2007年05月16日
縮んだ距離、届かない距離~ラグビー最強軍団日本来襲!~
“KING”の妙技に 秩父宮の観衆は 酔いしれました! 5月12日、秩父宮ラグビー場。 JAPANXVこと日本代表候補は、 ニュージーランド代表経験者で構成される クラシック・オールブラックス(CAB)に 6-36、ノートライの完敗を喫しました。 'この試合、最も鮮烈な印象を残したのは、 ラグビー王国ニュージーランドで “KING”とまで称される男、 CABの15番、カルロス・スペンサー!' そのプレーはまさに“変幻自在”! ノールックパスで日本を 軽々と欺いて見せたかと思えば、 日本が落としたボールを素早く拾い、 カウンターアタックを開始! トリッキーなステップで タックラーを振り切ると、 そこからが凄かった! トップスピードで走りながら、 日本選手の人数と位置、 フォローする味方選手の位置を、 瞬時にして把握! まさにここしかない! というタイミングとコントロールで、 右足アウトサイドからキックパスを 鮮やかに通して見せたんです! トライしたアラティニ選手は ボールを拾って地面に付けるだけ。 キックパスのあまりの見事さに 当のアラティニ選手が、 感嘆の表情を浮かべたほどでした。 文字ではおよそ伝えきれない芸術的プレー! 嗚呼、小生の文章能力の無さが恨めしい…。 閑話休題。 長い長い前フリはここまで! 5月9日、神戸で行われた同カードでは、 26-35と大善戦した日本。 着実に縮まっているかに思われた 世界の強豪との距離は、 12日の完敗でまだまだ届かないと 思い知らされた形となりました。 そこで今一度整理しておきたいこと。 日本と世界との現時点での距離について、 思いを巡らしました。
まずは世界との“縮んだ距離”について ジョン・カーワンヘッドコーチ(HC)率いる 日本代表が今、取り組んでいるのは、 “ジャパニーズスタイルの構築” キーワードは攻守において、 『世界一早く、速く、低く』を 追求することです。 第1戦で26-35と善戦できたのは、 主に守備面で上記のスタイルが機能したから。 素早い飛び出しから、 スピード溢れるタックルで 低く突き刺さる! そうして奪ったボールが トライにも繋がりました またボール争奪局面でも CABの激しさと互角に渡り合った カーワン・ジャパン。 年々レベルアップする トップリーグで揉まれた選手たちは、 着実に世界との距離を縮めていたのです。 一方、世界との“届かない距離”について 端的に言ってしまえば、 冒頭に挙げた“個人技の差” ということになるでしょう。 が、それを言ってしまっては身も蓋もナシ。 むしろ今回感じたのは、 もっと細かいディテールの部分です。 個々の判断でスペースを作り、生かす動き。 タックルを受けた際のボディコントロール。 そこから自在に繰り出すオフロードパス。 その突然のパスを決して落とさないハンドリング。 と、ここまでは攻撃面ですね。 味方がタックルした後に続く2人目、3人目が 相手ボールに絡んでいく技術。 空いたスペースを埋める危機察知能力。 などなどが、守備面です。 良~く目を凝らさないと分からないような 細かいディテールの部分。 その積み重ねが結局、大きな差となっていると 今回の試合では痛感したのです。 もしかすると“経験”の一言で 片付けられてしまうかもしれない こうした部分の差を埋めるのは 容易ではありません。 逆に言えば、それだけ困難な作業に カーワンジャパンが挑んでいることを CABが教えてくれたとも言えるでしょう。 恐らくカーワンの狙いもそこにあったはず。 戦うたびに収穫と課題がハッキリ出るのは、 ジャパンの目指すラグビーが明確だからです。 だからこそ我々ラグビーファンは、 ジャパンの伸びしろを信じることができる。 カーワンジャパンの冒険は まだまだ続きます。 応援していきましょう!
posted by bu-ha |16:51 |
ラグビー |
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