2007年03月21日
試合の醍醐味
更新が滞りました(泣)。 なんだかんだとしていたら1日があっと言う間に過ぎてしまいまして。 では、四の五の言わずに2日分のハイライトを。 19日はソロテクニカルルーティン予選とチームテクニカル予選、 そしてソロテクニカル決勝と今大会の中で1番忙しい1日。 そんな中でソロで世界戦初デビューを果たした原田早穂ちゃんが 本当に素晴らしい演技をみせてくれました。 予選のときは中盤の「ナイト」という規定要素のときに あ、いつもよりしんどい・・・と感じてしまって 「自分に負けてしまいました。」とコメントを(笑)。 これ、ほんとに「わかるわかる」って感じなんです。 身体が急に鉛のように重たくなってにっちもさっちもいかなくなる。 その感覚がなつかしいです。 話を戻して、早穂ちゃんはそれでも硬く力強い演技で予選を3位で通過。 夜の決勝に繋げます。 お昼はチームテクニカル予選。 日本は規定要素とそれ意外の素早い足技もぴしーっと合わせ、 ロシアに次いで2位通過。 勢いは依然日本にあります。 そしていよいよソロテクニカル決勝。 さすが予選をくぐり抜けた各国のソリスト達。 予選の失敗をことごとく修正して帳尻を合わせます。 ロシアのイシェンコは相変わらずの高さと柔軟性&技術力を見せつけ 圧倒的な優勝を果たしました。 スペインのメングァルも予選では倒立姿勢がぶっ倒れて回転軸がよれていた 最後の規定要素の「スラストコンティニアススピン」を見事成功させ 滑らかな演技で2位に。 そして日本の早穂ちゃん。 「気合ってこうやって表すんだ。」と彼女の演技を観て納得しました。 規定要素は、実は各国の選手に比べて柔軟性がないので とても不利なんですけど、 スピンを丁寧に確実に回り、 全ての「キメ」をきちっと決め、 上昇スピンが「最後回れるのか!?」というギリギリ限界が見えたところで 歯をくいしばって踏ん張り、 リスクの高い最後のスラストスピンで思いっきりの勝負をかけ、 見事素晴らしい高さからの真っ直ぐなスピンを成功させました。 粗はあったかもしれない。 でも気合とか気迫って伝わるもんだと本当に思いました。 演技直後の彼女のコメントに私は泣きました。 素直なんです。とっても。 本心の気持ちが出ていてぐっときました。 不安な気持ちを奮い立たせ、コーチを信じ、 今の自分の全てを出すことに集中し、 努力に努力を重ねたと思います。 私は「報われない努力はある」なんてネガティブに感じていました。が、 今回彼女の姿に、 「努力は報われる」ことを再び間近で見せてもらえた気がしました。 勇気が湧きますよね。 原田早穂選手。 本当におめでとうございます。そしてありがとうございます。 そして昨日20日。 チームフリー予選とデュエットテクニカル決勝。 今日はスペインチームが盛り返してきました。 それも凄い勢いで。 とんでもないですね、スペインチーム。 それまでとは打って変わって プールから飛び出てきそうな大きさとパワフルさ。 新プログラムをお披露目したのですが、 そのテーマは「アフリカ」。 発想力の豊かさと演技力が群を抜いて光りました。 悔しいかな。昨日は。 ロシアに得点が迫る勢いです。 日本もよく身体が締まっていてよかったと思ったんですけど、 しいて言えば後半パワーがほしい・・・。 スペインに風向きが変わりつつある中、デュエットテクニカル決勝。 やはり精神的なことでこんなに大きく変わるもんなんですね。 ラテン系のスペイン人は闘志に火がついたら止められない!? スペインは予選でかなり同調性に乱れがありましたが、 それを完全修正。 こんなに出来に起伏があっていいのか?って感じです。 日本の演技前に高得点をマーク。 緊張の中、日本の演技がスタート。 最初の足技は素晴らしい高さと勢いでした。 予選ばらつきがあった部分もポイントをきちっと押さえ演技はいい流れに。 しかし、「ベントニーコンバインドスピン」という 規定動作辺りから少し回転の面が合わなかったり、 それと共に高さとパワーがトーンダウンしてきた印象が。 「うー持ちこたえてくれーっ」と念を送りました。 鈴木・原田組。頑張ってくれたと思います。 技術力は安定感を持ち、それを審判にしっかりアピールできたと思うのです。 そして得点。 電光掲示板のランクの表示はその時点で「2」を表していました。 スペインに逆点を許しました。 正直、悔しいです(泣)。 私なんかよりもちろんコーチと選手の方が悔しいと思うので、 こんな感情を書いてしまって失礼かもしれません。 しかし、これはまだ巻き返しが出来ると明日からの展開を信じてるから。 この思いに免じてお許し下さいませ。 7日間という試合。何があるかわかりません。 まだまだ頑張れー日本!!
posted by 武田美保 |07:24 |
シンクロナイズドスイミング |
コメント(1) |
この記事に対するコメント一覧
Re:試合の醍醐味
武田さんのレポートからも充分に気迫や気合いが伝わってきますよぉ。
ソロへの出場が決まって、鈴木選手からの入れ替えですので、周囲からいろいろと雑音が入って来たかと想像できますが、原田選手、ちゃんと結果で実力を示してくれました(TV映りだけでなく(笑))。
私も素直に「おめでとう、銅メダル!」。
posted by 沢村大和 | 2007-03-21 14:32


