2008年12月05日

関西に独立リーグは根付くのか?

2009年開幕の関西独立リーグ。着々とチームが構築されています。
そこで、今回は指導者と観客動員にスポットを当てたいと思います。

まずは、監督紹介です。

■紀州レンジャーズ(本拠地:和歌山県紀三井寺野球場)
【監督】藤田 平 
経歴はコチラ
◎指導実績
1995年 阪神タイガース2軍監督就任
1995年 シーズン途中から1軍監督代行
      53試合 17勝36敗(最下位)
1996年 監督就任
           117試合 48勝69敗(最下位) →9月11日から「休養」
2008年 北信越BCリーグ・福井ミラクルエレファンツ監督就任
       北陸地区(前期)36試合 9勝22敗5分(最下位)
       北陸地区(後期)36試合 12勝17敗7分(最下位)

参考)阪神タイガース資料室
http://www.tora-data.net/tigers-records/r1992.html

ダメ虎時代だったとはいえ最下位の6位、そして、新規参入チーム(同地区、石川と富山は2007年度から参戦)という不利な点があったとはいえ、BCリーグでも前期・後期ともに最下位。
指導実績だけを見れば、疑問符がつきますが、和歌山県出身という要素が、監督就任に大きく関わったのではないでしょうか。

■大阪ゴールドビリケーンズ(本拠地:住之江公園野球場)
 【監督】村上隆行
【コーチ】石毛博史
【コーチ】西浦克拓
経歴はコチラ
3者とも指導歴はなく、大阪が指導者としてのスタートになります。

■神戸9クルーズ(本拠地:スカイマークスタジアム)
【監督】中田良弘
経歴はコチラ
指導歴なし。大阪の3者と同様、ここから指導者生活が始まります。

■明石レッドソルジャーズ(本拠地:兵庫県立明石公園第一野球場)
【監督】北川公一
経歴はコチラ
社会人野球クラブチーム・全播磨硬式野球団でコーチ歴あり。
ただ、監督の情報を得ようにも、公式サイトに紹介がなく、ウィキペディアからの出典になりました(せっかくサイトのレイアウトは、4球団の中でも完成度が高いのに、情報不足ではもったいなく感じます)。

以上のように、
紀州の藤田監督、明石の北川監督には指導歴がありますが、
大阪・神戸は、チーム創設とともに、監督・コーチもデビューということになります。

独立リーグはプロ野球を目指す選手たちの受け皿、育成の場としての役割が期待されていますが、
引退したプロ野球選手が、指導者としてのスキルアップを図る場としても機能しつつあるそうです。
『毎日.jp』の野球再発見第12部に、関係する記事があります。

参照→毎日jp野球再発見第12部

やはり、プロ野球の監督やコーチに就任できる人は、スター選手や実績を積み上げた選手が多く、
実績を残せなかった選手に、指導者のチャンスはなかなか回ってこないのが現状だと思います。
そこで、独立リーグで実績を上げることが、指導者としてプロの世界に転身する道となります。
記事によると、実際にその事例があるということでした。
そういった意味で、大阪、神戸は指導者育成の場を提供したチームともいえるのではないでしょうか。

さて、次は観客動員についてです。

nikkei TRENDYnet(記事はコチラ)に、関西独立リーグの観客動員数の目標が載っていました。
目標は初年度で1試合平均2000人、年間で28万8000人を目指すということでした。
しかし、厳しい現実が待ってるのではないかと思います。

独立リーグの先輩、四国・九州アイランドリーグと北信越BCリーグの、ホームゲーム平均観客動員数1位は、群馬ダイヤモンドペガサスですが、その数は1569人(参考:プロ野球 観客動員 ランキング 速報!)と、関西独立リーグが掲げた平均2000人に届いていません。

何よりも、関西には阪神タイガースというマンモス球団(ぼくもファンの一人です)があり、
今年は優勝争い、清原引退により観客数を伸ばしましたオリックスバファローズですら観客動員にあくせくしているのが現状です。

さらに、テレビや新聞が扱うスポーツニュースはタイガース中心で、果たして、シーズンが被る関西独立リーグに、関西メディアが継続的に目を向けてくれるのか正直疑問です。

知名度向上、ファン拡大にはメディアの力が絶大で、2003年の優勝以来、タイガースが安定した観客動員を誇るのも、タイガースを扱うテレビ番組数が増え、スポーツ紙もよりページ数を割くようになったことと無関係ではないと思います。
たとえば、フェンシングの知名度が向上したのも、太田雄貴が北京オリンピックで銀メダルを獲得し、メディア露出が激増したからといえるでしょう。

メディアがどれだけ情報を流してくれるのか、観客動員に影響を与える大きな要素の一つだと思います。


ただ、こうした懸念材料がありながらも、
地道に地域密着を図ることで地域が活性化し、
一人でも多くの選手がプロ野球の扉を開くことを期待する気持ちは変わりません。

参考)プロ野球 観客動員 ランキング 速報!
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/renee_2000/comment/20081028/1225323880

※訂正(2008年12月6日2時ごろ)
日経BP→nikkeiTRENDYnet
すでに訂正してあります。

posted by sportsemotion |15:01 | 関西独立リーグ | コメント(5) | トラックバック(1)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/sportsemotion/tb_ping/9
この記事に対するトラックバック一覧
吉田えり@ユニホーム姿お披露目【ユーチューブ速報動画】 【スポーツ情報ちゃんねるブログ】

今春開幕する野球の関西独立リーグは2009年2月28日、大阪市のミズノ本社で4球

2009-02-28 23:20 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
関西に独立リーグは根付くのか?

コメント投稿者ID :

文字通り、虎の威を借ることが出来るかどうかでしょう。

独立リーグから、ドラフトで阪神入りを決めた選手が出る。
阪神2軍との交流戦が組まれる。
元、阪神の選手が、監督コーチとして多数存在する。
など。

仰る通り、マスコミ無しでは、ただの社会人野球ですからねぇ

posted by 地域密着で2000人は厳しいなぁ | 2008-12-05 18:55

関西に独立リーグは根付くのか?

コメント投稿者ID :

大阪、兵庫で三球団。

この配置は致命的なミスでしょう。

京都、奈良、和歌山、大阪or兵庫のほうが地域密着しやすいのでは?


客寄せの女の子しだいで最初は上々の滑り出しをすると思います。

posted by swafan | 2008-12-05 22:39

関西に独立リーグは根付くのか?

コメント投稿者ID :

>地域密着で2000人は厳しいなぁ さん
マスコミの関心がタイガース中心である限り、何かタイガースに絡めないと、取り上げてもらうのは、現実的に難しいでしょうね。

神戸9クルーズの中田監督も、「阪神には投げさせたい。打たれてもともと、抑えれば自信がつく」との考えを明かしていることが物語っているのではないでしょうか。(日刊スポーツより引用)

>swafanさん
3年目には、京都、滋賀、奈良に拡大する方針のようですが、初年度の配置が成功するのか、それとも失敗するのか、今後に注目するしかありませんね。

女子選手の効果もあり、独立リーグの知名度は抜群に上がったのは事実で、ただこの効果が「観に行こう」という集客につながるかは、これまた注目だと思います。

posted by 管理人 | 2008-12-06 02:25

関西に独立リーグは根付くのか?

コメント投稿者ID :

昨日京都にてお会いした森本です。
これからブログこまめに読ませてもらいます!
bjリーグでも一緒に観戦できたら楽しそうですね。
これからもよろしくお願いします。

posted by モリモト | 2008-12-06 09:27

関西に独立リーグは根付くのか?

コメント投稿者ID :

>モリモトさん
コメントありがとうございます!
昨日は勉強になるお話しを聞くことができ、たいへん有意義な時間を過ごせました。

拙文ですが、更新していきますので、ご覧ください。
bjリーグ観戦も、ぜひお願いします。

posted by 管理人 | 2008-12-06 14:54

コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」