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錦織対チリッチの前に…

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今大会、スイスは5位の錦織が第3シードということでそれなりに面子が揃った大会だった。 しかし錦織以上に好不調の波があるワウリンカとラオニッチは敗退し、結果、相性が良いんだか悪いんだかよく分からない相手のマリン・チリッチ。

対戦成績自体は7勝4敗で錦織が勝ち越しているが、あの肝心の全米オープン決勝で負けている。 前回も錦織の途中棄権で負けてるが、あの時は試合に出れるかどうかというレベルなので2人の最近の相性について参考になる試合ではない。

錦織は今日の37位のミュラー相手に苦戦した。 これこそが悪い意味での錦織の相手からの見られ方であり特徴なのかもしれない。

相手の調子を引き出してしまう。今年なんかはモンフィスとの試合ではマッチポイント何度握られたことか分からないくらいにピンチに陥ったり。 やる前から、トップランカーでも相手が錦織ならサーブが良ければもしかなるかもしれない。そう思われているトップランカーだと思う。

対戦を考える時、ジョコビッチ相手なら、マレー、フェデラー相手なら、もし勝てるとしたら相手の調子が悪ければという風に相手のコンディションを考える選手がほとんどだろうが、錦織相手だと自分のコンディションが良ければ勝てる可能性がある、と下位ランカーは考えるだろう。

錦織は100位以内のビックサーバー系の選手とは接戦し圧倒はできない。でも勝つ。というドキドキさせながらも勝つ。という観ていて楽しい所はあるが、いつも安心は出来ない。 下位ランカーからセットを取ってもツーブレイクアップでの奪取も少ないし、ツーブレイクアップでの奪取の際には何気に自分もサーブを一回落としてたり。

というように相手に可能性を感じさせてしまい圧倒はなかなかしない。

この最大の理由はベースライナーでありサーブが強くない、受け身のナダルやフェレールといったタイプと被る。 残念ながら調子のいい時のマレーやジョコビッチの下位ランカーの倒し方とはだいぶ違う。彼らは諦めさせる勝ち方をする。 錦織は可能性を感じさせながらも相手を負かす。

この差は大きい。 これからあと5年がピークだと思うが、今回のチリッチに殆ど調子を出させずに勝ちきることが出来たとしたらそれが次のステップのような気がする。

今日の37位のミュラーは10位以内の選手に見えた。モンフィスも錦織と同じくらいのランカーにみえてしまう。錦織とやると。

だいぶ下位の選手に対しては圧倒できるようになってきたが、50位以内の選手との試合でも、相手に、今日の錦織じゃあノーチャンスだなと諦めてもらえる試合をしていかないとまた接戦が多くなり、結果、怪我というハードラックに捕まりかねない。

なんとか今回のチリッチ戦。相手にもう二度と当たりたくない!という勝ち方をしてほしい。



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錦織対チリッチの前に…

結果が出てから、敢えてコメントですが、ビッグサーバーは誰が相手でも、本当にサービスが絶好調なら、勝てると思います。現実に万能プレーヤーとはほど遠い、ほぼサーブだけと言っていいカルロビッチでもジョコビッチに勝っちゃいますから。今回のチリッチがそのレベルの出来だったとも思いませんけど、ビッグサーバー相手にも常に圧倒するのは無理だと思います。
あと、マレー、ジョコも格下相手にスコアで圧倒することはそれほと多くないですよ。特にジョコは1ブレークでセットを取るのが非常にうまいと思います。全力で2−3ブレークでセットをとっても、1セットは1セットです。プレーするゲーム数こそ少なくなりますが、体力は逆に消耗しちゃうんじゃないですかね。錦織が最近ネットプレーが多いのも、6割とれればOKと考えて、ポイントロスも計算に入れてのことだと思います。長いラリーを減らして、体力を温存する作戦かと。ストローカーに徹する方が相手を圧倒できる可能性が高いと思いますけど、体力は消耗するでしょうから。

錦織対チリッチの前に…

はじめまして。いつも楽しく拝見しております。
仰ること、私も常々同じように感じていたので思わずコメントさせて頂きました。
よく錦織って相手の良さを引き出してしまうとか相手のレベルに合わせてしまうとか、いろいろ言われますが、根底には、対戦相手に「トップランカー喰いするなら錦織」っていう意識がどこかにあって、ある意味自信(?)を持って全力で向かってこられるから接戦になってしまうような気がして…。キリオス発言じゃないですけど、テニスって欧米至上主義的なところがあるし、体格で劣る錦織は尚更そう思われるのかな、なんて思ったりします。
けれど世界一桁ランクは伊達じゃなくて、最終的には地力の差で勝ちますけどね。特に序盤、錦織に対してセットアップしたり押してる相手でも、競った展開に敗れると「こんなはずでは…」とばかりに意気消沈して、終盤は錦織の一方的な展開になることが多い気がします。相手を受け入れていなして切り返すのが錦織のプレイスタイルなのかもしれませんが、やはり下位ランカーには6-2、6-3みたいな安心して見ていられる試合展開も見たいものです(笑)ジョコマレーはそれができますよね。
まあ、それでもGS以外あっさり負けちゃうことが多いバブが3位なんですから錦織は今のトップランカーの中でもかなり安定してる方なんでしょうけどね。今期の成長を見ているとついつい期待が高くなり、注文が多くなってしまいます…f^_^;

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