減してくれるでしょう。
またカポノ、パーカー、カルデロンと、高精度のシューターが揃うだけに、2人合わせても10リバウンドに届かないネステロビッチ、バルニャーニに代わってオニールが入ることで攻撃機会も増えることが期待できます。
昨季のアウトサイド頼りだったオフェンス自体の改善も期待できるだけに、カルデロンとの争いに敗れたフォードらとのトレードで獲得できたのは素晴らしいフロントの成果です。

反面、ベンチの層はかなり薄くなってしまいました。
カルロス・デルフィーノやホルヘ・ガルバホサがヨーロッパへ去り、控えにはルーキーのウキッチやジャワイ、ロールプレイヤーのハンフリーズやグラハムの名が並ぶだけに、スターターに不測の事態があった時に対応できるかどうか。
スターターからは外れたものの、3ポジションをこなせるバルニャーニには6thマンとしての活躍を期待したいところです。

兎に角このチームはオニール次第です。
ここ数シーズン不調ですがシステムとの相性が良さそうな今季は、契約最終年ということもあるので大爆発の予感が。
そうなればプレイオフ進出は確実でしょう。


順位予想
1位 ボストン・セルティックス
2位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
3位 トロント・ラプターズ
4位 ニューヨーク・ニックス
5位 ニュージャージー・ネッツ

王者・セルティックスに戦力補強に成功したシクサーズとラプターズが挑む構図になりそう。
特に若手が多く、層の厚いシクサーズはかなり期待できます。
共に2010年を目指す、ニックスとネッツはプレイオフ進出はおろか、30勝できるかどうかでしょう。

posted by tama |08:50 | NBA シーズン展望 | コメント(0) | トラックバック(0)
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