2009年03月28日

【関西独立リーグ】長い歴史の始まり

きのう、関西独立リーグ1年目のシーズンが開幕しました。
会場は京セラドーム大阪。大阪ゴールドビリケーンズVS神戸9クルーズの一戦でした。
ボクも甲子園で高校野球を観戦した後、訪れました。

開幕イベントには、石毛宏典最高顧問のあいさつ、谷村奈南の国歌斉唱、橋下徹大阪府知事の始球式などがあり、始球式では赤井英和がバッターとしてサプライズ登場し、知事と5球勝負。知事が三振を奪って球場を沸かせていました。

【選手の情報がほしかった】
さて、イベントでは、大阪、神戸以外に紀州レンジャーズ、明石レッドソルジャーズの選手たちも一人ずつ紹介されながらグラウンドに出てきましたが、入り口で入手したパンフレットは大阪のみ(大阪側<1塁>に入場したため)で、紹介される選手がさっぱり分かりませんでした。


sportsemotion-78850.jpg


その大阪のパンフレットも顔写真に名前と年齢、そして背番号だけで、出身校やここまでの経緯など、特徴がまったくわかりませんでした。
せっかく集まってくれた1万1592人もの観客に選手を認知してもらう絶好の機会なのに「もったいないな~」と思いました。

つまり、「背番号○○番、紀州太郎(仮名)選手!」と紀州の選手がアナウンスされても、「誰?、どんな選手?」と疑問符ばかりがつくだけで、大阪の選手の顔が分かってもそれ以外は、何も分からなかったということです。

断わっておきますが、選手情報を得る手段がまったくなかったわけではありません。
ちゃんと選手名鑑が販売されていました。
「なら、それを買えばええやん」となりますが、それでも、ここは開幕戦ということで無料で資料を配布して、大阪を含む4チームの選手の「認知」を図ってほしかったと思います。
次戦以降、1万人も集客することはなかなか困難だと思うからです。

もちろん、その資料は、選手名鑑の販売の妨げにならないように作成し、そこに名鑑の内容を記載して「買ってみようかな」と思わせるように工夫する必要があるでしょう。
リーグ側の狙いとしては、「選手を知る資料がないからこそ、ぜひ名鑑の購入を」だったかもしれませんが。

当然のことですが、選手を知らなくても、試合がおもしろければ、「また観に行こう!」となります。ファンになるということはそういうことかもしれません。
だけれども、情報を提供して「おっ、オレと同郷や!」「ワタシの大学といっしょ」など、親近感をもってもらって野球を観てもらうことも、試合の魅力以外に、リピーターになってもらう有効な手段だったのではないでしょうか。

【「認知」が十分だった吉田えり】
その点で、開幕前からメディアを通じて情報が提供され、十分に「認知」されていたのが吉田えり投手です。
1万1592人もの観客のなかには、彼女見たさの人が多かったのではないでしょうか。
彼女が登板に向けてベンチ前でキャッチボールを始めると、グラウンドでプレー中にも関わらず、彼女がいる方へ移動してカメラを向けていたのは、まさしくそうでしょう。
そして、彼女が登板後ベンチに下がると、2割近くの観客が出口に向かっていました。
マスメディアの「認知」効果に感心するとともに、その負の部分を、観客の退席に感じました。


sportsemotion-78849.jpg


(分かりにくいですが、出口への階段に列ができています)

ただ、それでも多くの人が最後まで球場に残り、選手に拍手を送っていたのは、これからのリーグ発展につながるファンの暖かさだったと思います。

さて、肝心の彼女の投球は、9回ウラ、5-0のリードの場面で登板し、ストレートの四球→盗塁と揺さぶられましたが、次の打者を三振に切ってとり降板しました。
詳しくはコチラ↓
吉田えり、ナックル炸裂!初登板で見事三振奪う

【つぎは球場のムードづくり】
この試合をきっかけに、来場した人やマスメディアを通じて知った人が、「認知」→「観戦」と移行してくれば、つぎは迎え入れる球場の雰囲気づくりが大事になると思います。

きょうは自発的なものだけでしたが、時間の経過とともに、私設応援団が結成され、各チームの応援スタイルが確立されるでしょう。
そうすれば、球場のムードもでき上がってくるはずです。
そして、選手もいいパフォーマンスで応える好循環が生まれるのではないでしょうか。

そして、試合前にはキッズダンスも披露されましたが、運営側は、今後もどんどんイベントを仕掛けて、ファンを飽きさせないエンターテイメント性の高いものを提供してくれることを期待します。


関西独立リーグの歴史は始まったばかりです。
開幕戦よりも2試合目、2試合目よりも3試合目と、経過とともに運営もスムーズになり、イベントも楽しいものになるでしょう。
そうした環境のなかで、選手にはすばらしいプレーをファンに見せてほしいですし、一人でも多くの選手がNPBやMLBにジャンプアップできるようになってほしいと強く思います。


posted by sportsemotion |14:49 | 関西独立リーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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