2007年06月18日
スパーズの4連勝で幕を閉じた今年のNBAファイナル。
先日は不甲斐なかったキャブスへの不満を書きました。
今回はファイナルを見て感じた、レブロンの今後の課題について書きたいと思います。
私は80年代の後半、バッドボーイズと呼ばれたピストンズが2連覇を成し遂げた辺りからNBAを本格的に見るようになりました。
中学生の時、部活でバスケを始めた頃だったので、すぐにのめりこみNHK衛星放送のNBA中継をほとんど毎試合見ていました。
マジック・ジョンソン、ラリー・バードがキャリア末期を迎えた頃で、ジョーダンがピストンズという厚い壁に最も苦しんでいた時です。
レブロンは同じ23という背番号で、ジョーダンと比べられる事が多い選手です。
しかし若かりし頃のジョーダンはレブロンのようなオールラウンドプレイヤーではなく、ひたすらに得点をあげるスコアリングマシーンでした。
一方、今のレブロンは私の意見ではジョーダンというよりピッペンに近いプレースタイルだと思っています。
しかしながら今年のファイナルでレブロンに求められていた働きはジョーダンのような得点力で、それはキャブスというチームでは致し方ない事だったと思います。
私もレブロンにはそのような働きを求めていたので、ファイナルでのレブロンのパフォーマンスはとても残念でした。
ジョーダンはアウトサイドシュートとチームプレーを身につけ、ピッペン、H.グラント等、若手を育てることでNBAチャンピオンになりました。
それではレブロンはNBAチャンピオンになる為に、何を身につけなければならないだろうか。
技術面ではアウトサイドシュートに尽きると思います。
アウトサイドシュートといっても種類はたくさんあり、3Pのロングシュートはもちろんですが、それよりもジャンプシュートが最も必要なスキルだと思います。
ファイナルでのジャンプシュートの確率の低さは惨憺たるもので、よってドライブインが増えてスパーズのディフェンス網に引っかかったのだと思います。
ジャンプシュートは大きく分けて2種類あり、ボールを持って自らドリブルしてストップジャンプシュート。
もう一つは味方のスクリーンなどを利用してパスをもらい、そのままジャンプシュート。
SG、SFには絶対に必要なスキルで、レブロンのそれはスーパースターと呼ばれる彼には少々お粗末のように感じます。
ストップジャンプシュートはジョーダン、コービーがたいへん上手く、パスからのジャンプシュートはレジー・ミラーが芸術的でさえありました。
これらが出来ればディフェンスをするのが今以上に困難になり、得意のドライブインやアシストパスが今以上に活きてくるはずです。
あと相手チームが分かっていても止められない絶対的な得意パターンを作ることが必要です。
ジョーダンのポストプレーからのターンシュートやオラジュワンのドリームシェイク(ローポストからのスピンムーブやフェイダウェイシュート)、今年のファイナルで言うとパーカーのドライブイン。
得意技を持つ事で、気持ちの面でもより余裕が生まれると思います。
次に精神面でファイナルを見て非常に気になった事がありました。
レブロンは22歳という若さにしてチームリーダーとなり、非常によく頑張っていたとは思います。
しかしファイナルを通して物足りなかったのも事実で、特に第3戦での出来事が私は非常に気になりました。
それはゲーム終盤の大詰め、残り1分をきって2点差を追うキャブスの攻撃時です。
もちろんレブロンが1on1を仕掛けたのですが、ボーエンを振りきれず一旦近くにいたバレジャオにボールを預けました。
レブロンはリターンパスをもらいシュートに持ちこむつもりでしたが、バレジャオは何を思ったのか自分でシュートをしてしまい失敗しました。
もちろんレブロンは悪くなく、バレジャオのミスです。
そしてレブロンはその後のタイムアウトで特に怒ったような態度はしてなかったように見えました。
私はこのレブロンの態度が非常に気に入りませんでした。
何故バレジャオに対して怒鳴らないのか?
『俺が打つからボールをよこせ!!』と。
ジョーダンであれば間違いなく血相を変えて怒鳴り散らしていたはずです。
ラストショットを決める選手は自信過剰ともいえるエゴが必要です。
そして絶対に決めるという決意と自信をもっていないと大舞台でビッグショットを決めることは出来ません。
バード、ジョーダン、ミラーのようなクラッチシューターになる為には絶対に必要な要素だと思うのです。
レブロンはバード、マジック、ジョーダンのような歴史に残るスーパースターになれる可能性を持った逸材だと思います。
しかしその域に到達するには技術面、精神面でまだまだです。
特に精神面で上記3人は突出しており、熱いハートと闘志でチームを引っ張っていました。
レブロンはまだまだ『熱さ』が足りない。
私にはそう感じたシリーズでした。
posted by MH |00:57 |
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2007年06月16日
あっけなくスパーズの4連勝で今年のファイナルは終了しました。
私は大見栄を張ってキャブスの4勝2敗と予想しましたが、やはり大方の予想通りスパーズの圧勝でした。
m(_ _)mスンマセン
実際のところはキャブスが1勝すれば御の字のシリーズだったように思います。
しかし私は今年のファイナルで勝敗とは別に不満だった点がいくつかあります。
もちろん敗れたキャブスやレブロン・ジェームスに対してです。
今回はそれについて書いていきたいと思います。
今年のファイナルは誰が見ても、戦前からスパーズ有利のシリーズでした。
もちろんそれは両チームの選手やコーチ陣も分かっていた事と思います。
スパーズは自分達の方が圧倒的に有利でも、一切気を緩めることなく準備も万端に整っていたと思います。
それはシリーズ中のレブロン対策や選手の気迫を見ても明らかでしたし、なによりヘッドコーチのポポビッチが激しく選手を叱咤激励していたのは印象的でした。
それに対してキャブスの方はどうだったのか?
もちろん準備はしっかりとしてきたと思いますしモチベーションも最大限に高かったと思います。
しかし彼らの方が弱者で、弱者が強者に勝つ為にはそれなりの戦い方があると思います。
キャブスには弱者の戦い方が準備されていたとはとても思えません。
それでは弱者の戦い方とはどういうものなのか?
私が思うにそれはまず気持ちの面で絶対に負けない事が最低限必要で、作戦面では相手の弱い所を徹底的に攻め、相手の強い所を徹底的に封じこめる事が必要だと思います。
当たり前だと思うかもしれませんが、キャブスにはそれらが全くできていませんでした。
ヘッドコーチを含め、誰一人として激しく叱咤する選手はおらず、プレー面でもボールへの執着心やスパーズに対して襲い掛かるような勢いをもったプレーは一度も見る事ができませんでした。
特にディフェンスではビッグ3の内、誰かを徹底的に抑えるという姿勢が見られず、誰に対してもレギュラーシーズンと変わらないディフェンスだったように思います。
時には激しいファールも仕方ないような体を張ったディフェンスは全く見る事ができませんでした。
キャブスのような格下チームが、がっぷり四つに組むような普通の戦い方をしてはこのような結果になるのは明らかです。
逆にスパーズはオフェンスでは弱いところ(今回はポイントガード)を徹底的に攻め、ディフェンスではレブロンのところを徹底的に抑えました。
これが出来るのがスパーズが常勝チームたる所以なのでしょうが、4連敗という結果以上にキャブスの不甲斐なさが非常に残念でした。
次はレブロンについて書きたいと思うのですが、長くなりそうなので次回にゆっくり書きたいと思います。
posted by MH |00:30 |
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2007年06月10日
待ちに待ったNBAファイナルがスタートしました。
第1戦はご存知の通り、85-76でスパーズの勝利!!
後半には20点近く離される場面もあり、終始スパーズ優勢での圧勝でした。
第1戦を見た感想としては、大方の予想通りレブロンに対して
スパーズが徹底的にマークをして封じ込めた試合でした。
キャブスもディフェンス面ではそれほど悪かったとは思いませんが、
ダンカンよりもパーカーに対してのディフェンスが良くなかったと思います。
結果的に実力通りの試合となりましたが、ファイナルが盛り上がる為にはキャブスの頑張りが必要です。
そこでキャブスが勝つ為に私なりに作戦を挙げてみたいと思います。
ディフェンスから言いますと、スパーズの得点源はビッグ3(ダンカン、パーカー、ジノビリ)と3ポイントシュートです。
3人以外の選手は1on1をする事が滅多になく、ダンカンのインサイドやパーカーのドライブインを起点として、相手チームがダブルチームやカバーリングをした際にノーマークになった選手が3ポイントを決める事が多いです。
キャブスのディフェンスはダンカンにはダブルチームにいかないで、
パーカーを徹底的にマークする方が得策だと思うのです。
キャブスのフロントコート陣ではダンカンに得点されるのは仕方ありません。
そこでダンカンにダブルチームにいくと他の選手にも得点されスパーズのオフェンスが完全に機能してしまいます。
ダンカンには1on1でファール覚悟のディフェンスで、
フロント陣がローテーションして対応するのが良いと思います。
ダンカンに30点以上取られても構わないと思います。
それよりもパーカーのドライブインを封じる方が遥かに確率が高いはずです。
パーカーにはボールを持たさないように徹底的にディフェンスするべきです。
ダンカンにダブルチームをせず、パーカーのドライブインを封じればスパーズは3ポイントをあまり打てないはずです。
あとはジノビリの個人技ですが、ここはレブロンがついてなんとか抑えてもらいたいと思います。
次にオフェンスですが、ここはやはりレブロンの頑張り次第でしょう。
第1戦はレブロン以外の選手はそれなりに頑張ったと思います。
もちろんスパーズのディフェンスが非常に良く、レブロン対策がうまく機能していたと思います。
しかしそんな事は初めから分かっていた事です。
今から新しいオフェンスをするのは無理なので、とにかくレブロンが爆発するまでボールをまわし、シュートを打ち続ける事です。
第1戦のレブロンのシュート数16本は少ないです。
これだと50%の確率でも20得点ぐらいしか期待できません。
レブロンには最低25~30本ぐらいシュートしてもらいたいです。
そしてリングに積極的に向かっていく事が重要でしょう。
ダンカンの上からダンクを叩き込むぐらいの気迫を見せて欲しいです。
エースにはエゴも必要です。
例えシュートが入らなくても、打ち続けていくのがエースだと思います。
全盛期のジョーダンは第3Qまで全くシュートが入らなくても、気にせずに打ち続け、そして第4Qで爆発して結局30点以上獲りチームを勝利に導いていました。
レブロンが爆発すれば、キャブスのオフェンスは機能します。
逆にレブロンが抑えられるとどうしようもありません。
今年のファイナルはハッキリ言って実力差はかなりあります。
しかしレブロンがジョーダンの域に近づく為に、このファイナルを経験して一皮剥けてくれる事を願っています。
posted by MH |01:46 |
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2007年06月05日
両カンファレンスの優勝が決まり、いよいよNBAファイナルです。
今年は、クリーブランド・キャバリアーズ対サンアントニオ・スパーズ
の意外!?な対戦となりました。
第2シード対第3シードなので、両カンファレンスとも第1シードが敗れる結果となりました。
特にイースタンはピストンズで間違いないと思っていたので、敗戦には非常にビックリしました。
ウエスタンは激戦で、トップ3はどのチームが勝ちあがっても不思議ではありませんでした。
マブスが1回戦で敗れたのは残念でしたが、スパーズ対サンズの事実上の決勝戦はお互いの持ち味を発揮した実力伯仲の好シリーズでした。
ちなみに私のプレーオフ前の予想はピストンズ対サンズで、両カンファレンスとも見事に外れてしまいました。(T_T)
スパーズのプレーオフでの強さは誰もが認めるところですが、今年のキャブスの躍進は正直予想できませんでした。
レブロンは順調にキャリアを重ね、キャブスもドアマットチームからプレーオフに進出できるチームへと変貌しました。
しかし百戦錬磨のピストンズ相手に勝利をおさめるのはまだ早いように感じていました。
ファイナルに進出するチーム、そしてファイナルを征するチームには最低2人以上のスター選手が必要とされています。
ジョーダン、ピッペンのブルズやシャック、コービーのレイカーズ
そして昨年のウェイド、シャックのヒート等など...
今年のファイナルを見てみると、
スパーズはダンカン、パーカー、ジノビリのビッグ3を擁しており、黄金期のブルズのジョーダン、ピッペン、ロドマンのようにファイナルを征するには理想的なチームであると思います。
対してキャブスはレブロン、レブロン、レブロンと1人3役の活躍が必要で、過去の歴史が示しているように1人では厳しいように思います。
しかしなぜピストンズに勝ち、ファイナルに進出できたのか?
もちろんレブロンの獅子奮迅の活躍もありますが、本来レブロンの相方にならないといけない存在であるラリー・ヒューズの控え、ルーキーのダニエル・ギブソンが予想外の大活躍で、ラッキーボーイになったことが一番の要因かと思います。
キャブスはファイナルでもレブロン以外のラッキーボーイ的な存在が必要であると思います。
レブロンにマークが集中したとき、ワイドオープンのプレイヤーのアウトサイドシュートがカギになってくると思います。
そういった点で上記のギブソン、ヒューズ、そしていぶし銀のドニエル・マーシャルに期待です。
ずばり私のファイナルの予想は4勝2敗でキャブス優勝です。(またハズレかな!?)
理由はハッキリ言って特にありません。
スパーズ優勢は否めませんが、個人的な好みでキャブスに勝って欲しいだけです。
レブロンはコービーのようにセルフィッシュな選手ではなく、爆発的な得点力を持ちながらも、周りを生かしチームを強くすることのできる選手です。
優勝するにはまだ早いと思われる方も多いと思いますし、私も内心はそう思っています。
まだ22歳と若いレブロンですが、真のスーパースターになる為に期待をこめての予想です。
posted by MH |01:00 |
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2007年05月21日
NBAのカンファレンスファイナルが始まりました。
ウェスタンが先に始まり、第1戦はスパーズが危なげなく先勝しました。
ウェスタンは第1シードのマブスと第2シードのサンズが共に敗れ、
スパーズ(第3シード)対ジャズ(第4シード)という実に地味な組み合わせとなりました。(両チームのファンの方ゴメンナサイ!)
というのも1988-89シーズンのバッドボーイズ時代のピストンズ優勝からNBAの定説となっている
『ディフェンスの強いチームが優勝する』
というのを今シーズンはマブス、サンズ両チームのどちらかが覆してくれると思っていたからです。
サンズはスパーズに敗れましたが、実力伯仲のシリーズでした。
結果的にGAME5のアマレの出場停止が勝敗を分けてしまいました。
マブスの方はNBAの歴史に残る汚点を残してしまいました。
皮肉にもマブスの得意とするアップテンポのゲームをより好む、
ラン アンド ガンスタイルのウォリアーズに敗れてしまいました。
マブスの敗因はウォリアーズの捨て身の戦法に対して、
受けにまわってしまった事だと思います。
そしてその原因となったのは戦う姿勢だと思うのです。
プレーオフに入るとレギュラーシーズンとは違って、生きるか死ぬかの決闘になります。
そこでファイトできないチームは実力があっても勝ち抜けません。
マブスは昨年のファイナルと同様にこのあたりが決定的に足りないのだと思います。
一方のイースタンは順当に第1シードのピストンズと第2シードのキャブスの組み合わせとなりました。
勝ち上がりを見ても両者とも危なげなかったように思います。
またイースタンに関しては、ピストンズが頭一つ抜き出ている印象です。
そして今年のファイナルの組み合わせを予想すると、
順当にピストンズ対スパーズとなるのではないでしょうか?
理由としては、
ジャズはスパーズとのマッチアップで勝っている部分がない。
よく似たハーフコートオフェンスを得意とする両チームで、
1対1で圧倒できるマッチアップのないジャズは厳しいと思います。
キャブスは良くも悪くもレブロン次第のチームです。
周りのチームメートも良くはなってきていますが、
ピストンズと比べるとやはり力不足は否めません。
頼みのレブロンもプリンス、ビラップス、ハミルトンなど総合的にディフェンスの良いピストンズには厳しいかと思います。
私個人としてはサンズに頑張って欲しかったのですが...
posted by MH |23:41 |
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